ラブライブ! ~one side memory~   作:燕尾

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どうも燕尾です。
第三十四話、メンバー加入の続きです。




襲来

 

 

朝練習へ向かおうとしたある日、俺は視線を感じていた。

 

 

 

 

 

コツ、コツ、コツ、コツ――

 

 

 

 

 

「……」

 

視線だけでなく俺と同じ方向へ向かっている足音まで聞こえる。俺は一度立ち止まって振り返る。

 

 

 

 

 

ピタッ、さっ――

 

 

 

 

 

「ふむ……」

 

姿は見えないも確実に誰かがついてきている。μ'sの誰かではない。ことりはもう神社にいると連絡があった。穂乃果や凛の場合だと悪戯という線もあるだろうが、あの二人は朝に弱く、今日も遅れるかもしれないという連絡は入っている。もちろん花陽や真姫はこんなことはせずに話しかけてくるし、海未に至っては今日は弓道部の朝連に顔を出している。となると、別な人間しかいない。

とりあえずは、警戒しながらも無視をしておいて神社へと向かう。

 

「あ、ゆーくん、おはよう!」

 

神社にはことりだけだった。まだほかのメンバーは来ていないようだ。ことりは柔軟体操をしていた。

 

「おはようことり。柔軟、手伝うか?」

 

「いいの!?」

 

期待の眼差しで見てくることりに俺は頷いた。

 

「うん! それじゃあ、お願、い……します……?」

 

だが徐々に不思議な顔をして、突然に、ぱっとふりかえることり。どうやらことりも視線に気づいたようだ。

 

「ゆーくん、気づいてる?」

 

「ああ、もう一人ぐらい来るまで放置しよう。幸い、小さく話せば聞こえないからな。ほら、座って」

 

「わかった。それじゃあ、お願いします!」

 

そういいながらレジャーシートを引いて座ったことりが脚を開く。その背中を体重をかけながらゆっくり押してやる。

 

「それじゃあカウントするぞ。痛かったら言ってくれ、いち、に、さん、し――」

 

その間にちらりと視線を向ける、どうやら上手く隠れているつもりなのか、見られていることに気づいていない。

黒髪で身長はあまり高くはない。サングラスとマスクで顔を隠しているから誰だかわからないが、胸元のリボンの色からして三年生だった。

姿を捉えたところでことりの柔軟に集中する。その間に小さな声で捕まえる算段を整える。

 

「それじゃあ、ことり。作戦を伝えるぞ」

 

「ひゃん!?」

 

突然体をびくりと反応させることり。

 

「どうした?」

 

「なんでも、ないよ……それで、作戦って?」

 

「ああ、それはな――」

 

俺は自分の中で組み立てたプランをことりに話す。

 

「はうっ……ああ……んっ……」

 

「――そんな感じだ。ほい、柔軟も終わり。どこか痛いところあるか?」

 

そして、話と柔軟が一通り終わったところで俺は立ち上がる。その間ことりは何故かずっと悶えていた。

 

「はぁ、はぁ……それは大丈夫なんだけど……なんか釈然としないなぁ……」

 

「釈然?」

 

「ううん、なんでもないよ」

 

少し落ち込んだ様子のことり。一体どうしたというのだろうか。釈然としないといった意味も俺にはわからなかった。

立ち上がってそれぞれ柔軟の続きをしていたところで階段の方から走ってくる音が聞こえてくる。

 

「ごめんごめん! 少し遅れちゃった、待った!?」

 

そういうのは穂乃果だった。もう少し遅く来るかと思ったら案外早く来た。

 

「それじゃあ、ことり。手筈通りによろしく」

 

「うん、気をつけてね。ゆーくん」

 

「あれ? 遊くん、どこ行くの?」

 

「おはよう、穂乃果。ちょっと自販機で飲み物買ってくる。持ってき忘れてたんだ」

 

「え、うん……いってらっしゃい?」

 

穂乃果とことりに見送られて俺は裏へと回り込むのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――???side――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男がいなくなった。話はよく聞こえなかったが、財布を持っていったことから飲み物でも買いにいったのだろう。

私はジッと彼女たちを観察していた。

私を差し置いて、スクールアイドルをやり始めた女子たち。アイドルのアの字も知らないど素人。そんなのでスクールアイドルを名乗るなんておこがましいにも程がある。あんなの、アイドルへの冒涜だ。一度ガツンと言って解散させなければならない。

 

「――って、やばっ!?」

 

自分の中でヒートアップしすぎたのか、ベージュ髪の女子に一瞬姿を見られそうにる。あの女はさっきから私の視線に感づいていた様子があった。

 

「穂乃果ちゃん、いま後ろに誰かいなかった?」

 

「えっ? 誰もいなかったけど……」

 

「そっかぁ、なんか変な視線を感じるんだよね」

 

どうやら、怪しいと思っているだけで、私の存在に完全に気づいたわけではなさそうだ。

さっき来たばっかりのオレンジ髪の女子が近寄ってくる。

ちょうどいい。ここは一発お見舞いしてやる。

足を伸ばして彼女の足を引っ掛けようとした、そのとき――

 

「――はい、そこまで」

 

「えっ? わ、うわっ!?」

 

いきなり声が聞こえたと思ったら、突然コートの襟首を掴まれて後ろに引きづられた。

 

「だ、誰よ!? いきなり私にこんなことするのは――」

 

「それはこっちの台詞なんですけど、穂乃果に何しようとしていたんですか?」

 

返ってきたのは男の声。それもさっきまであそこにいた男のもの。私はそいつの名前だけは知っていた。

 

「萩野、遊弥っ……!!」

 

「どうも、名前も知らない先輩さん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――Yuya side――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ、遊くん? それと――どちら様?」

 

物陰から出てきた穂乃果が不思議そうに先輩を見つめる。

 

「さあ? 朝から俺の後についてきて、穂乃果たちを観察していた謎の先輩」

 

「ゆーくん、無事に捕まえられたんだね!」

 

「ああ、この通り」

 

「は、放しなさいよ、この変態っ!!」

 

変態と呼んでくる失礼な先輩(チビ)がジタバタする。だが、男と女では力の差は歴然だ。

 

「見ず知らずのちっこい人間になんと罵られようともどうでもいいんですけど――」

 

「ぬぁんですって!?」

 

「やっぱり誰かが後を付けてきたら気になるもんでしょ、どうしてこんなことしてたんですか? ほら、変態がなにかしないうちにさっさと吐いてくださいよ」

 

「くっ……!!」

 

自分の罵声が効かない人間は初めてなのか、悔しそうに顔を歪める。

 

「ほらほら、変態がまだなにもしないで優しく訊いているんですよ? それとも何かされたいマゾなんですか」

 

「違うわよっ!」

 

「なら早く答えてください。穂乃果たちも貴女なんかに割いている時間はないんですから」

 

「~~~~っ!!!!」

 

少し煽りすぎたのか、先輩はサングラス越しからでも分かるぐらいに怒りで目を大きく開いていた。先輩はまたもや振りほどこうと暴れだす。

 

「痛っ――!」

 

その拍子で掴んでいた手を思い切り爪で引っ掻かれる。唐突のことに思わず手を離してしまった。

 

「少しやりすぎたか?」

 

「うん、流石にそれは怒ると思うよ……」

 

「少しどころかかなりやっちゃったんじゃないかな……?」

 

手を擦っている俺にことりと穂乃果が呆れた声を出す。

すかさず立ち上がった先輩は親の敵を見るような目で睨んでくる。

 

「許さない……私は、絶対にあんた達のことなんか認めない」

 

その言葉にはいろいろな感情が含まれていた。

怒りや悲しみ、嫉妬にそして――憧憬。

おそらくこの先輩は失敗してしまった側の人間なのだろう、そこには同情はする。だが、

 

「……別に、認める認めないなんてあんたの自由だが、それを人に押し付けてくれるなよ。あんたに何があったかは知らん。でも、腐るなら一人で勝手にやってろ。俺たちまで巻き込むな」

 

「――っ、せいぜい恥をかく前に解散することねっ!!」

 

歯を噛み締めて、大きく叫んだ先輩は走り去っていく。

 

「遊くん、ちょっと言い過ぎじゃない?」

 

その背中を見送った後、俺は穂乃果に咎められた。

まあ、自分でも少し大人気なかった気はする。だけど、あのまま好き勝手に言わせておくのもなんか癪だったのだ。

 

「他人に嫉妬するぐらいだったら、素直になればいいのにな……」

 

「ん? どうしたの?」

 

なんでもない、という俺にことりは怪我したほうの手をとる。

 

「それよりもゆーくん、手は大丈夫? 血が出ているけど」

 

「手? ああ……」

 

ことりに言われて、ようやく気づく。

引っかかれたところは皮が剥げて少し血が(にじ)んでいた。

 

「こんなの、放っておいても勝手に治るさ」

 

「駄目だよ、ちゃんとした処置しないとばい菌とか入り込んじゃうかもしれないんだから」

 

ちょっと待ってて、とことりは自分のバッグから消毒液やら絆創膏やら取り出す。

 

「もしものために持ってたの、ゆーくん、手を出して?」

 

促されるまま、ことりに治療されていく。

その間、消毒液の滲みより俺はさっきの先輩のことをずっと気になっているのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでは、新たなメンバーを加えた新生スクールアイドルμ'sの練習を始めたいと思います!」

 

穂乃果の号令で今日一日の練習が始まる。これは一年生たちの加入を機に穂乃果が始めたことなのだが、

 

「いつまで言っているのですか、穂乃果」

 

「今日で何度目だ? 新しいμ'sになったのは……」

 

もっと違う言い方があるだろうに、穂乃果はかれこれ二週間ぐらい同じことを言っていた。

 

「だって、嬉しいんだもん!」

 

気持ちはわからなくはない。人数が増えて、グループだという認識が強まったのだろう。

 

「それじゃあ恒例の――1!」

 

「2!」

 

「3!」

 

「4!」

 

「5!」

 

「6!」

 

そしてジーッと後ろにいる俺のほうを見て来る穂乃果。それは明らかに言いなさいという視線だった。

俺はメンバーじゃないといっているのに、頑なに呼ばせようとした穂乃果。いや、穂乃果だけじゃない。ことりも海未も花陽も凛も真姫も、この場にいる全員が俺に強要してきたのだ。

 

「……7」

 

結局最終的に折れた俺もいつも通り番号を言う。嬉しいことではあるが、実際にメンバーではない俺はこれをいうのには抵抗があった。というのも、

 

「くぅぅぅ、アイドルグループみたいだよね! このまま行けば神セブンとか仏セブンとか言われるのかなっ?」

 

こうして、穂乃果が混合させてしまうのだ。それはこれからのことを考えるとあまりいいことではない。

 

「みたい、じゃなくてグループですよ――スクールですけど」

 

「仏だと死んじゃってるみたいだよ」

 

「神セブンって名乗ると変なあだ名がつけられそうね。大黒とか恵比寿とか……」

 

「毎日同じことで感動できるなんて羨ましいにゃ~」

 

「穂乃果ちゃんは単純だからね~」

 

各方面からツッコミを受ける穂乃果。だけど最近の穂乃果はそんなのお構いなしだ。

 

「私、賑やかなの大好きでしょ? それに、たくさんいれば歌が下手なのも気づかれないし、あとダンスを失敗してもばれないでしょ――あだっ!!」

 

「穂乃果、マイナスを前提に話をするな」

 

持っていた書類で穂乃果の頭を叩く。

 

「うぅ……冗談だよぉ~……」

 

「冗談でも言っては駄目ですよ」

 

「そうだよ、穂乃果ちゃん。じゃないとまた今朝みたいなことを言われちゃうよ?」

 

「認めない、解散しろって言われたんでしたっけ」

 

穂乃果はうん、と頷く。今日の朝練習に起こったことは一応全員に伝えておいたていた。

無いとは思うがもし危害を加えにきたらすぐに連絡させるために。

 

「でも、それだけ有名になったってことだよね?」

 

それをそういう解釈するのは凛ぐらいなものだと思う。このポジティブさは感心してしまう。

 

「それより、練習――どんどん時間が無くなるわよ」

 

「おー、真姫ちゃんやる気満々!」

 

「そ、そんなこと無いわよ! ただ、とっとと練習して早く帰りたいだけよっ」

 

そして、いつも通り素直になれない真姫は凛に言われて慌てていた。だが、凛の追撃は止まらない。

 

「でも見てたよー、お昼休みに一人で練習してたの」

 

「あー、それ俺も見かけたな」

 

放課後の練習が無くなった日、真姫は音楽室で一人練習していたのだ。なんだかんだで真面目なのである。

 

「そ、それはっ、この前やったステップが格好悪かったから変えようとしてたのよ――あまりにも酷かったから!!」

 

「真姫は素直じゃないなぁ……」

 

「ち、違う! そんなんじゃ――!?」

 

しみじみという俺に真姫は噛み付いてくる。

 

「だけど、その辺にしておけ? いくら嘘とはいえあまり言い過ぎると」

 

俺は指を指す。そこにはずぅーん、と落ち込んだ様子の海未の姿。海未は引きついた笑みを浮かべていた。

 

「そうですか……あのステップを考えたの、私なんですが……そんなに酷いものだったんですね……はは……すみません、あんなのしか考え付かなくて……」

 

「ヴェ!?」

 

真姫も思わず一歩下がる。

 

「気にするな、海未。真姫は恥ずかしがっているだけだから」

 

「なっ――」

 

「そうそう、遊弥先輩の言う通りだにゃ。素直になれない真姫ちゃんの言葉を正面から受け止めちゃ駄目にゃ!」

 

凛は階段を駆け上がって、屋上へと向かおうとするが一つ問題があった。

 

「あ……」

 

「今日も雨、か……」

 

外から聞こえてくる雨の音。雨足は建物の中からでも分かるほど強いものだった。

 

「はぁ~、土砂降りだ……」

 

とりあえずは確認しに屋上へとやってくるが、穂乃果の言う通り、土砂降りだった。

 

「梅雨入りしたって言ってたもんね」

 

そう、今の時期はまさに梅雨時。一年生が加わってからの二週間のうち、雨で練習が無くなったのは何度もあった。

 

「だとしても降りすぎだよ! 降水確率六十パーセントって言ってたのに」

 

「六十パーセントだったら振ってもおかしくないじゃない」

 

呆れてものを言う真姫に文句を垂れる穂乃果。

 

「でも、昨日も一昨日も六十パーセントだったけど降らなかったよ?」

 

「予報はあくまで予想だからな。絶対じゃないのはわかるだろ」

 

これも自然の摂理。逆らうことが出来ないのは仕方の無いことだ。しかし、

 

「でもこうも天候に左右されるのは辛いな、スポーツセンターを借りるのも金がかかるし、空いてるかわからないし……どうしたもんか」

 

練習できない日が続けばそれだけ体も鈍っていく。仕方が無いとはいえこの状況はあまりよくなかった。

 

「あ……雨、少し弱まったかも」

 

そう考え込んでいるとき、外を見ていたことりが呟いた。

 

「あ、本当だ! やっぱり確率なんだよ!」

 

「これなら、練習できるよねっ」

 

それを合図に穂乃果と凛が飛び出していく。

 

「まてまて、弱まったって言っても一時的なものだろ。それと穂乃果、確率というものをわかってないな」

 

後で勉強会だな、これは。

 

「そうですよ。それに足元も濡れて滑りやすいですし、危ないですよ」

 

「大丈夫ー、練習できるよ!」

 

海未の注意も無視し、駆け出して俺たちを呼ぶ穂乃果。だが、誰も外に出ようとはしなかった。

 

「本当に大丈夫だよ! ほら、見てて――ほっ――はっ、やああ!!」

 

そういいながら凛は勢いをつけて転回、前宙、水によって滑る床でスケーティングして、見事ポーズを決める。その直後、

 

 

 

 

 

ザアァァァァァ――――!!

 

 

 

 

 

誰かがどこかで見て操作していたかのように再び雨が強く振り出した。

 

「おーい、戻ってこーい」

 

そんな俺の呼びかけを無視して、二人は土砂降りのなかはしゃいでいる。

 

「はぁ……私、帰る」

 

ため息をついた真姫が階段を下りていく。

 

「私も、今日は……」

 

そして遠慮がちに花陽も言った。こればかりは仕方が無い。それはことりも海未も同じ意見だった。

 

「そうね、また明日にしよっか」

 

解散の流れになったことに気づいた穂乃果と凛が駆け寄ってくる。

 

「えぇー、帰っちゃうの!?」

 

「それじゃあ、凛たちが馬鹿みたいじゃん!!」

 

「馬鹿なんだよ。ほら、風邪引くから早く中に入って頭拭け」

 

俺は二人の頭に持ってきたタオルを頭にかけてやる。

ブーブーといいながらも中にはいって頭を拭く馬鹿二人。

 

「どうしましょう、遊弥。このまま練習できないのはまずいですよね。それに雨など関係なしにそろそろちゃんとした練習場所を確保しないといけませんよね」

 

「それはそうなんだけどな……」

 

「体育館とかは駄目なんですか?」

 

「俺たちも最初はそう思っていたんだけどな」

 

「講堂も体育館もほかの部活が使っているので……」

 

そういった海未の言葉に俺は引っ掛かりを覚える。

 

「部活……部活か……」

 

最初に部活申請をしたときは人数が足りなくて、生徒会に撥ねられた。

だが、今はどうだ。穂乃果にことり、海未に真姫、花陽に凛――全員で六人いる。ということは――

 

「出来るじゃん、部活申請……」

 

どうしてこんなことを今まで忘れていたのだろうか。初歩的なミスをしてしまった自分に思わずため息が出てしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜――俺はホットミルクを啜りながら、手元の資料を眺めていた。

部活という方法を思いついた後、俺は穂乃果たちと別れて先生のところに行って現存する部活のリストを借りた。手元の資料はそのコピーだ。

書いてあるのは部活名と現在の部員数に所属している人物の名前、それと部の成績と経歴だ。その中で俺はある部活を探していた。

 

「おっ……あったあった」

 

パラパラと資料を流している途中で目的のものを見つける。

 

「アイドル研究部――部員は現在、三年生の矢澤にこのみ。創立は二年前で他の部員は二ヵ月後には全員退部、目立った活動はなし、か……」

 

ふむ、と資料を見た俺は白紙にそれぞれの情報を書き込み、可能性を考慮しては消去して、関係性を結んでいき、一つの道筋をたてる。

 

「もし朝のあの女子生徒が矢澤にこだとしたら……納得できるな」

 

そう呟くが、それはただ、辻褄が合うだけで確たる証拠はなにも無い。あくまで仮説であり予想だ。

 

「とりあえず明日は生徒会に部活申請しないとな……そのまま通してくれるのが一番いいんだけど、まあ、何かあってもなんとかなるか」

 

そう結論付けてコップを片付けて布団に潜るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 






いかがでしたでしょうか?
引き続き更新頑張ります。

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