英雄王に姉がいたなら   作:mocomoco2000

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スーパーインド大戦がないだと?
やったら人理が崩壊する
六章のキャラ?
ええじゃないかー


魔王と戦争━最優と復讐と第一の間━

「そうですか……分かりました。セイバーアルトリア、助太刀致しましょう」

 

騎士って感じの人というのはアルトリアさんでした

とっても心強いです

 

今始まりの街から少し離れた場所にいます

エンムルクちゃんはアルトリアさんを見て可哀想なものを見るような顔をしてました

彼女の胸に何か思うことがあるのでしょうか?

先輩はいつも通りです

 

 

『アルトリアか゛なかまになった!』

 

 

「でまあ、仲間になったのは良いんだが……」

 

「もうすぐ日が暮れますね。今日はここで夜営した方がよろしいかと」

 

「だよな」

 

次の街まで結構離れているらしいです

ここで野宿するのが良いと判断しました

 

「んで、デミィとヒジリは夜営を自分で一からやったことは?」

 

私の名前はマシュ・キリエライトです

デミィではありません

でも、そう言っても聞いてくれないのでしょう

 

「一応あります」

 

「一からではないけど少しなら」

 

「んで、王様は?」

 

「遠征を何度もしてきました。ありますよ」

 

「よし、ここまでは良い。料理の腕前は?」

 

ここでしんと皆さん黙りました

私はブーディカさんやエミヤさんに教わってますので問題ありません

 

「人並みにはあります」

 

こう答えるのが無難でしょう

 

「俺は簡単なものなら」

 

「良かったー、ダークマターとか作る奴がいたらどうしようかと思ったわー」

 

「そういうエンムルクちゃんは?」

 

先輩がふと思ったように聞きました

エンムルクちゃんはニヤニヤと笑い

 

「料理は女性の必須スキルでしょ」

 

と言いました……アルトリアさんを見て

 

「何か?」

 

アルトリアさんに料理スキルを求めても……

 

 

 

 

 

晩御飯はとても豪華でした

確かにエンムルクちゃんの料理は美味しかったです

というか、野宿で和食を堪能するとは思いませんでした

エンムルクちゃん曰く、近くの川魚を見て和食を食べたくなったそうです

米とか味噌汁とかどうやったのかと聞いたら、魔術でちょちょいとのことです

魔術ってすごく便利なのですね

 

「さて、ヒジリが寝てしまったし……こっからガールズトークを咲かせますかね?といっても、固い話になりそうだけど」

 

「そうでしょうね。私はコミュニケーション能力に乏しいので」

 

はっきり言って私も会話が長く続くタイプではありません

先輩のコミュニケーション能力の高さに引っ張られている感じはあります

 

「んじゃ、私たちが各々体験した聖杯戦争の話を肴にしようかな?」

 

意外な事にエンムルクちゃんは聖杯戦争を体験していたみたいです

所謂亜種戦争というものです

 

「亜種戦争でもかなりの強敵だったけどな」

 

話によると中東の金持ちとレジスタンスの7対7の大戦だったそうです

聖杯も冬木の大聖杯と同等クラス

 

「セイバーとライダーにはかなり苦戦したよ……無駄に強かった」

 

曰く建造物を落下させてきたり、固有結界といった宝具を使ってきたらしく、倒すのにかなり手が掛かったそうです

つまり、少なくとも2基のサーヴァントに勝ったとのこと

1人でそんなサーヴァントを対処したとなれば、幼少期でも規格外のサーヴァントであることが頷ける

 

アルトリアさんも冬木の聖杯戦争に参加していたそうです

私の知る冬木の聖杯戦争とは違いましたが

 

「私はあの戦いでたくさんのことを学びました。私の進んだ道は間違いではなかったこととかをマスターに教えてもらいました」

 

「へー、かの王でも悩むんだな。完璧な王様と思ってたよ」

 

「残念ながら、私はそんなに強い者ではありません。人並みに悩み苦しみます」

 

「……そうか、次はデミィの聖杯戦争の話だな」

 

夜も段々更けてきました

でも私たちは語り続けました

 

 

 

 

 

朝が来て次の街に着いて情報収集したところ、紳士のような服を着た青年を目撃した情報がいくつか手に入りました

 

「で、集めた情報を元に検証した結果……彼はこの小屋にいるようだ」

 

「まあ、紳士がこの小屋を出入りしてると言ってたからな。ここで合ってるだろ」

 

先輩とエンムルクちゃんはスタスタと小屋に向かっていきます

その後を私とアルトリアさんがついていきます

あの、少しは注意して行ってもいいのではないでしょうか?

 

「大丈夫大丈夫、イベの時は基本マスター無敵だから」

 

いや、何ですか?その理論

 

「マシュもイベントなんだし、のんびりしたら?」

 

いやいや、何で先輩はそんなに落ち着いているのですか

 

「マシュさんにマスター、エンムルクも気を引き締めてください。開けますよ」

 

アルトリアさんが不可視の剣をかまえたままゆっくりとドアを開ける

少し開いた時にエンムルクちゃんが何か球体みたいなものを小屋のなかに投げ入れる……また投げ入れる

アルトリアさんを制してドアを閉めました

数秒経ったらシューという音が小屋から聞こえ、さらに数秒後パンッと破裂音と男の人の悲鳴が聞こえました

 

「突入!」

 

先輩の掛け声と共にエンムルクちゃんがドアを蹴破りました

小屋のなかは煙で充満していました

何でこんなに部屋が煙でいっぱいなのですか?

 

「サーヴァント確保ぉ!」

 

エンムルクちゃんの甲高い声が部屋を満たしました

え?サーヴァント確保?

 

「よくやった、エンムルク」

 

何ですか?そのノリ

 

煙が引いてきて辺りが見えてきて周りを見渡すと、エンムルクちゃんが紳士服の男を鎖でぐるぐる巻きにしていました

何やってるのですか!?

 

『エンムルクか゛きしゅうにせいこうした!』

 

「おい、起きろ」

 

小屋にあった水をサーヴァントにかける

 

「カハッ………貴様等、俺に何か恨みでもあるのか?」

 

「こういう小屋にいる奴は基本ろくな奴はいない。だから先制、制圧した」

 

私には先輩たちの方が変な人に見えます

 

「で?あんたのクラス、真名は?」

 

「…………俺はアヴェンジャー、真名は岩窟王」

 

「エクストラクラスか。ルーラー以外は初めて見たな。マスターは?」

 

「邪ンヌちゃんなら見たことあるよ」

 

「?……ジャンヌはルーラーじゃないのか?」

 

「え?邪ンヌはアヴェンジャーじゃないの?」

 

「え?」

 

「え?」

 

「「……………まあいいや」」

 

いいのですか!?

 

「それで、こいつどうする?奇襲も防げない復讐者さん」

 

「黙れ、アサシンのサーヴァント。アサシンは奇襲が得意だろう」

 

「曲がりなりにも英霊だろ?少しくらい抵抗して見せろよ」

 

ジト目で見るエンムルクちゃん……意外と可愛い

………いえ、私はロリコンではありません

 

「よし、岩窟王さんや……あたしらの仲間になれ。拒否権なぞない」

 

「ふざけるな!」

 

「敗者が勝者に口答えとはなあ……教育してやろうか?」

 

取り出したのはどこから入手したのでしょう……カラシと洗濯バサミでした

 

「お、おい、何をする!や、やめ…ヤメロー!!!」

 

岩窟王さん……御愁傷様です

 

 

 

 

 

『か゛んくつおうか゛なかまになった!』

 

 

 

 

 

私たちは他に仲間になってくれそうな人を探しましたが、結局みつかりませんでした

 

「でもまあ、この面子なら大抵の敵は倒せそうだし大丈夫じゃね?」

 

前衛にアルトリアさん、後衛に私、遊撃に岩窟王さんとエンムルクちゃん

 

「アサシンとして呼ばれたからちとへなちょこになってるけど、回復魔術程度なら扱えるし」

 

そう、回復担当にエンムルクちゃんが買って出たのです

しかもジャックさんみたいに少し恐怖を感じる回復ではなく、キチンとした魔法陣を形成して回復してくれるので、精神的にも安心です

 

「では、行きますか……魔王城に」

 

アルトリアさんが皆さんに声をかける

皆さんの顔が一層引き締まります

 

「ふん、何故俺まで行かなくてはならないのか分からないが、敗者が今口答えすることはできん。ならついていくしかあるまい」

 

岩窟王さんがため息混じりで呟く

本当に申し訳ないです

 

「よし、行くぞ。魔王城攻略開始だ!」

 

先輩は高々と拳をあげて宣言しました

 

 

 

 

 

魔王城は禍々しい形をしていました

いかにも魔王城って感じです

 

「ここから9つの間がある。どんな仕組みになってるか分からない。気を引き締めてくぞ」

 

エンムルクちゃんにしては真面目な物言いです

 

「何だよ、確かに今のあたしは精神も肉体も子供だ。歳相応の動きをしてもいいじゃないか」

 

歳相応って……

岩窟王さんやアルトリアさんが苦笑いをしています

岩窟王さんは苦笑いというより呆れ笑いに見えます

 

「では行きましょう」

 

「慎重に、静かに行動しよう」

 

アルトリアさんは不可視の剣をかまえ、エンムルクちゃんは短剣を抜き取る

岩窟王さんは帽子を深くかぶり直す

 

「「行くぞ!突撃ぃぃぃぃぃ!!!」」

 

先輩とエンムルクちゃんは魔王城の入口の扉を蹴破った

 

「慎重に、静かにはどこに行ったのですか!!」

 

私のツッコミが虚しく響き渡った

 

 

 

 

 

【第一の間━朱蒼の間━】

 

「赤と青の間か」

 

「該当できるサーヴァントがたくさんいますね」

 

赤色のサーヴァント、青色のサーヴァント……

 

「両方兼ね揃えたサーヴァントは?」

 

「顔が獅子の人がそんな感じだった気がします」

 

「獅子?」

 

エンムルクちゃんが首を傾げている

……可愛い…………いえ、何でもありません

エジソンさんならこれに該当しますが……何か違うとどこかで思えます

 

「ふん、開ければ分かることだ。行くぞ」

 

岩窟王さんが扉を開ける

そこには赤い鎧の者と青……というより紫色っぽい鎧の男がいました

 

「ようこそ。朱蒼の間へ。痛い思いをしたくなければ直ちに引き返した……ほう………が」

 

「どうした?今回の相手は手応えがあ……る」

 

「あなたたち!何をしているのですか?」

 

「我が君!?」

 

「父上!?」

 

「なるほど、赤いし青い………青いのは青ざめたような顔だな」

 

第一の間はアルトリアさんに由縁ある人たちのようでした

……………………

 

「先輩、あの青い人を今すぐ倒したいのですが」

 

「え?どしたの?マシュ」

 

何となく、あの青いサーヴァントを倒したい

見てたら本能的に殴りたくなるといいますか

 

「今回の敵は楽だな。アーサー王の知り合いで、戦いかたを熟知してる。それに加えて奴等はあたしたちの戦いかたを知らない」

 

「そうだな。なら速効で」

 

「「片付けるまで」」

 

岩窟王さんとエンムルクちゃんが特攻する

私も追いかけなきゃ

 

『あかいきしのモート゛レット゛とあおいきしのランスロットか゛あらわれた!』

 

 

「悪いな、あんたらには殺られてもらうよ」

 

「ふん!てめえ、俺を倒せると思ってるのか?」

 

「真名をモードレット。アーサー王の息子でカムランの闘いだったか?そこで槍で殺されたんだっけ?」

 

「チッ、有名人ってのも問題だな」

 

 

『エンムルクの"つじき゛り"はつと゛う!クイックのせいのうか゛あか゛った!かいひか゛ついた!』

 

 

エンムルクちゃんの辻斬りを使ったようです

あのスキル、ジャックさんの持つスキルと似ていますが……違うのはジャックさんの場合一定時間回避能力が上がります

エンムルクちゃんの場合は回数

2回完璧に避けれるそうです

 

 

『エンムルクのこうけ゛き!モート゛レット゛1100のタ゛メーシ゛』

 

8900→7800

 

 

『モート゛レット゛のこうけ゛き!エンムルクにかわされた!』

 

7970→7970

 

 

「これだからアサシンは!」

 

「アサシンを侮ったあんたが悪い」

 

 

『アルトリアはちからをためている』

 

 

「ふん!まだまだだ!」

 

モードレットは剣を振るう

 

 

『モート゛レット゛のこうけ゛き!エンムルクにかわされた!』

 

 

「これでてめえに攻撃が当たるぜ」

 

「何を言っている?あんたの攻撃は終わった」

 

「は?」

 

モードレッドの足元から鎖が出てきて絡み付く

鎖はどんどん巻き付き、次第に身体全体に行き渡りました

 

「なにぃ!何だこりゃ!?」

 

「天の鎖……改め龍の鎖。竜種に絶大な効果を発揮する鎖だ。元々、あそこにいる王様に使おうかと思ってたんだが………あいつの息子なら竜の血を引き継いでると思ってな」

 

「ちっ!」

 

「アサシンと思ったあんたが悪い」

 

 

『エンムルクの"りゅうのくさり"!モート゛レット゛はうこ゛けなくなった!』

 

『アルトリアはちからをためている』

 

 

 

 

 

何故私がこうやって戦況を語れるのか……

後衛に立って先輩の護衛をしているからです

青い騎士に岩窟王さんが挑んでるため、手出しができません

多分、邪魔になると思います

なら、ここで後衛に専念したほうが良いと判断しました

でも………

 

「あの青い騎士……1発殴りたいです」

 

「マシュ!?」

 

何と言いますか……あの騎士は痛い目をみた方が良いと思うのです

横にいるアルトリアさんは目を閉じたまま不可視の剣を高々と構えた

準備完了のようです

後は岩窟王さんが……………

 

 

 

 

 

「中々面倒な剣捌きだな、騎士よ」

 

「あなたの機敏な動きも中々なものですよ……しかし、素晴らしい一撃なのに、そこからは憎悪しか感じられない」

 

「当たり前だ。俺は憎悪、復讐、怨恨の塊だからな!」

 

岩窟王さんの攻撃はどれも強力です

それを捌く青い騎士も中々なものです

攻撃しては避け、カウンターと言わんばかりの一撃を放つ岩窟王さん、攻撃を受け流し、そこからカウンターアタックを放つ青い騎士

両方同じタイプの攻撃方法です

………岩窟王さん!もっと殴ってください!

 

「ふん、貴様の動きは大曲理解した。これで終わりだ」

 

一旦離れる岩窟王さん

大きく溜めの姿勢に入ると、青い騎士がさせまいと深追いする

 

「ははは!俺に目を向けすぎたな。いや、わざと見ていなかったのか?これでチェックメイトだ」

 

「何?」

 

 

『アルトリアのエクスカリバーこうけ゛き!』

 

 

アルトリアさんの宝具が炸裂しました

青い騎士の射線にはモードレッドさんもいるわけで……

 

「ちょっ!ま!?」

 

「あばよ、兄弟」

 

エンムルクちゃんはバックステップで離れ、モードレッドに手を振る

青い騎士とモードレッドは黄金の光に飲み込まれていったのでありました

 

7800→0

8500→0

 

 

 

 

 

「中々強い敵だった」

 

額の汗を拭うふりをするエンムルクちゃん

そこまでしんどくはなかったようです

一体、聖杯大戦の敵はどんな敵だったのでしょうか?

 

「岩窟王、お疲れ様です」

 

「貴様の宝具を撃つまで気を逸らせて、誘導しろなんて面倒な命令……ちゃんと遂行したぞ」

 

え?そんな命令出してましたか?

 

「マシュ?俺、モールス信号で指示してたよ?」

 

「ああ、瞬きでな」

 

瞬き信号なんて分かりません!

本当に特異点攻略ではなかったら先輩は何か別次元の人に感じられます

 

「よし、赤青の騎士はビームで蒸発してしまったし……行くか」

 

「ああ、次は楽な指示を頼むぞ」

 

岩窟王さんとエンムルクちゃんは次の間に向かいます

先輩やアルトリアさんもついていきます

 

「…………次は真面目になりますように」

 

私はため息をつきながら次の間に向かうのでした




☆について
キャスターは☆5
アサシンは☆3ですね
キャスターはギルガメッシュと同じようにピックアップ限定みたいな?

おまけ
アサシンエンムルクボイス

絆1
「んあ?こっちは忙しい、話は後にして」

霊基再臨1
「何々?フード取れ?いいけど……何だ?あたしの顔に何かついてんのか?」

会話1
「ほら、動け動け!働かないと人類滅亡まっしぐらだぞー」

会話2
「マスターとサーヴァントの関係だぁ?この世は等価交換でできてる。マスターが求めたらその分サーヴァントが見返りを求める。違うか?」

会話3
「主従関係だぁ?あたしの好きにできないなら殺す。酷い命令でも殺す。後者は自業自得」

好きなもの
「寝ること1択」

嫌いなもの
「神、特にイシュタル。出たら殺す。ん?それ以外に何がある?」

聖杯について
「聖杯だぁ?仰々しいもんは基本面倒なものだ。願いが叶う?あたしに面倒事が来なければ好きに使えば?」

イベント
「ほら面倒事だ。チャチャッと動け」


誕生日
「マスター、他の連中から貰ったものが食い物なら食って、道具なら売って飲み会に使おうぜ」
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