黒歌達の戦いが終わった頃にイツキ達は戦いの場に着いた。
そこは深い谷の上。
かつて俺が創を殺したと思っていた谷だった。
ここにはその時の戦いの跡が生々しく残っている。
「まさかまたここでやる為にあそこに来たのか創?」
「そうだ。そのまさかだよ。あの時は俺がお前に殺されかけたが俺はあの頃とは違う。写輪眼に頼りきっているイツキ!お前とは違うんだ!」
「そうかよ。なら、今回もお前は負ける事になる。」
と俺が言うと俺と創が同時に口寄せの印を組み呼び出した。
「ティアマト!」
「九尾!」
と2人は口寄せで呼び出した。
「ティア。九尾を任せてもいいか?」
「イツキ。いいぞ。本気を出していいのか?」
「勿論だ。本気を出してくれ。」
「わかったぞ。」
そう言ってティアマトはいつもの小さい形態から力を解放して大きくなった。
それに対して創は九尾に
「おい。九尾。」
「なんだ小僧。」
「テメーはティアマトを殺れんのか?」
「さあな。初めて会うからな。それに五大竜王の一角だ。尾獣の俺と互角の戦いになるだろうよ。」
「そうか。行ってこい。本気でな。」
と言うと九尾はティアマトの方へ向かったのだ。
ティアマトが空
九尾が陸で戦う中で俺と創は忍術合戦になっていた。
「火遁業火滅却」
「木遁樹海降誕」
とレベルの高い忍術を当て合う形となっている。
暫くして俺も創も拉致が明かないと思い始めて仙術を貯め始めた。
俺は龍
創は蛙
仙人モードになってすぐに俺は2大龍仙人である竜丸様と竜美様を呼び出し肩に乗ってもらい融合した。その結果、俺から龍の様な尻尾に強靭な爪が生えてきた。
それに対して創も仙人モードになってすぐに小さい蛙二匹を呼び出し同じように融合した。創に変化は特に無いが自然エネルギーが俺と同じように集まっているのを感じることが出来る。
「イツキは仙人モードを使いこなせねえみたいだな。半分龍化してるぜ。」
「言ってろ。龍の仙人モードはこれで正解なんだ。」
「「仙法火龍炎弾/仙法土流壁」」
この二つがぶつかった瞬間に2人は駆け寄り組手を始める。
仙人モードになったことにより2人は攻撃範囲が劇的に広がるが防御力も劇的に上がるために普段なら当てなくでもダメージを与えられるこの組手でも直接当てないといけないみたいだ。
お互いの攻撃が当たらず攻撃の余波のみで少しずつお互いにダメージを貯めていきお互いが疲弊しお互い距離をとる。
その頃2人の口寄せであるティアマトと九尾も疲弊して元の場所へと戻って行く。
すると2人は印を組み始めた。
そしてイツキは左眼にチャクラを貯め始め創はチャクラを足から徐々に地面に集め始める。
ある程度貯めるとイツキは完全体スサノオを出し創は木遁の腕が何千とある巨人を作り出す。
そして俺が
炎遁スサノオカグツチに神威を合わせて創に飛ばす。
対する創は作り出した木遁の巨人の何千とある腕を全て使い殴りかかってくる。
2人の攻撃が当たり周囲を吹き飛ばす。
がその中2人はお互い螺旋丸の強化版を作り出し
ぶつけるのだった。
俺が「雷遁螺旋刺」螺旋丸に雷遁を混ぜて刺すことに特化した攻撃と
創が「木遁螺旋突」木遁で螺旋丸を作り伸ばして相手を突くことに特化した攻撃のぶつかり合いだった。
2人の攻撃が終わる頃にはボロボロの2人が反対側に倒れていた。
2人とも肩に乗せている仙人が仙術で回復してくれているとはいえダメージが大きくなかなか動き出せない。
そんな時に創が突然消えた。
「イツキ。あやつは創と言ったか。ダメージがイツキより大きかったのか蛙共の故郷へ飛んだ。わしたちも飛ぶかの。回復するにもまだ時間がかかりそうじゃ。」
「そうじゃよ。イツキちゃん。早く黒歌ちゃんか葉月ちゃんの元へ飛んで医療忍術を使う方がいいと思うのじゃよ。」
「でも・・・今・・・忍術を・・・使えない。」
「わしらに任せろ。イツキはわしらの愛弟子じゃ。そのくらいはやるのじゃ。」
そう言って竜丸様は印を組み俺と黒歌達が住んでいる家へ飛んでくれたのだった。