恋する吸血鬼   作:のゔぇんぶれ

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第三十六話

三咲町

 

「あー、平成の間にリメイクこなかったよ…」

「もう終わるもんなあ、平成」

「でも、想定内でした」

「本当?!」

 

シオンがドヤ顔してそんな事いうもんだから、私は突っ込んでしまいました。

あ、はい。皆さん、平成最後のGWどうお過ごしでしょうか。このSSの主人公でありTYPE-MOON作品月姫のヒロインにしてFate/Grand Orderのマスター、弓塚さつきです。

いやぁ、人気者は辛いなあ。……月姫のリメイク、平成の間に来ると思ったんだけどなあ、来なかったよ遠野くん…

ところで、皆さん出かける予定とかあります?私達は出かける予定は・・・ないです。リーズさんがお仕事ありますし。私達もお仕事しないといけない、よね、シオン。

 

「しかし、私達がこういう風に一緒にいるようになってから10年かあ」

「MBAACCからもうそんな立ちます…?」

「たつみたいだな」

「うわあ…、そんなに経つの?!」

 

そりゃ、平成から令和になるよ。十年だもん。十年といえば、小学生が高校生に、中学生が大学生に、大学生が社会人になるよ。

さらに言えば社会人がもう中堅ってよばれる立場の人達だよ…。

時代の流れはほんと、残酷だよ、遠野くん。

 

「十年ですか…。ほんと、色んな事がありましたね」

「そうだね、4月1日といえば私達だったよね」

「最近、呼ばれないけれどな…」

「リヨさんばっかりだよね」

「まあ、それも早くリメイクをしないからなんですけれど」

「本当だよ!」

 

リメイクが早く来てればこんなことには!

…でも、そうするとこの三人でいることもなくなっちゃうのかもしれないなあ、と思うとちょっとさみしい気もするんですよ。

リメイクが来るということは、私が本当の本当に月姫のメインヒロインになって、なおかつ救われて、路地裏で過ごすことはなくなって。

遠野くんと一緒にいられるけれど、…うん。それは嬉しい。遠野くんと一緒にいられるのはとても嬉しいんだけれども。

なにかこう、もやもやする!わからないけれど!

遠野くんも大事だけどこの二人も大事。とっても大事。

 

「………サツキ」

「いやあ、ほんとにそこまで思われているんだと思うと嬉しいんだけれど、恥ずかしくもあるな」

「…あっ?!どのへんから口だしてた?!まあ、いいんだ。二人にもちょっとだけきいてほしかったから」

 

今回は割と冷静でした。言ってるけれど、今回は、聞かせるつもりで考えてたからね。

そう、いつもだったら言わないんだけどね。年号も変わることだし、少しはね。

 

「ほんと、大好きだよ二人共」

「サツキ…」

「サツキ!!私もだ!!」

 

ぎゅーっ、と抱きしめてくる二人。うん。嬉しい。

私は、遠野くんも、この二人も、大好き。

 

 

 

 

あ、なんか。最終回っぽくなったけれど、リメイクまでは続きます。

続けるんだから!

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