グレモリー家の屋敷に着いてから直ぐに俺といつもの様に変化の術で姿を変えている黒歌はグレイフィアの案内で最初にリーア改めリアス・グレモリーの部屋に向かった。
部屋の前に着くとグレイフィアがノックをした。
すると中から
「どうぞ。」
と聞こえた。
「失礼します。リアスお嬢様。本日から暫くこちらの屋敷に泊まる事となった2名を紹介しに参りました。」
「あら。そうなの?」
「はい。・・・ではお入りください。まずこちらの男性はうちはイツキ様です。」
「よろしくお願いします。リアスさん。」
「それと隣の女性が彼の妻であるうちは黒歌様です。」
「黒歌ですって。」
「落ち着いてください。お嬢様。彼女は先程サーゼクス様と会いサーゼクス・ルシファー様としてはぐれを解除するとおっしゃりました。それに私も彼女の無実の証拠を確認しました。問題ありません。それとリアスお嬢様とイツキ様、黒歌様は同じ年ですので仲良くして欲しいとのことです。」
「わかったわ。ありがとうグレイフィア。」
「いえ。それではお2人をミリキャスの下へ連れていきますので。」
と言ってまた部屋から出て歩いたのである。
また部屋の前につくと突然扉が開き
「お母様!」
と中から幼い子供が出てきたのである。
「こらミリキャス。お客様の前ですよ。」
「気にしないであげてください。」
「ありがとうございます。それではこちらの男性がうちはイツキ様で女性が妻のうちは黒歌様です。仲良くしてもらいなさいね。」
「はい!お母様!イツキ兄様!黒歌姉様!僕とこれから遊んでくれますか?」
「いいですか?」
「こちらからお願いしたいくらいです。」
「ありがとうございます。黒歌。遊んであげようか。」
「そうにゃ。」
「ありがとうございます。イツキ兄様!黒歌姉様!」
こうして俺と黒歌はミリキャスと夕食の前まで遊んだのである。
グレモリー卿とサーゼクス・ルシファーが帰ってきてから夕食が始まった。
「今日から我が家に泊まるといううちはイツキ君と黒歌さんだね?」
「はい。暫くの間宜しくお願いします。」
「こちらこそね。リアスとも仲良くしてやってくれ。」
「お父様。そういう事は言わなくても」
「いやいや。彼はあのうちは一族の天才だからね。やっぱりね娘とは仲良くなってもらいたいんだよ。」
「いえいえ。こちらこそ黒歌共々仲良くしていただきたいですね。グレモリー家の次期当主とは長い付き合いになりそうなのでね。」
「うちは一族との交流はグレモリーとしてもありがたいからね。よければそちらの忍術を我々にも伝授してもらえないかね?」
「残念ながら忍術は我々うちは一族にしか使えない物です。黒歌は妖術の使い方を変えて無理やり使っているだけなので。」
(私もイツキと同じ様にチャクラを持ってるにゃん。)
(それはわかってるけど手に入れた方法は言えないだろ?)
(わかったにゃん。)
とアイコンタクトで話すのを見るグレモリー夫妻は
「いやー。リアスも早く結婚してくれれば私達も安心なのにね。」
「それは言わなくていいです。お父様。お母様も頷かないでください!」
「結婚とはなんですか?黒歌姉様!イツキ兄様?」
「結婚とはか?何かな?黒歌。」
「私にここでふるのかにゃん。」
「黒歌姉様!結婚とは何ですか?」
「そうですね。人それぞれだと思うにゃん。」
「人それぞれ?」
「好きな人との結婚は嬉しいものだにゃん。政略結婚は辛いことが多いと思うにゃん。」
「なんでですか?」
「やっぱり好きな人と一緒に入れないのは嫌だにゃん。」
「好きな人とはどんな人ですか?」
「にゃ!そ・・・それは」
と黒歌が言うと俺の顔を自分の方に向けて突然キスをしてきた。
「これをやりたいと思えるひとだと思うにゃん。イツキはどうなのかにゃん?」
「ここで俺に降るのかよ。」
「仕返しにゃん。」
「わかったよ。・・ミリキャス。」
「はい。」
「母さんの事は好きか?」
「大好きです!」
「それと同じものを違う女の人に感じた時が好きだと思うよ。」
「ならイツキもお義母さんが好きなのにゃ。」
と言われたので一応黒歌をグリグリしておく。
隣で痛いにゃ。と言うが楽しいからあと少しだけ。
「こういうのをラブラブと言うのですね?」
「そうよ。ミリキャス。いつかあの2人を超える様な好きな人を見つけなさい。」
「はい。」
「リアスも早く見つけてくれるとこちらも安心なのだけどね。」
「そういうことを言わないでください。お母様。」