恋する吸血鬼   作:のゔぇんぶれ

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第三十八話

三咲町 路地裏

 

「いえーい!!!!夏だー!」

「夏だなっ!」

「…いつも思うんですけれど、リーズもサツキもよく元気になれますね…」

 

夏がきて嬉しい私、弓塚さつきとリーズさんことリーズバイフェさんとジメジメした夏がだめなシオンという図。

はい、どうもこんにちわ!このSSの主人公にして、月姫のメインヒロイン、そしていま絶賛大人気の八華のランサーこと長尾景虎さんのマスターである、弓塚さつきです!

いやあ、ホント、人気者は辛いですね!

…だから、そんな人気者が出てくる月姫リメイクを早くですね。ちゃんと私√を作ってリメイクを早くですね!間に合わなくなってもしらないぞ!!

 

「なんだ、シオン、暑さにまたやられているのか」

「暑さというよりジメジメした湿気にですね…」

「あー、確かに湿気はね」

「湿気かあ。…まあ、なれてしまった感じがあるからなあ」

「リーズさん、すごいね」

 

まあ、大抵の外人はどちらかといえばシオンに近い感じだと思うんだよ。確かに日本の夏はシオンがいたエジプトとかリーズさんがいたイタリアなんかとぜんぜん違うからね。

…いや、リーズさん、すごくない?確かに十年近く日本にいるとはいえ、毎年暑くなる上に毎年ひどくなる湿気に勝ってるってだいぶすごくない?

鍛え方が違うのかなぁ…?

 

「まあ、あれだな。たまには海にでもいこうか」

「海はまずいです。私達死にます」

「そうか?…あ、そうか」

「そうそう、泳げないからね」

 

吸血鬼に流水はNG。いや、渡れる吸血鬼いる、っていうかあのピアニスト渡れるらしいんだけど。

…いや、ずるくない?あの新人さんずるくない?処す?処す?

処せば体が軽くなるだろうし…。でも、私、あの人が親なんて嫌だなあ。まあ、私、今、マスターなんですが。

ドヤァ

 

「どうした、ドヤ顔して。可愛いから許すけれども」

 

そういって、私の頭を撫でるリーズさん。まあ、なんかこう、ドヤ顔してる人なでたくなるよね。わかる。

わかるけれど、なんだろう。撫でられるととても恥ずかしい。そして。

 

「…むぅ…」

 

シオンがなにか言いたげにこっちを見ている!ほら、リーズさん気づいて!

 

「お、なんだ。シオン。シオンもなでてほしいのか?」

「そ、そういうわけじゃありません!ただ、ですね。リーズはさつきを甘やかしすぎっていう」

「そうだな。まあ、私は可愛くて頑張ってる女の子好きだからな」

「…たしかにサツキは頑張ってますが…」

「シオンも頑張ってるぞ。な?」

「うん、頑張ってる頑張ってる」

 

シオンをなでながら、そんなイケメンセリフを吐くリーズさん。なんだろうね。やっぱり様になるよね。

…まあ、この人も乙女なんだけれど。

そして、私も頑張ってるシオンを撫でるのでした。

 

 

顔真っ赤にしてシオンがどっかいっちゃったのはまた別のお話。

 

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