遊戯王CW   作:ミスタータイムマン

8 / 16
お待たせしました。


10話 炎と風のラプソディ

一体、俺は何をしているのだろう。

さっきまで学校にいたはずだ。

 

「私はミヤ。陽くん、楽しいデュエルをやろう♪」

 

何故、正面にいる眩しい笑顔の美人とデュエルディスクを構えあっているんだ。

 

「姉貴、一体どういうことだ?」

 

「いいから始めなさい、陽!」

 

「「デュエル!!」」

 

 

まだ、昼飯食べてなかったのに・・・。

 

浅田亜依は先程、会った目の前の彼女ー渡瀬ミヤ(わたせ-)の思い返す。

 

30分程前の話だ。

 

私は新しく発売される予定のカードのソリッドビジョンの打ち合わせを遊作さんと行う予定で、早くついてしまって応接間に案内された。

 

「ちょっと早く来すぎたかな?」

 

つ、と紅茶を口につける。

 

コンコン

 

遊作さんかな?時間がかかるって聞いてたけど。

 

カチャっと扉が開く。

 

 

「失礼しまーす。あれ?誰かいる」

 

若い女性の声。栗色の髪を降ろしている。まるでモデルかと見まごうほどだ。

 

「こんにちは。あなたも誰かと待ち合わせですか?」

 

「うーん、待ち合わせって言うよりも、遊びにきたって感じかな?」

 

少し、恥ずかしそうな様子だ。

 

「誰か知り合いがいるんですか」

 

「そうなの。最近、気付いたんだけどね。あなたは、お仕事ですか?」

 

「はい。私、海馬コーポレーション ソリッドビジョンプログラミング課の浅田亜依と申します」

 

「海馬コーポレーション!すごい!私は渡瀬ミヤと言います。仕事はまぁ、いちおう、フリーターで」

 

「いちおう?」

 

「その、何でも屋というか、デュエルでなんやかんや、やるといいますか・・・」

 

その話に聞き覚えがある気がする・・・、あ!

 

「もしかして、決闘探偵(デュエルディクティブ)?!」

 

「はい、ちょっと恥ずかしいんだけど、そう呼ばれてるみたい」

 

「すごいじゃない。グールズとか、いくつものデュエルマフィアの逮捕に関わったって聞いてますよ」

 

そんな感じで話が盛り上がっていて悪い印象はなかったのだ。ただ彼の話題が出た。

 

「ところで、渡瀬さんは誰と会うつもりなんですか?」

 

「八重樫遊作って人。もしかして、知ってるかな?」

 

「遊作さん?私もです」

 

「遊作、知ってるんだ。ここでがんばってるって最近知って、久しぶりに会いたくなったんだ」

 

何かピンときた。

 

「遊作さんとは、どんな関係なんです?」

 

「大切な人だよ。色々と教えてくれたの」

 

もしかして・・・。遊作さんは、連絡先を教えなかった訳だし。

 

「なるほど、あなたを遊作さんに合わせる訳にはいきませんね」

 

「どういうこと!?」

 

「連絡先を聞いてないのが、良い証拠です。あなたにデュエルを申し込みます」

 

「なんか誤解されてるような気がするんだけど。遊作にも言葉が足らないって、よく言われてたっけ」

 

「っ!私はデュエルが苦手ですから、弟を呼びます。弟はプロですから」

 

「プロ?!それは楽しそうかも。なら勝って誤解を解いてみせるよ!」

 

そうしてデュエルがはじまった。

 

 

「いくぜ!俺の先攻だ、《エクスプローシブ・アンキロ》(レベル4 ATK1600)を召喚、そしてこのカードは1ターンに1度、500ダメージを与える」

 

《エクスプローシブ・アンキロ》が火が灯った棍棒の尾を振るい、火球を相手に飛ばす。

 

 

《エクスプローシブ・アンキロ》

レベル4/炎属性/恐竜族・効果/ATK1600/DEF1700

①:「エクスプローシブ・アンキロ」は1ターンに1度、以下の効果のいずれか1つを発動する事ができる。

●:相手ライフに500ポイントのダメージを与える。

●:手札から「エクスプローシブ」チューナー1体を特殊召喚する。

 

 

ミヤLP4000→3500

 

「相手に効果ダメージを与えた時、手札から《エクスプローシブ・プテラ》(レベル4 DEF200)を守備表示で特殊召喚する。そしてレベル4のモンスター2体でオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚! 来い、ランク4《エヴォルカイザー・ラギア》(ランク4 ATK2400)!ターンエンドだ」

 

《エクスプローシブ・プテラ》

レベル4/炎属性/恐竜族・効果/ATK1500/DEF200

①:手札からこのカードと「エクスプローシブ」モンスターを1枚墓地に捨てて発動する。相手ライフに1200ポイントのダメージを与える。

②:自分フィールドのカードが相手フィールドのカードより少ない場合、相手ライフに効果ダメージを与えた時、このカードを手札から表側守備表示で特殊召喚する事ができる。

 

 

幾何学模様が書かれた白いドラゴンが姿を表す。

万能カウンター内蔵のこいつで様子見だ。

 

本柳陽 LP4000 手札3枚

モンスター:《エヴォルカイザー・ラギア》

魔法・罠:なし

 

 

「いい感じだね。私のターン、ドロー」

 

動作の一つ一つが、派手だ。

色んなところが揺れすぎである。

 

「私は《突撃獣ガート》(レベル4 ATK1100)を召喚。召喚・特殊召喚したバトル中、攻撃力2600になるよ」

 

 

《突撃獣ガート》

レベル4/風属性/獣族・効果/ATK1100/DEF1300

①:召喚・特殊召喚に成功したターン、自分フィールドのモンスターが2体以下の場合、バトルフェイズ中、このカードの攻撃力は1500ポイントアップする。

②:このカードがカードの効果の対象になった場合、このカードは手札に戻る。

 

 

「は?下級のレベルかよ。《エヴォルカイザー・ラギア》の効果を発動。召喚を無効にする!」

 

《エヴォルカイザー・ラギア》が2つの光を吸収すると、《突撃獣ガート》に向けて咆哮。

《突撃獣ガート》がガラスが割れたように砕ける。

 

「うん、無効にするよね。私は《疾風の一番槍》を発動するよ。来て、《突撃獣アイダ》(レベル6 ATK2600)」

 

 

《疾風の一番槍》

通常魔法

①:自分フィールドのモンスターが1体以下の場合、自分のデッキからレベル6以下の「突撃獣」モンスター1体を特殊召喚する。このターン、風属性獣族モンスター以外のモンスターを特殊召喚する事ができない。

②:このカードを手札から除外して発動する。自分フィールドの風属性モンスターはターン終了時まで攻撃力が400ポイントアップする。この効果は相手ターンでも発動する事ができる。

 

《突撃獣アイダ》

レベル6/風属性/獣族・効果/ATK2600/DEF900

①:自分フィールドのモンスターが「突撃獣」モンスター1体のみの場合、このカードを手札から特殊召喚できる。

②:自分フィールドに攻撃力500以上のモンスターが3体以上存在する場合、フィールドのこのカードを墓地に送る。

 

 

冷や汗が出る。

 

「おい、高攻撃力湧きすぎだろ!なんだよそのテーマ!」

 

「【突撃獣】はハイビート+高速展開がテーマだからねー。3体以上、場に出すとデメリットが出る弱点はあるけどね、バトル!《突撃獣アイダ》で《エヴォルカイザー・ラギア》を攻撃!」

 

《突撃獣アイダ》の2本の角からから竜巻が吹き荒れ《エヴォルカイザー・ラギア》が吹き飛ばされる。

発生した余波の風が荒れ狂う。

 

「くっ」

 

陽LP4000→3800

 

「カードを1枚セットして、ターンを終了するよ」

 

渡瀬ミヤ LP 3500 手札3枚

モンスター:《突撃獣アイダ》

魔法・罠:伏せカード1枚

 

 

「俺のターン、ドロー!(陽 手札4枚)手札から《エクスプローシブ・バサルト》を召喚!このカードが召喚に成功した場合、相手フィールドのモンスター1体を表側守備表示に変更する!」

 

《エクスプローシブ・バサルト》

レベル3/炎属性/岩石族・チューナー/ATK800/DEF1000

①:このカードが召喚に成功した場合またはデッキから墓地に送られた場合に発動する。相手フィールドの表側表示のモンスター1体を選択して、その表示形式を変更し、相手ライフに300ポイントのダメージを与える。

 

灰色の岩が赤く輝くと、《突撃獣アイダ》は眩しそうにして、防御の構えをとる。

 

《突撃獣アイダ》DEF900

 

だが、《エクスプローシブ・バサルト》では突破できない。だからこそ、エクストラデッキからカードを抜き出す。

 

「トリガーを満たした《エクスプローシブ・バサルト》をアセンション!白銀の輝きを宙より示せ!イノベイト召喚!《レアメタル・ミーティア》!」

 

 

《レアメタル・ミーティア》

レベル6/地属性/岩石族・効果・イノベイト/ATK2200/DEF2100

レベル4以下の岩石族モンスター1体

トリガー:相手フィールドのモンスターの表示形式が変更された場合

①:表側攻撃表示のこのカードがカードの効果の対象になった場合、その効果を無効にし、このカードの表示形式を守備表示に変更する。

②:守備表示のこのカードは1ターンに1度、戦闘では破壊されない。

 

 

「バトル!《レアメタル・ミーティア》(レベル6 ATK2200)で《突撃獣アイダ》を攻撃!」

 

銀色の岩石は《突撃獣アイダ》に突進し、その身体を撃ち抜こうとする。

 

「罠カード、発動っ!《叩きつける烈風》!自分フィールドの《突撃獣アイダ》1体を手札に戻して、相手フィールドのモンスター1体を手札に戻すよ」

 

「《レアメタル・ミーティア》の効果発動!、このカードがカードの効果の対象になった場合、このカードを守備表示にする事でその効果を無効にする!」

 

《レアメタル・ミーティア》(DEF2100)

 

「カードを1枚セットしてターンエンド」

 

パワーだけじゃなくて、絡め手もうまい。並のプロ以上じゃないか。この人は何者なんだ?

 

本柳陽 LP3800 手札2枚

モンスター:《レアメタル・ミーティア》

魔法・罠:伏せカード1枚

 

 

「いいね、楽しくなってきたよ。私のターン、ドロー!(ミヤ 手札5枚)《デザートメイジ》(レベル4 ATK1400)を召喚。《デザートストーム》をデッキから手札に!更に《デザートストーム》と《嵐の第二陣》を発動。その効果で手札から《突撃獣アイダ》(レベル6 ATK2600)を特殊召喚!」

 

《デザートメイジ》ATK1400→1900

《突撃獣アイダ》ATK2600→3400

 

 

《デザートメイジ》

レベル3/風属性/魔法使い族・効果/ATK1400/DEF1300

①:このカード召喚・特殊召喚に成功した場合、自分のデッキから「デザートストーム」1枚を手札に加える事ができる。

②:このカードがフィールドを離れたターンの終了時、自分の墓地の「デザートストーム」1枚をデッキに戻す事で、自分か相手の墓地のカード1枚をデッキに戻す。

 

《嵐の第二陣》

永続魔法

①:相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールドのモンスターが1体以下の場合、このカードが発動した時、手札からレベル6以下の「突撃獣」モンスター1体を手札から特殊召喚する事ができる。

②:自分フィールドの「突撃獣」モンスターは攻撃力は300ポイントアップし、相手フィールドの全てのモンスターに攻撃する事ができる。

 

 

攻撃力3000オーバーをこうも簡単に・・・。

 

「バトル!《突撃獣ヴァン》で《レアメタル・ミーティア》を攻撃!」

 

「守備表示の《レアメタル・ミーティア》は1ターンに1度戦闘では破壊されない」

 

「ここで速攻魔法《瞬間融合》を発動っ!風を紡ぐ魔術師よ、嵐の化身よ。大いなる嵐となれ!融合召喚!《突撃獣ディーン》!」

 

 

《突撃獣ディーン》

レベル7/風属性/獣族・融合/ATK2800/DEF1700

「突撃獣」モンスター+風属性モンスター

①:このカードが特殊召喚に成功したターン、相手プレイヤーに与える戦闘ダメージは半分になる。

②:自分フィールドに他のモンスターが存在しない場合、このカードが戦闘を行った時、このカードをエクストラデッキに戻して、発動する。 その後、自分の墓地からエクストラデッキから特殊召喚されていない風属性モンスター1体を表側攻撃表示で特殊召喚する。

 

 

「《突撃獣ディーン》(レベル7 ATK2800→3600)で追撃!『エアロ・プレッシャー』!」

 

《突撃獣ディーン》の体当たりにより、《レアメタル・ミーティア》が粉々に砕かれる。

 

「まだまだっ!《突撃獣ディーン》がバトルした時、自分フィールドのモンスターがこのカードのみの場合、このカードをエクストラデッキに戻す事で墓地から風属性モンスター1体を特殊召喚するよ!」

 

「なんだと!」

 

《瞬間融合》のデメリットをこんな風に回避するなんて・・・。

 

「《突撃獣アイダ》(レベル6 ATK 2600→3400)を特殊召喚!更に追撃だよ!」

 

陽 LP3800→2100

 

戦闘ダメージが少ない?

 

「ディーンが特殊召喚されたターン、以降の戦闘ダメージは半分になるよ。ターンエンドだよ」

 

渡瀬ミヤ LP 3500 手札2枚

モンスター:《突撃獣アイダ》

魔法・罠:《嵐の第二陣》《デザートストーム》

 

 

「何やってるのよ、押されてるじゃない」

 

「なかなか強ぇんだよ!安心しろ、俺が勝つ!」

 

ここからは俺の時間だ。

 

「俺のターン、ドロー!(陽 手札3枚)マジックカード《死者蘇生》!《エクスプローシブ・アンキロ》(レベル4 DEF1700)を特殊召喚。アンキロの効果を発動。手札からチューナーモンスター《エクスプローシブ・コア》(レベル2 DEF500)を特殊召喚する」

 

《エクスプローシブ・アンキロ》が尾で地面を叩きつけると、地面が赤く光り、《エクスプローシブ・コア》が飛び出す。

 

「レベル4の《エクスプローシブ・アンキロ》に《エクスプローシブ・コア》をチューニング!神話の名刀を振るえ猛禽の勇士 シンクロ召喚! レベル6《BF-星影のノートゥング》(ATK2400)!」

 

 

《エクスプローシブ・コア》

レベル2/炎属性/岩石族・チューナー/ATK500/DEF500

①:このカードが、墓地に送られた場合、相手ライフに500ポイントのダメージを与える。

「エクスプローシブ・コア」の効果は1ターンに1度しか発動する事ができない。

 

 

「《エクスプローシブ・コア》の効果。このカードが墓地に送られた場合、相手ライフに500ダメージ。更に《BF-星影のノートゥング》の効果発動!相手に800ダメージ与え、《突撃獣アイダ》の攻撃力を800ダウンさせる」

 

ミヤ LP3500→2200

《突撃獣アイダ》ATK3400→2600

 

「メインフェイズを終了する。《BF-星影のノートゥング》をアセンション!猛き魂よ、更なる力を以って敵を焼き尽くせ!イノベイト召喚!轟け!レベル8《炎竜王サラマンディア・ドラグーン》!」

 

 

《炎竜王サラマンディア・ドラグーン》

レベル8/炎属性/ドラゴン族・イノベイト/ATK3000/DEF2500

レベル5以上のモンスター1体

トリガー:自分または相手ターン中に相手ライフに合計800ポイント以上の効果ダメージを与えたメインフェイズ終了時

①:このカードが守備表示モンスターと戦闘を行うバトルステップ時、相手ライフに500ポイントのダメージを与え、攻撃対象となったモンスターを表側攻撃表示にする事ができる。

②:相手ライフに効果ダメージを与えたフェイズ中、このカードは戦闘またはカードの効果では破壊されない。

FI-P05BB

 

 

「こいつが俺のエースだ。バトル!《炎竜王サラマンディア・ドラグーン》で《突撃獣アイダ》を攻撃」

 

《炎竜王サラマンディア・ドラグーン》火の粉を撒き散らしながら、翼をはためかせ《突撃獣アイダ》に肉薄する。

 

「『バーニングノヴァ』!」

 

《突撃獣アイダ》を紅蓮の炎で包み込んだ。

 

ミヤ LP2200→1800

 

「どうだ!」

 

「いいね、流石プロ。でも負けないよ。メインフェイズ2終了時に、トリガーを満たした手札の《突撃獣ヴァン》をアセンション!風の導きよ、今ここに。イノベイト召喚!来てレベル4《ウィンディ・カーバンクル》!」

 

 

《ウィンディ・カーバンクル》

レベル4/風属性/獣族・イノベイト/ATK1500/DEF1800

手札の風属性モンスター1体

トリガー:相手フィールドに攻撃力2500以上のモンスターが特殊召喚されたターンのメインフェイズ終了時

①:このカードは1ターンに2度、戦闘で破壊されず、このカードとの戦闘ダメージは0になる。

②:風属性効果モンスターをアドバンス召喚する場合、このカードは2体分のリリースにできる。

 

 

「イノベイト召喚!?」

 

「そうだよ。こないだ手に入れたんだ。相手ターンでも使えるから、なかなか便利だよね」

 

イノベイトモンスターは相手ターンにも特殊召喚できる。もうここまで使いこなしているなんて。

 

「ターンエンドだ」

 

 

本柳陽 LP2100 手札2枚

モンスター:《炎竜王サラマンディア・ドラグーン》

魔法・罠:伏せカード1枚

 

「私のターン、ドロー(ミヤ 手札2枚)!今度は私がエースを出す番だよ」

 

エース・・・!

 

「私はリリース2体分の《ウィンディ・カーバンクル》をリリース。大いなる烈風よ、この地に吹き荒れよ!アドバンス召喚!レベル8《突撃獣ガルベストン》!」

 

 

《突撃獣ガルベストン》

レベル8/風属性/獣族・効果/ATK2900/DEF1900

①:このカードがアドバンス召喚に成功した時、このカードのアドバンス召喚のリリースに使用した風属性モンスター1体を墓地から特殊召喚する事ができる。

②:このカードが召喚されたターン、自分フィールドのモンスターが2体の場合、自分フィールドの風属性モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする。

 

 

「《突撃獣ガルベストン》の効果発動。アドバンス召喚に成功した時、このカードのリリース素材を墓地から特殊召喚する。来て、《ウィンディ・カーバンクル》。マジックカード《死者蘇生》!《突撃獣ヴァン》(レベル4 ATK 2400)を特殊召喚するよ」

 

モンスターが3体?《突撃獣》にとってはデメリットじゃないのか?

いや、まさか・・・。

 

「私はレベル4の《ウィンディ・カーバンクル》と《突撃獣ヴァン》でオーバーレイネットワークを構築。風を束ねて、羽ばたけ!エクシーズ召喚!ランク4《突撃獣ウィルマ》!」

 

 

《突撃獣ウィルマ》

ランク4/風属性/獣族・エクシーズ/ATK2200/DEF900

獣族レベル4モンスター×2

①:フィールドのカードを手札に戻すカードの効果が発動した場合、このカードのX素材1つを取り除いて発動する事ができる。その発動と効果を無効にし、自分のデッキからカードを1枚ドローする。この効果は相手ターンでも発動する事ができる。

②:このカードがフィールドまたは墓地に存在する限り、自分フィールドのモンスターが2体のみの場合、自分フィールドのモンスターは攻撃力が300ポイントアップする。

 

 

「エクシーズもかよ!」

 

「驚くのはこれから。《突撃獣ウィルマ》がフィールドか墓地に存在する場合、自分フィールドのモンスターが2体のみの場合、自分フィールドのモンスターの攻撃力は300アップ。更に《突撃獣ガルベストン》は召喚したターン自分フィールドのモンスターが2体の場合、風属性モンスターの攻撃力を1000アップ。《デザートストーム》と《嵐の第二陣》もあるから、自分フィールドのモンスターの攻撃力は合計2100ずつアップ!」

 

《突撃獣ガルベストン》ATK2900→5000

《突撃獣ウィルマ》ATK 2200→4300

 

「まじかよ」

 

「さぁ、バトルよ。《突撃獣ガルベストン》で《炎竜王サラマンディア・ドラグーン》を攻撃!『スーパーセル・チャージ』!」

 

「陽っ・・・!」

 

「まだだっ!リバースカードオープン。トラップカード《白き炎》!相手に500ポイントのダメージを与え、このターン、自分が受ける戦闘ダメージを半分にする!」

 

 

《白き炎》

通常罠

①:相手ライフに500ポイントのダメージを与え、このターン、自分が受ける戦闘ダメージは半分になる。

②:セットされたこのカードが相手によって破壊された時、自分のデッキからカードを1枚ドローする。

 

 

ミヤ LP1800→1300

陽  LP2100→1100

 

「《炎竜王サラマンディア・ドラグーン》は効果ダメージを与えたフェイズ中、破壊されない!『ボンバードウォール』!」

 

「むぅ。《突撃獣ウィルマ》で《炎竜王サラマンディア・ドラグーン》を攻撃!『ブーストチャージ』!」

陽  LP1100→450

 

「攻めきれないかー、ターンエンド」

 

 

渡瀬ミヤ LP 1300 手札0枚

モンスター:《突撃獣ガルベストン》(ATK4000)《突撃獣ウィルマ》(ATK3300)

魔法・罠:《嵐の第二陣》《デザートストーム》

 

「俺のターン」

 

攻撃力4000に攻撃力3300。

なんとか、首の皮1枚でつながった。改めてハイビートが苦手すぎる。

P04を持っている歩とデュエルした時もそうだった。あれから対ハイビート用のカードを何枚かデッキに入れている。そのカードを引くことができるか・・・。

 

「ドロー!」

 

来た!

 

「俺は手札からマジックカード《フォース》を発動!《突撃獣ガルベストン》の攻撃力を半分にし、《炎竜王サラマンディア・ドラグーン》の攻撃力をその数値分、アップさせる!」

 

 

《炎竜王サラマンディア・ドラグーン》

ATK3000→5000

《突撃獣ガルベストン》ATK 4000→2000

 

「むぅ」

 

「これで終わりだ!バトル!《炎竜王サラマンディア・ドラグーン》で《ガルベストン》を攻撃!

『フォース・バーニングノヴァ』!!」

 

「きゃああ!」

 

ミヤ LP1300→0

 

「うーん、負けちゃったかー。でも楽しかったよ」

 

「本当に強いですね。トッププロとやってる気分でしたよ」

 

「プロにそう言ってもらえると嬉しいよ」

 

コンコン ガチャン

 

「すいません、遅くなりました。ん、陽?それにミヤ?!」

 

扉から遊作が息を切らして白衣をたなびかせ、慌てるように出てきた。

 

「久しぶりだね、遊作」

 

「なんでいるんだ?いや、今更か。相変わらず神出鬼没だな」

 

「2人とも知り合いなのか?」

 

「昔のチームメイトだ。最初は俺がデュエルを教えてたんだけど、プレイングセンスがずば抜けててな。いつの間にか俺があいつのデッキビルダーになってたな」

 

「そう、色々とね」と、ミヤ。

 

「色々って、そういう・・・。ごめんなさい、あなたのこと、勘違いしてたみたい」

 

「多分、変なこと言ったんだよね、私。気にしなくてもいいよ。おもしろいデュエルできたし、遊作も元気にしてるみたいだし。次の依頼が入ってるから、もう帰るね」

 

バイバーイと手を降り帰っていった。

 

「相変わらず、嵐みたいなやつだな。すいません、亜依さん」

 

「遊作さん、あなた来るのが遅すぎです。実は私、待つの嫌いなんですよ」

 

「すみません」

 

「ふふっ、冗談ですよ。さて、今日ですが・・・」

 

「亜依さんも相変わらず、いきなりですね」

 

お互いに苦笑していた。

 




ここまで読んでくれてありがとうございます。
次回は12話の投稿を予定しています。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。