恋する吸血鬼   作:のゔぇんぶれ

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第十五話

三咲町 無人のビルの屋上。

 

「たーまやー!」

 

そう、今日は年に一度の花火大会の日。

私、弓塚さつきはシオンとリーズさんと一緒に近くにある無人のビルの屋上の上で花火をみてます。

不法侵入?…うん、皆はよそうね!

 

「いやあ、やっぱり夏は花火大会ですね」

「そうだなあ、日本の夏、って感じがするな」

「毎年それを言ってますよね」

「毎年そう思っているんだよ」

 

そういうリーズさんは浴衣。

シオンが着付けてました。

 

「まあ、毎年いいたくなる気持ちもわかりますけれどね」

 

そう同意したシオン。

浴衣。自分で着付けてました。

 

「日本人の心だよね」

 

私。もちろん浴衣。

シオンに着付けてもらいました。

凄いよね、シオン。日本人の私には出来ない着付けができるんだもん。

 

「しっかし浴衣なんてよく買えましたね、リーズ」

「いや、貰い物だ。ドクターから「秋葉様がかったんだけれど、似合わなかったようで」みたいな事を言われながら渡された」

「秋葉…」

「妹さん…」

 

浴衣が似合いそうな胸なのに…。

いや、やめよう。私妹さんに対してはそこそこ強く出れるけれども、多分これをこれ以上掘り下げたら私消滅しちゃう。

このSSの主人公なのに私消滅しちゃう。

 

「浴衣に似合う似合わないあるのか?」

「うーん、柄にもよりますけど」

「そうだね。その人のイメージに会う合わない、って感じだけれどね」

 

今、私達が着ている浴衣は確かに妹さんには合わない感じの絵柄であった。

どうして買ってしまったのか、不思議である。

イメチェンして誰かにアピールしたかったとか?いやあ、だってあの妹さんだよ?それはないよ。絶対ない。

 

「そうか、どうだろう、私はあっているか?」

「よく似合ってますよ、リーズ」

「ありがとう、シオン。君もよく似合っている」

「ありがとうございます」

 

シオンの浴衣の柄は黒地に八重桜、八重桜の色は紫。

リーズさんの浴衣の柄は黒地にダリア。

………あれ?これ、妹さん…。

 

「勿論、さつきの浴衣も素敵だぞ」

「うん、ありがとう」

 

私の浴衣の柄は空色に牡丹。

 

「…なあ、これって…」

「そうですね。秋葉はそういう所ありますから」

「もっと素直になってくれればいいのにね」

「そうだなあ」

「まあ、恥ずかしいんでしょう。ありがたく頂いておきましょう」

「そうだね」

 

今日ぐらいは遠野君にアピールするぐらいは許してあげようと思います。

だが、遠野くんは渡さない。なぜなら私が遠野くんと…

ふへへへへへへ…

 

「さつき!さつき帰ってきてください!」

「そうだぞ、サツキ!花火綺麗だぞ!」

 

ふへへへへへへ…、はっ。

 

「ご、ごめんね二人共」

「ああよかった帰ってきました」

「うん、良かったよかった。とりあえず、花火を楽しもう」

「そうだね!」

 

今日は花火大会だもの。

ということで、この三人で浴衣を着て、花火大会を楽しみました。

楽しかったです!

 

 

 

 

 

 

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