ぐるめにいこぉう   作:猫座頭 (旧名ねこです。)

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おわり

『昨日の雄英襲撃事件について新しい情報が__……』

 

雄英襲撃事件

 

あまりの衝撃により日本中に知れ渡り

 

マスメディアも此処ぞとばかりに取り上げた。

 

その波紋は表の社会だけではなく裏でも確実に広がっていた。

 

 

事件の内容はこうだ

 

雄英の災害演習場であるUSJにて

生徒の授業中に

ヴィランが襲来

教師であるプロヒーロー、生徒たちはそれに抵抗

 

しかし現場にいたプロヒーロー2名と生徒1名が大怪我

 

ヴィランの大多数の逮捕はできたが首謀者と思わしきヴィランは未逮捕。

 

これが事件のあらましである。

 

 

生徒及びプロヒーローに箝口令が敷かれ情報規制されていなければ報道される事件の内容も違ったのだが…………

 

 

 

 

〜〜〜〜

 

 

 

オールマイトは切島、爆豪、轟を出入り口付近まで投げ飛ばす。

 

そうして彼と一対一の状況をつくろうとした。

 

だが彼、(ヴィラン)連合の鬼札(ジョーカー)であるカニバルはそう都合よく、思い通りに動いてはくれない。

 

投げ飛ばした生徒を追ったのだ。

 

すぐさまオールマイトは追うカニバルの腕を掴み出入り口とは反対方向に投げ飛ばそうとしたが掴まれた瞬間カニバルはその腕を起点にし回し蹴りをオールマイトに食らわせた。

 

その(回し蹴り)程度であればオールマイトには効かないが問題は蹴られた場所。そこはかつての大怪我の傷痕だったのだ。

 

「っぐぅ…!そこは弱いんだっ‼︎」

 

ほんの少し緩んだ隙にカニバルは地を滑る蛇のように生徒の集まる出入り口に向かう。

 

 

だが……

 

「!?」

 

カニバルの頭部を狙う弾丸が飛んでくる。

間一髪体を捻り回避するがそれは頬を掠める。

何が起きたか?

単純明快。

 

 

「先生をお連れしましたァ!!」

 

 

雄英教師の救援が到着したのだ。

 

「………ッチ」

 

これにはカニバルも顔を歪める。

流石に分が悪いと。

 

「特殊対策ヴィラン【カニバル】を確認!全員、心して掛かるように!!」

 

 

 

そこから先は凄まじい攻防だった。

プロヒーローによる総攻撃。

 

プレゼント・マイクによる音波攻撃。

ミッドナイトの眠り香。

キングブラドの操血。

エクトプラズムの分身。

 

カニバルもそれの殆どを回避したり食べたりすることによって逃げるが、攻撃は一切できない。

 

「今の内だ!カニバルを捕らえろ!」

 

「年貢の納め時だぞ!」

 

プロヒーロー達は漸く、今度こそ、捕らえれる、そう思った。

 

だが現実は、そうやすやすと願いを叶えれるようなものではない。

 

「!」

 

「カニバルさん!こちらに!!」

 

黒霧(ワープゲート)による妨害だ。

 

「いかん!逃げられる!」

 

誰が言ったか。否、プロヒーロー全員がそう思った。

 

カニバルが黒いモヤにのみ込まれていく。

 

やつの、顔を、みる。

 

「バイバイ」

 

カニバルはそう言い、消えた。

 

 

 

 

 

今後、カニバルは様々な場所で雄英生徒、及び教師の前に現れる。

 

怪我人、最悪死者も出るかもしれない。

 

 

それでもカニバルは食べ続ける。

 

 

彼が満足するまで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜完〜

 






はい、これにて「ぐるめにいこぉう」は終わらせていただきます。

理由としてはエタってしまったから。
でもそのままにしておくのは気が引ける。
だから打ち切りエンドです。

おそらく、続きを待っていた人には申し訳ないですが
モチベーションが続かないものをズルズル引きずるの如何と思いこのようにしました。

長らくお待たせしてすみませんでした。



ん?何故、話を書く気力があったのかって?

トガちゃんの過去と個性覚醒があったからですよ!!!!

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