三咲町、路地裏。
「第…第何回だっけ?まあいいや。
シエル可愛い大会ーin路地裏ー!!!!!!」
「「「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ?!」」」
突然現れた真祖さん、にそう言われて驚く私達。
あ、私は弓塚さつきです。おはようございます。
「いやあ、ちょっとね。暇なのよ。
だから、貴方達にもシエルの可愛さを知ってもらおうと思って」
「えぇー…」
笑顔でピースをしながらそういった、金髪の女性。
名前をアルクェイド・ブリュンスタッド、といいます。そう、聞いた事あると思いますが、この人真祖です。
どうやってここを見つけたんだろう、って思ったんですけれど、そう。
「………………(ぺこり)」
なんか申し訳なさそうに見えるレンさん。
そうだよね、レンさんの現マスター、この人だもんね。
…あれ?遠野君だっけ…?
「大体に真祖、どうしてあの…カレー臭漂う代行者なのですか…?」
「オブラートに包もうとしたんだろうけれど、漏れてるぞ」
「うん、凄い漏れてる」
「あー、そこ気になっちゃう?」
小首をかしげる真祖さん。いや、可愛いけれど。
確かに気になる。気になるけれどあんまり聞けなかったところではあるけれど。
いや、知ってる人で聞ける人はレンさんしか居ないけれどレンさん、話してくれないし。
遠野君は…知っているのかなあ?
「ま、いいでしょう。暇だから、私とシエルの関係をちょっと話そうかな。
とはいえ、大体知ってると思うけれどね」
「そうですね、というか私達のイメージでは顔合わせれば喧嘩してるイメージなんですが」
「あー、それはあれね。私がやんちゃして人類を滅ぼそうとした前までの話ね」
「アルティメット・ワン、やんちゃで済まされるのか…」
苦笑いをしながらそうつぶやいたリーズさん。
アルティメット・ワンってなんだろうって思ったけれども、聞いてもきっと「アルティメット・ワンはアルティメット・ワン、だよ」、って帰ってきそうなので黙って置いた。
「で、私やんちゃしてたんだけど、それをそれこそ文字通り命がけで止めに来てくれてね。
格好いいなーって。まあ、その時私は照れて思わず「志貴」って言っちゃったんだけどー、ねー。いやあ、それで私すぐ堕ちですよ」
そういって、シオンの肩をバシンバシン叩く真祖さん。
…あれ?でも、ななこちゃんの話によるとすぐ堕ちしたのはシエル先輩だって聞いてるけれど…。
違うのかな?まあ、両方共即落ちだったんだろうなあ…。
「あのとき、そんな事があったのか…」
「あれ?貴方会ったっけ?」
「まあ、すぐ倒されたけれどな」
「あー…。うん、ごめんね?」
てへぺろ、と舌を出しながら謝る真祖さん。
そう言えばものすごい怪我をして帰ってきたときあったっけ、リーズさん。っていうかほぼ死にそうだった気がするんだけれど…。
ほんとあの時はどうしよう、って思ったなあ。
「さて、即落ちした話をしたところで!
始めるよー!シエル可愛い大会in路地裏ー!」
「(ぱちぱちぱちぱち)」
レンさんが拍手している。
ああ、これはきっと逃げられないんだろうなあ…。
次回!私達は生き残れるのか!