あんハピ♪パラダイス♪   作:naogran

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ある朝、響が1人で登校してる。その近くの橋で、瑠璃と大吾と総一が3人を待ってる。

大吾「遅いな彼奴ら。」

すると3人は、地図を見てる響を見付けた。

瑠璃「あの子、同じクラスの?」

総一「ああ居たな。俺達と同じ幸福クラスに。」

地図を見た後、響が走り出す。だがその途中。

響「ゴフッ!!」

電柱に頭を打った。頭を抑える。

大吾「痛そー・・・」

瑠璃「だ、大丈夫?」

響に声を掛ける瑠璃。すると響は瑠璃を見て思い出した。






それは、天之御船学園の受験当日、1人で学校へ向かう途中。

響『ぐはぁ!!』

電柱に頭をぶつけた。その時に瑠璃と出会った。






響「あ!お前!構うな!」

歩き出したが、また目の前の電柱にぶつかった。今度は草に落ちたり、手摺にぶつかったりなど。

瑠璃「学校はそっちじゃ!」

だが響はもう行ってしまた。そこに杏達が来た。

杏「おはようヒバリちゃん!」

牡丹「お待たせしました。」

大吾「やっと来たか京平。」

京平「ようおはようさん。」

牡丹「どうかしましたか?」

瑠璃「う、うん、前にも何処かで。」

その後ろで、蓮が猫達に掴まれながら登校中。それを見た瑠璃は見てない振りをした。

瑠璃「いや、何でも無い・・・」






その頃響は、瑠璃を見て完全に思い出した。

響「思い出したぞ・・・彼奴が同じクラスに居たとは・・・ん?」

見知らぬ場所で迷子になってしまった響。

響「学校はどっちだ・・・?」

萩生響、不幸タイプ『方向音痴』。


3話「4月28日 はじめての幸福実技」

教室。

 

小平先生「はい。と言う訳で、本日からいよいよ、7組の特別カリキュラム、幸福実技を行います。」

 

瑠璃(あの子、まだ来てないみたい・・・)

 

響の席には、まだ響が来ていない。

 

小平先生「最初の実技は、皆さんで楽しいすごろくをやりますよ。」

 

黒板に『幸福実技すごろく』と書かれてる。

 

全員「え?」

 

京平「すごろくだと?」

 

杏「うわぁー!面白そうだねー!」

 

牡丹「そうですねー。ボードゲームでしたら、大事故や大怪我の心配も無さそうですし。」

 

瑠璃「すごろく?ただの?」

 

大吾「なあ京平、何か引っ掛かる気がする。」

 

京平「俺もそう思うな。これは何か裏があるに違いない。」

 

小平先生「ではさっそく、7組専用課外授業施設へ行きましょう。」

 

全員「!?」

 

総一「課外授業施設だど?」

 

瑠璃「専用授業施設!?」

 

 

 

 

 

 

その後全員体育館に集合した。全員がざわつく。

 

瑠璃「ここ、体育館ですよね?」

 

小平先生がモニターのボタンを押した。すると体育館の床が開いた。

 

杏「うわぁー!」

 

大吾「シェルター!?」

 

エレベーターが出て来た。

 

小平先生「さぁ、施設はこの下です。」

 

響「遅くなりましたー!」

 

丁度そこに遅れて来た響と蓮が登校した。蓮の顔に猫がしがみついてる。

 

小平先生「遅刻ですよ?萩生響さん、江古田蓮さん。」

 

蓮「ふひはへん(すみません)。」

 

響「あ!!何だこれは!?」

 

蓮「エレベーターだろ?」

 

すると響は、瑠璃を見付けて睨んだ。瑠璃は何故睨まれたのか理解していない。

 

 

 

 

 

 

そして全員、エレベーターに乗り、地下に下がる。

 

杏「下に参りまーす!」

 

京平「かなり下に行くな。」

 

杏「何処に行くんだろうね?」

 

牡丹「すみません・・・私にちょっとエレベーター酔いが・・・」

 

瑠璃「大丈夫!?」

 

杏「薬飲む!?」

 

そして地下は400mまで下がる。

 

杏「地下帝国!?」

 

総一「どんだけ費用を費やしたんだこの学校は!?」

 

 

 

 

 

 

そして目的地の施設に到着した。

 

瑠璃「ここは?」

 

すると天井のライトが照らされた。

 

 

 

 

 

 

チモシー「ウェールカーム!!チモシータウーーン!!」

 

 

 

 

 

 

全員「え!?」

 

地下には、巨大なすごろくボードが広がっていた。

 

杏「うわぁー!遊園地みたいー!」

 

牡丹「まぁ!」

 

瑠璃「何これ?」

 

小平先生「等身大のすごろくです。」

 

瑠璃「等身大!?」

 

小平先生「これは、あなた達自身がコマになっていくゲーム。運を鍛えるのに、すごろくはピッタリなんですよ。」

 

京平「確かにすごろくには数多くのマスがあるしな。」

 

総一「1回休みや何マス戻るマスが山程あるし。」

 

大吾「小平先生の言う通り鍛えるのにピッタリなゲームだな。」

 

杏「そうなんだ!」

 

瑠璃「そんな訳無いでしょ!?やっぱりこんなゲームが授業なんて可笑しいんですよ!」

 

小平先生「では、手っ取り早くロシアンルーレットで運試しでもしますか?」

 

リボルバーを出した小平先生。生徒全員が嫌がる。

 

小平先生「よろしい。では始めましょうか。」

 

チモシー「アップアップ!」

 

チモシーと小平先生が乗ったゴンドラが上に上がった。

 

小平先生「皆さん、2、3人1組のグループを作って下さい。」

 

杏「ヒバリちゃん!ぼたんちゃん!」

 

瑠璃「分かったわよ。組みましょう。」

 

牡丹「是非。」

 

京平「じゃあ俺達はこの3人で行くか。」

 

大吾「そうだな。ピッタリ3人だしな。」

 

総一「頑張るか!」

 

小平先生「念の為言っておきますが、幸福実技の結果は、成績表にキッパリバッチリ反映しますからね。真剣にやるように。」

 

全員「鬼だ・・・」

 

総一「俺達完全家畜状態だな。」

 

杏「幸福の成績って何だろうね?」

 

牡丹「大吉、中吉、末吉、凶、大凶の5段階評価でしょうか?」

 

響「クックック!」

 

突然響が笑い出した。

 

響「つまり、1番でゴールに辿り着けば、花丸百点満点が貰えると言う事だな!だったらこのゲーム、勝つのは響だ!この萩生響は学校の頂点に立ち、学校王になる存在、勝負とならば、誰が相手でも負けはしなグハ!?」

 

途中で蓮がエルボーで響を止めた。

 

蓮「進めて下さい先生。」

 

小平先生「はーい。」

 

牡丹「変わったお2人ですね。」

 

瑠璃「そ、そうね・・・悪い成績は取りたくないし、私達も・・・え!?」

 

杏・牡丹「ん?」

 

京平「杏、瑠璃、牡丹、こっからは真剣で挑めよ。」

 

大吾「どっちが負けても恨みっこ無しだぞ。」

 

総一「お前達3人も全力で挑め。」

 

杏「うん!私達負けないよ!」

 

 

 

 

 

 

そしてそれぞれスタートして、多くのチームがそれぞれのマスに待機。

 

瑠璃「スケールは大きいけど、普通のすごろくね。」

 

小平先生「それでは次のチーム。」

 

チモシー「サイを投げるが良い!」

 

杏「はーい!」

 

サイコロを持ってる杏。

 

瑠璃「え!?」

 

杏「何?」

 

瑠璃「いや・・・ま、まあ良いわ・・・」

 

杏「じゃあ行きまーす!」

 

サイコロを投げた。出た数字は1。

 

瑠璃「まあ最初はこんなもんじゃない?」

 

3人「始めの1歩!」

 

止まったマスは、1回休み。

 

 

 

 

 

 

響「ふん!初っ端から休みなど、全く無様だな!」

 

後ろを見ると、響が偉そうに立ってる。

 

響「この響が勝利を掴み取る瞬間を見ているが良い!」

 

瑠璃「何?」

 

杏「格好良いー!響ちゃーん!今までお話しした事無かったよねー?私花小泉杏ー!」

 

響「な!?気安く名前を呼ぶな!響は誰とも馴れ合う気は無い!レン以外とはな!!」

 

瑠璃「レンって、確か・・・」

 

蓮「江古田蓮。宜しく。」

 

突然蓮が3人に握手を求めた。

 

杏「よ、宜しくー。」

 

蓮と握手する杏。

 

響「レ、レン!?」

 

牡丹「宜しく。」

 

握手した瞬間手が『グキリッ』とダメージを負った。響は痺れを切らせた。蓮が瑠璃に握手を求めようとするが、響が塞いだ。

 

響「止めるのだ!こんな奴らと仲良くする必要は!!」

 

すると蓮はサイコロで響の頭を叩いた。

 

蓮「何時まで経っても進まないだろ?投げるよ。」

 

サイコロを蓮が投げた。出た数字は6。

 

響「やった6だぞ!流石レンだ!」

 

蓮「そうかな?」

 

響「行くぞー!栄光への第1歩だ!」

 

だが響はスタート地点の後ろへ行ってしまった。すると全速力で戻って来た。

 

響「・・・ちょっと間違えただけだ!」

 

牡丹「方向音痴さんなんですね。」

 

瑠璃「そのようね。」

 

すると蓮は響の手を握った。

 

響「レン!?」

 

蓮「私が連れて行った方が早いだろ?」

 

響「でも・・・」

 

蓮が響を引っ張って進んだ。

 

牡丹「何だか微笑ましいですねー。」

 

すると盛大な音楽が流れた。

 

チモシー「最初に6を出したチームにはスペシャルチャンス!!マス目のお題をクリア出来たら一気にゴールだよ!」

 

響「ほ、本当か!?」

 

チモシー「お題はーチャカチャカチャーン!2人とも好きな人の名を高らかに宣伝する事ー!」

 

瑠璃「そんなお題もあるの!?」

 

大吾「なんて鬼畜なお題だ!!」

 

響「ああああああ・・・・・・」

 

蓮「特に居ません。」

 

響「レン!!」

 

すると響の頭にガーンの文字が落ちた。

 

小平先生「さて、萩生さんはどうですか?」

 

響「ひ・・・響も・・・好きな人なんて・・・居る訳無い!!」

 

すると小平先生が何かボタンを押した。すると響と蓮が立ってる床が開いて、2人揃って落ちてしまった。

 

響「あぎゃあああああああ!!!!」

 

全員「!?」

 

小平先生「クリア出来ない所か、嘘を提示する悪い子は、罰ゲームが待ってますよ?」

 

瑠璃「全然普通じゃなかった・・・・・!!」

 

瑠璃の体に戦慄と恐怖心が走った。すると杏はサイコロの1を見て思った。

 

杏「梅干し!」

 

瑠璃「お腹空いたの?」

 

 

 

 

 

 

大吾「やっと俺達の出番だな。」

 

総一「さて、投げるぞー。」

 

サイコロを総一が投げる。出た数字は5。

 

総一「5か。案外ついてるかもな。」

 

京平「まだ分からないぞ。兎に角進むぞ。」

 

5マス進む3人。

 

京平「3人共、早く進めよ。」

 

総一「向こうで待ってるぜ。」

 

杏「ありがとう!」

 

そして1回休みが終わって杏達の番が来た。

 

杏「はい。次はぼたんちゃんね!」

 

牡丹「ありがとうございます。」

 

サイコロを持った瞬間手が滑って牡丹の足にダメージを負った。

 

牡丹「足!?」

 

杏「あわわぼたんちゃん大丈夫!?」

 

牡丹「すみません・・・思ってたより・・・重くて・・・」

 

だがサイコロが出した数字は6だった。

 

小平先生「あら、6ですね。」

 

大吾「やるねぇ。」

 

瑠璃「良し!行くわよ!」

 

杏「足元気を付けてね。」

 

6マス進んだ3人。途中で京平達のチームとすれ違った。待ち構えてたのは。目の前の巨大なルーレットだった。

 

チモシー「ドキドキコスプレルーレットだよ!!」

 

瑠璃「コ、コスプレ!?」

 

杏「楽しそう!」

 

するとルーレットが回り出した。

 

チモシー「さぁボタンを押してルーレットを止めるんだー!」

 

そして瑠璃がボタンを押した。瑠璃はガッカリした。

 

杏「うわぁー!楽しみだねー!」

 

そしてコスプレする動物は、うさぎだった。しかもバニーガール。

 

瑠璃「そ、どうしてこんな格好を・・・」

 

杏「ヒバリちゃん凄く可愛いよ!!」

 

総一「何処がだよ!」

 

京平「バニーガールは俺達から見たら如何わしいわ!」

 

牡丹「ええ本当に・・・私何かとは大違い・・・とっても素敵です・・・あ、でも私のバニーガール姿など、悍まし過ぎますから、これくらいの方が丁度良いのかもしれませんね。」

 

イカの着ぐるみを着てる牡丹。ドス黒いネガティブオーラをまた醸し出してる。

 

杏「イカさんだー!アオリイカ?スルメイカ?ホタルイカ?」

 

牡丹「ダイオウイカです。」

 

杏「良いな良いなー。2人共、私だけ何も当たらなかったよ・・・」

 

すると瑠璃が、杏にうさ耳を着けた。

 

瑠璃「あげるわ・・・それが無いだけで多少マシな気がするし・・・」

 

杏「ありがとう!」

 

チモシー「次行くよー!ぴょんぴょん縄跳びゲーム!」

 

小平先生「合計で500回飛び終わるまで先に進めません。頑張って下さいね!」

 

チモシー「よーい!『ピーーー』!!!」

 

3人が縄跳びする。だが牡丹の脛に縄が当たった。

 

牡丹「脛!!」

 

瑠璃「牡丹!?」

 

牡丹「ごめんなさい・・・反吐が出る程の役立たずのイカでごめんなさい・・・」

 

杏「ヒバリちゃーん!ごめん、絡んじゃった・・・」

 

縄に絡まれた杏が動けなくなった。

 

瑠璃「もーーーーー!!」

 

牡丹「どうしたらこうなるんでしょう?」

 

 

 

 

 

 

なんとか無事500回飛んだ瑠璃。杏の縄を牡丹が解いた。瑠璃の足元には大量の汗が滲んでた。

 

瑠璃「時間掛け過ぎたわ・・・・急がないと・・・」

 

杏「栄光はすぐそこだよ!」

 

3マス進む。そして辿り着いたマスは。

 

瑠璃「ここは?」

 

チモシー「残念無限ループエリアだねー。」

 

瑠璃「え!?」

 

京平「あれ?杏達じゃねえか。まさかこの無限ループに?」

 

瑠璃「京平君に大吾に総一!?まさかこの無限ループに!?」

 

総一「ああ。今さっき掛かってしまってな。」

 

大吾「まだ進んでない。」

 

 

 

 

 

 

その頃響と蓮は無事すごろくに復帰した。

 

響「思わぬ大冒険だったぞ・・・」

 

蓮「ワニとか沼とか。」

 

響「だが!まだまだ勝負はこれからだ!」

 

サイコロを響が投げるが、出た数字は虚しく1だった。

 

響「1!?」

 

そして1マス進む。

 

チモシー「本日2組目のコスプレルーレットだよ!」

 

響「コスプレだと!?」

 

うさぎの絵を見て響が驚いた。

 

響(バニースーツ!?レンは少中学校ともうさぎ小屋の世話を任されて、自らうさぎを3匹飼ってる程のうさぎ好き・・・!)

 

そしてルーレットが回り出した。

 

響「(ここでセクシーなバニースーツを見せ付ければ・・・レンを悩殺出来る!!)バニー!!」

 

 

 

 

 

 

その頃杏のチームでは、一つのミニゲームをしていた。

 

チモシー「どっちを選ぶ?天国or地獄ゲーム!」

 

小平先生「片方の紐を引くとタライ。もう片方を引くと花小泉さんの大好きなアレが落ちて来ますよ?」

 

杏「好きなアレ!?」

 

瑠璃「は、はなこ!やっぱり私が!」

 

杏「大丈夫だよヒバリちゃん!私何とか上手くやれる気がする!」

 

瑠璃「今、何かのフラグが立ったような気がするわ・・・」

 

杏「行きまーす!」

 

青い紐を選んだ杏が引っ張る。落ちて来たのは、大好きな動物達だった。

 

杏「うわぁー!ワンコとニャンコだー!」

 

瑠璃「え!?当たり!?」

 

すると動物達が一斉に杏に襲い掛かり、噛み付いた。

 

瑠璃「はなこーーー!!!」

 

脱出した杏を引っ張って進む。

 

瑠璃「これじゃあ、両方ハズレみたいな物じゃない・・・」

 

牡丹「はなこさん、お怪我は?」

 

杏「大丈夫・・・」

 

瑠璃「マズイわね・・・全然ループから抜け出せるマス目に止まれない・・・」

 

杏「ずっとぐるぐる回ってるね。」

 

牡丹「私また酔って来ました・・・」

 

瑠璃「このままじゃ・・・」

 

響「クックック!漸く捉えたぞ!予め言っておくが、響の仮の姿には決して触れるな!」

 

そこにクマのコスプレをしてる響と、トラのコスプレをしてる蓮と出会った。

 

杏「クマさんだー!可愛いー!」

 

響「うわ!!」

 

牡丹「トラさんもとっても素敵です!」

 

蓮「ありがとう。」

 

響「触れるなと言っておるだろうが!」

 

総一「おい何だ?あのクマは?」

 

後ろには京平達のチームが立っていた。まだ抜け出せてないらしい。

 

大吾「そしてもう片方はトラか?露出高いな・・・」

 

京平「あいつさっき別の道を進んだ奴じゃね?」

 

響「何だお前達!!あの時は間違っただけだ!」

 

総一「認めてないのか。」

 

すると蓮が3人に握手を求めた。

 

蓮「宜しく。私は江古田蓮。」

 

響「レン!?」

 

京平「ああ、宜しく。俺は小川京平だ。」

 

大吾「吾野大吾だ。」

 

総一「豊島総一だ。宜しくさん。」

 

それぞれ握手して仲良しになった。

 

響「!?クックック!どうやらお前達も無限ループにハマったようだな!哀れな奴らだ!」

 

すると嬉しいのか杏が響の手を握った。

 

杏「心配してくれるんだ!優しいな響ちゃん!」

 

響「誰がお前達の心配などするか!」

 

総一「おい!哀れって言ってたけど無限ループにハマってるお前達に言われたくも無いぞ!」

 

響「な!?響はちょっと間違えてここに来てしまっただけだ!」

 

総一「何だかイライラが走った・・・」

 

響「見ていろ!これで逆転だ!」

 

サイコロを上に投げた。出た数字は4。

 

響「どうだ!響の辞書には敗北と言う辞書は無い!」

 

蓮「その辞書欠陥品じゃないか?」

 

杏「響ちゃーん!クマさん可愛いねー!」

 

響「呼ぶなって言っただろー!ガオガオガオー!」

 

杏を追い掛ける響。

 

 

 

 

 

 

その後も無限ループから脱出出来ないまま。

 

瑠璃「このままじゃ、本当に成績もビリになっちゃうわ・・・」

 

すると後ろにまた響と蓮のチームに出会ってしまった。

 

響「何故お前達が響達の前に!?どんな裏技を使ったのだ!?」

 

瑠璃「私達は、1歩も動いてないわよ?」

 

響と蓮の後ろのマスに立ってる京平と大吾が説明した。

 

大吾「簡単さ。さっきも言った通り、萩生達がループエリアでループしてるからだ。」

 

京平「それに、さっき4が出たから素直に脱出出来たはずだろ?」

 

響「レンー!何故響の行く道を止めてくれなかったのだー!」

 

蓮「いや、妙に彼女達と彼らと絡むから、一緒に居たいのかと思って。」

 

響「響が一緒に居たいのはレンだけだ!」

 

京平・大吾・総一「あら〜。」

 

 

 

 

 

 

すると予鈴が鳴った。

 

 

 

 

 

 

チモシー「業務連絡だよー。」

 

小平先生「時間が掛かり過ぎです。もうあなた方3チーム以外はゴールしましたよ?」

 

大吾「あれ?もう?」

 

杏「皆すごろく上手なんだね。」

 

瑠璃「そう言う問題じゃないわよ。」

 

総一「だた俺達が遅いだけ。」

 

小平先生「このままだと2時間目も終わってしまいます。すごろくで最下位を決定するのは難しいようですね。対抗戦に移行しましょう。」

 

全員「対抗戦?」

 

すると小平先生が指を鳴らした。出て来たのは無数のアームだった。

 

小平先生「大丈夫、怖くないですよ?さぁ参りましょう。最後のステージへ。」

 

 

 

 

 

 

そしてアームは残ってる3チームを捕まえて最終ステージへ移した。移行された場所は、暗い所だった。

 

蓮「暗くて良く見えないな。」

 

後ろに瑠璃と杏と牡丹が落ちた。

 

杏「楽しかったー!」

 

牡丹「私・・何時あのアームが折れたり壊れたり砕けたりするのかと恐ろしくて・・・・」

 

杏「分かる分かる。」

 

牡丹「寿命が縮まってげっそりです・・・」

 

瑠璃「持って行かれ過ぎでしょ!」

 

そこに京平達も到着した。

 

京平「どうやらこれから面白そうなゲームになりそうだな。」

 

大吾「皆大丈夫か?」

 

瑠璃「ええ、何とか。」

 

総一「にしても暗いな。ここは動かない方が身の為だ。」

 

そして響がアームに掴まれて来た。すると全員が笑った。

 

杏「可愛いー!」

 

大吾「何だー?そのザマは?」

 

響「笑うなそこー!」

 

なんと尻尾に掴まれてて逆さまな状態になっていた。

 

小平先生「ごめんなさいね萩生さん。そのクマさん、他に掴みやすい所が無くて。」

 

響「だったら響もゴンドラに!」

 

蓮「響、あんまり暴れたら。」

 

アームが開いて、響が落ちた。

 

蓮「ほら。」

 

地面に落ちたと思ったら、蓮が見事受け止めた。

 

蓮「だから言ったのに。」

 

響「レ、レン・・・」

 

だが蓮はすぐ響を放して響を落とした。

 

蓮「ごめん、やっぱり重かった。」

 

響「な!!!ダイエットする・・・・」

 

蓮「頑張れ。」

 

 

 

 

 

 

すると天井のライトが灯された。

 

チモシー「ようこそ!クラス一不幸な生徒を決めるステージへ!」

 

全員「??」

 

床には、うさぎの形をした持久走の8つのコースがあった。

 

小平先生「あなた方には、チモシーから出される3つの運試しゲームで対決してもらい、その合計点で勝敗を決めます。所で雲雀丘さん。ここまですごろくをして来てどうでしたか?」

 

瑠璃「え?そうですね、最初にあった好きな人、いえ、プライベートな質問には、当たらなくて良かったです・・・」

 

小平先生「分かりました!ではそれをゲームに組み込んでおきましょう。」

 

瑠璃「しまった!!」

 

大吾「何たる鬼畜!」

 

小平先生「更に最下位のチームには、スペシャルな宿題を用意しています。」

 

瑠璃「もう、嫌な予感しか無いわ・・・」

 

響(このゲームで勝利してもワースト2位・・・そんな中途半端な順位に甘んじる位なら・・・この萩生響!ワースト1をこの手で収めてみせる!)

 

蓮(また変なプライドで可哀想な方へ迷子になってるな。)

 

響(ワースト1をこの手に!)

 

 

 

 

 

 

6チームはコースの位置に着く。

 

小平先生「それでは始めましょうか。1つ目のゲームは。」

 

チモシー「もぐもぐ!パン食い競争!」

 

壁のゲートから小ちゃいチモシー達がパイプを運んで来た。

 

杏「チモシーがいっぱい!」

 

牡丹「小さくて可愛いですね!」

 

チモシー「チモシータウンのスタッフだよー。」

 

スタッフは一瞬にしてスタンバイ完了させた。パイプに8つパンが吊るされてる。

 

小平先生「3位まで点数が貰えますからね。」

 

響「何でも構わん!(どうせ、勝つ気は無い!)」

 

瑠璃「負ける訳にはいかないわ。」

 

総一「全力で走るぜ。」

 

チモシー「よーい!『バン!!』」

 

遂にスタートした。

 

杏「ねぇねぇ!メロンパン食べて良い?」

 

瑠璃「好きなの選んで!」

 

杏「やったー!」

 

京平「俺ホットドッグへ行く!」

 

大吾「俺アンパン!」

 

総一「俺はクロワッサンを選ぶ!」

 

メロンパンを杏が見事口でキャッチして走る。次に瑠璃がクリームパンを口でキャッチし、蓮が食パンをキャッチした。更に京平はホットドッグ、大吾がアンパン、総一がクロワッサンをキャッチした。

 

杏「うーん美味しい!」

 

 

 

 

 

 

チモシー「因みに1つだけわさび入りのパンが混じってるよ?」

 

すると杏は顔を真っ青にして力尽きた。杏が食べたメロンパンの中に強烈なわさびが入ってたからである。

 

 

 

 

 

 

瑠璃(はなこ・・・)

 

牡丹「今回は・・・途中で・・・」

 

響(動き難い格好で助かった!これでバレずにビリになれる!)

 

そして響がカレーパンをキャッチした。そして牡丹がフランスパンをキャッチしたその時、牡丹の前歯に強烈なダメージを負われ、そのまま止まってしまった。

 

響「凄い音がしたが・・・」

 

牡丹「歯が・・・」

 

そして、順位が決まった。1位は蓮、2位は瑠璃、3位は響の順になった。

 

小平先生「花小泉さんと久米川さんは。」

 

2人はぶっ倒れてた。

 

チモシー「棄権だね。」

 

小平先生「そして、小川君と吾野君と豊島君は。」

 

 

 

 

 

 

なんと3人も止まっていた。

 

京平「何だこのホットドッグは・・・」

 

大吾「このアンパン・・・甘みが失って不味い・・・」

 

総一「クロワッサンの中にごぼうが・・・・おうぇ・・・」

 

チモシー「ああごめんね。その3つにも色々交じってたんだった。」

 

大吾・総一「遅ぇよ!!」

 

チモシー「因みにそのホットドッグのソーセージは、10倍辛いチョリソーだから。」

 

京平「辛ぇよ!!!水くれ!!!」

 

 

 

 

 

 

響は残念な表情をしていた。

 

小平先生「江古田・萩生チーム、1ポイントリードですね。」

 

響(想像以上に弱いな・・・此奴ら・・・)

 

京平は水をがぶ飲みしてる。

 

小平先生「2つ目のゲームは。」

 

チモシー「チョコスティックゲーム!」

 

瑠璃「それって・・・」

 

チモシー「そうそう!1本のチョコスティックを端から食べ合って。」

 

瑠璃「破廉恥!」

 

総一「俺達がやったらBLじゃねえか!」

 

チモシー「悪魔でゲームだって。制限時間内により短くなったチームの勝ち。折れたら失格だよ。」

 

小平先生「さぁ選んで下さい。1本のチョコスティックは長く、1本は短い物です。もう1本は偽物のサンプルです。それを引いたら即失格です。」

 

牡丹「短い方が有利な訳ですね。」

 

そしてそれぞれのチョコスティックを選んだ。

 

 

 

 

 

 

結果は、瑠璃が短いチョコ、響が長いチョコを選んだ。そして京平がサンプルを選んでしまった。

 

 

 

 

 

 

杏「やったね!」

 

瑠璃「良いのかしらこれで?誰と誰がやる?」

 

牡丹「わはひには、つはいものには・・・(私には、使い物には・・・)」

 

杏「じゃあ私とヒバリちゃんだね!」

 

瑠璃「仕方無いわね・・・」

 

京平「なあ大吾、総一、俺サンプル引いちまってゲーム失格なんだけど良いのか?」

 

大吾「サンプルで良かったんだよ。」

 

総一「そうだ!あんなのやってらんねえよ!」

 

響(奴らがサンプルを引いてしまった・・・だが今回は確実に彼奴らに負けられるな。)

 

チモシー「ではー!よーい!『バン!』」

 

スタートした。瑠璃が徐々にチョコを咥えてる杏の顔に近付く。

 

瑠璃「やっぱり無理!」

 

杏「負けちゃうよヒバリちゃん!」

 

瑠璃「だって・・・分からないの?」

 

杏「ん?」

 

瑠璃「分かってない!?」

 

響「彼奴ら何をしてるのだ!」

 

すると蓮が、響が持ってるチョコを咥えた。

 

蓮「集中して。」

 

響「え!?いや・・・」

 

すると蓮が、響の顔に手を当てた。そして響に反対側の端を咥えさせる。

 

蓮「行くよ。」

 

そしてチョコを食べながら徐々に響の顔に近付ける。響は顔を赤くした。もう少しで食べ終われると思ったその時、チョコが折れてしまった。

 

響「あ・・・」

 

蓮「ごめん、勢い付け過ぎて折れた。」

 

響は崩れて泣いてしまった。

 

蓮「どうしたの?」

 

響「蓮の!蓮のバカー!!」

 

大吾「これを見てる俺達が何か気不味い気がしないか?」

 

京平「確かに。見てはいけない光景を目の当たりにしてるな。」

 

総一「見てらんねぇ・・・」

 

瑠璃(チャンスよね?仕方無い、やるしか!)

 

もう一度やろうとしたが、杏がチョコを丸々食べてしまった。

 

杏「あ、全部食べちゃった。」

 

瑠璃「な、何してんの!?」

 

杏「えへへ〜、美味しかったから。」

 

チモシー「引き分けだねー。」

 

 

 

 

 

 

次のステージは、周りに7組の生徒達が座ってるスタジオだった。真ん中に8人が座ってる。

 

瑠璃「これは、クイズですか?」

 

チモシー「うん。もう2時間目終わっちゃうから、問題は1つだけだよー。」

 

小平先生「現在ポイント差は1対0対0。雲雀丘さんが勝ったら小川君チームの負け、小川君チームが勝てば雲雀丘さんチームの負け。お約束でポイントを10倍にしましょう。」

 

瑠璃「ありがたい提案ですけど、そっちはそれで良いの?」

 

響「全く持って問題無い!第一!お前達が不甲斐なさ過ぎなのだ!」

 

瑠璃「何で怒られてるのかしら?京平君達はどうなの?」

 

京平「ああ。全くのノープロブレムだ。」

 

総一「最後はどうなるか楽しみだ。」

 

小平先生「箱の中には、どれかのチームに有利な問題が入ってます。これが本日最後の運試しです。」

 

そして小平先生が箱の中を探る。そして1枚のカードを出した。

 

小平先生「あら、ついてませんね。雲雀丘さん。」

 

瑠璃「!?まさか・・・!?」

 

小平先生がカードを見せる。そこに書かれてる問題は。

 

 

 

 

 

 

小平先生「問題です。あなたの好きで好きでたまらない人の名前を大声で叫んで下さい。」

 

 

 

 

 

 

全員「!?」

 

小平先生「でも、さっき萩生さん達は答えられなかったですし、何だかんだで、雲雀丘さん達にとってはラッキー問題ですね。」

 

響(その通りだ。響の思い人以上に言えない名前などある訳無い!早く言って、響をワースト1に導くが良い!)

 

大吾(まじかよ・・・このままじゃ瑠璃達が負けるぞ・・・)

 

だが瑠璃は、あの看板が好きだなんて言えない表情をして戸惑っていた。

 

瑠璃(先生は、あの人の事を知ってるはず・・・嘘は通じない・・・でも皆は?答えなきゃ最下位、でも・・・でも!)

 

そして瑠璃は、マイクを掴む。

 

瑠璃「私・・・私は・・・」

 

言おうとしたその時。

 

 

 

 

 

 

杏「イリオモテヤマネコが大好きなんですー!!!」

 

 

 

 

 

 

なんと杏が好きな人(動物)を高らかに宣言してしまった。

 

小平先生「人だって言ってんだろこの野郎。」

 

笑顔で小平先生が罵倒した。

 

チモシー「最下位は雲雀丘チームと小川チーム!」

 

杏「あれ?」

 

牡丹「まぁ!」

 

京平「杏、やっちまったなお前。」

 

響「ワースト2位・・・」

 

牡丹「京平さん達と同じ最下位になっちゃいましたね。」

 

杏「そうだね〜。」

 

瑠璃(私の為に・・・)

 

杏「2人共、ごめんね。」

 

瑠璃「はぁ・・・どうせ幸福実技はまだあるんだろうし、また次頑張りましょう。」

 

総一「はぁ〜やっと終わったか〜。長いようで短い戦いだったな。」

 

小平先生「それでは6人には罰ゲームの宿題を与えます。」

 

杏・瑠璃・牡丹「そうでした・・・」

 

大吾「まぁどんな宿題か気になるな。」

 

小平先生「宿題の内容は・・・」

 

最下位になってしまった6人。果たして小平先生から与えられた宿題とは。

 

「END」




    キャスト

 小川京平:内田雄馬

 吾野大吾:八代拓

 豊島総一:仲村宗悟

 花小泉杏:花守ゆみり
雲雀丘瑠璃:白石晴香
久米川牡丹:安野希世乃
  萩生響:山村響
 江古田蓮:吉岡茉佑

 小平先生:原由実
 チモシー:森永千才

次回「4月29日 ナゾナゾな罰ゲーム」

最近仕事が多くてあんまり制作出来る気力が無いですが、今後頑張ります。

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