毎回目標は6千字でしたが・・・今回は区切りが悪かったのです。。
「さぁエド、始めようか♪」
「・・・」
折れた剣を携えたドニがエドと対峙する、なぜこのような状況になっているのか?それを知るには少し時を
奇妙な師弟が立ち合いを開始して、剛の剣による力の競い合いに始まり師の優位で進んだが弟子のドニが権能をフェイントとしてだが使用した。
それにキレた師、ラファエロがもう一つの魔剣、匠を取り出して柔により翻弄する。
やがて薙刀の形状をした匠の魔剣、その石突きでドニの頭を強打した。
その一撃により、一昔前のブラウン管テレビの様に記憶を取り戻したドニは構えを棄てる事も剣で有る!と
結果、ドニの技は不発に終わり、ラファエロの剣はドニのレプリカの剣を折った。
その後の会話でドニが剣を極める為には同格以上の存在、つまりまつろわぬ神や神殺しと戦うしか無いとの提言にドニの今後の方針が決まった。
そして、ドニはエドに向き直り。
―エドワードside―
「エドも同類だったよね?さっそく
「なぜそうなる!?」
「え?」
「いや、『なに言ってんの』って
エドの言うとおりドニの剣は聖ラファエロによって半ばから折られており万全の状態ではなかったが。
「いやいや、これでも大丈夫だと思うよ?」
しかし、その一言にカチン!と来たのか「ほぉう」と呟いてエドの雰囲気が変わった。
「やめておけサルバトーレ・ドニ、お前ではジャクソン王には勝てないぞ」
雰囲気を察したラファエロがドニに対して警告する、しかしそれは逆効果だった様でドニは満面の笑みを浮かべた。
【まぁ目的の獅子と匠の双剣は見れたし、ついで7人目の実力を確認しておくか?】
エドは溜め息を吐きつつも、ドニに向かって条件を付ける。
「良いだろうただし、本気では周りの被害が甚大だから良いのを一撃入れた方の勝ちな、嫌なら日を改めろ、場所は用意してやる」
「え~・・・」
かなり悩んだ末、ドニは了承して冒頭へと戻る。
◆◆◆◆◆◆
エドはおもむろに
「「?」」
そのカードを持った手を前に突きだして。
「
「「!?」」
キーを述べる事でカードが展開されてエドの手には一振りの槍が握られていた。
そして、それを振り回し感触を確め、構えを取る。
「へ~」
「さぁ始めるか♪」
感嘆の声を漏らすドニに対して、エドはニヤリと口端が釣り上がる。何だかんだと言っていたが、エドも戦って見たいと考えていたのだ。
始めに仕掛けたのはエド、真っ直ぐ駆けてドニの胸に向けて槍の突きを放つ。
ドニは剣の腹でそれを受け流し、エドの懐に潜り込もうとしたが、矛先を跳ね上げ槍を回し、下から石突きで打ちに来た一撃を横に跳ぶ事で
そして、両者後方に跳んで距離を開けた。
「ん~何だろう?武術の匂いはしないし隙だらけな筈なんだけど?隙がない?いや何か違う?」
エドは武術に関して素人であり、槍の扱いは我流だが、神々との闘争で磨かれたもだ、当然カンピオーネのドニにも通じる。
「まぁいっか、それじゃあ」
考えても分からないならと、考えるのを止めたドニは権能を発動、ドニの右腕が銀色に輝き出した。
後にグリニッジ賢人議会によって
【権能を発動したか、今までから推測するに魔剣にする権能か、さてどうするか...】
槍の矛先にエネルギーがチャージされる。
エドは敢えて正面から対応する事にした。槍に纏ったのは震動エネルギー、権能、
「「・・・!」」
ドーンンン!!
両者同時に仕掛けた、ドニは魔剣を振り下ろし、エドは迎撃する様に切り上げる。暫し力が拮抗したが、魔剣は震動エネルギーを斬るも軌道が逸れて横の地面に斬撃の跡を刻み、震動は空間を揺らしたが、上に向かって放たれて居たため門の一部が崩れる程度に留まった。
「あ~あ、僕の負けか~」
ドニが呟いた次の瞬間、剣が粉々に砕けた。得物を失ったドニには、エドに勝つ手段が無い為、勝敗は決したのだった。
「
エドはトリアイナをカード形態に戻して懐にしまう。
「エド、それも権能かい?」
ドニはカードが気になって居たのか質問する、近付いて来ていたラファエロも気になったのか聞き耳を立てる。
「まぁ隠す程でも無いしな、権能で作成した神具だ。」
「やはり・・・」「ふ~ん」
両者異なる反応をする、ラファエロは納得した様に頷き、ドニは特に興味も無いのか聞き流す。なら聞くなよ!って言うのはご愛嬌。
【権能で神具を作成か、権能で槍1本だけとは思えん、恐らく複数作れるのだろう、神具って事はカード化意外にも機能を付与出来るだろうし、今回の来訪の目的があたしの双剣を見たいって事はある程度は自由に作れるのか?極論だが神具としての形さえとれば何でも出来る訳か...でたらめだな】
流石は神殺し、カンピオーネ!と諦めた様に溜め息を吐くラファエロを誰も責める事は出来ないだろう。
◆◆◆◆◆◆
「フム、なる程...」
決闘から少しして、エドはラファエロに獅子と匠の双剣を出してもらい、手に取って観察していた。おおよその機能は師弟の立ち合いで理解しているが、より詳しく解析するには直に手に取る方が良いのだ。
「ねぇ師匠ぉ」「ダメだ!」
ドニがラファエロに声を掛けるといきなり否定された。
「僕、まだ何も言って無いよね?」
「大方剣を寄越せとかそんな所だろ?おまえの事だ、またジャクソン王に挑むよな」
確信を持って断言するラファエロに拗ねた様に口を尖らせて言う。
「むぅ、そんな事しない、よ?」
「疑問系で言う時点でアウトだ!」
「...仲良いな、聖ラファエロ、魔剣の件、感謝する。これは返却します。」
「王よ、もうよろしいので?」
「ああ、充分だ」
獅子と匠の双剣を受け取った聖ラファエロは魔剣を虚空へと消した。
「そういえばクラニチャールとブランデッリの小娘達もいたんだっけね、よりにもよってアソコに落としやがって阿呆と同類だと良いが...それは無いか」
盛大に溜め息を吐く聖ラファエロに同情の視線を贈るエドだった。
「貴女も大変だな、それとこれは今回の報酬だ」
そう言ってエドは小切手をラファエロに渡そうとしたが。
「いえ、剣を見せただけですので受け取れません!それにドニが迷惑を掛けてしまったので...」
受け取らず、寧ろ申し訳なさそうにするラファエロに少し考えてエドは頷く。
「なら貸し1つと言うことで、今後何か有れば力になろう」
「それは・・・感謝致します。」
魔王へ対する貸し、その重要性を考慮して受け取る事にしたラファエロだった。
「それでは、これで」
用事の終わったエドが、その場を去ろうした。
「え~もう行っちゃうのかい?まだ時間は有るんじゃないかな?」
「おい、ドニ!」
「7人目、そんなに戦いたいなら最古の魔王、ヴォバン侯爵に会いに行け、同じ戦闘狂だ、後は分かるな?」
案の定ドニが引き留めるが、それに対してエドは情報を1つ与える。
「へ~そうなのかい?あとドニって呼んでくれよ、エドと僕の仲じゃないか~♪」
「...クハハ、まだどんな関係に成るか分からんが、良いだろう、じゃあなドニ!」
「うん、今度は制限無しでヤろうね~」
エドが去って、聖ラファエロとサルバトーレ・ドニの師弟がその場に残った。そして地下聖堂に落ちた少女騎士達が戻って来たのは約2時間後の事だった。
軽く解説を...
・疑似神具の性能(強度、耐性、威力)は神性に比例して上下します。
・付与出来る能力は最大3つ、3スロット分で、カード化は1スロット消費します。
・疑似神具は魔術師の武器の様に収納や取出しが出来ない為、持運びの面でカード化は重宝します。
エドが使った
スロット:カード化
スロット:震動の吸収と放出
スロット:耐震
尚、本拠地に保管している切札
スロット:震動増幅
スロット:震動の吸収と放出
スロット:耐震