恋する吸血鬼   作:のゔぇんぶれ

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コミケ受かったけれどどうしようかなーっていう感じです。
いやほんと、コロナがね…

まあ、それはそれとして。


第42羽

??? アーネンエルベ

 

「これはこれは、いつもウチのサツキがお世話になっております」

「これはこれは、ご丁寧に。こちらこそマスターにはお世話になって」

「ウチのさつきが迷惑をかけておりませんか?」

「いえ、むしろのっぶと沖田さんがマスターにはご迷惑を」

 

シオンとリーズさんと長尾景虎さんが互いに頭を下げているという不思議な空間にいます。いや、まあそもそもアーネンエルベさん自体が不思議空間と言われればそのとおりなんだけれども!

あ、はい、皆さんこんにちわ。このSSの主人公であり月姫のメインヒロインであり長尾景虎さんのマスターという主人公属性もついた弓塚さつきです。

なんかこの挨拶も久しぶり?…どうだったかな。

 

「いや、軍神が一番迷惑かけてるじゃろ」

「そーだそーだ、沖田さんは迷惑かけてないぞー!」

「いや、二人共、それなりに・・・・、いやでも、そうでもない…」

 

まあ、そうですね。…いやほら、私めったにそっちに行かないから、っていうのもあるんだけれど長尾さんとか沖田さんとかにそんなに迷惑をかけられてるイメージがないというか。まだ、マスターとしての意識はそうないというか。

…あれ?でも沖田さんは遠野くんの妹さんのサーヴァントじゃなかったっけ…?んー、どうだったかなー。

 

 

「ところで、しおんさん、でしたっけ?」

「そうですが」

「…いえ、よく知ってるしおんさんより成長しているなーと」

「ふむ、なるほど」

「あー。いや、よく知っているが、やはりそちらから見てもそうなるのか」

 

うんうん、と頷くリーズさん。そういやリーズさんはFGOやってるんだっけ。いやじゃあ、だったら私をあそこまで問い詰めなくても良かったんじゃないかな?!?!?!?!

いや、出る可能性があるっていうのとやってるのとはぜんぜん違うんだろうけれど。

 

「…りーずさんは、きゃぷてん、さんに似ているような気がしますが…」

「何だ、シオンー?向こうでも私に会いたかったのかー?そうかー」

「……」

「無言で肘打ちはやめてくれ…いたい」

「あの、スネを蹴らないでほしいのじゃが!言っているのはワシではない!」

 

なんだかシオンが照れているのかよくわからない顔で、リーズさんとノッブさんに暴力を振るっている。

いや、ノッブさんはたまたまシオンの前にいただけなんだよなあ。いや、凄いてれてるときってバタバタしますからね、仕方ないけれどね。

 

「いやあ、…いいですね。恋」

「ねー。沖田さんもそう思います」

「いや、恋はいいんだけどさ。リーズさんは兎も角ノッブさん可愛そうじゃない?!」

 

いやまあ、ノッブさんは普段が普段だからこうなるのも仕方ない、って顔されてますけど!可愛そうじゃないの?!ちょっと助けてあげてあげてもいいんじゃない?!

 

 

なんて言いながら、私もシオンを止められないのでノッブさんのスネはもう少しだけ蹴られるのでした、とさ。


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