ラブライブ! ~one side memory~   作:燕尾

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あけましたおめでとうござりまする。三ヶ月ぶりです、燕尾です。

久しぶりすぎる更新なので文がおかしいかもしれませんが、楽しんでいただけると幸いです。

今まで更新しなかったのは精神的に死んでいたという理由を冗談ながらに挙げておきますm(..)m


勧誘

 

 

穂乃果の家に行った翌日、登校日二日目の昼休み。昼の弁当を食べ終わり教室に戻ったとき、穂乃果はパタパタと自分の席に行き鞄の中から雑誌を数冊取り出した。

 

「遊くん、海未ちゃん、ことりちゃんこっち来て!」

 

早く早く、と促された俺たちはそろって穂乃果の席に近寄る。海未とことりは疑問符を浮べていたが俺は何の用かすぐにわかった。

 

「海未ちゃん、ことりちゃん。これ見て、これ!」

 

穂乃果が二人に見せた雑誌に取り上げられていたもの、それは――

 

「「スクールアイドル?」」

 

海未とことりが声をそろえて言う。

そう、穂乃果が持ってきた雑誌はスクールアイドルを取り上げた雑誌だった。

スクールアイドルとはその名の通り、学生のアイドル。学校でアイドル活動をする子達を指す言葉。事務所に所属しているアイドルたちとは違い、基本的自由。活動と言っても部活の一種と考えたほうがしっくりくるだろう。まあ、すごいところだとどこかの事務所と契約してプロのアイドルと変わらない活動をしている子達もいるらしい。

最近密かなブームとして取り上げられてはいたのだが、あるグループの台頭によって、急激に人気が出たのだ。

 

「そう、今これが流行っているんだって!」

 

「そ、そうなんですか……」

 

興奮して雑誌に目を通している穂乃果に海未が冷や汗をたらしながら適当な相槌をうつ。ことりも若干苦笑いになっていた。

あ、これは気づいたな。穂乃果がしようとしていることに。

海未が俺に視線を送る。その視線に対し俺はご愁傷様といわんばかりに頷いた。

その瞬間、海未は穂乃果に気づかれないように下がり始めた。その穂乃果はスクールアイドルについて熱弁している。

でも海未の字よ、逃げようとしてもそうは行かないぞ。なんたって穂乃果だからな。俺も昨日逃げ切れなかったからな。

 

「――でね? 思いついたんだ! って、あれ? 海未ちゃんは?」

 

海未は教室の外まで出ていた。気づいた穂乃果は待ったをかける。

 

「海未ちゃん! 話は終わってないよ!」

 

「嫌です!!」

 

「穂乃果まだ何も言ってないよ!」 

 

「どうせ"スクールアイドルをしよう"なんていうのでしょう!?」

 

「なんでわかったの、海未ちゃんもしかしてエスパー!?」

 

言い当てられて驚く穂乃果。だが、ここまでヒントをもらって気づかないほうがいないだろう。

 

「私は絶対反対です! そもそも、一朝一夕でどうにかなるものじゃありません。こういうのは最初から目指して努力を続けた人がやるものです!」

 

海未はとにかく否定的だった。まあ、言っていることは間違いではない。だが、一概に切り捨てるものでもないと俺は思っていた。

 

「遊弥、なんであなたは止めないんですか! あなたは知っていたのでしょう!?」

 

キッ、と睨みつけるようにこちらに視線を向ける海未。どうやら矛先は俺に向いたようだ。ため息をつきながら海未に言う。

 

「海未の言う通りではある」

 

「だったら――」

 

「でも、もう普通の方法じゃ無理なんだ。俺がここにいるのが良い例えだろ」

 

それは、と海未は言葉に詰まる。

女子高からの共学化。滅多にすることないことでも生徒が集まる見込みはないのだ。いまさらちょっとした功績を挙げても意味はない。功績の数が多ければ別だが、今までの成績からするとそれも無理だろう。

 

「流行り始めのスクールアイドルで認知度を上げる、目新しいからこそ興味を持つ人もいるし、"部活"として出来るのがこのスクールアイドルだろ? ならやってみるのもいいと思っている。なにより三人ともすごく可愛いんだから、表舞台に立っても映えるだろ」

 

穂乃果、ことり、海未の三人なら、そこらのアイドルよりも容姿が優れていると思う。まあ、知り合いの補正がかかっているといわれても仕方が無いが。

 

「――っ!! と、とにかく私はやりませんから!」

 

顔を真っ赤にして、教室からものすごいスピードで去っていく海未。

結果的に穂乃果の擁護をしたのが悪かったのだろうか?

 

「あれは……堕ちるよね。それでいて無自覚って」

 

「うん……ゆー君ってほんとずるいよね……」

 

穂乃果とことりは二人でこそこそと話していた。そして俺を見てまたため息をつくのだった。

何のことかわからない俺は首を傾げるだけだった。

 

 




長文を書くならまず短文から、という思考に至り、今までより1話の長さをかなり短くしました。

また、これにより更新をしやすくしようという腹積もりでもあります。

本年もよろしくお願いします。
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