恋する吸血鬼   作:のゔぇんぶれ

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一ヶ月ぶりになってしもうた…
いやまあ、忙しかったからなのですが


第十一話

三咲町。

 

「いやあ…、春はいいよね」

 

私、弓塚さつきは夜桜を楽しんでいた。

お弁当はシオンが作ってくれました。

 

「そうですね」

「いいよなぁー、春。新たな出会いもあるだろうし」

「…新たな出会いかあ」

 

そう、春なのに、新たな出会い、とかそんな私達には一切ない。

頑張って菌類さん!

 

「いえ、私はわりと新しい出会いあるんですが。オルガマリーさんとか」

「誰それ?!」

「アニムスフィア家とか言いましたっけ、あの家の娘さん」

「分からないよ?!」

 

私の知らないところでシオンが友達増やしてる!

いや、別にそんなの関係ないっちゃないんだけれど。

 

「そうか…私の知らないところでシオンが不倫を…」

 

そう言って、リーズさんが凹んでいる。

いや、凹むようなところではないと思うよ。

 

「いえ不倫ではないです。あの子子供でしたし」

「わからないだろ!その子が私より可愛かったら…」

「たしかに可愛かったですけど、リーズが一番ですよ」

「本当か?!本当なのか?!」

 

そう言って、なんとか立ち直るリーズさん。

このイチャラブ空間に居させられる私。

 

「…………団子が甘いよ」

 

プレーンの団子にすればよかったかな、と思いながら私は団子を食べていました。

いやほら、私だって相手さえいれば…遠野君…

ああ、遠野君、隣にいてくれないかなぁ…

 

「そんな貴方に志貴様ロボットー!」

「うわあああ?!」

 

突然現れて心を読まれたかのような言葉を言ってくる琥珀さん。

というか何?!志貴様ロボって何?!

 

「志貴様のロボです。作りました♪」

「作っちゃったの?!」

 

というか作ってるの?!遠野君ロボって作って平気なものなの!?

わからないよ?!

 

「落ち着いてください、さつき」

「そうだぞ、落ち着いて。マッドドクターのいつもの嘘だ」

「あ、ネタバラシはっやーい。それとリーズさん、ひっどーい♪」

「酷いと思ってる顔じゃないわよ、それ」

 

なんだかわからないうちに、白レンさんとレンさんまで来ました。

 

「……………」

「ごめんね、さつき。貴方が持っている団子、レンにあげていいかしら?」

 

そう、レンさんは団子をずっとヨダレ垂らして見ています。

ああ、この流れは。

 

「あ、はい、どうぞ。白レンさんもよかったら」

「いただくわ」

 

そういって、よだれを垂らしているレンさんに団子を渡してから自分も食べる白レンさん。

まあ、こうなるとは思ってはいたから。

 

「悪くないわね。…ああ、ほら、レン。こぼしているわ。せっかく貰ったのに」

「いいんだよ、美味しく頂いて貰えれば」

 

なんだか分からないけれど、レンさんが楽しそうだから別にあげても良かった。

そう、割と大事でなんだよね。来年、レンさんに遠野君へのチョコを渡して…

えへへへへへへへへへ

 

「レン、逃げましょ」

「……………(こくこく)」

 

 

 

 

 

気がついたときには白レンサン達は遠くに行ってました…。

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