恋する吸血鬼   作:のゔぇんぶれ

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今回、こちらを聞きながら見るとわかりやすいかもしれません。

https://www.youtube.com/watch?v=3Wgjq5VIwR8
Ye Banished Privateers「First Night Back in Port」 リースバイフェが引いた曲

https://www.youtube.com/watch?v=e7t7c-TGn9U
Ye Banished Privateers「Dead Man's Song」 シオンが引いた曲


第十八話

三咲町 路地裏

 

「~♪~♪~」

「リーズさんがバイオリン弾いてる。珍しいこともあるんだね」

「ファアアアアアアアアアアアアックッ」

「ひぃっ?!どうしたのシオン?!」

 

乙女が突然ファ○クとか言っちゃいけないと思うの。

はい、ということで弓塚さつきだよー。

 

「いえ、今リーズが引いてる曲の歌詞なのですか」

「えっ?!ファ○クとか言っちゃう曲なの?!」

「ええ。まあ、歌詞の最後ですけれどね」

「お、シオンも知ってたか」

 

リーズさんが弾き終わったようで会話に入ってくる。

え?なにこの曲有名なの?

 

「ええ、琥珀に「今流行りのバンドの曲ですよー」ってCDを渡されて」

「ああ、そういえば聞いてたね」

「とてもいい曲でした」

「だね。耳コピしたけれど、まだまだだな」

「Σ耳コピだったの!?」

「うん」

 

耳コピまで彼処まで綺麗に引けるなんて…。

リーズさんはやっぱ音楽家だったんだな、って再確認した。

 

「まあ、私もやろうと思えばできますけれど」

「Σできるの?!」

「ええ。私の計算に狂いはないので」

「お、なら弾いてみるかい?」

 

そう言って、バイオリンを一式渡すリーズさん。

受け取り。

 

「ふふ、見ててくださいね」

 

と、ドヤ顔をして弾き始めた。

なぜドヤ顔するのかは分からないけれど、うん。

 

「なるほど、私もこっちにすべきだったか」

「知ってるの?」

「うん。同じバンドの曲」

「そうなんだ」

「今度、サツキにもCDをかしてあげよう」

「本当、やったー!!」

 

そう言ってちょっと跳ねる私を撫でるリーズさん。

そして。

 

「ちょっと、私の演奏中なんですが」

 

そう言って演奏を中断させたシオン。

あ、そう言えばそうだった。

 

「そうだったそうだった。上手だったぞ」

「うん、ドヤ顔するだけはあった」

「そうでしょう、そうでしょう」

 

シオンの機嫌が治ってよかった。

いや、ほら、シオンの機嫌が悪いまんまだと、御飯が貧相になるから。

それでもこの二人本当に凄いね。

 

「…………」

「そう凹むことないじゃないの。サツキにはお菓子作りっていう二人には負けない特技あるんだし」

「あ、ありがとう。ってレンさん達?」

「…………」

 

ぺこり、と頭を下げたレンさん。

そして顔をあげると。涎が垂れている。

 

「あー、うん、ちょっとまってね。クッキーの作り置きあったかな…」

「なんか何時もごめんなさいね。レン、よだれ拭いて」

 

そういって、ハンカチを持ってたポシェットから取り出し、レンさんの顔を拭く白レンさん。

さて、私がレンさんのために、残しておいたクッキーを冷蔵庫(拾い物)から取り出して。

 

「お、おやつですか?お湯沸かせて、お茶にしましょう」

「おお、いいな」

 

そういってリーズさんとシオンもお茶の準備をして。

お茶会が始まります。

 

 

これが、私の、日常。です!

 

 

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