side黒歌
私達が戦いを終えて家に戻ってくると愛理達がコカビエルと一緒にいた聖剣を合わせた男が神の不在を告げたことを聞いた。
はっきり言って私は暁にいるから知っていたけどあの教会から来た娘とアーシアちゃんには衝撃の事実だと思う。
愛理たちが紫藤イリナを連れて帰ってきた時に私に神はホントにいないのか何かの間違いじゃないのかと何度も聞いてきた。
そして帰ってきてから三時間ほどしてボロボロのイツキが竜仙人の竜丸様が私達の家に帰ってきた。
何でも創との戦いで2人は大きくダメージを負いなんとか帰ってきたから医療忍術で回復させて欲しいと言うのだ。
それを聞いて私はすぐに葉月を呼んで医療忍術をかけてもらっている。
sideout
俺は目を開けると俺と黒歌、一歌の寝室にいた。身体を起こそうとするがまだダメージで起ききらない。
そんな俺に気づいた黒歌が起きてきて
「大丈夫かにゃん?イツキ?昨日は竜丸様に連れ帰ってもらった時にボロボロだったから心配したにゃん。葉月も3時間くらい医療忍術を使ってやっと傷がだいぶ治ったのにゃん。」
「そうなのか?葉月には心配をかけたな。今葉月は何処にいるんだ?」
「今は紫藤イリナと一緒にレイヴェルの寝室にいるにゃん。あの3人はなんか仲良くなったみたいにゃん。」
「そうなのか。よかった。・・・黒歌。少し肩を貸してくれないか?」
「いいにゃん。早く立つにゃん。」
そう言って黒歌は俺を立たせてくれた。
俺は黒歌の肩に寄りかかった状態で目が覚めた一歌と一緒にリビングへ向かった。
リビングのソファーに座ると一歌が俺の足の間に座って
「パパ大丈夫?まだチャクラが乱れてるにゃよ?」
「そうだね。ありがとう一歌。パパを心配してくれてね。」
「うんうん。だって一歌はパパとママが大好きだもん!」
「ありがとう一歌!」
俺はそう言って座った状態で一歌を抱き締めた。
そしてそれを台所から見てた黒歌が
「イツキ。体調はだいぶ良さそうで安心したにゃん。」
「ありがとう黒歌。心配かけたな。葉月にもお礼を言わないと。」
と言うと一歌が
「パパ!ママ!葉月お姉ちゃん呼んでくるね!」
そう言って一歌は走って二階の葉月達がいる部屋へ向かうのだった。
その間俺の隣に座った黒歌が俺の肩に頭を乗せて
「心配したにゃん。でも帰ってきてくれるって信じてたにゃん。創が生きていたのにもびっくりだけどそんなに強かったのかにゃん?」
「仙人の力を持ってた。蛙仙人の力を。俺の竜仙人の力や黒歌の猫仙人の力と同じようで違う力。防御の蝦蟇に力の竜、速さの猫それとは全く別の感知の蛙。あいつは強かった。輪廻眼も使ったが木遁で互角に戦ってきた。あいつはまた俺達の前に立ちはだかるよ。」
「そうなのにゃ?イツキが言うならそうなのにゃん。・・・また創がやって来るなら私達が強くならないといけないにゃん。また一緒に修行に行くにゃん?」
「ああ。ティアにまた修行をつけてもらわないとな。」
「私も行くにゃん。それにコカビエル。あいつは私でも倒せるけどアイツよりも強い奴は沢山いるにゃん。もっと強くならないといけないにゃん。」
「ああ。また俺に付いてきて修行に付き合ってくれるか?」
「当たり前にゃん。私を助けてくれた日から私の居場所はイツキの隣だけにゃん。今はイツキと私の間に産まれた一歌もいるにゃん。だから私達をおいていなくならないでほしいにゃん。白音にとってもイツキは兄。居なくなったら白音も寂しがるにゃん。」
そう言って黒歌は俺の頬にキスをするとリビングの入口の所から葉月と白音が出てきて
「よかったお兄ちゃん。わたしの医療忍術で治せて!」
そう言って3歳下の妹の葉月は座ってる俺に抱き着いてきた。
その葉月の頭を優しく撫でて俺は
「ありがとな葉月。葉月には命を救われたよ。ありがとう。」
そう言うと葉月が泣き出して
「私ね。お兄ちゃんを治せるか心配だったんだよ。でもわたしはお兄ちゃんや黒歌義姉さん見たいに戦えない。写輪眼があってもお兄ちゃん立ちみたいに戦えないから写輪眼で必死にお兄ちゃんのチャクラの流れを見ながら頑張ったんだよ。」
と言いながら泣いていた。
そんな時に黒歌の反対側に座った白音が
「良かったです。イツキ兄さんでも苦戦するような相手なら私は手も足も出ないです。でも帰ってきてくれて良かったです。」
と言って泣いているのを隠すかのようにして抱き着いてきた。
そしてしばらくして皆が落ち着いて俺も何とか自分で行動出来るまで回復するとリアスとソーナが家にやって来た。
「お疲れ様ですイツキ。あの創という男は貴方が苦戦する程とは思いませんでした。それと匙に修行をつけてくださりありがとうございます。黒歌さんに一歌ちゃんもありがとうございます。」
「気にしなくていいにゃ。匙は自分であの技を身に付けたのにゃ。それにあの技は進化前の技に過ぎないのにゃ。匙があの技をどう進化させるのか楽しみにゃ。」
「ああ。そうだな。ソーナ。さじにあの技の強化のヒントを伝えといて欲しい。」
「ヒントですか?・・・わかりました。」
「ヒントは3つ・投げる・刺す・伸ばすだ。魔力とチャクラは根本がだいぶ違うから何処まで出来るかわからないから頑張れとも伝えてくれ。」
「わかりました。でも最後のはイツキが学校に来れるようになってから自分で伝えてあげてください。」
「わかったよ。それまでは俺は学校に影分身でいいか?」
「わかりました。特別に見逃しましょう。黒歌さんもイツキが治るまでは影分身で構いません。」
「ありがとう。リアスも一誠にあれは負担が大きいから使わなくても言いようになれと伝えといてくれ。」
「そうね。でもあの技は赤龍帝の篭手には相性がいい気がするのだけど?」
「そうだな。でも使うのはダメだ。茜が一誠に伝えたかも知れないがあの技の最終形態の副作用は死だ。まだ2、3門しか開けられないから問題ないが一誠が八つの門を万が一開けた場合間違いなく死ぬし死んですぐに身体も何もかもが灰になって消え去るから気を付けろ。俺の兄みたいな人だった茜の兄は戦争の際にそれで敵の頭を倒す時に八門の最後の門の死門を開いて勝ったんだが俺や茜の目の前で灰になった。それを見たくなければやらせるな。それと俺と一誠が敵対したら八門遁甲は俺と黒歌、茜には無いも同然だ。ソーナの所の匙もそうだがこの前教えたのは俺達にとっては上級の基本の技だ。奥義にはならないし匙の螺旋丸が当たっても弾かれるだけだし一誠の八門遁甲を使ったドラゴンショットだったか?あれも無意味だ。特に俺と黒歌にはそもそも攻撃が当たらないよ。」
「それは何故かしら?」
「眼だよ。簡単に言うとこの眼が・・・いやこの眼の二段階前の写輪眼があるだけで最低最上級悪魔と同等かそれ以上の力がある。輪廻眼になっている俺と黒歌はリアスとソーナの兄と姉には負けないよ。悪魔なんてその程度だ。」
「その言い方をさせると嫌だけどそうなのね。」
「確かに私は学校の外で結界を張っているだけでしたが黒歌さんの圧力だけで結界を維持するのが大変でした。」
「イツキの本気は私の本気の10倍は圧力があるにゃん。それこそ1人で悪魔を滅ぼせるくらいにゃ。」
「恐ろしいわね。」
「まぁ話はこれぐらいにしてソーナとリアスは上がっていけよ。一歌も会いたいって言ってたからな。」
「そうさせてもらいます。」
「そうしましょ。」
そう言ってソーナとリアスは俺達の家に上がるのだった。