恋する吸血鬼   作:のゔぇんぶれ

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第四十一話

三咲町 路地裏

 

私、弓塚さつきはその報を聞いた時、思わずガッツポーズをした。

TYPE-MOON展にて月姫リメイクが来たというのだ。ついに!ついにきた!ついに私がメインヒロインとして!活躍するときが!

 

「……すみません、さつき。盛り上がってるところ悪いのですが」

「何?!いや、とめないでシオン!今歴史の変換期にきているんだから!」

「いえ、まだ変換期と言うには…。そもそも、Fateの15周年記念の最初で取り上げられただけですよね?」

「それだけでも!それだけでも十分快挙なんだよ!?」

「そうだぞ!シオン!いや私は月姫の事はよくわからないけれども、それは凄いことなのは、新人の私でもわかるぞ!」

「でしょ?!流石リーズさん!」

 

私は、おもわずリーズさんに抱きつく。そして、シオンにジト目を送る。リーズさんは新人っていいのかわからないけれど、もう10年選手ぐらいな気もするけれど!でも、リーズさんは新人さん!誰がなんと言おうとも新人さんなんだから!

いやほら、なんかリメイクで新人さん来たみたいだけど…その人とはまだ顔合わせできてないんだよねえ。したい気もするけれど、なんか四人目のヒロイン枠を取られそうで。

いや、四人目のヒロインは私だけれども。

 

「そんなに盛り上がれるものなんですか?」

「そうだよ!いやたしかに最近、「月姫出すぞ出すぞ詐欺」が多くて冷めるのもよく分かるけれども。それでも!それでもだよ!こういう公の場でゲーム画面が出た!っていうのは大事なんだよ!詐欺じゃなくなるんだよ!」

「そういうものなんですか…」

 

なんだかシオンが、こう、覚めている。いや、それでもなんだろう、シオンも一応喜んでくれてる気はする。長い付き合いだから、それは凄いわかるんだよ。

わかるんだけどもうちょっと乗ってくれてもいいんじゃないかなーって割と思う。いや、大事だけれどね。こう、冷静になる人って。

 

「…ねえ、シオン。乗り切れないのって私達だけなのかしら?」

「みたいですね、白レンさん。……白レンさんのところも?」

「そうなのよ。レンと琥珀がね」

「そうですよね。まだ正式発表ではないですもんね」

 

やれやれ、と肩をすくめるシオン。それに同意するようにうなずく白レンさん。

 

「確かに、まだ正式発表はされていません!が!ねえ、弓塚さん!」

「そうですよね、琥珀さん!こういうのは!雰囲気を作っていくことが!」

「「何よりも大事!」なんです!」

「………………!!!!!」

 

私達の言葉に力強く頷くレンさん。いやいつの間来ていたんだろうという疑問符は浮かぶけれども、いつものことだしそもそも今はそんなことより大事なことがあるもの!

そう!何よりも!大事なことが!皆!雰囲気を作っていこう!月姫リメイクを!出させる雰囲気を!!!!!!

 

 

 

 

これで、FGOに取り込まれたら面白いんだけどね!いや私達としては面白くないけれどね!

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