「ほぉ。悪魔の気配がすると思ったら下級悪魔か。主は誰だ?」
後ろによくわからない背中に黒い羽の生えたおじさんがいた。
「悪魔?主?何のことだよ?」
「ほぉ。はぐれか。ならば殺しても問題な・・・この顔はレイナーレ様が殺したはずの・・・なるほど転生したか。」
「おい!何の話だ!」
「まぁいい。どうせだ。ここで殺してやろう。」
そう言っておじさんは光の槍を出した。
やばい。あれは夢の中で俺に刺さった槍だ!逃げないと!
そう思い俺は必死に逃げた。逃げて逃げて逃げ続けた。
すると俺はあの時の公園に着いた。
と思った瞬間俺にまたあの光の槍が刺さった。
sideリアス
私の使い魔から連絡が入った。
兵藤一誠がまたやられそうなのね。
「ホントに世話が焼けるわね。イツキが失敗するとは思えないけど」
そう言って私は公園へ転移した。
sideback
side堕天使
この反応は上級悪魔か。
あの魔法陣はグレモリー家の物だな。
「わたしの管轄の地で勝手な事をされると困るのだけど。この子も私の眷属の1人なのだから。」
「それは失礼したな。だが忠告だけしておこう。弱い眷属を野放しにしていると私のような者に散歩中に殺されるかもしれんぞ。」
「あら。忠告ありがとう。それと貴にも忠告しておくわ。私の領地で好き勝手してると殺しちゃうかも知らないわ。」
「そうか。ならお互い気をつけようか。」
そう言って俺は去っていった。
あの男はレイナーレ様が始末したはずでは?
でも明らかにおかしい。
まぁいい。レイナーレ様に報告しておこう。
あのセイクリッドギアを持つ男が悪魔に転生していたと。
sideback
sideイツキ
少し前に公園の方で堕天使の魔力とおそらくリアスの魔力が動いたな。
とりあえず向かってみるか?
とりあえず今一緒にいる白音と行くか。
「白音。」
「わかってるよ。公園でしょ?」
「そうだ。行こうか。依頼の確認をしないといけないからね。」
「お兄ちゃんはホントに大変だね。」
「あれ?最近はお兄ちゃんって読んでくれなかったのにな。」
「最近は2人でゆっくり出来なかったしお姉様や茜さんたちも一緒にいたから恥ずかしかったの。」
「そうか。それじゃあ飛雷神で飛ぶから捕まって白音。」
「わかったよ。お兄ちゃん。」
「恥ずかしがらずに普段からお兄ちゃんって呼んで欲しいな。」
「無理。」
「わかったよ。」
「でも二人きりの時はお兄ちゃん。他の人がいる時はイツキ兄さん。これは絶対。」
「わかったよ。今度こそ飛ぶよ。」
そう言って俺は白音の手を握って飛雷神の術で公園のマーキングへ飛んだ。
いつもの様に公園にある小さな林の中に出た。
「お兄ちゃん。木の枝が擽ったい。」
「それは我慢だよ。」と話してると隣の木に黒歌と一歌が飛雷神で飛んできた。
「やっぱりいたにゃん。」
「やっぱりってなんだよ。」
「依頼のケアにイツキは行くと思ったにゃん。それに白音と散歩中だったから一緒にいると思ったにゃん。」
「夫と妹をよく理解した妻だよ黒歌は。腕が疲れたろ?一歌は俺が抱いとくよ。」
「ありがとうにゃん。それじゃあ見に行くにゃん。白音行こうにゃん。」
「はい。お姉様。イツキ兄さんと一歌ちゃんも。」
「パパー行く!」
「そうだな行こうか。一歌!」
「行く行く!」そう言って4人で現場へ向かった。
着くとそこには脇腹に大きな穴の空いた兵藤がいた。
「やあリアス。アフターケアに来たよ。4人で!」
「助かるはそれと一歌ちゃん久しぶりね。」
「リアス!久しぶり!また遊んでね!」
「わかったわ。一歌ちゃん。今度遊びに行くわ。いいかしらイツキ?」
「いいよ。一歌もリアスを気に入ってるし3年になってから来てないからな。近い内に眷属全員で家に来てくれ。黒歌。医療忍術を頼む。」
「パパー!私にもニンニン教えて!」
「わかったよ。今度何か教えてあげようか。」
「うん!」
「ホントに仲のいい親子ね。しかもその眼は普段の貴方の眼にそっくりだし口元なんて黒歌とそっくりね。」
「自慢の愛娘にゃん。それと今度遊びに来てあげてよ。一歌の為に。」
「さっきもそう言ったでしょ。・・・そうね。この子に悪魔の仕事を1通り教えたらわたしの眷属全員で遊びに行くわ。それと最近私の眷属でルークに貴方達と同じ猫又の子が入ったのだけど猫又の戦い方を教えて欲しいのだけどいいかしら?」
「それは依頼か?それとも友人への頼み事か?」
「頼み事のレベルで構わないわ。」
「了解。白音と同じクラスの娘だよね?」
「ええそうよ。名前は搭乗マキナよ。」
「どうする白音?猫又の戦い方を教えてあげたら?」
「そうね。同級生だし教えてあげて欲しいのだけど?」
「自信ないです。イツキ兄さんと黒歌姉様のような教え方しかわかりません。」
「それでいいわ。明後日からお願いね。」
「いやーとりあえず簡単な治療は終わったにゃん。」
「黒歌。忍術を使った後に猫の耳が出る癖は治せよ。」
「また出たにゃ!」
「その語尾のにゃんもな。」
「気をつける。」
「よしよし。とりあえず応急処置はしたよ。あと1回アフターケアをするよ。この契約はここまでだ。」
「わかってるわ。貴方達は良くも悪くも「暁」だものね。」
「そうだ。マキナちゃんの件は白音の初めての単独任務った事だサービスだ。」
「あら。助かる。」
「それじゃあまたな。」