あんハピ♪パラダイス♪   作:naogran

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まだまだ鬼ごっこは続いてた。ミニチモシーの団体が2人の女子生徒を確保した。

ミニチモシー「捕獲完了チモ!」






その頃チモシーは上空から捜索している。

小平先生『チモシー状況は?』

チモシー「星チームと月チームのマークを3つずつゲットしたよ~。」

小平先生「全員が無事なのは四つ葉チームと太陽チームだけですか。花小泉さん達と小川君達頑張ってますね。」

するとある声が聞こえた。






響「レン〜!何処だ〜!?」

大吾「京平ー!総一ー!」

響「と言うか・・・ここは何処なのだ・・・?」

大吾「お前余程方向音痴だなぁ。総一の気持ちが分かるわ。」

響「五月蝿いぞ!あ。」

大吾「どうした?え?」

茂みの中から響と大吾が出て来た。だが2人が出た先には小平先生が立っていた。

響「あ・・・」

大吾「小平先生・・・」

小平先生「まぁ。」

響「ちょ・・・丁度良い!一言言っておきたかったのだ!」

小平先生「そうなんですか?どうぞ。」

響「では遠慮無く。何が鬼ごっこだ!こんなハチャメチャなゲーム何の意味がある!」

大吾「そうですよ!俺達は家畜ですか!」

小平先生「これも立派な試験ですよ。」

響「ん?」

小平先生「この広い森の中で最後まで鬼に見付かる事なく自分が作った木彫りを見つけ出すなんて体力や知恵は勿論、運がなくては成し遂げられません。ですが、萩生さんと吾野君は悪運を発揮してしまったようですね。」

すると小平先生の右手から邪悪なオーラを出した。

響「なぁ!?」

大吾「邪悪過ぎる・・・!」

響「で、ではそう言う事で!さらばだ!」

大吾「おい萩生てめぇ!」

2人は一目散に逃げ出した。

小平先生「逃げられるとでも?」






同じ頃蓮はまだミニチモシー達に追われていた。リュックを投げて1匹のミニチモシーに当てた。逃げてる途中、1羽の小鳥が蓮を誘導し、蓮は誘導に従う。木の幹に乗ってるリス達が幹を揺らしてドングリを落とす。するとミニチモシー達がドングリ攻撃を受け、戦闘不能になってしまった。リス達のナイスファインプレー。

そして蓮は洞窟に身を隠す。そこに蓮を助けた動物達が合流した。

蓮「助けてくれたんだね。」

撫でられてるうさぎが喜ぶ。すると蓮がある物を見付けた。

蓮「これは久米川さんの・・・」

それは牡丹の木彫りだった。

蓮「皆と合流すれば良いんだっけ。でもその前に疲れたから一休み・・・」

体力の使い過ぎてしまった為寝てしまった。すると動物達が自ら布団代わりになって蓮を温める。






響「ノーーーーー!!!!」

大吾「ぎゃあーーーーーー!!!」

その頃響と大吾は小平先生に追われていた。小平先生は歩いてるのに物凄いスピードで追っていた。

響「何なのだ!何時にもまして凄まじい気迫だぞ!」

大吾「それにあの歩きでこのスピードって物理可笑しいだろ!!」

響「だが・・・カッ!」

すると響が目の前の複雑の道を走り続ける。

大吾「おい萩生!?」

響「ただ目の前の敵に勝利する!それが一番しか許されぬ響の生き方!」

それに続いて大吾も響の後に続いて走り続ける。

大吾「何だ彼奴!?恐れ無しかよ!」

響「元陸上部エースの走りを見るが良い!長距離の方だが・・・」

しかしその時、落ちてた木の幹に躓いてしまった。

響「しまっ・・・!」

大吾「萩生!」

ジャンプした大吾が響に手を伸ばす。すると小平先生が一瞬にして響と大吾を捕まえた。

小平先生「走りながら叫ぶのは危ないですよ?」

響「せ、先生・・・」

大吾「流石です・・・」

小平先生「ま、これでアウトだからもう走らなくて良いけどな。」

大吾「あらら、やられた。」

響「くっそーーーーー!!!」

遂に響と大吾が確保されてしまった。


12話「8月19日 幸せな林間学校」(最終回)

その頃、京平と杏と瑠璃は木彫りを捜索している。

 

杏「チッチッチモチモ♪道のチモシー♪チッチッチモチモ♪君のチモシー♪」

 

瑠璃「本物が引き寄せられて来そうだからやめなさい。」

 

京平「お前チモシーラップ好きだなぁ。ん?」

 

瑠璃「ん?」

 

すると目の前に巨大な壁を見付けた。

 

瑠璃「森全体が壁に囲まれてるみたいね。これが箱庭鬼ごっこって事?」

 

京平「そのようだな。完全に俺達家畜状態だな。」

 

杏「良いお天気だよね〜!」

 

瑠璃「流石に暑くなってきたわ・・・日焼け止めも塗ってないし・・・」

 

京平「まぁ歩き続けたら暑くなるよな。」

 

杏「タオル被ったら?私がやってあげるよ!」

 

タオルで瑠璃を結ぶ。

 

京平「おいおい鼠小僧かよ。」

 

瑠璃「やっぱりやめるわ・・・」

 

杏「え~。可愛いのに~。」

 

京平「何処が?」

 

杏「私もお揃いにしてヒバリ小僧団を作ろうとしたのにな〜。鼠小僧みたいな貴族の奴!」

 

瑠璃「何で今なのよ!」

 

京平「そしたら杏は、はな小僧になるな。」

 

杏「あ!それ可愛いかも!」

 

瑠璃「もうやめなさい!」

 

杏「だって〜。」

 

瑠璃「はなこ、後ろ気を付けて。ハゼノキよ。肌に触れたらかぶれる事もあるから注意して。ヤマウルシとツタウルシ程じゃないけど・・・」

 

京平「瑠璃ってやっぱ植物に詳しいんだな。」

 

杏「お〜、ハゼ。」

 

瑠璃「気にはなってたけどこの森毒草の類が不自然なぐらい見当たらないのよね。学校の地下みたいに幸福クラスのために整えられた敷地なのかも・・・」

 

杏「凄〜い!」

 

瑠璃「でも、ここまでしてやる事が鬼ごっこって・・・」

 

杏「そうじゃなくて!ヒバリちゃん凄いな〜!」

 

瑠璃「私?」

 

杏「パッと見ただけで分かるんだね!植物博士だ!」

 

京平「本当。俺より詳しいだなんて尊敬出来るな。」

 

瑠璃「そんなんじゃないわよ・・・詳しくなりたくてなった訳じゃないし・・・植物ならあの人達の方が・・・」

 

杏「あの人達?」

 

瑠璃「な、何でもない!」

 

京平(きっと両親の事かな?)

 

瑠璃「さ、行くわよ!最下位の野宿だけは真っ平なんだから!」

 

京平「おっとそうだったな!」

 

杏「合点だ!持ってけドロボー!」

 

京平「だからもうええわ!」

 

 

 

 

 

 

その頃牡丹と総一は、牡丹が顔にタオルを結んで鼠小僧になって匍匐前進して進む。

 

牡丹「これで日傘がなくても大丈夫!皆さんのお世話になってばかりで、もう心苦しくて息が止まりそうです・・・せめて木彫り探しで役に立てないと・・・」

 

するとタオルが牡丹の顔を覆う。

 

牡丹「目が!目が~!」

 

木にぶつかりそうになったその時。総一が牡丹の前を塞いだ。そしてタオルを外した。

 

総一「久米川、無理するなよ。一人で抱え込もうとするな。困った時は仲間に頼っても良いんだぞ。」

 

牡丹「総一さん・・・ありがとうございます・・・」

 

総一「ん?木の上に何かが。」

 

木の上に何かを発見した。総一が木を蹴って揺らすと、その何かが牡丹の頭上に直撃して気絶した。

 

総一「しまった!!久米川大丈夫か!?ん?これは萩生の木彫りか?」

 

落ちて来たのは響の木彫りだった。

 

牡丹「新しい体は丈夫そう・・・」

 

総一「死ぬなーーー!!!」

 

 

 

 

 

 

その頃寝ていた蓮が目を覚ました。

 

蓮「喉乾いた。確か水が。リュック・・・何処だっけ?そう言えば。」

 

リュックはあの時ミニチモシーに投げてしまったのだった。するとリスが山葡萄を持って来た。

 

蓮「山葡萄。くれるの?」

 

リスが頷く。他の動物達も果物を差し出した。

 

蓮「これも?これも?」

 

だが1羽のうさぎは何も持ってなかった。すると何かを閃いた。それは炎に入って自らが肉になると言う危険行為だった。早速実行しようとするが、蓮に止められた。

 

蓮「無茶はダメだ。」

 

うさぎは泣きだした。

 

蓮「皆ありがとう。でもこんなには食べられないから皆で食べよ?」

 

しかしその時、ミニチモシー達が蓮を発見した。

 

蓮「!?」

 

そこにチモシーも蓮を発見した。

 

チモシー「逃げ場はないよ~!」

 

蓮「残念。」

 

こうして蓮も確保されてしまった。動物達が泣きながら見送る。

 

 

 

 

 

 

そしてその頃杏は底なし沼に掛かってしまった。

 

杏「抜けない・・・」

 

瑠璃「うわっ!?」

 

京平「ちょっ!?」

 

 

 

 

 

 

その後杏を無事救出した。

 

瑠璃「何でこんな所で底なし沼にはまるのよ・・・」

 

杏「助かったよ!ありがとー!」

 

京平「お前は本当に不注意な奴だな・・・」

 

瑠璃「ん?それ見付けたの?」

 

他の女子生徒の木彫りが杏の横にあった。

 

杏「うん!ストラップも付いてるしクラスの誰かの木彫りだよね。」

 

瑠璃「でしょうね。」

 

京平「だが杏達と俺達の木彫りじゃねえな。」

 

瑠璃「沼の近くよりここに置いた方が安全だわ。」

 

杏「流石ヒバリ小僧様!小川小僧様!」

 

京平・瑠璃「誰が小僧だ(よ)!」

 

するとアナウンスが聞こえた。

 

小平先生『皆さん頑張ってますか?間もなく午前11時になります。』

 

響「何だこれは~!」

 

2人「え!?」

 

京平「響の声!?」

 

 

 

 

 

 

響「響と蓮を囚人かの如く檻に閉じ込めるとは断じて許すまじ!」

 

大吾「態度悪そうな見張りを付けやがって。」

 

響「ふん!全く怖くないぞ!」

 

小平先生「この方が盛り上がるでしょう?ちょっとしたサービスです。」

 

響「何がサービスだ!あ!ならばこのような状況で良くある捕まった者が復活出来るルールがあるのか!?」

 

大吾「お!逃走中で良くあるミッションだな!」

 

小平先生「そんなの無ぇよ。」

 

大吾「うわぁ笑顔で残酷。」

 

響「退路が・・・」

 

小平先生「ですがそれも面白そうですね。もし脱獄出来たら復活しても良いですよ。」

 

響「何!?」

 

大吾「まさかの採用!?」

 

小平先生「絶対に抜け出せないだろうがな。」

 

大吾「まあそうなるよね〜。」

 

すると小平先生に通信が入った。

 

椿「先生。時間ないから捕まえるペースもっと上げないと。」

 

小平先生「チモシー。口調を。」

 

椿(チモシー)『あ・・・すい・・・ごめんね~。』

 

小平先生「よろしい。先生もまた森に入ります。追う側になるとつい昔を思い出してしまうので、自制を心掛けないといけませんが。めらめらめら。」

 

見張りチモシー達が引いてる。

 

 

 

 

 

 

杏「響ちゃんと蓮ちゃんと大ちゃん捕まったみたいだね・・・」

 

京平「まさか大吾が確保されてしまうとは・・・」

 

瑠璃「牡丹と総一はまだ無事なのかしら・・・探すにしても手掛かりが・・・」

 

京平「にしても総一は何処にいるんだ?」

 

杏「任せてヒバリちゃん京ちゃん!こんな事もあろうかと必殺技を考えて来たんだ!」

 

瑠璃「必殺技・・・」

 

京平「そんな非現実的な・・・」

 

1本の棒を立てる。

 

杏「よーし!倒すよー!」

 

瑠璃「まさか・・・はなこ・・・それって?」

 

杏「ダウジングだよ。」

 

京平「違ぇだろ。宝探しじゃねえよ。」

 

すると棒が5つに割れて倒れた。

 

瑠璃「ええええええ!?」

 

京平「何でやねん!」

 

杏「そっか・・・探し物は一つじゃないもんね!それぞれの方にぼたんちゃんと木彫りがいるんだよ!」

 

瑠璃「そ・・・そうなの!?」

 

杏「一つずつ辿って行けば全部見付けられるよ!頑張ろう!ヒバリちゃん京ちゃん!」

 

瑠璃「後1時間しか無いんだけど・・・しょうがないわね。」

 

京平「気の遠いなぁ。木なだけに。」

 

瑠璃「京平君・・・」

 

 

 

 

 

 

そして牡丹と総一は杏が倒した棒を見る。

 

牡丹「パッカーン?」

 

総一「何だこの棒は?」

 

 

 

 

 

 

その後も木彫りを探す。

 

牡丹「あ!また見付けました~!」

 

蓮の木彫りを発見した。

 

総一「お!これは!」

 

そして総一も木彫りを発見した。

 

牡丹「総一さん、どうでした?」

 

総一「こっちも見付けたぜ。久米川、さっきはすまなかった。俺のミスで。」

 

牡丹「いえいえ。総一さんが謝る事はありません。」

 

総一「そうか・・・まあ今度は気を付ける。」

 

すると地響きが聞こえた。

 

牡丹「ん?」

 

総一「何?」

 

動物達が一斉に走ってる光景を見た。

 

牡丹「まぁ!」

 

総一「あの動物達・・・まさか・・・」

 

そしてチモシーは上空から砂煙を発見した。

 

チモシー「ん?」

 

 

 

 

 

 

その頃響は鉄格子に噛み付いてた。

 

大吾「おい萩生、もういい加減諦めろ。」

 

響「五月蝿い!こんな所で終わってたまるか!」

 

すると地響きが聞こえた。それは動物達が走ってる音だった。

 

響「何だ何だ!?」

 

動物達が檻の前に立ち塞いだ。

 

チモシー「おいたはそこまでだよ!見た所皆女の子みたいだけど・・・」

 

響「そう言う事か・・・」

 

大吾「彼奴ら全員メスかよ!」

 

そして動物達とチモシー達の激戦が開戦した。女子達は唖然としてるだけだった。

 

大吾「何だこの緊張感溢れる激戦は?」

 

すると1羽のうさぎが鍵を持って蓮の元に走った。

 

蓮「ありがとう。」

 

 

 

 

 

 

3人「大脱出!」

 

 

 

 

 

 

檻の鍵を開けて3人が脱出成功した。

 

そしてその頃京平達は、太陽に当たって暑がっていた。

 

瑠璃「いくらなんでも暑過ぎない・・・?」

 

京平「太陽が強烈過ぎる・・・」

 

杏「やっぱりあれしかないよ!」

 

瑠璃「ありをりヒバリ!ただいま見参!」

 

杏「的な!」

 

2人はヒバリ小僧と小川小僧になった。

 

瑠璃「背に腹は代えられないわ・・・」

 

京平「何で俺まで・・・」

 

杏「ヒバリ小僧様、小川小僧様。お水飲んで良い?」

 

京平・瑠璃「だから小僧じゃ・・・」

 

杏「ん?ヒバリちゃん京ちゃん!彼処!」

 

京平・瑠璃「?」

 

杏が指差した方を見ると、杏の木彫りがあった。

 

瑠璃「はなこの木彫り?」

 

京平「あんな所に。」

 

杏「やったねヒバリちゃん!」

 

嬉しくなって瑠璃に抱き付いた。杏が木に登って木彫りを取りに行く。

 

瑠璃「大丈夫?気を付けて!」

 

杏「へっちゃらへっちゃら!」

 

京平「杏!無理だったら変わってやろうか?」

 

杏「ううん!大丈夫だよ!いただき!」

 

木彫りを取ろうとした瞬間、杏の髪飾りが解けてしまった。

 

杏「あれ?」

 

京平「どうした?」

 

すると崩れる音が聞こえた。

 

瑠璃「この音は・・・?」

 

京平「おいおい何が起こってる・・・?」

 

瑠璃「はなこ!降りて来て!」

 

杏「うん!」

 

木彫りを取って降りようとしたその瞬間、地面が崩れた。

 

杏「きゃああ!!」

 

瑠璃「はなこ!!」

 

京平「杏!!」

 

そして巨大な砂煙が舞い上がった。

 

 

 

 

 

 

その頃総一と牡丹は休足を取っていた。その時巨大な音が聞こえた。

 

牡丹「何でしょう?」

 

総一「何だあの砂煙は?」

 

目の前に砂煙が見えた。

 

小平先生『皆さん。たった今花畑の近くで何かがあったようです。今から先生が状況確認に向かうので念のため近付かないで下さいね!』

 

牡丹「あれは・・・!」

 

そしてその頃大吾と響と蓮は。

 

大吾「何かあったのか?」

 

蓮「そうみたいだね。どうしたの響?」

 

響「あ・・・ああ!花畑を避ければ良いのだろ?ではあっちだ!」

 

蓮「そっちは・・・まあ良いか。」

 

大吾「良いんかい!」

 

総一と牡丹は走っていた。

 

牡丹「早く行かなきゃ~!」

 

総一「無理するなー!」

 

 

 

 

 

 

同じ頃チモシーは動物達と激戦している真っ最中だった。

 

チモシー「チ~モパ~ンチ!」

 

熊のパンチと相打ち。すると通信が入った。

 

小平先生『チモシー!』

 

チモシー「聞こえてたよ。」

 

小平先生「やや想定外のアクシデント。と言う事は恐らく花小泉さん絡みでしょう。先に様子を見に行って貰えますか?」

 

チモシー「ラジャー。ここは任せたよ!」

 

見張りチモシー達に任せて様子を見に行く。

 

ミニチモシー「トーテムポール。」

 

動物達とトーテムポール合戦。

 

 

 

 

 

 

一方瑠璃は、杏の腕を掴んでいた。京平が地上から瑠璃の腕を掴んでいた。

 

瑠璃「これって・・・もしかして・・・」

 

杏「マグマ!」

 

京平「マグマだと!?この近くに火山でもあるのか!?」

 

瑠璃「暑かったのってこれのせい!?信じられない!ありえない!はなこ!絶対離しちゃダメだからね!!」

 

杏「うん!」

 

瑠璃「京平君も離しちゃダメだからね!!」

 

京平「当たり前だ!丸焼きにされてたまるかってんだ!!引き上げるぞ!」

 

2人を引き上げようとしたその時、京平の足場が崩れた。

 

京平「何!?」

 

 

 

 

 

 

しかし誰かが京平を支え、誰かが瑠璃の腕を掴む。

 

 

 

 

 

 

牡丹「ヒバリさんはなこさん京平さん!!」

 

総一「大丈夫か!?」

 

京平「牡丹!総一!」

 

総一が京平を支え、牡丹が瑠璃の腕を掴む。

 

杏「ぼたんちゃん!総ちゃん!」

 

瑠璃「牡丹!総一!」

 

牡丹「例えこの腕が折れようと離しはしません!」

 

すると包帯を取り出して瑠璃と京平の腕に結んだ。

 

牡丹「必ず助けますから!」

 

瑠璃「牡丹・・・」

 

牡丹「あ!足がつって・・・」

 

京平「何だと!?」

 

徐々に引きずり込まれる。しかしそこに響と蓮が牡丹の足を掴む。

 

牡丹「蓮さん響さん!」

 

京平「お前達!」

 

響「何なのだこの状況は!全くお前らと一緒だとハチャメチャな事しか起きんな!」

 

蓮「まっすぐ危ない場所に迷い込んだ響が言う事じゃないけどね。」

 

大吾「全くだ!」

 

京平「大吾!お前ら脱出したんだな!」

 

そこに大吾が来て京平を支える。

 

大吾「ああ!江古田のお陰だ!メスの動物達が俺達を助けてくれたんだ!」

 

チモシー「皆ー!」

 

そこにチモシーが現れた。

 

8人「チモシー!」

 

するとアームが大破してしまった。

 

チモシー「あれ?」

 

今度はレドーム、更にコンテナ、そして遂に全部大破してしまった。

 

京平「デンドロビウムが大破した!!!???」

 

杏「チモシーーーーーー!!!」

 

するとチモシーが8人の方へ落ちて爆発した。崩れてしまい8人が落ちてしまう。すると瑠璃が笛を見付けた。

 

瑠璃「(笛?緊急用の・・・)はなこ!吹いて!」

 

 

 

 

 

 

杏が笛をキャッチし、力一杯笛を吹く。すると笛の音を聞いた小平先生が大ジャンプして、落ちていくメガビーム砲の上を走り、コンテナ、レドームの順にジャンプして杏と瑠璃と京平を掴む。

 

 

 

 

 

 

瑠璃「先生!!」

 

3人を掴んで、上に高く投げる。そして5人を掴む。

 

小平先生「チモシー!!」

 

チモシー「は〜い!!」

 

腰に装備してるブースターを使って飛ぶ。すると小平先生がチモシーを踏み台にして大ジャンプした。ブースターが切れてチモシーが落ちる。

 

大吾「チモシーを踏み台にした!?」

 

そして全員が救出され、小平先生が杏をキャッチした。

 

瑠璃「助かった・・・」

 

総一「先生凄過ぎ・・・」

 

小平先生「少し冒険が過ぎましたね。」

 

瑠璃「先生・・・」

 

小平先生「捕まえた。」

 

杏「あ・・・」

 

すると京平と大吾と総一がこそこそ逃げる。だがしかし、小平先生が一瞬にして3人の前に立った。

 

小平先生「何処へ向かうのですか?」

 

京平「あっちゃ〜。」

 

総一「逃げれると思ってたが・・・」

 

大吾「フッ、GAME OVER。」

 

 

 

 

 

 

小平先生「これにて箱庭鬼ごっこを終了します。」

 

チモシー「やっぱり良いかも・・・」

 

小平先生「ハートチーム3人。星チーム1人。生存者0なのは四つ葉チームと太陽チームだけですね。最下位決定です。」

 

四つ葉チームと太陽チームが最下位決定になった。

 

瑠璃「野宿決定・・・!」

 

響「何たる事だーーー!!!」

 

大吾「ありゃりゃ〜。」

 

牡丹「はなこさん、ご自分の木彫り見付けたのですね。」

 

杏「うん!」

 

蓮「これ。」

 

牡丹「それは私の!ありがとうございます!実は私も。」

 

リュックから響と蓮の木彫りを見付けた。

 

響「響のではないか!」

 

蓮「私のお布団。」

 

杏「5つも見付けたんだ!」

 

響「いや・・・5つだ。」

 

瑠璃の木彫りを取り出した。

 

瑠璃「私の!」

 

響「ぐ・・・偶然見付けただけだからな!」

 

総一「そう言えば思い出した!俺達の木彫りがあるぞ。」

 

リュックから3人の木彫りを取り出した。

 

大吾「な!それ俺のゾンビ!」

 

京平「俺のスティーブン!」

 

チモシー「捕まってなかったら1位は彼女達だったね。」

 

小平先生「これは何かのご褒美を考えなくてはいけませんね。」

 

瑠璃・響・大吾「じゃあ野宿を無しに!」

 

小平先生「それは駄目です。」

 

響「駄目なのかー・・・」

 

大吾「だろうね〜。」

 

瑠璃「で・・・でもさっきの大穴・・・この場所って危ないんじゃないですか?野宿なんて・・・」

 

小平先生「ああそれなら心配は・・・そうですね。ご褒美はそれにしましょうか。」

 

8人「ん?」

 

チモシー「よっこらせっと。」

 

 

 

 

 

 

ご褒美は何と温泉だった。

 

牡丹「良いお湯ですね〜。」

 

瑠璃「あの蒸気って・・・」

 

杏「マグマじゃなくて温泉だったんだね!」

 

響「レン!寝るな~!」

 

チモシー「そんな危ない場所に泊まったりしないって~。」

 

そこにチモシーが浮かんでた。

 

瑠璃「な・・・何でいるのよ!」

 

響「貴様オスだろ!覗きとは不届き千万な!」

 

チモシー「ロボットに性別は無いよ〜。」

 

すると杏がチモシーに抱き付いた。

 

杏「これでも平気なの?」

 

チモシー「防水加工だからね。」

 

横には巨大な岩が立っていた。その横には京平達が温泉に浸かっていた。

 

 

 

 

 

 

京平「はぁ〜。良いお湯だぜ〜。」

 

大吾「褒美がこの温泉とはこっちの方が贅沢じゃねえのか?」

 

総一「全くだ。綺麗な夕日が見れて最高だな〜。」

 

京平「鬼ごっこの疲れが溶けてゆく〜。」

 

総一「流石温泉だ〜。」

 

大吾「筋肉痛が溶けていく〜。」

 

牡丹「こんな素敵な温泉を組み上げていただいてチモシーさんには感謝ばかりです。それに引き換え私と来たら・・・」

 

チモシー「他人と自分を比べすぎるのは負の業の代表的な一つ。小平先生がそう言ってたよ。」

 

瑠璃「・・・負の業ね。(私も自分が気付いてないだけで・・・)」

 

杏「ねぇ!どうしようか?」

 

瑠璃「え?何?」

 

牡丹「食事と寝る場所の事です。」

 

瑠璃「そうね・・・」

 

響「フンッ!少しは頭を柔らかくして考えたらどうだ?例えばテントでレジャーシートを作るとか。」

 

杏「作れるの!?」

 

響「当然だ!」

 

杏「凄~い!」

 

蓮「森には食べ物が沢山ある。」

 

杏「はい!私魚釣りする!」

 

牡丹「それなら私もお手伝いします!」

 

杏「一緒に頑張ろうね!」

 

牡丹「はい!何が釣れるでしょう?」

 

京平「だったら俺達も手伝うぞー!」

 

大吾「どっちが多く釣れるか勝負しようぜー!」

 

杏「うん!望む所だよー!」

 

牡丹「はい!」

 

瑠璃「じゃあ私は皆が、集めた材料でとっておきの夕食を作るわ。」

 

杏「うわぁ!本当!?ヒバリちゃん!」

 

瑠璃「萩生さん。テント作りも皆で・・・どうしたの?」

 

響「前々から思っていたのだが、何故響だけ名字呼びなのだ?」

 

瑠璃「だって・・・名前で呼ばれるの嫌じゃないの?」

 

響「嫌だ!だが・・・嫌なのだ・・・仲間外れみたいなのも嫌なのだ!」

 

瑠璃「分かったわよ。響。」

 

すると響の顔が真っ赤になった。

 

牡丹「お顔真っ赤ですよ。」

 

響「五月蝿い!逆上せただけだ!」

 

するとある物が浮かんでた。杏の髪飾りだった。

 

杏「あ!あった!おかえり!」

 

 

 

 

 

 

その頃動物達とミニチモシー達は終戦し、共に握手をして和解成立した。

 

 

 

 

 

 

そして8人がテントを張って、そして杏と響と牡丹、更に大吾と総一が魚釣りをした。かなり大漁に釣れた。途中で何故かピラニアが現れたりもした。瑠璃と蓮と京平は山菜を探してた。動物達も食べ物を持って来てくれた。チモシーが落ち葉を持って来て、火炎放射で焚き火をする。瑠璃と京平が料理をする。棒を使って魚を焼く。出来た魚と果物を美味しそうに食べる。その夜、チモシーが見張り役で、四つ葉チームがテントに入った。その隣には太陽チームのテントがあった。

 

響「寝ないのか?」

 

牡丹「何だか勿体ないです。」

 

蓮「そうだね。」

 

瑠璃「林間学校も散々だったわね。」

 

杏「え?そうかな」

 

響「お前今日何があったか分かってるのか?」

 

杏「うん!皆で鬼ごっこして温泉でぽかぽかして美味しいご飯を食べて夏休み前に話してたキャンプが出来た!とっても!と~っても楽しかった!私はすっごくついてるよ!」

 

その言葉を聞いて4人が笑う。

 

瑠璃「はなこは何時でもハッピーね。」

 

杏「うん!」

 

 

 

 

 

 

そして太陽チームのテントでは。

 

京平「なぁ大吾、総一、改めて言うが、この天ノ御船学園に入学してどうだった?」

 

大吾「最初は凄く不安ばかりで幸運なんて掴み取れねえと思ってたが、今思うと何だか楽しくなってきてな。」

 

総一「そうだな。幸運の女神は簡単に舞い降りて来ねえけど、今まで幾つかの不運を乗り越えて来たから、幸運の女神は俺達を見守ってるって思ってる。京平は?」

 

京平「俺も同じさ。こうやって大吾に再会出来て、総一や瑠璃、それに響と蓮が仲間に出来たからな。今が一番最高だと思ってる。」

 

2人は微笑む。

 

 

 

 

 

 

数分後。全員が寝静まった。小平先生が木の上から見守っていた。

 

 

 

 

 

 

そして林間学校を終えて、夏休みが過ぎて、そして遂に2学期が始まった。瑠璃は家で制服に着替えてた。そして思い出の写真を見て微笑んで学校へ向かう。

 

その頃杏は靴を履いて桜に挨拶してから元気良く学校へ行く。

 

牡丹は薬を持ってメイド達に見送られながら学校へ向かう。

 

響は蓮を起こした後、学校へ向かう。しかし蓮が響を連れて学校へのルートを歩く。後ろから猫達が歩いて来てる。2人は走る。

 

京平は大吾と総一と合流して学校へ向かう。途中で京平が他のクラスの生徒から逆ナンを受けてた。大吾と総一が京平を引っ張って走り出した。

 

瑠璃は看板を見付けて微笑む。

 

杏は猫達に触ろうとするが、噛み付かれた。

 

響と蓮がフラついてる牡丹を発見して、牡丹を支えながら歩く。

 

そして8人が合流した。瑠璃は杏の手を見て呆れた。ポケットからハンカチを取り出して杏の手を結ぶ。すると瑠璃が腕時計で時間を確認すると大急ぎで走り出す。遅刻しそうだった。全員走り出す。

 

そしてギリギリ校門を過ぎた。鷺宮先生8人を見て微笑む。

 

そして8人が教室へ向かって走る。途中で瑠璃が。

 

チモシー「おはよう。」

 

瑠璃「あ、おはよう。」

 

チモシー「何か楽しそうだね。」

 

瑠璃「え?・・・そうね。ちょっと楽しいかも。」

 

京平「瑠璃ー!早く行くぞー!」

 

瑠璃「ええ!」

 

教室に入る2人。廊下の奥から1人の少女が覗いてた。

 

そして教室に入った8人。

 

小平先生「皆さん。おはようございます。」

 

全員「おはようございます!」

 

2学期が始まった。

 

『THE END』




    キャスト

 小川京平:内田雄馬

 吾野大吾:八代拓

 豊島総一:仲村宗悟

 花小泉杏:花守ゆみり
雲雀丘瑠璃:白石晴香
久米川牡丹:安野希世乃
  萩生響:山村響
 江古田蓮:吉岡茉佑

 小平先生:原由実

チモシー・狭山椿:森永千才

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