第一次世界大戦
オーストリア・ハンガリー二重帝国のFranz Ferdinand(フランツ・フェルディナンド)大公とその妻がサラエボという街を訪問している最中にガヴリロ・プリンツィプという大セルビア主義を掲げる若者の襲撃を受けて暗殺されるという事件が起きた事から始まったとされる
なお、このサラエボ事件で殺されたフェルディナンド大公だが皇帝からは嫌われていた為、式も派手には行われず貧相なものになったという
しかし、いくら嫌われていたとは言えこれによりセルビアに宣戦布告をする大義名分がうまれた
世界史先生「はい、本日はここまで。これテストに出るから勉強しとけよ~。では号令」
学級委員「起立、姿勢、礼」
そう学級委員が言うと生徒全員は頭を下げて授業の最後を締めくくった
放課後の帰り道
岩崎 灯「いや~、やっぱり世界史の先生の授業は受けていて楽しいわ。分かりやすい、楽しい、先生の雑談も良し、最高だね」
彼は岩崎 灯
成績は良くもなく悪くもない
ごくごく普通の高校生だ
下沢 晴美「そうかしら、確かに分かりやすいとは思うけど史実に興味関心がないと面白いとは感じられないわ」
彼女は下沢 晴美
成績は学年の中でもかなり優秀な方でトップ10に入る実力者である
彼女は特に政治学に優れており100点しかとっていない程である
岩崎 灯「晴美はいいよね。成績優秀で外見も良しときたもんだ。先生達からは気に入られてる。」
晴美「貴方も努力すれば結果としていずれ帰ってくるわよ」
彼女は微笑んでそう言った
その時、二人は背後から強い衝撃を受けて飛ばされる
背後から車が突っ込んできた
灯はコンクリート壁に頭を強くぶつけ、晴美は地面を転がる。
その後、付近の住民が音を聞いて駆けつけたところで二人とも発見されて病院送りになるが日付が変わる頃に二人はこの世を去った
それは8月 雨上がりの夜だった
時は1900年代
欧州は5つの大国とその周辺の小国から成り立っていた
大英帝国、フランス、ドイツ帝国、オーストリア・ハンガリー帝国、ロシア帝国
※小国は省略します
そんな中でもオーストリア・ハンガリー帝国はある問題を抱えていた
民族問題である
多民族国家であるこの国は10の民族が共存していた
それの影響もあり軍隊の中でも使用する言語は様々で近代化に遅れている原因の一つになった
しかし、国民は帝国からの独立は今までしてしてはこなかった
理由は簡単だった
独立をすれば周辺の大国に潰されかねないからだ
この時代、小国は特に大国に振り回されるほど立場の弱いものでした
しかも左右にフランス、ロシア帝国の大国がおる中の独立とは自殺行為だったのです
そんな中、オーストリア=ハンガリー帝国を形成している一角であるシュタイアーマルク公爵領ではある出来事があった
それは公爵夫妻が馬車に乗り帰宅している最中のことだった
夫妻を乗せた馬車が屋敷の入口 門の手前にきた時、馬車が止まった
公爵「ん? 馬車が止まったではないか。 車長、何かあったのか?」
彼は前方で馬を操縦していた車長に問う
車長「ご主人様申し訳ありません 前方に捨て子がおりまして停止せざるを得ませんでした」
それを聞くと彼は馬車から降り捨て子の元へ向かった
彼は門の前に置かれているバスケットの中身を覗いた
そこには西洋人とは違った顔つきの男の赤子が眠っていた
公爵「赤子を捨てるとはなんと酷いことを・・・・・恐らく生活できないほど親は苦しかったのだろう」
そう言うとバスケットの中身の赤子を抱き上げる
婦人「あなた、赤子は・・・・・あら、私たちとは違った顔つきをしてるわね。それにしてもなんて可愛らしい」
彼女は夫の抱き上げる赤子を覗き込むとそう言い
公爵「決めた、私たちがお前を一人前に育ててやるからな。 名前は・・・門の前におったからSchützer(守護する人)・・・Léopold Schützer(レオポルト・シュッツァー)だ!」