恋する吸血鬼   作:のゔぇんぶれ

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第25話

三咲町 路地裏

 

「でねー、その時のシエルがねー、凄い可愛かったの!!

私服でね!私がね来るのを待ってるのがね!凄い可愛かったの!!!」

 

そう言って、バシンバシンとシオンの肩を叩くアルクェイドさん。

はい、前回の続きでアルクェイド・ブリュンスタッドさんに突撃されております。

あ、私このSSの主人公、弓塚さつきです。

 

「ええ、わかりました。わかりましたから肩を叩くのはよしてください真祖」

「あ、ごめんね?でもあれなんだよ?それだけ私の心を掴んだっていうことでね」

「はい」

 

叩かれながら力説されて諦めたようなシオン。まあ、もうかれこれ…数時間、だもんね。

それを見て、私とリーズさんは苦笑しながら顔を見合わせることしか出来ません。

いやほらあ、下手なことを言って八つ裂きにされても嫌だし。

 

「……」

「何よ、レン」

「…」

「あ、そうね。お願い」

 

なんだかレンさんが言ってそれに対して何か会話をしているアルクェイドさん。

あ、これはレンさん「お茶かってくるね」かなんか言って逃げたやつ!

…レンさんお買い物できるの…?いや、白レンさんに頼むのかな…?

でも両方共猫モードだと拒否されそうだからなあ…。

 

「………」

「おわっ?!レンさん?!?!?」

「お茶、いれてきたわ」

「白レンさんも?…あっ、ありがとう」

 

いつ、お茶を入れてたのか、後誰がいれてたのか、わからないけれどお茶をいただきました。

あ、うん、口の中がとっても甘かったから、ストレートでありがたかったです。

はー、いいお茶っ葉をきっと使ってるんだろうなあ、としか思えない貧乏舌の私。

 

「…中々にいいお茶っ葉使ってるな」

「そうですね。凄い久々な気がします」

「えー、そうなの?」

「…」

「…仕方ないわよ」

 

何かアルクェイドさんがかわいそうにー、みたいな目をしてこちらを見たので、レンさんと白レンさんがフォローっぽい何かをいれてくれてますが。

いや、うん、フォローいれられてるほうが悲しい。

というかアルクェイドさんはいっつも飲んでるの?!

 

「アルティメット・ワンはいつそんな高いお茶を?」

「んー、志貴のお家かー、シエルの家かー。あ、そうそう、シエルと紅茶といえばね!」

「はっ…」

 

しまった、という顔をするリーズさん。

そうここから、またアルクェイドさんによるシエルさん可愛い大会がはじまる…と思ったら。

 

「………はぁ」

 

始まる前になにか、こう、場の空気が一変する感じ。

私は、私達はこの感じを知っている!

 

「あ、シエルー」

「「あ、シエルー」ではありません!貴方は何をしているのですか!」

「何って、シエル可愛い大会?」

「はぁ?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」

 

あ、顔真っ赤になってるのが顔を見なくても分かる。

というか、顔とか怖くて見れないので、避難です。今回私は、シオン、リーズさんと一緒に避難です。…シエル先輩に居場所を見られた気もするけれど、多分大丈夫。

次回は引っ越してるから大丈夫。というか、多分。

 

「あああああああああああああああもう!!!!私より貴方のほうが可愛いに決まってます!!!!!!!」

「そうだけどー、でも、シエル可愛いもん。シエルは可愛い!!!!!」

「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 

シエル先輩の恥ずかしさ全快の全力のパイルバンカーが!!アルクェイドさんを!!!襲う!!!

そして私達は悟った。「あ、これこのぐらい逃げても被害受けるやつ」と。

 

 

 

私達のねぐらの路地裏は崩壊しました。(半年ぶりぐらい3回目)

アルクェイド・ブリュンスタッドさんは無傷でした。おかしいね…

 

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