あんハピ♪パラダイス♪   作:naogran

3 / 13
7組は、教室で1人ずつ呼ばれ、質問通りに答える個人面談が行われてた。

小平先生「では次は、雲雀丘瑠璃さん。」

ドアから瑠璃が入って来た。

瑠璃「失礼します。」

椅子に座り、趣味の質問に答える。

瑠璃「えっと・・・趣味と言って良いのか分かりませんが、料理なら毎日しています。」

小平先生「他には?」

瑠璃「後は・・・よく工事現場に行って、あの人が居るかどうか探して・・・じゃなくて!」

小平先生「隠す必要は無いですよ?調査済みの内容ですから。」

すると瑠璃は椅子から立って先生に質問する。

瑠璃「何処まで知ってるんですか!?」

小平先生「うふふ。」

瑠璃「笑ってないで教えて下さい!」

小平先生「うふふ。」

瑠璃の不幸タイプ『悲恋』。






次に呼ばれたのは、牡丹だった。頭に包帯が巻かれてる。

小平先生「特技は何ですか?久米川牡丹さん。」

牡丹「特技・・・そうですね、諸事情で応急処置などは慣れていますが、ほぼ自分に施すのみの役立たずですし、サプリに詳しかったりしますのもなりたくてなった訳では。」

小平先生「うんうん、所で大丈夫ですか?頭。」

牡丹「お気になさらないで下さい。何時もの事ですから。」

そう言いながら頭から血が流れてる。救急箱を出した。

牡丹「ここで応急処置しても?」

小平先生「保健室へお行きなさい。」

牡丹の不幸タイプ『不健康』。






次は京平が呼ばれた。

小平先生「小川京平君、何か得意な事はありませんか?」

京平「ええまあ、俺アウトドア派な男なので、運動やアクロバットが得意ですね。それと料理も得意方ですね。」

小平先生「最近何かに追い掛け回されました?」

京平「先生鋭いですね、まあ俺こんなクールな顔ですので、昔から女性の方々から凄く逆ナンを受けて、逃げようとしても威圧で逃げられなかった時もしばしばありました。この前の休みだって、サングラスとキャップで変装しても凄く見られてたりなどの連続でした。これは幸せと言って良いのか悪いのか。」

小平先生「どっちでしょうね?」

京平の不幸タイプ『逆ナン』。






次は大吾が呼ばれた。

小平先生「今お身体の具合はどうですか?吾野大吾君。」

大吾「まあ今俺の左腕が痛むんですが・・・」

小平先生「筋肉痛ですか?」

大吾「全くその通りです。でも俺根性で我慢してる方ですし。」

小平先生「あまり無理しないように。」

大吾の不幸タイプ『筋肉痛』。






次は総一が呼ばれた。

総一「俺何時も視力がかなり悪いんです。遠くの物見るとボヤけるから、メガネをしているんです。」

小平先生「かなり重度ですね。豊島総一君。」

総一の不幸タイプ『低視力』。






最後に呼ばれたのは杏だった。

小平先生「趣味と特技は?花小泉杏さん。」

杏「はーい!趣味ですか?いっぱいあります!例えば、自動販売機でジュースを買うとか!」

小平先生「え?」

杏「それから、特技・・・特技は・・・えっと・・・あ!ほっぺが凄く伸びます!」

自分の頬を伸ばす。

杏「後私!動物が大好きなので、触れ合える動物園とかよく行きます!」

小平先生「それは素敵な趣味ですね。」

杏「先生も好きなんですか?動物!」

小平先生「先生は食べる専門です。」

杏「え?・・・・食べる・・・?ミート・・・え!?」

小平先生(調査報告書通り、不運な子って事ね。え?)

すると小平先生が、杏のスカーフのクローバーに何か違和感を感じ始めた。

杏「何ですか?」

小平先生「は!何でもありません。個人面談はこれで終わりです。」

杏「ありがとうございました!」

教室から出る杏。






そして小平先生は、さっきのスカーフのクローバーに何かを感じた。

小平先生(あの四つ葉は何?幸福クラスに支給されるスカーフは、茎が上を向いてるはず・・・生卵の宿題でも、この子だけ可笑しな結果になったし・・・)

それは生徒達の制服のスカーフのクローバーの茎が上に向いてるが、杏のスカーフだけ茎が下に向いてる事だった。

杏の不幸タイプ『不運?』。

小平先生「注意して見た方が良いかしらね。」

するとロッカーから、奴が現れた。


2話「4月11日 ハイテクな身体測定」

女子生徒達は女子更衣室で体操着に着替え中。京平、大吾、総一の3人は、別の部屋で体操着に着替え中。

 

杏「はぁ〜緊張した〜!でも思ってたより、面談って楽しかった!」

 

牡丹「どんな事を聞かれたんですか?」

 

杏「えっと、中学の頃の話とか、好きな科目とか、趣味特技とか。」

 

瑠璃「皆同じ内容ね。」

 

杏「あ!そうだ!」

 

この前瑠璃から借りたハンカチを返す。

 

杏「ヒバリちゃんありがとう!」

 

瑠璃「うん。」

 

ハンカチを受け取る。

 

響「レン!体育館へ行くぞ!」

 

蓮「先に行くなよ。迷うだろ?」

 

響と蓮が体育館へ向かう。

 

瑠璃「私達も行きましょ。身体測定終わっちゃうわ。」

 

杏「うん!」

 

 

 

 

 

 

女子達が着替えてる同じ頃京平達3人は、別の部屋で着替えながら個人面談の事を話した。

 

京平「大吾お前、まだ左腕痛むのか?」

 

大吾「まあな。でも根性で痛みを我慢してるから支障は無い。」

 

京平「あんまり我慢し過ぎると左腕に違和感を感じるようになるぞ?」

 

大吾「それもそうだな。帰って湿布でも貼るか。」

 

総一「俺なんかメガネしてるんだぜ?」

 

京平「お前何故視力がそんなに悪いんだ?」

 

総一「う〜ん、ゲームしたりパソコンしたりなどやってるからな。」

 

京平「そりゃあ視力悪くなるわな。」

 

総一「そう言う京平はどうんなんだ?何か聞かれたりとか。」

 

京平「俺こんなクールな顔だろ?毎回周りの女性達から追い掛け回されたりもされるんだ。」

 

総一「所謂逆ナンか。」

 

大吾「全くの通りだ。」

 

京平「まあ7組は大丈夫だけど、他のクラスは分からんけど。さてと、早く身体測定へ行こうぜ。」

 

総一「そうだな。のんびり話してる場合じゃねえな。」

 

 

 

 

 

 

その頃杏達3人は体育館へ向かう。

 

杏「身長、伸びてると良いな〜。」

 

瑠璃「私は体重が心配だわ・・・最近少し食べ過ぎてたし・・・」

 

牡丹「あら!ヒバリさんは凄くスマートじゃないですか?はなこさんは小さくて可愛らしいですし、私なんて、体重だけ微妙に増えていく地獄のお陰で、もうとっくに悟りを開きました。」

 

また牡丹がネガティブムードに入ってしまった。

 

瑠璃「そ、そう・・・」

 

杏「ねえ!ヒバリちゃんが体重気になるのって、好きな人が居るから?」

 

瑠璃「なななな・・・ななな・・・何言って・・・・!!!」

 

赤面全開。

 

牡丹「ああ!確かに好きな人の前では綺麗で居たいですものね。」

 

杏「乙女だねー!ヒバリちゃん!」

 

大吾「おいあんま瑠璃をからかうなよ。」

 

そこに男3人が合流した。

 

杏「あ!京ちゃん大ちゃん総ちゃん!」

 

牡丹「あのー、聞いても宜しいのでしたら、あの方の事は、何が切欠で?」

 

瑠璃「別に・・・これって言う切っ掛けがあった訳じゃなくて・・・」

 

そして瑠璃は彼と出会った時代を振り返る。

 

瑠璃「小学生の時、登下校の途中で、よく見掛けてたの。最初は気にして無かったんだけど、どんな日でも、ジッと佇んで、不平不満も酔わず、ただ、静かに頭を下げ続ける。そんなあの人の誠実な姿を見ていたら、何時の間にか・・・って何言わせるのよ!!」

 

京平「おい瑠璃大丈夫か!?」

 

杏「乙女だねー!ヒバリちゃん!」

 

牡丹「私も何方かをそんなに強く思ってみたいものです!」

 

総一「おいそこ!ほっこりするな!」

 

瑠璃「も、もう良いから!」

 

 

 

 

 

 

すると廊下に機械音が響き渡った。

 

 

 

 

 

 

瑠璃「な、何!?この音!?」

 

総一「機械音か!?」

 

杏「あ!あれ!」

 

指差した方に目を向けると、そこに居たのは、奴が立っていた。

 

大吾「何だあれは?」

 

瑠璃「別の廊下から行きましょ!あんなのに関わるとろくな事にならないわ!」

 

京平「正論だ!俺達も行くぞ。」

 

瑠璃と京平が別ルートで行こうとしたその時、奴が大ジャンプして2人の行き場を塞いだ。

 

奴「見ー付ーけーたー!」

 

6人「喋った!?」

 

ついに奴が姿を現した。

 

 

 

 

 

 

奴「ごめんごめん。無理やり会おうと思ったけどやり過ぎちゃったみたいだね。」

 

その姿は、うさぎの耳が生えており、タキシードを着ている。

 

 

 

 

 

 

杏「うさうさだー!」

 

瑠璃「で、でも、機械っぽい音がしたわよ?」

 

牡丹「学校の備品でしょうか?」

 

チモシー「鋭いねー!僕はこの学園で作られたロボットチモシー!幸福クラスの案内役さ!」

 

杏「チモシー!」

 

撫でようとするが一瞬で避けられた。

 

チモシー「僕の頭はデリケートなんだ。撫でるなんて10億年早いねー!キラーン☆」

 

何回も撫でようとするが何回も避けられる。

 

瑠璃「本当にロボットなの?」

 

牡丹「どうでしょう?」

 

大吾「あれ中に誰か入ってるのか?」

 

京平「入ってるとしたら、小学生ぐらいの誰かか?」

 

その後も避けられて撫でる事は出来なかった杏は泣いた。

 

総一「それで、チモシーさんとやら、俺達に何の用だ?」

 

チモシー「君達が遅いから迎えに来たんだよ。さあ!体育館へレッツゴー!」

 

 

 

 

 

 

やっと体育館で身体測定を始める。最初は立位体前屈測定。最初は杏。

 

杏「よーし!行きまーす!」

 

そして腰を曲げて測定開始。

 

瑠璃「8.75123Cm。」

 

大吾「これ随分細けえな。」

 

チモシー「ここにあるのは全部最新の測定器なんだ!これはピコメートルまで測定可能だよ!それから・・・」

 

牡丹「うう・・・・」

 

6人「ん?」

 

牡丹「うう・・・・・」

 

腰を曲げようとするが、固すぎて曲がれない。

 

杏「頑張って!牡丹ちゃん!」

 

だが曲がれない。結果は−41.01284Cm。

 

瑠璃「マイナス?」

 

総一「マイナスまでもあんのかよ。」

 

チモシー「万が一測定器に手が届かなくても、ちゃんと測れるのさ!」

 

瑠璃「て言うか届かない人が居るとは思わなかったわ。」

 

総一「凄いなこれ、全国の学校に支給したら効率が上がるかもな。」

 

すると牡丹の腰の骨が折れた。

 

牡丹「腰!!」

 

京平「じゃあ俺行くか。」

 

今度は京平が挑戦。腰を曲げて測定開始。

 

瑠璃「12.82812Cm。凄いわね京平君。」

 

大吾「お前めっちゃ運動技術高まったのか?」

 

京平「何時の間にかまた伸びたな。多分逆ナンから逃げる時に体力付いたかもな」

 

大吾「それかよ。」

 

 

 

 

 

 

次は体重測定。体重計に瑠璃が乗る。

 

瑠璃「良かった。前と変わってない。」

 

体重が変わってない事に瑠璃がホッとする。

 

総一「俺もあんま変わんねえな。」

 

牡丹「今年もまた増えていました・・・」

 

杏「そうなの?全然太ってないのに。」

 

すると杏は、牡丹の胸を見て心が折れた。

 

京平「あ、こいつ・・・」

 

今度は瑠璃の胸を見てまた心が折れた。

 

瑠璃「ん?どうしたの?」

 

チモシー「グフフ、良い物持ってるね。秘訣はやっぱり巨乳かな?」

 

すると瑠璃がバインダーでチモシーを叩いて、大吾がパンチで殴った。

 

瑠璃「セクハラ!」

 

大吾「言葉を考えろ!」

 

チモシー「良い物だって言ったでしょ?叩かないでよ・・・」

 

その頃杏は、自分の胸を触って泣いてしまった。

 

瑠璃「ど、どうしたのよ!?」

 

杏はまた牡丹の胸を見る。瑠璃も牡丹の胸を見て、杏が泣いてる理由を理解した。

 

瑠璃「牡丹、あなた年々体重だけが増えてる理由、分かったような気がするわ。」

 

 

 

 

 

 

次は身長計に杏達3人が立つ。

 

チモシー「次は身長を測るよー!」

 

するとメーターが自動で降りた。

 

瑠璃「これも自動なのね。」

 

チモシー「160センチだねポチッとな!」

 

瑠璃の身長を記録する。

 

大吾「こいつ凄いな。」

 

チモシー「167センチだねポチッとな!」

 

大吾の身長を記録する。

 

総一「これは緻密じゃねえのか?」

 

杏「ああああああああ!!!」

 

突然杏が悲鳴を上げた。なんとメーターが杏の頭を何度も叩いてる。牡丹も計ろうとするが、メーターが頭に当たった瞬間倒れてしまった。

 

チモシー「流石にそれは測定不能だね・・・」

 

大吾「鬼畜な身長計だな・・・」

 

 

 

 

 

 

次は聴力検査。放送室で京平と大吾と牡丹と杏がヘッドフォンをする。

 

チモシー「音流すよー。」

 

音を流す。

 

牡丹「うーん、何も聞こえません。」

 

瑠璃「結構ボリューム高いけど、故障かしら?」

 

京平「お!聞こえる聞こえる。」

 

大吾「微かに聞こえるなこれ。」

 

総一「こっちはボリューム低いけど聞こえるな。」

 

杏「聞こえた!」

 

チモシー「え?そっちはまだ数値入れてないけど?」

 

杏「でも、女の人の声で、ねぇ・・・ねぇ・・・って。」

 

5人「ええ!!??」

 

まさかの怪奇現象。杏がその音を聞かせようとするが、皆逃げ惑う。

 

チモシー「可笑しいなぁー。」

 

すると瑠璃は、ガラス越しで調査を書いてる小平先生に気付いた。小平先生は笑った。

 

 

 

 

 

 

そして予鈴が鳴り、身体測定が終了した。牡丹を大吾と総一が支える。

 

瑠璃「大丈夫?」

 

総一「久米川、戻ったら少し休んだらどうだ?」

 

牡丹「申し訳ありません・・・身体測定で体力を使い果たしてしまいまして・・・」

 

杏「お昼ご飯食べられそう?」

 

牡丹「どんな事態になっても、食事だけはしっかり摂るべし。学運なんです・・・私など最早、人より牛に近いのかも知れません・・・」

 

大吾「おいおい!ドス黒いオーラが溢れ出てるぞ!?」

 

瑠璃「兎に角、私は牡丹を更衣室まで連れて行くわ。はなこ、悪いけど飲み物買って来てくれない?確か、校舎裏に自動販売機があったわよね。」

 

すると杏は立ち止まった。

 

瑠璃「ん?はなこ?」

 

杏「良いの?」

 

瑠璃「え?」

 

杏「自動販売機で本当に良いの?」

 

瑠璃「え、ええ・・・」

 

杏「分かった!私頑張るね!」

 

敬礼した杏は、自動販売機へ直行した。

 

瑠璃「はじめてのおつかい?」

 

京平「何か危なっかしい感じがする。大吾、総一、俺こっそり行って来る。」

 

大吾「分かった。」

 

京平が杏に気付かれないように走って行く。

 

 

 

 

 

 

その頃杏は自動販売機前に到着して、500円玉を投入する。

 

杏「よし!」

 

だが杏はその後ガッカリした。後ろから京平が覗いてた。

 

京平「言わんこっちゃない・・・」

 

 

 

 

 

 

その頃瑠璃達は制服に着替え終えて教室に戻って来た。

 

瑠璃「大分体調戻ったみたいね。」

 

牡丹「はい。お陰様で。」

 

教室では、全員お昼の弁当を食べてる。

 

総一「あ!おーいお2人さーん!こっちー!」

 

大吾と総一が弁当を食べ始めてる所だった。

 

総一「久米川大丈夫か?」

 

牡丹「はい。」

 

大吾「ああそう言えば、杏遅えな。」

 

杏「ただいまー!」

 

丁度杏が戻って来た。

 

杏「えっとね、2人は何飲みたい?」

 

瑠璃・牡丹「え?」

 

 

 

 

 

 

すると杏が取り出したのは、たこ焼きソーダ、まむしドリンク、カレー牛乳の3つ。それもろくな物が無い。

 

 

 

 

 

 

瑠璃「これは一体何なの?」

 

杏「自動販売機で買ったー!」

 

瑠璃「そうじゃなくて!紅茶と野菜ジュースって言ったわよね!」

 

杏の頬を引っ張る瑠璃。

 

杏「うん。だから紅茶と野菜ジュースが当たりますようにって念じながら、ボタンを押したんだけど。」

 

瑠璃「念じながら?」

 

杏「うん!だって、自動販売機って何が出るのか分からないでしょ?大好きないちごミルクが出るような気がしてたんだけど・・・カフェオレでも美味しいんだけどね。」

 

瑠璃「自動販売機は、ロシアンルーレットじゃないわよ?」

 

杏「皆の分だけでも、当たって欲しかったんだけど、ごめんね。」

 

瑠璃「え?・・・良いわよ・・・」

 

すると牡丹が腹の虫を鳴らして限界に近付いてる。

 

瑠璃「そうね!食べましょ!」

 

杏「うん!食べよ!」

 

丁度そこに、京平が戻って来た。

 

京平「悪い皆!」

 

大吾「おい京平遅刻だぞ。」

 

京平「道が混んでた。それと、杏に瑠璃に牡丹、買って来たぞ。」

 

いちごミルクと紅茶と野菜ジュースを3人に差し出す。

 

京平「あの時杏が戻って行く行動を見計らって、3つ買ったんだ。」

 

杏「わーい!ありがとー!」

 

瑠璃「ありがとう。」

 

牡丹「ありがとうございます・・・」

 

京平「さて、皆揃った所で食おうぜ。」

 

瑠璃「はなこ、体操着で良いの?」

 

杏「うん!私もうお腹ペコペコだもん!ねえそっち持って!」

 

瑠璃「え、ええ・・・」

 

総一「俺達も良いか?」

 

杏「うん!皆一緒だと楽しいよ!」

 

大吾「それじゃあ俺達も!」

 

6人「合体!」

 

 

 

 

 

 

机を1つに合体した。その後弁当を頂く。

 

杏「凄ーい!ぼたんちゃん携帯持ってるの?」

 

牡丹「本来は校則違反なのですが、特別に許可を頂いてるんです。何時でも119番に掛けられるように。」

 

杏「そうなんだ!私持ってもすぐ壊しちゃうんだよねー。」

 

京平「お前は何時もそうだろ。俺なんか大事に使ってるしな。」

 

瑠璃「私も必要無いし。」

 

大吾「っつかこのまむしドリンクってどんな味なんだ?」

 

総一「たこ焼きソーダって何時商品化されたんだ?」

 

京平「カレー牛乳って何か美味そうなイメージがあるけどどんな感じだ?」

 

大吾「じゃあ一斉に飲んでみよう!」

 

総一・京平「おう!」

 

3人「せーの!」

 

一斉に杏が買って来たジュースを飲む。すると3人の顔が真っ青になり『バタンッ!!』と倒れた。

 

瑠璃「大丈夫!?」

 

総一「この味・・・地獄の味だ・・・・」

 

大吾「悪魔が取り憑かれた感じがする・・・」

 

京平「忘れたくてもすぐ思い出しちゃう・・・・」

 

 

 

 

 

 

その頃小平先生は、別室で昼飯を食べてる。横でチモシーが充電中。

 

チモシー「確かに変わってるねー。あの6人。」

 

小平先生「ええ。チモシー、今日1日彼女達と彼らの様子を見て貰っても良いですか?」

 

チモシー「はいはーい。」

 

 

 

 

 

 

この日の放課後。

 

瑠璃「ぶ、部活見学!?あなた達、部活やるつもりなの!?」

 

牡丹「まだ決めてはいないのですが。」

 

大吾「俺達この学校の部活はどんな感じか興味があるしな。」

 

杏「でも、楽しそうな部活があったら入ってみたいよね!行こうよ行こうよ!」

 

すると床が開いて、チモシーが出て来た。

 

チモシー「じゃあ僕が案内するよ!」

 

瑠璃「何処から出たの!?」

 

総一「この学校どうなってんだ!?」

 

チモシー「この学園の事で僕が知らない事は無いからね〜。どんと任せてよー!」

 

杏「凄〜い!」

 

牡丹「宜しくお願いします!」

 

チモシー「OKー!」

 

瑠璃は不安そうだった。こうして6人は部活見学を回る事に。

 

杏「何処から回ろうかなー?」

 

牡丹「迷ってしまいますねー。」

 

杏「最初はヒバリちゃんが決めて!」

 

瑠璃「え!?私は特に部活なんて・・・」

 

チモシー「何事も体験だよ?」

 

総一「まあチモシーの正論だな。」

 

瑠璃「うーん・・・」

 

 

 

 

 

 

最初に見学するのは、料理研究部。調理実習室で瑠璃が体験する。卵を割って、泡立器で混ぜる。

 

杏「乙女!」

 

牡丹「まぁ!」

 

次に麺棒で生地を伸ばして、動物の形を作る。

 

杏「おおー!」

 

牡丹「上手ですねー!」

 

京平「瑠璃って上手いんだな。」

 

大吾「彼奴料理がピカイチなんだ。」

 

そしてオーブンで生地を焼く。そしてクッキーが完成した。周りの生徒達も驚いてる。

 

杏「可愛いー!」

 

牡丹「とっても美味しそうです!」

 

チモシー「良い仕事するねー!」

 

瑠璃「家で良く作るから。」

 

総一「それだけ料理が上手かったら、将来も困らないな。」

 

杏「一生大切にするね!」

 

クッキーを貰った杏は嬉しそうだ。そして料理研究部の体験が終わった。

 

女子生徒達「入部待ってるからねー!」

 

牡丹「もう決まってしまいましたねー。」

 

瑠璃「気が早いわよ。」

 

チモシー「次は何処を見てみる?」

 

牡丹「わ、私行ってみたい所が。」

 

 

 

 

 

 

次に向かった部活は、なんと陸上部だった。

 

大吾「体育会系かよ!!」

 

杏「頑張れー!出来る出来るよ!絶対出来る!」

 

総一「お前は松岡修造か!っつか応援してる場合か!」

 

そしてスタートするが、途中で力尽きた。

 

瑠璃「5メートルも進んでないわよ・・・」

 

大吾「ダメじゃん!」

 

次は弓道部。先輩が見事み的の真ん中に命中した。

 

杏「おおーー!!」

 

瑠璃「凄いわねー。」

 

そして牡丹は先輩に帯を結んで貰ってる。しかしきつく縛られて腰にダメージを負った。

 

次はソフトボール部。牡丹がバットを持って構える。ピッチャーがボールを投げたその瞬間。

 

牡丹「それー!」

 

なんとバットがボールに当たってホームランした。

 

5人「おおー!!」

 

だがしかし、牡丹の手首に大ダメージを負ってしまった。

 

牡丹「て・・・手首が・・・」

 

瑠璃「ええー!?」

 

総一「どんだけ〜!?」

 

 

 

 

 

 

そして牡丹の両手首に包帯を巻いて、運動部の見学が終わった。

 

杏「大丈夫?ぼたんちゃん?」

 

牡丹「ええ、慣れてますから。」

 

大吾「慣れって怖ぇな。」

 

総一「何で自ら運動部を志願したんだ?自分の体にダメージを負うだけだぞ。」

 

牡丹「すみません総一さん・・・」

 

瑠璃「全く、予想通りと言えば予想通りね。」

 

チモシー「まだ時間はあるよ?リクエストは?」

 

杏「ねぇ、動物さんをもふもふ出来る部活って無いかな?」

 

京平「お前どんだけ動物をもふもふしたんだよ?まあ良いか、チモシー、あったら言ってくれ。」

 

チモシー「え?うーん・・・そんな部活あったかなー?」

 

杏がチモシーをもふもふしようとするが、上手く避けられた。

 

チモシー「もふもふなら僕も中々だよー?」

 

杏「でも撫でさせてくれないし・・・」

 

瑠璃「あなたロボットなんでしょ?」

 

大吾「まあ確かに、見た目うさぎ、中身ロボット。」

 

チモシー「うーん・・・・あ!!」

 

杏「ミスターチモシー君!!」

 

今度こそチモシーを撫でたい杏。だがまた避けられた。次に向かう。

 

 

 

 

 

 

杏「ペット同好会?」

 

総一「そんな部活があるのか?」

 

チモシー「部活じゃないんだけど、自分達のペットをもふもふし合うサークルらしいよ?」

 

杏「うわぁー!楽しそう!」

 

京平「こいつもうもふもふにしか目が無いのが相変わらずだな。」

 

瑠璃「それ、学校でやる事なの?」

 

チモシー「あの教室だよ!」

 

チモシーが指した教室から、様々な動物の鳴き声が聞こえた。

 

杏「あ!動物さんの声だ!」

 

瑠璃「ちょっと大き過ぎない?」

 

 

 

 

 

 

するとその時、教室のドアが壊され、動物達が一斉に襲い掛かって来た。

 

 

 

 

 

 

6人「!!??」

 

杏が動物達に向かうが、瑠璃に止められた。

 

瑠璃「逃げるのよ!」

 

京平「エスケープスタート!!」

 

チモシー「うわぁー!」

 

大吾「こっちに向かって来る!!」

 

牡丹「ああー!!」

 

総一「尋常じゃない数だ!!」

 

6人とチモシーが動物達から逃げる。

 

京平「何なんだ彼奴ら!!」

 

大吾「何でこっちに来るんだよ!!」

 

瑠璃「あんた狙われてるんじゃない!?」

 

チモシー「まさかぁ、彼女じゃない?」

 

杏「うーにゃー!!」

 

牡丹「もう・・・走れません・・・!」

 

大吾「牡丹!!」

 

牡丹「私の事は、お気になさらず・・・!!」

 

倒れそうな牡丹を大吾が掴む。

 

大吾「そうはいかねえぞ!お前を放って逃げる訳にはいかねえよ!」

 

牡丹「大吾さん・・・」

 

大吾は牡丹をおんぶして再び逃げ出す。階段を下って全速力で逃げる。動物達はしつこく追い掛ける。

 

総一「だぁもうしつこい!!」

 

途中で響と蓮とすれ違ったが、そんな事はスルー。このまま外へ逃げる。

 

響「な、何だ!?」

 

突然、動物達の半分が途中で止まって、標的を響と蓮に変えて襲う。

 

大吾「彼奴らどんだけ俺達を標的にしてんだよー!!」

 

瑠璃「ちょっと!ロボットなら何か無いの!?」

 

チモシー「何かって?」

 

京平「決まってるだろ!ロボットにはビームが付き物だろ!!」

 

チモシー「え?何を期待してるの?」

 

京平「無いなら良し!」

 

するとチモシーが止まる。

 

チモシー「しょうがないなぁー。」

 

目を光らせたチモシーが、動物達に向かう。

 

チモシー「チモーーーーーー!!!!」

 

瑠璃「チモシー、まさか・・・まさか本当に・・・・!!あるの!?」

 

だが一瞬でぶっ飛ばされた。

 

チモシー「無いよ・・・何も・・・」

 

瑠璃「じゃあどうして言ったのよ!!」

 

京平「だぁ!!期待した俺がバカだった!!」

 

 

 

 

 

 

その後なんとか振り切った。

 

瑠璃「はぁ・・・はぁ・・・何とか逃げ切れたわね・・・疲れた・・・」

 

総一「彼奴ら何が目的だったんだ・・・?」

 

杏「動物達触りたかったなー。」

 

大吾「あんな状況で良く言えるなお前は。」

 

杏「でも楽しかったねー。」

 

牡丹「くすっ。そうですねー。」

 

瑠璃「部活見学だけで、こんな目に遭うなんて・・・」

 

チモシー「全くだねー。酷い目に遭ったよー。」

 

そこにチモシーがボロボロの状態で戻って来た。

 

瑠璃「あなたの場合は自業自得でしょ?・・・さっきのも、小平先生に報告するの?」

 

チモシー「う・・・」

 

京平「図星か。」

 

瑠璃「身体測定の時、私達の不幸度を測ってたんでしょ?」

 

チモシー「あ、分かっちゃった?」

 

杏「ねぇ、ヒバリちゃんはどうするの?」

 

瑠璃「え?」

 

杏「部活、やっぱり料理部にする?」

 

牡丹「私達は何処も無理そうですが。」

 

杏「あ!そうしたら一緒に帰れなくなっちゃうね。でも、学校に居る間は一緒だしね!」

 

牡丹「そうですねー。」

 

チモシー「1人は決まりかな?」

 

大吾「どうなんだ瑠璃?決めるのはお前なんだぞ?」

 

瑠璃「・・・喉乾いたわね。ちょっとジュース買って来るわ。」

 

京平「俺も買って来る。」

 

 

 

 

 

 

自動販売機で紅茶を買った瑠璃とサイダーを買った京平。

 

瑠璃「やっぱり、普通に出るじゃない。カレー牛乳も、たこ焼きソーダも売ってないし。」

 

京平「じゃあ何で入ってたんだ?」

 

業者A「すみませーん、ちょっと開けます。」

 

そこに2人の業者が自販機を開ける。

 

業者B「全く、ジュースの入れ間違いなんて普通するか?」

 

京平(なんだ、業者さんの入れ間違いだけか。しかも良く当たったな彼奴。)

 

 

 

 

 

 

その後瑠璃はいちごジュースと野菜ジュースを買い、京平がソーダとコーラを買って戻る。

 

瑠璃「本当、何処までもついてないわねあの子。」

 

京平「まあ昔からそうだよな彼奴は。」

 

すると瑠璃は何かを見付けた。それは、あのオジギビトの看板だった。

 

瑠璃「こんな所で・・・」

 

京平「こんな所にあった。」

 

瑠璃「でも皆待ってるし・・・」

 

京平「そうだな。早く戻って・・・」

 

杏「ああ!ヒバリちゃんに京ちゃん居たー!」

 

そこに杏達が合流した。

 

牡丹「遅かったので、何か遭ったのかと。」

 

瑠璃「ああ、ごめんなさい。これ。」

 

杏「いちごミルクだ!」

 

牡丹「ありがとうございます!」

 

京平「おい大吾に総一、昼の悪魔の味を消し去るアイテム買って来たぞ。」

 

大吾「おおー!コーラじゃねえか!」

 

総一「ソーダだ!悪魔から解放確定ー!」

 

京平「じゃあ一斉に飲むぞ!」

 

大吾・総一「おう!」

 

3人「せーのっ!」

 

3人がサイダーとコーラとソーダを一斉に飲む。

 

京平「体力回復!!」

 

大吾「気力回復!!」

 

総一「症状回復!!」

 

牡丹「ん?」

 

オジギビトの看板を牡丹が見た。

 

牡丹「あの人がそうなんですね。」

 

瑠璃「え!?ええ・・・」

 

杏と牡丹は頬笑んだ。

 

牡丹「どうぞ好きなだけ見ていて下さい。」

 

杏「うん!私達待ってるから!」

 

瑠璃「え・・・良いの?」

 

杏「大切な人なんでしょ?」

 

そう言われた瑠璃は、看板を微笑みながら見た。5人は微笑んだ。

 

チモシー「おーい!料理部の入部届け持って来たよー!」

 

入部届けの用紙を持って来たチモシー。

 

瑠璃「もう良いわ。」

 

5人「え!?」

 

大吾「決めたのか瑠璃?」

 

瑠璃「ええ。部活なんてやってたら、彼に会える時間が無くなっちゃうしね。まあ、あなた達と一緒に帰宅部って言うのも悪くないかもね。」

 

杏「それじゃあ!毎日一緒に帰れる?6人一緒に並んで歩いて寄り道したり、お喋りしたり出来る?」

 

瑠璃「え!?そ、そうね・・・」

 

杏「やったー!!」

 

チモシー「それで良いかもね。」

 

杏「明日も一緒に帰ろうね!」

 

 

 

 

 

 

その頃響と蓮は。

 

響「レン!レン!大丈夫か!?生きてるか!?」

 

蓮「何とか。」

 

動物達に懐かれてる蓮。階段の上から小平先生がこっそり見てる。

 

小平先生「あの2人も、大概不幸ですね。」

 

「END」




    キャスト

 小川京平:内田雄馬

 吾野大吾:八代拓

 豊島総一:仲村宗悟

 花小泉杏:花守ゆみり
雲雀丘瑠璃:白石晴香
久米川牡丹:安野希世乃
  萩生響:山村響
 江古田蓮:吉岡茉佑

 小平先生:原由実
 チモシー:森永千才
  業者A:熊谷健太郎
  業者B:山本祥太

次回「4月28日 はじめての幸福実技」

作者「この作品の作業は、かなり大変です。まあめげずに頑張ります。それと総一の不幸タイプを変えました。」

私の好きなキャラははなこです。

感想や評価や誤字脱字など宜しくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。