DLcom様において同人誌となったこの作品発売させていただいております。
もしよろしければ手にとっていただければ、と。
???? 喫茶店アーネンエルベ。
「いやー、それにしてもななこちゃんがお友達を連れてくるなんて」
「ひびきちゃんにはお世話になってるからね!」
「おう、馬、私にはお世話になってないってか」
「煩いツンデレ!」
ななこちゃんがツンテールの女の子とイチャイチャしているのを見ながら美味しいパフェを食べているのは主人公の弓塚さつきです。
「えーと、日々乃ひびきちゃんだっけ?」
「はい、日々乃ひびきです!よろしくお願いしますね、弓塚さん」
「うん、よろしくね。ところで、どうしてななこちゃんと?」
「なんでだっけなあ…。たしかマスターがどうだ、とか」
「ああ、なるほど。家出したのが始まりだったんだね」
「だったと思うんですよ」
まあ、そうでもしないときっと先輩からは離れないだろうし、離れる理由もないんだろうなあ、なんて思うわけで。
あの二人のやり取りを見てると凄いホッコリする。
だけれども二人のやり取りを見てるということは私は先輩に追われているわけでほっこりしてる時間もないのである。
「はー、馬、貴様、覚えておけよ」
「それはこっちのセリフだよ、ツンデレ」
そういって二人共こちらによってくる。
たしかツインテールの女の子の方は桂木千鍵ちゃんと言ったっけ。
ひびきちゃんはとても優しそうなかんじで、千鍵ちゃんは少し冷たいイメージを受ける。
あれ?この感じ、私はよく知ってるよ?
いやあの二人は両方共優しいし、きっとこの二人もそんな感じなんだろうけれど。
「もー、千鍵ちゃんもななこちゃんも仲良くしないと駄目だよ?」
「それはそうなんだが、この馬がな」
「なにさ、先に喧嘩売ってきたのはツンデレのほうでしょ!」
「んだとぉ?!」
「まあ、まあ二人共落ち着いてよ。ね、千鍵ちゃん、ななこちゃん」
そう言って、千鍵ちゃんに抱きつくひびきちゃん。
そして、顔が赤くなる千鍵ちゃん。あ、これは。
「…弓塚さん、弓塚さん」
「ん?なぁに?」
「ツンデレ、やっぱりひびきちゃんの事好きだよね」
「そうだねえ。完全にうちのリーズさんとシオンとかそちらの先輩と真祖さんみたいだよねえ」
「近いですね」
「でも、ひびきちゃんの方はその二人と違って…」
「…脈がない?」
「っぽくない?」
「…おう、聞こえてるぞお前ら」
そういって顔を近づけてくる千鍵ちゃん。
まあ、確かに近いところでコソコソ話してても聞こえるよね。
ただ、もうひとりはと言うと。
「何々、何の話かなー?」
と、小首を傾げているひびきちゃん。
うん、これはそのあれだよあれ。
私とななこちゃんは顔をあわせて。
「「どんまい」」
「…お気遣いありがとよ…」
がっくり、と肩を落としつつそう返した千鍵ちゃん。
本当に、大変そうだなあ。
そうして、アーネンエルベでの時間を楽しく過ごしていたんですよ、と。
やったぜ。