大吾「遅いな彼奴ら。」
すると3人は、地図を見てる響を見付けた。
瑠璃「あの子、同じクラスの?」
総一「ああ居たな。俺達と同じ幸福クラスに。」
地図を見た後、響が走り出す。だがその途中。
響「ゴフッ!!」
電柱に頭を打った。頭を抑える。
大吾「痛そー・・・」
瑠璃「だ、大丈夫?」
響に声を掛ける瑠璃。すると響は瑠璃を見て思い出した。
それは、天之御船学園の受験当日、1人で学校へ向かう途中。
響『ぐはぁ!!』
電柱に頭をぶつけた。その時に瑠璃と出会った。
響「あ!お前!構うな!」
歩き出したが、また目の前の電柱にぶつかった。今度は草に落ちたり、手摺にぶつかったりなど。
瑠璃「学校はそっちじゃ!」
だが響はもう行ってしまた。そこに杏達が来た。
杏「おはようヒバリちゃん!」
牡丹「お待たせしました。」
大吾「やっと来たか京平。」
京平「ようおはようさん。」
牡丹「どうかしましたか?」
瑠璃「う、うん、前にも何処かで。」
その後ろで、蓮が猫達に掴まれながら登校中。それを見た瑠璃は見てない振りをした。
瑠璃「いや、何でも無い・・・」
その頃響は、瑠璃を見て完全に思い出した。
響「思い出したぞ・・・彼奴が同じクラスに居たとは・・・ん?」
見知らぬ場所で迷子になってしまった響。
響「学校はどっちだ・・・?」
萩生響、不幸タイプ『方向音痴』。
教室。
小平先生「はい。と言う訳で、本日からいよいよ、7組の特別カリキュラム、幸福実技を行います。」
瑠璃(あの子、まだ来てないみたい・・・)
響の席には、まだ響が来ていない。
小平先生「最初の実技は、皆さんで楽しいすごろくをやりますよ。」
黒板に『幸福実技すごろく』と書かれてる。
全員「え?」
京平「すごろくだと?」
杏「うわぁー!面白そうだねー!」
牡丹「そうですねー。ボードゲームでしたら、大事故や大怪我の心配も無さそうですし。」
瑠璃「すごろく?ただの?」
大吾「なあ京平、何か引っ掛かる気がする。」
京平「俺もそう思うな。これは何か裏があるに違いない。」
小平先生「ではさっそく、7組専用課外授業施設へ行きましょう。」
全員「!?」
総一「課外授業施設だど?」
瑠璃「専用授業施設!?」
その後全員体育館に集合した。全員がざわつく。
瑠璃「ここ、体育館ですよね?」
小平先生がモニターのボタンを押した。すると体育館の床が開いた。
杏「うわぁー!」
大吾「シェルター!?」
エレベーターが出て来た。
小平先生「さぁ、施設はこの下です。」
響「遅くなりましたー!」
丁度そこに遅れて来た響と蓮が登校した。蓮の顔に猫がしがみついてる。
小平先生「遅刻ですよ?萩生響さん、江古田蓮さん。」
蓮「ふひはへん(すみません)。」
響「あ!!何だこれは!?」
蓮「エレベーターだろ?」
すると響は、瑠璃を見付けて睨んだ。瑠璃は何故睨まれたのか理解していない。
そして全員、エレベーターに乗り、地下に下がる。
杏「下に参りまーす!」
京平「かなり下に行くな。」
杏「何処に行くんだろうね?」
牡丹「すみません・・・私にちょっとエレベーター酔いが・・・」
瑠璃「大丈夫!?」
杏「薬飲む!?」
そして地下は400mまで下がる。
杏「地下帝国!?」
総一「どんだけ費用を費やしたんだこの学校は!?」
そして目的地の施設に到着した。
瑠璃「ここは?」
すると天井のライトが照らされた。
チモシー「ウェールカーム!!チモシータウーーン!!」
全員「え!?」
地下には、巨大なすごろくボードが広がっていた。
杏「うわぁー!遊園地みたいー!」
牡丹「まぁ!」
瑠璃「何これ?」
小平先生「等身大のすごろくです。」
瑠璃「等身大!?」
小平先生「これは、あなた達自身がコマになっていくゲーム。運を鍛えるのに、すごろくはピッタリなんですよ。」
京平「確かにすごろくには数多くのマスがあるしな。」
総一「1回休みや何マス戻るマスが山程あるし。」
大吾「小平先生の言う通り鍛えるのにピッタリなゲームだな。」
杏「そうなんだ!」
瑠璃「そんな訳無いでしょ!?やっぱりこんなゲームが授業なんて可笑しいんですよ!」
小平先生「では、手っ取り早くロシアンルーレットで運試しでもしますか?」
リボルバーを出した小平先生。生徒全員が嫌がる。
小平先生「よろしい。では始めましょうか。」
チモシー「アップアップ!」
チモシーと小平先生が乗ったゴンドラが上に上がった。
小平先生「皆さん、2、3人1組のグループを作って下さい。」
杏「ヒバリちゃん!ぼたんちゃん!」
瑠璃「分かったわよ。組みましょう。」
牡丹「是非。」
京平「じゃあ俺達はこの3人で行くか。」
大吾「そうだな。ピッタリ3人だしな。」
総一「頑張るか!」
小平先生「念の為言っておきますが、幸福実技の結果は、成績表にキッパリバッチリ反映しますからね。真剣にやるように。」
全員「鬼だ・・・」
総一「俺達完全家畜状態だな。」
杏「幸福の成績って何だろうね?」
牡丹「大吉、中吉、末吉、凶、大凶の5段階評価でしょうか?」
響「クックック!」
突然響が笑い出した。
響「つまり、1番でゴールに辿り着けば、花丸百点満点が貰えると言う事だな!だったらこのゲーム、勝つのは響だ!この萩生響は学校の頂点に立ち、学校王になる存在、勝負とならば、誰が相手でも負けはしなグハ!?」
途中で蓮がエルボーで響を止めた。
蓮「進めて下さい先生。」
小平先生「はーい。」
牡丹「変わったお2人ですね。」
瑠璃「そ、そうね・・・悪い成績は取りたくないし、私達も・・・え!?」
杏・牡丹「ん?」
京平「杏、瑠璃、牡丹、こっからは真剣で挑めよ。」
大吾「どっちが負けても恨みっこ無しだぞ。」
総一「お前達3人も全力で挑め。」
杏「うん!私達負けないよ!」
そしてそれぞれスタートして、多くのチームがそれぞれのマスに待機。
瑠璃「スケールは大きいけど、普通のすごろくね。」
小平先生「それでは次のチーム。」
チモシー「サイを投げるが良い!」
杏「はーい!」
サイコロを持ってる杏。
瑠璃「え!?」
杏「何?」
瑠璃「いや・・・ま、まあ良いわ・・・」
杏「じゃあ行きまーす!」
サイコロを投げた。出た数字は1。
瑠璃「まあ最初はこんなもんじゃない?」
3人「始めの1歩!」
止まったマスは、1回休み。
響「ふん!初っ端から休みなど、全く無様だな!」
後ろを見ると、響が偉そうに立ってる。
響「この響が勝利を掴み取る瞬間を見ているが良い!」
瑠璃「何?」
杏「格好良いー!響ちゃーん!今までお話しした事無かったよねー?私花小泉杏ー!」
響「な!?気安く名前を呼ぶな!響は誰とも馴れ合う気は無い!レン以外とはな!!」
瑠璃「レンって、確か・・・」
蓮「江古田蓮。宜しく。」
突然蓮が3人に握手を求めた。
杏「よ、宜しくー。」
蓮と握手する杏。
響「レ、レン!?」
牡丹「宜しく。」
握手した瞬間手が『グキリッ』とダメージを負った。響は痺れを切らせた。蓮が瑠璃に握手を求めようとするが、響が塞いだ。
響「止めるのだ!こんな奴らと仲良くする必要は!!」
すると蓮はサイコロで響の頭を叩いた。
蓮「何時まで経っても進まないだろ?投げるよ。」
サイコロを蓮が投げた。出た数字は6。
響「やった6だぞ!流石レンだ!」
蓮「そうかな?」
響「行くぞー!栄光への第1歩だ!」
だが響はスタート地点の後ろへ行ってしまった。すると全速力で戻って来た。
響「・・・ちょっと間違えただけだ!」
牡丹「方向音痴さんなんですね。」
瑠璃「そのようね。」
すると蓮は響の手を握った。
響「レン!?」
蓮「私が連れて行った方が早いだろ?」
響「でも・・・」
蓮が響を引っ張って進んだ。
牡丹「何だか微笑ましいですねー。」
すると盛大な音楽が流れた。
チモシー「最初に6を出したチームにはスペシャルチャンス!!マス目のお題をクリア出来たら一気にゴールだよ!」
響「ほ、本当か!?」
チモシー「お題はーチャカチャカチャーン!2人とも好きな人の名を高らかに宣伝する事ー!」
瑠璃「そんなお題もあるの!?」
大吾「なんて鬼畜なお題だ!!」
響「ああああああ・・・・・・」
蓮「特に居ません。」
響「レン!!」
すると響の頭にガーンの文字が落ちた。
小平先生「さて、萩生さんはどうですか?」
響「ひ・・・響も・・・好きな人なんて・・・居る訳無い!!」
すると小平先生が何かボタンを押した。すると響と蓮が立ってる床が開いて、2人揃って落ちてしまった。
響「あぎゃあああああああ!!!!」
全員「!?」
小平先生「クリア出来ない所か、嘘を提示する悪い子は、罰ゲームが待ってますよ?」
瑠璃「全然普通じゃなかった・・・・・!!」
瑠璃の体に戦慄と恐怖心が走った。すると杏はサイコロの1を見て思った。
杏「梅干し!」
瑠璃「お腹空いたの?」
大吾「やっと俺達の出番だな。」
総一「さて、投げるぞー。」
サイコロを総一が投げる。出た数字は5。
総一「5か。案外ついてるかもな。」
京平「まだ分からないぞ。兎に角進むぞ。」
5マス進む3人。
京平「3人共、早く進めよ。」
総一「向こうで待ってるぜ。」
杏「ありがとう!」
そして1回休みが終わって杏達の番が来た。
杏「はい。次はぼたんちゃんね!」
牡丹「ありがとうございます。」
サイコロを持った瞬間手が滑って牡丹の足にダメージを負った。
牡丹「足!?」
杏「あわわぼたんちゃん大丈夫!?」
牡丹「すみません・・・思ってたより・・・重くて・・・」
だがサイコロが出した数字は6だった。
小平先生「あら、6ですね。」
大吾「やるねぇ。」
瑠璃「良し!行くわよ!」
杏「足元気を付けてね。」
6マス進んだ3人。途中で京平達のチームとすれ違った。待ち構えてたのは。目の前の巨大なルーレットだった。
チモシー「ドキドキコスプレルーレットだよ!!」
瑠璃「コ、コスプレ!?」
杏「楽しそう!」
するとルーレットが回り出した。
チモシー「さぁボタンを押してルーレットを止めるんだー!」
そして瑠璃がボタンを押した。瑠璃はガッカリした。
杏「うわぁー!楽しみだねー!」
そしてコスプレする動物は、うさぎだった。しかもバニーガール。
瑠璃「そ、どうしてこんな格好を・・・」
杏「ヒバリちゃん凄く可愛いよ!!」
総一「何処がだよ!」
京平「バニーガールは俺達から見たら如何わしいわ!」
牡丹「ええ本当に・・・私何かとは大違い・・・とっても素敵です・・・あ、でも私のバニーガール姿など、悍まし過ぎますから、これくらいの方が丁度良いのかもしれませんね。」
イカの着ぐるみを着てる牡丹。ドス黒いネガティブオーラをまた醸し出してる。
杏「イカさんだー!アオリイカ?スルメイカ?ホタルイカ?」
牡丹「ダイオウイカです。」
杏「良いな良いなー。2人共、私だけ何も当たらなかったよ・・・」
すると瑠璃が、杏にうさ耳を着けた。
瑠璃「あげるわ・・・それが無いだけで多少マシな気がするし・・・」
杏「ありがとう!」
チモシー「次行くよー!ぴょんぴょん縄跳びゲーム!」
小平先生「合計で500回飛び終わるまで先に進めません。頑張って下さいね!」
チモシー「よーい!『ピーーー』!!!」
3人が縄跳びする。だが牡丹の脛に縄が当たった。
牡丹「脛!!」
瑠璃「牡丹!?」
牡丹「ごめんなさい・・・反吐が出る程の役立たずのイカでごめんなさい・・・」
杏「ヒバリちゃーん!ごめん、絡んじゃった・・・」
縄に絡まれた杏が動けなくなった。
瑠璃「もーーーーー!!」
牡丹「どうしたらこうなるんでしょう?」
なんとか無事500回飛んだ瑠璃。杏の縄を牡丹が解いた。瑠璃の足元には大量の汗が滲んでた。
瑠璃「時間掛け過ぎたわ・・・・急がないと・・・」
杏「栄光はすぐそこだよ!」
3マス進む。そして辿り着いたマスは。
瑠璃「ここは?」
チモシー「残念無限ループエリアだねー。」
瑠璃「え!?」
京平「あれ?杏達じゃねえか。まさかこの無限ループに?」
瑠璃「京平君に大吾に総一!?まさかこの無限ループに!?」
総一「ああ。今さっき掛かってしまってな。」
大吾「まだ進んでない。」
その頃響と蓮は無事すごろくに復帰した。
響「思わぬ大冒険だったぞ・・・」
蓮「ワニとか沼とか。」
響「だが!まだまだ勝負はこれからだ!」
サイコロを響が投げるが、出た数字は虚しく1だった。
響「1!?」
そして1マス進む。
チモシー「本日2組目のコスプレルーレットだよ!」
響「コスプレだと!?」
うさぎの絵を見て響が驚いた。
響(バニースーツ!?レンは少中学校ともうさぎ小屋の世話を任されて、自らうさぎを3匹飼ってる程のうさぎ好き・・・!)
そしてルーレットが回り出した。
響「(ここでセクシーなバニースーツを見せ付ければ・・・レンを悩殺出来る!!)バニー!!」
その頃杏のチームでは、一つのミニゲームをしていた。
チモシー「どっちを選ぶ?天国or地獄ゲーム!」
小平先生「片方の紐を引くとタライ。もう片方を引くと花小泉さんの大好きなアレが落ちて来ますよ?」
杏「好きなアレ!?」
瑠璃「は、はなこ!やっぱり私が!」
杏「大丈夫だよヒバリちゃん!私何とか上手くやれる気がする!」
瑠璃「今、何かのフラグが立ったような気がするわ・・・」
杏「行きまーす!」
青い紐を選んだ杏が引っ張る。落ちて来たのは、大好きな動物達だった。
杏「うわぁー!ワンコとニャンコだー!」
瑠璃「え!?当たり!?」
すると動物達が一斉に杏に襲い掛かり、噛み付いた。
瑠璃「はなこーーー!!!」
脱出した杏を引っ張って進む。
瑠璃「これじゃあ、両方ハズレみたいな物じゃない・・・」
牡丹「はなこさん、お怪我は?」
杏「大丈夫・・・」
瑠璃「マズイわね・・・全然ループから抜け出せるマス目に止まれない・・・」
杏「ずっとぐるぐる回ってるね。」
牡丹「私また酔って来ました・・・」
瑠璃「このままじゃ・・・」
響「クックック!漸く捉えたぞ!予め言っておくが、響の仮の姿には決して触れるな!」
そこにクマのコスプレをしてる響と、トラのコスプレをしてる蓮と出会った。
杏「クマさんだー!可愛いー!」
響「うわ!!」
牡丹「トラさんもとっても素敵です!」
蓮「ありがとう。」
響「触れるなと言っておるだろうが!」
総一「おい何だ?あのクマは?」
後ろには京平達のチームが立っていた。まだ抜け出せてないらしい。
大吾「そしてもう片方はトラか?露出高いな・・・」
京平「あいつさっき別の道を進んだ奴じゃね?」
響「何だお前達!!あの時は間違っただけだ!」
総一「認めてないのか。」
すると蓮が3人に握手を求めた。
蓮「宜しく。私は江古田蓮。」
響「レン!?」
京平「ああ、宜しく。俺は小川京平だ。」
大吾「吾野大吾だ。」
総一「豊島総一だ。宜しくさん。」
それぞれ握手して仲良しになった。
響「!?クックック!どうやらお前達も無限ループにハマったようだな!哀れな奴らだ!」
すると嬉しいのか杏が響の手を握った。
杏「心配してくれるんだ!優しいな響ちゃん!」
響「誰がお前達の心配などするか!」
総一「おい!哀れって言ってたけど無限ループにハマってるお前達に言われたくも無いぞ!」
響「な!?響はちょっと間違えてここに来てしまっただけだ!」
総一「何だかイライラが走った・・・」
響「見ていろ!これで逆転だ!」
サイコロを上に投げた。出た数字は4。
響「どうだ!響の辞書には敗北と言う辞書は無い!」
蓮「その辞書欠陥品じゃないか?」
杏「響ちゃーん!クマさん可愛いねー!」
響「呼ぶなって言っただろー!ガオガオガオー!」
杏を追い掛ける響。
その後も無限ループから脱出出来ないまま。
瑠璃「このままじゃ、本当に成績もビリになっちゃうわ・・・」
すると後ろにまた響と蓮のチームに出会ってしまった。
響「何故お前達が響達の前に!?どんな裏技を使ったのだ!?」
瑠璃「私達は、1歩も動いてないわよ?」
響と蓮の後ろのマスに立ってる京平と大吾が説明した。
大吾「簡単さ。さっきも言った通り、萩生達がループエリアでループしてるからだ。」
京平「それに、さっき4が出たから素直に脱出出来たはずだろ?」
響「レンー!何故響の行く道を止めてくれなかったのだー!」
蓮「いや、妙に彼女達と彼らと絡むから、一緒に居たいのかと思って。」
響「響が一緒に居たいのはレンだけだ!」
京平・大吾・総一「あら〜。」
すると予鈴が鳴った。
チモシー「業務連絡だよー。」
小平先生「時間が掛かり過ぎです。もうあなた方3チーム以外はゴールしましたよ?」
大吾「あれ?もう?」
杏「皆すごろく上手なんだね。」
瑠璃「そう言う問題じゃないわよ。」
総一「だた俺達が遅いだけ。」
小平先生「このままだと2時間目も終わってしまいます。すごろくで最下位を決定するのは難しいようですね。対抗戦に移行しましょう。」
全員「対抗戦?」
すると小平先生が指を鳴らした。出て来たのは無数のアームだった。
小平先生「大丈夫、怖くないですよ?さぁ参りましょう。最後のステージへ。」
そしてアームは残ってる3チームを捕まえて最終ステージへ移した。移行された場所は、暗い所だった。
蓮「暗くて良く見えないな。」
後ろに瑠璃と杏と牡丹が落ちた。
杏「楽しかったー!」
牡丹「私・・何時あのアームが折れたり壊れたり砕けたりするのかと恐ろしくて・・・・」
杏「分かる分かる。」
牡丹「寿命が縮まってげっそりです・・・」
瑠璃「持って行かれ過ぎでしょ!」
そこに京平達も到着した。
京平「どうやらこれから面白そうなゲームになりそうだな。」
大吾「皆大丈夫か?」
瑠璃「ええ、何とか。」
総一「にしても暗いな。ここは動かない方が身の為だ。」
そして響がアームに掴まれて来た。すると全員が笑った。
杏「可愛いー!」
大吾「何だー?そのザマは?」
響「笑うなそこー!」
なんと尻尾に掴まれてて逆さまな状態になっていた。
小平先生「ごめんなさいね萩生さん。そのクマさん、他に掴みやすい所が無くて。」
響「だったら響もゴンドラに!」
蓮「響、あんまり暴れたら。」
アームが開いて、響が落ちた。
蓮「ほら。」
地面に落ちたと思ったら、蓮が見事受け止めた。
蓮「だから言ったのに。」
響「レ、レン・・・」
だが蓮はすぐ響を放して響を落とした。
蓮「ごめん、やっぱり重かった。」
響「な!!!ダイエットする・・・・」
蓮「頑張れ。」
すると天井のライトが灯された。
チモシー「ようこそ!クラス一不幸な生徒を決めるステージへ!」
全員「??」
床には、うさぎの形をした持久走の8つのコースがあった。
小平先生「あなた方には、チモシーから出される3つの運試しゲームで対決してもらい、その合計点で勝敗を決めます。所で雲雀丘さん。ここまですごろくをして来てどうでしたか?」
瑠璃「え?そうですね、最初にあった好きな人、いえ、プライベートな質問には、当たらなくて良かったです・・・」
小平先生「分かりました!ではそれをゲームに組み込んでおきましょう。」
瑠璃「しまった!!」
大吾「何たる鬼畜!」
小平先生「更に最下位のチームには、スペシャルな宿題を用意しています。」
瑠璃「もう、嫌な予感しか無いわ・・・」
響(このゲームで勝利してもワースト2位・・・そんな中途半端な順位に甘んじる位なら・・・この萩生響!ワースト1をこの手で収めてみせる!)
蓮(また変なプライドで可哀想な方へ迷子になってるな。)
響(ワースト1をこの手に!)
6チームはコースの位置に着く。
小平先生「それでは始めましょうか。1つ目のゲームは。」
チモシー「もぐもぐ!パン食い競争!」
壁のゲートから小ちゃいチモシー達がパイプを運んで来た。
杏「チモシーがいっぱい!」
牡丹「小さくて可愛いですね!」
チモシー「チモシータウンのスタッフだよー。」
スタッフは一瞬にしてスタンバイ完了させた。パイプに8つパンが吊るされてる。
小平先生「3位まで点数が貰えますからね。」
響「何でも構わん!(どうせ、勝つ気は無い!)」
瑠璃「負ける訳にはいかないわ。」
総一「全力で走るぜ。」
チモシー「よーい!『バン!!』」
遂にスタートした。
杏「ねぇねぇ!メロンパン食べて良い?」
瑠璃「好きなの選んで!」
杏「やったー!」
京平「俺ホットドッグへ行く!」
大吾「俺アンパン!」
総一「俺はクロワッサンを選ぶ!」
メロンパンを杏が見事口でキャッチして走る。次に瑠璃がクリームパンを口でキャッチし、蓮が食パンをキャッチした。更に京平はホットドッグ、大吾がアンパン、総一がクロワッサンをキャッチした。
杏「うーん美味しい!」
チモシー「因みに1つだけわさび入りのパンが混じってるよ?」
すると杏は顔を真っ青にして力尽きた。杏が食べたメロンパンの中に強烈なわさびが入ってたからである。
瑠璃(はなこ・・・)
牡丹「今回は・・・途中で・・・」
響(動き難い格好で助かった!これでバレずにビリになれる!)
そして響がカレーパンをキャッチした。そして牡丹がフランスパンをキャッチしたその時、牡丹の前歯に強烈なダメージを負われ、そのまま止まってしまった。
響「凄い音がしたが・・・」
牡丹「歯が・・・」
そして、順位が決まった。1位は蓮、2位は瑠璃、3位は響の順になった。
小平先生「花小泉さんと久米川さんは。」
2人はぶっ倒れてた。
チモシー「棄権だね。」
小平先生「そして、小川君と吾野君と豊島君は。」
なんと3人も止まっていた。
京平「何だこのホットドッグは・・・」
大吾「このアンパン・・・甘みが失って不味い・・・」
総一「クロワッサンの中にごぼうが・・・・おうぇ・・・」
チモシー「ああごめんね。その3つにも色々交じってたんだった。」
大吾・総一「遅ぇよ!!」
チモシー「因みにそのホットドッグのソーセージは、10倍辛いチョリソーだから。」
京平「辛ぇよ!!!水くれ!!!」
響は残念な表情をしていた。
小平先生「江古田・萩生チーム、1ポイントリードですね。」
響(想像以上に弱いな・・・此奴ら・・・)
京平は水をがぶ飲みしてる。
小平先生「2つ目のゲームは。」
チモシー「チョコスティックゲーム!」
瑠璃「それって・・・」
チモシー「そうそう!1本のチョコスティックを端から食べ合って。」
瑠璃「破廉恥!」
総一「俺達がやったらBLじゃねえか!」
チモシー「悪魔でゲームだって。制限時間内により短くなったチームの勝ち。折れたら失格だよ。」
小平先生「さぁ選んで下さい。1本のチョコスティックは長く、1本は短い物です。もう1本は偽物のサンプルです。それを引いたら即失格です。」
牡丹「短い方が有利な訳ですね。」
そしてそれぞれのチョコスティックを選んだ。
結果は、瑠璃が短いチョコ、響が長いチョコを選んだ。そして京平がサンプルを選んでしまった。
杏「やったね!」
瑠璃「良いのかしらこれで?誰と誰がやる?」
牡丹「わはひには、つはいものには・・・(私には、使い物には・・・)」
杏「じゃあ私とヒバリちゃんだね!」
瑠璃「仕方無いわね・・・」
京平「なあ大吾、総一、俺サンプル引いちまってゲーム失格なんだけど良いのか?」
大吾「サンプルで良かったんだよ。」
総一「そうだ!あんなのやってらんねえよ!」
響(奴らがサンプルを引いてしまった・・・だが今回は確実に彼奴らに負けられるな。)
チモシー「ではー!よーい!『バン!』」
スタートした。瑠璃が徐々にチョコを咥えてる杏の顔に近付く。
瑠璃「やっぱり無理!」
杏「負けちゃうよヒバリちゃん!」
瑠璃「だって・・・分からないの?」
杏「ん?」
瑠璃「分かってない!?」
響「彼奴ら何をしてるのだ!」
すると蓮が、響が持ってるチョコを咥えた。
蓮「集中して。」
響「え!?いや・・・」
すると蓮が、響の顔に手を当てた。そして響に反対側の端を咥えさせる。
蓮「行くよ。」
そしてチョコを食べながら徐々に響の顔に近付ける。響は顔を赤くした。もう少しで食べ終われると思ったその時、チョコが折れてしまった。
響「あ・・・」
蓮「ごめん、勢い付け過ぎて折れた。」
響は崩れて泣いてしまった。
蓮「どうしたの?」
響「蓮の!蓮のバカー!!」
大吾「これを見てる俺達が何か気不味い気がしないか?」
京平「確かに。見てはいけない光景を目の当たりにしてるな。」
総一「見てらんねぇ・・・」
瑠璃(チャンスよね?仕方無い、やるしか!)
もう一度やろうとしたが、杏がチョコを丸々食べてしまった。
杏「あ、全部食べちゃった。」
瑠璃「な、何してんの!?」
杏「えへへ〜、美味しかったから。」
チモシー「引き分けだねー。」
次のステージは、周りに7組の生徒達が座ってるスタジオだった。真ん中に8人が座ってる。
瑠璃「これは、クイズですか?」
チモシー「うん。もう2時間目終わっちゃうから、問題は1つだけだよー。」
小平先生「現在ポイント差は1対0対0。雲雀丘さんが勝ったら小川君チームの負け、小川君チームが勝てば雲雀丘さんチームの負け。お約束でポイントを10倍にしましょう。」
瑠璃「ありがたい提案ですけど、そっちはそれで良いの?」
響「全く持って問題無い!第一!お前達が不甲斐なさ過ぎなのだ!」
瑠璃「何で怒られてるのかしら?京平君達はどうなの?」
京平「ああ。全くのノープロブレムだ。」
総一「最後はどうなるか楽しみだ。」
小平先生「箱の中には、どれかのチームに有利な問題が入ってます。これが本日最後の運試しです。」
そして小平先生が箱の中を探る。そして1枚のカードを出した。
小平先生「あら、ついてませんね。雲雀丘さん。」
瑠璃「!?まさか・・・!?」
小平先生がカードを見せる。そこに書かれてる問題は。
小平先生「問題です。あなたの好きで好きでたまらない人の名前を大声で叫んで下さい。」
全員「!?」
小平先生「でも、さっき萩生さん達は答えられなかったですし、何だかんだで、雲雀丘さん達にとってはラッキー問題ですね。」
響(その通りだ。響の思い人以上に言えない名前などある訳無い!早く言って、響をワースト1に導くが良い!)
大吾(まじかよ・・・このままじゃ瑠璃達が負けるぞ・・・)
だが瑠璃は、あの看板が好きだなんて言えない表情をして戸惑っていた。
瑠璃(先生は、あの人の事を知ってるはず・・・嘘は通じない・・・でも皆は?答えなきゃ最下位、でも・・・でも!)
そして瑠璃は、マイクを掴む。
瑠璃「私・・・私は・・・」
言おうとしたその時。
杏「イリオモテヤマネコが大好きなんですー!!!」
なんと杏が好きな人(動物)を高らかに宣言してしまった。
小平先生「人だって言ってんだろこの野郎。」
笑顔で小平先生が罵倒した。
チモシー「最下位は雲雀丘チームと小川チーム!」
杏「あれ?」
牡丹「まぁ!」
京平「杏、やっちまったなお前。」
響「ワースト2位・・・」
牡丹「京平さん達と同じ最下位になっちゃいましたね。」
杏「そうだね〜。」
瑠璃(私の為に・・・)
杏「2人共、ごめんね。」
瑠璃「はぁ・・・どうせ幸福実技はまだあるんだろうし、また次頑張りましょう。」
総一「はぁ〜やっと終わったか〜。長いようで短い戦いだったな。」
小平先生「それでは6人には罰ゲームの宿題を与えます。」
杏・瑠璃・牡丹「そうでした・・・」
大吾「まぁどんな宿題か気になるな。」
小平先生「宿題の内容は・・・」
最下位になってしまった6人。果たして小平先生から与えられた宿題とは。
「END」
キャスト
小川京平:内田雄馬
吾野大吾:八代拓
豊島総一:仲村宗悟
花小泉杏:花守ゆみり
雲雀丘瑠璃:白石晴香
久米川牡丹:安野希世乃
萩生響:山村響
江古田蓮:吉岡茉佑
小平先生:原由実
チモシー:森永千才
次回「4月29日 ナゾナゾな罰ゲーム」
最近仕事が多くてあんまり制作出来る気力が無いですが、今後頑張ります。
感想や評価や誤字脱字など宜しくお願いします。