白狼は深紅の夢をみる   作:あずきどろっぷ

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この話から原作がスタートします。(前回の話はかじる程度だったので。)
楽しんでいただけると幸いです。


出会い

家に帰る途中、馬車がガラガラと音を立てて走って来て、家の前に停まる。「(ご主人様の言ってた新しい子かなぁ?)」「(きっとそうでしょうね…楽しみだなぁ!!)」ご主人様はどうやら誰なのか見当も付かずに馬車のすぐ隣に立ち止まり、少し不安げな顔をしている。それから直ぐに馬車からカバンがドサァ!と音を立てて放り出された。…投げる必要あるのかな。それに続き、待望の新しい子が降りて来た。シャン…スタッ、グゥゥン バァーンって感じで。…感じで。それをみていたご主人様が「…誰だろう?」といい放った。…ご主人様… しかし直ぐに察したようで、ワクワクした様子で「君は、ディオ・ブランドーだね?」と聞く。ブランドーっていうのか。「そういう君はジョナサン・ジョースター」まるで事前に話し合っていたかのような返し。「皆ジョジョって呼んでるよ…これからよろしく」ご主人様が自己紹介を済ませたところでダニーが「(ディオ…ディオのところにいきましょうよ!!!)」「(そうだね)」と返事をしたときにはダニーは走りだしていて、ワンワン!!と鳴きながらご主人様と、ディオくんの方へ向かって行った。「あっ、ダニー!ラフィー!紹介するよダニーとラフィーってんだ!2匹とも僕の愛犬でね利巧で賢いんだ!ダニーは猟犬で、ラフィーは狼みたいでカッコいいんだ!!心配ないよ!決して人は噛まないから。すぐに仲良しになれるさッ」と嬉々と私らを紹介するご主人様のよこで「ふん!」とつまらなそうにするディオくん。犬が嫌いなのかな…だったら…「(ダニー!!)」

 嫌な予感がし、私はディオに飛び掛かろうとするダニーを横から全力疾走し、押し退けた。その瞬間、「グキャァァァン!!」「(ラフィーッ!!)」ディオくんに力一杯蹴られてしまった。…そんなに犬が嫌いなのかな。正直いうと、死んでしまうほど痛い。でもダニーを救えたのは良かった。「なっ、なにをするだァー!!許さんッ!!」「((こいつがジョースター家の後継ぎ、ひとり息子のジョジョか!こいつを精神的にとことん追いつめゆくゆくはかわりにこのディオがジョースター家の財産をのっとってやる!))」途切れていく意識の中で、そう叫ぶご主人様の声が聞こえた。

目が覚めると私はいつもの犬小屋にいた。私が起きたのに気付いたのかダニーが歩み寄って来る。「(あぁ、ラフィー…大丈夫かい?…先ほどはすまなかった…)」と謝罪の言葉を述べた。「(いや、大丈夫さ。君が蹴られなくて本当に良かった。)」私らは軽い会釈をしたあと、ダニーの提案で窓から中の様子を伺う事にした。




2話目の閲覧ありがとうございます!!ダニーが好きなので蹴らせまいと頑張って書きました(笑)
これから家の中での話が続きますので、話の進行に支障が出ないように原作とは違う犬が邸の中にいるという設定になります。ご理解よろしくお願い致します。m(_ _)m
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