名も亡き旅人    作:ターミン

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今回からついに、早川 晃の次元の旅が始まります。最初はどこの世界でしょうか。

あんまり期待しないでね…。


幻想入り

浮遊感を感じる。先程の光が消えたようで、目を開けてみるとそこは・・・空だった。

 

晃「うあああああああああ」

 

飛んでいるのではない、落ちている。地上から50メートルくらいはありそうだ。幸いな事に下は湖のようだ。

 

恐怖から体を丸め落ちる。

 

ドオォォォォン!

 

盛大に音を立て、湖に落ちる。

 

落下の衝撃は結構あったが、とりあえず陸に上がることにした。

 

晃「はあ、死ぬかと思った…。もう少し、マシなところに出してくれよ。」

 

怪我がないか体を確かめるが、下が湖だったこともあり、無傷なようだ。

 

晃「まあ、違う次元には来れたようだけど、ここどこだ?」

 

辺りを見渡すが、近くにあるのは、自分が落ちた湖と、その湖を囲む森くらいだ。

 

晃「はあ、なんもねえ。とりあえず、近くに人がいるか探してみるか…。 ん?何だあれ。」

 

よく見ると遠くのほうに、館がある。湖の反対側だ。

 

晃「人がいるかもしれねえし、あそこに行くかな。」

 

と言いつつ、晃は歩き出した。

 

湖はとても大きく、中を覗くと魚がいっぱいいる。また、遠くのほうに山がいくつもあり、自分が来たところが、自然豊かなところであることに晃は気づいた。

 

館に向けて歩き出してから、20分くらいたっただろうか、館がもうすぐそこまで来て、晃が走っていこうとしたときに、それは起きた。

 

晃の頭上を黒と白の何かがもの凄い速度で何かが通っていく。よく見るとそれは少女のようだ。箒に乗って飛んでいる。

 

晃「マジかよ…。」

 

晃は目を疑った。ありえない!ついに自分の頭がおかしくなった。と思ったくらいだ。

 

少女はもの凄い勢いで飛んでいき、館の壁を越えようとしたとき、弾き飛ばされた…。

目に見えない、壁があるかのようだ。少女は土煙を盛大に巻き上げながら、地面に落ちた。

 

晃「大丈夫か!?」

 

少女を心配して、急いで近づく。

 

すると、その少女は何もなかったかのように立ち上がり、こっちを向いてこういた。

 

???「いや困ったぜ。前に来た時は、結界がなかったのにな。ところで、あんた誰なんだぜ?」

 

いやなんで無事なの!? 結界ってなに? ここ何処!? てか、まず自分が名乗れよ!  と、いろいろ突っ込みたいのを我慢して、とりあえず名乗った。

 

晃「俺は早川 晃っていうんだ。」

 

???「そうか、私は魔理沙っていうんだ。霧雨魔理沙。普通の魔法使いなんだぜ。」

 

魔法使い?? ここはファンタジーか何かの世界なのか??

 

魔理沙「その恰好、それに魔法を知らないって顔だぜ。外来人なのか?」

 

外来人?どういうことだ…。とりあえず自分はこの次元の人間じゃないしな。

 

晃「外来人ってのがよくわからないが、俺はこの次元の人間じゃない。違う次元から来たんだ。」

 

魔理沙「やっぱり外来人か。あ、外来人ってのは外の世界から来た人間のことだぜ。ちなみに、ここは幻想郷。神様や妖怪、吸血鬼、人間なんでもいる、楽園なんだぜ。」

 

ふむ、やはり違う次元であっているようだ。魔理沙の話通り、魑魅魍魎の類がいるのなら、結構まずいかもしれない。魔理沙は人間のようだが、魔法使いと言っていた。たぶん、ある程度の力がないと危ないのだろう。

 

魔理沙「とりあえず、こんな所に放っておくのもまずいし、博麗神社に連れていくぜ。」

 

晃「ちなみに、その博麗神社ってのはどんなところなんだい?」

 

魔理沙「楽園の素敵な巫女(笑)がいるんだぜ。あいつに頼めば、外の世界に返してくれるんだぜ。」

 

外の世界か…。別に戻らなくていいが、とりあえず安全な場所に行きたいな。

 

晃「そうですか、では、お願いします。」

 

魔理沙「わかったのぜ。箒に乗るんだぜ。」

 

そう言われ、箒にまたがった。

 

魔理沙「じゃ、行くぜ。」

 

足が地面から離れる。 うわこれ怖いな と思いちょっとビビる。

 

地面からある程度離れると、急に加速した。

 

晃「うあああああぁぁぁぁ!」

 

魔理沙「やっふ~!」

 

魔理沙の楽しそうな声と、晃の絶叫が空に響き渡った。

 

 

 

 

 

 




読んでくださり、ありがとうございます。


次回、博麗神社でのお話になります。
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