これは俺がまだ死の森での修行していた時の話。
「イツキ!なんかやばいのがいるにゃん!寝てるけど。」
どう言われたから走って向かうとそこには大きな紫色の蛇がいた。
「おいおい!これってオロチの子供じゃんか!今なら口寄せ獣に出来るよ。黒歌、契約すれば。」
「口寄せ?なにそれ?」
「俺が偶に烏や馬とかを術で呼び出すでしょ。」
「うん。烏のクーロに馬のインパルス、蛇のまー君でしょ?他にもいるけど」
「うん。そういう子達はこういう森で契約するんだよ。僕の口寄せ獣達は父さんと森に遊びに来た時になら、良くなったんだよ。」
「へー。契約ってどうやってするにゃん?」
「少し前に貸した印が書いてある巻き物に書いてあるよ。」
「わかったにゃ。・・・あった!やってみるにゃ!」
そう言って黒歌は口寄せの契約に必要な印を結び始めた。
「それじゃあ俺はオロチを優しく起こすよ。」
そう言って俺はオロチを起こした。
「なんだ・・・お前はうちは一族の奴だな?何のようだ?」
「あの俺の後ろにいる黒歌の口寄せ獣になってもらえないかな?」
「なんでだ?」
「あの娘は黒歌っていうんだけどね。初めての契約なんだ。だからオロチみたいな強い口寄せ獣を手に入れて欲しいの。ダメかな?」
「理由はわかったけど大丈夫なのか?」
「何が?」
「契約するにはチャクラがいる。あの猫又と契約するのはいいが問題無いのか?」
「ダメだったら仮契約でいいかな?」
「仮契約だと?」
「うん。黒歌が口寄せ出来なかったら俺のチャクラを少し持っていってもいいよ。」
「それで契約するか。お前は強いのか?」
「俺の一番強い口寄せ獣は龍だよ。」
「ほお。何の龍なんだ?」
「ティアマト。父さんと使い魔の森へ出掛けた時に迷子になってね。その時に助けてくれたんだよ。それで父さんが2、3日見つからなくてねその間俺の面倒を見てくれたんだ。そして父さんが見つかった時に別れるのが嫌でな、契約して下さい!とお願いしたらしてくれたんだ。」
「ほお。少し合わせてくれよ。」
「いいよ。・・・口寄せの術!」
口寄せを発動すると人型のティアマトが出てきた。
「イツキか。久しいな。また修行か?」
「それもして欲しいけどオロチがティアに会いたいって言ったから呼んだ。」
「そうか。オロチと契約するのか。」
「違うよ。黒歌と契約してもらおうとしたんだよ。」
「黒歌はどこだ?」
「俺の後ろ。」
「ひ、久しぶりにゃ。ティア。」
「そうじゃな。黒歌。イツキももう少し頻繁に呼んでくれても良いと思うのだか」
「いやー。ごめんね。ティア。」
「えっと・・・ホントにティアマト様なんですか?」
「・・・お主はオロチの子供か。」
「そうじゃ。」
「あのねティア。」
「えっと。僕が説明します。」
こうしてオロチがさっきまでの事を説明した。
するとティアが
「何じゃ。そんな事か。黒歌なら問題ないはずじゃ。こいつは強いぞ。」
「そっ、そんにゃ。」
と黒歌はティアに言われて嬉しそうにしていた。
「そうですか。ティアマト様が言うのなら問題ないです。黒歌。契約するぞ!」
「あっ!そうにゃ!えっと。」
そう言って黒歌は口寄せの契約をする。
「なら、今後は口寄せで呼んでくれ。」
そう言ってオロチは帰って行き
「ティア。ありがとにゃ。」
「良い。気にするでないぞ。それにしてもあのオロチは強くなるぞ。」
「そうですか?」
「うむ。しっかりと仲良くするんじゃぞ。」
「うん。ありがとう。ティア」
「ありがとにゃ。ティア。」
こうして黒歌の初めての口寄せ獣との契約が終わったのだった。