知っていたり、出せたら乱入させたい。だけどこの子学生です。
映画版くらいか、出せたとしたら。
そんなこと考えながら、世界を荒らします。
幸運の女神エリス。それが彼女、盗賊クリスらしい。
彼女が言うには、異次元を通り、何者かが不穏に世界に関わったから、どんな人物が見極めるために来たらしい。
そして全ての事情を聞いて、半泣きになった。
「そ、そんなに危険なものなんですか・・・」
ソロモンの杖、ノイズを異次元の宝物庫に管理して、操ることができる。詳しく説明しても混乱するだけだから、かなりかみ砕いているが、ノイズの特性、伝えなければいけないことは伝えた。
クリスはいまギルドでその話を聞き、かなり青ざめている。
「知らないで渡したりしてるのか? まだ神界? にあれば破壊したいんだが」
「・・・ずっと前に、異次元で拾った杖、直して渡したって、先輩言ってたから」
「・・・よし滅ぼそう」
涙目でだきついて止めるクリスに、奏もまあまあと思う。
だが目は笑っていない。それもそうだ。
俺達の世界で多くの人の人生を狂わせ、それだけじゃないことを証明したソロモンの杖を、たまたま見つけたから直して使う。
正直その先輩女神を消したくなる。
まあこちらの事情は説明した。
「これでいいだろ、邪魔するば倒す。いいな」
「・・・」
難しい顔のまま、クリスは黙り込む。
壁画などのエリスとは銀髪以外似ていないが、仮の姿なのは見て分かる。そういったもの達とよく戦うため、感覚で分かるようになっていた。
「とりあえず登録も終わったし、神器のもとに出向くか」
「だな、っていうかな・・・」
冒険者カードを見る剣と奏。奏はシンガーと言う、音楽家の職業に対して、剣は冒険者と言う職業である。
何か色々と説明されていたが無視したし、能力も平均だった。
だが奏だけは少し怪訝な顔になる。
(最弱職の冒険者? こいつが?)
異常なまでの強さを持つ剣が、平均値並みのステータスで、それしか選ぶものがない。受付の方はチームを組むことをおすすめしていたが、する必要を感じない。
だが、カードをよく見ると、違和感もある。
(・・・ん?)
小さな星マークのようなものが見えるのだが、これはいったいと思う。
だがそれを無視して、とある場所を目指す。
「いく宛あるのか?」
「実はこの子以外に、妙な力の波動を感じる。たぶんそっちになにかある」
「えっ、この近くに神器があるって話だけど、わかるんですか?」
彼女自身も次の人、悪用を避けるために回収したりするらしいので連れて行こう。道も分からないから。
だが、剣はある決意はしている。それを知らずに、女神と共に行動を開始。
マグマがある溶岩地帯。本来暑いのだが、平気な顔の二人に、クリスは色々と聞く。
「貴方と言い、カナデ? さんも、普通の人間じゃないですよね?」
「女神に言われたくないな」
「私は人間じゃないよ、オーバーロード。とある力で人間をもとに強化された肉体手に入れた感じかね? まあ人とかわらないけど、人間じゃないよ」
そんな会話の中、じゃあ剣はと言えば、
「これが普通の人間なんだよね、信じられないけど」
「むしろ、人間だから手に入れた力だよ、俺の場合。ただ借りてるだけの代理品さ」
そう言いながら、この辺りを歩く。当たり前だが生き物はいない。
溶岩のようなものが見えたりと、生き物の気配はないが、警戒は解かない。
「ここは昔、エンシェントドラゴンっていう、凶悪な魔物がいたみたいだけど、転生者の人が討伐したみたいなんだ。名前は知らないけど、魔剣グラムの使い手」
そうかと呟く。
つまりそいつは、
「見逃したのか」
そう言った途端、溶岩の中から巨大なドラゴンが我々の前に現れた。
クリスはえっと驚き、奏はへえと驚き、剣だけは気にせずに見据える。
「念のため聞くが、貴様はなんだ」
『ほう、人間のくせに、我に話しかけてくるとは』
「見ただけで最近、意志疎通できるか否かわかるようになってきてね」
あまり気にせず、腰を抜かすかのように、クリスが後ろで引っ張る。泣きそうな顔だが気にしない。
奏は気にせずに、辺りを見る。
「でだ、俺らの目的はこの辺りにある神器の破壊なんだけど」
「へっ!? 破壊なんですかっ!?」
「破壊だ、関係ないものでも破壊する、俺は破壊する、決定事項、俺の手元に入る神器は全部破壊だ」
「待ってッ、中にはこの世界を救うための大事なものもあるんですっ。破壊しないでくださいっ」
「知るか」
そんな話の中、ドラゴンはすぐに、火を口に集めた。
奏は気づかずに、涙目で訴えるクリスと、気づいていても気にしない剣を見て、ため息をつく。
『死ね、人間』
辺りを溶かす灼熱が迫るが、それを、
「セイッハアァァァァァァァァァァァァ」
蹴り、そう、灼熱の火を蹴り飛ばした。
全員と言うより、ドラゴンとクリスは驚愕して、周りの岩は溶岩に変わるが、脚撃による風で、すぐに冷えて固まる。
奏はもう苦笑する。これで弦十郎や緒川もできると言うのだから、感覚がおかしいのだろう。いや、できそうで怖いなと思う。
『き、貴様っ』
「攻撃してきたってことは、神器はあって渡せないか、大人しく渡してくれないか? 溶岩の中にあるそれ」
『!!? そこまでバレているのなら生かしておけぬッ』
溶岩から飛び立つドラゴン、奏はすぐにクリスを安全な場所に移動させる。
剣は、
「お前に敬意を持って、本気で挑もう」
ギアドライバーを取り出し、二つのギアロックシード。ライダーズギアとシンフォギアを取り出す。
『ギア・ライダーズッ』『シンフォギアッ』
『セットアップ』『スタンバイ』
迫る巨竜に対しても気にもせず、静かに構える。
「変身」
『サイダサイダサイダサイキョウダーッ』
現れた戦士は、ドラゴンを片腕で止め、投げ飛ばした。
それに驚くドラゴンとクリス。戦士は振り向きながら、宣言する。
その姿は、戦士仮面ライダーツルギ。
「さあ、乱入させてもらうッ」
物語をねじ曲げる、異物である。
『グアァァァァァァァァァァァァ』
咆哮を上げて、火を放つ。今度は熱では無く、固まりであるが、
『カブトギア・クロックアップ』
それははじけ飛び、いつの間にか吹き飛ばされる。時を操る能力を使用したのだから突然かと思いながら、時々思う。
連携能力時これは、ただの加速能力になるんだろうなと、巨大な爪を振り下ろすドラゴン前に、考えていた。
『ブレイドギア・メタル』『ガイムギア・メロンディフェンダー』
身体が硬化し、メロンディフェンダーで防いではじく。
そのままバナスピアーを取り出し、それでなぎ払う。
『ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ』
「悪いがまだまだだ『スタッブ』」
バナスピアーの貫通力があがり、それで巨竜をなぎ払う。
武器を手放し、今度は連携で畳みかける。
ライダーズギアを巧みに操作して、ダイヤルを合わせる。
『カブトギア・ファイズギア・ドライブギア・スピードアップ』
瞬間、ツルギは光速状態に入り、何度もドラゴンを引き、ボロボロにする。
その様子を唖然として見ているクリス。
「あ、あり得ない・・・神でもないのに、時を操ったり、あんな動き・・・耐えられるはずがない・・・」
「だけど耐える、それが彼奴の選んだ、戦士の道だ」
『ウィザードギア・デンオーギア・オーズギア・ビーストアップ』
翼を広げ、飛翔する二人。
だがその巨体をはじき飛ばすツルギ。人の姿だが、まるで列車のようなレールを通って走り、巨竜にも負けない爪を用いてはじいているように見えた。
「剣ッ、さすがに時間が長いぞっ」
「分かってるッ、こっちに来てくれ、ガングニールピースッ」
「あいよッ」
そう言って紅い閃光になり、手元に来る奏。それはガングニールピースと言う武器であり、奏のもう一つの姿。
シンセイバーと合わせ、ここで終わらす。
「力と歌、借りるぜ調ッ」
『シュルシャガナ・ハーツッ』
全身の鎧のライン、紋章が桜色にかわり、翼から光を放つ。
そして奏でられる曲は、調の歌。
シンセイバーガングニールピースにはオレンジとザクロがセットされていて、光り輝いていて、光から鳴り響くのはノコギリのような音。
それを振るい、敵を切り刻む。
『な、なんだっ!?』
スピードアップの効果もあり、彼が通る道は切り裂かれ、回転して触れれば切れる存在となり、ドラゴンは押される。
「幕を下ろそう」
『シュルシャガナハーツ・サイダーッ』
身体を捻りながら斬撃を飛ばし、それに固定された瞬間、武器を投げる。
空に放たれた武器は桜色の螺旋を描き、丸鋸のように回転して、早さのあまり分裂するようにわかれた。
八方から迫る光速の刃から逃れる敵はいないため、切り刻まれる。
この技は∞式・
「・・・」
∞式・・・
「・・・」
シンフォギアとライダーズギアによる、連携技は、装者達と共に名前を考えている。この様子は無限のように斬撃が迫るから、∞式・なんちゃらと調が名付けた。
まずい、下の辺り忘れた。
「・・・奏に聞こう」
そう呟きながら、巨竜は倒れる。
ガングニールピースから奏に戻る奏は、その様子を見る。
「殺してないよな?」
「刃は潰してあるさ、そういう力加減はできる」
「・・・」
クリスも近づき、虫の息の巨竜に戦慄していた。
(明らかにまだ本気出してないのに、エンシェントドラゴンをこうも簡単に倒すなんて・・・)
それはつまり、彼らが危惧する道具の危険性が高まるのと同時に、彼ら事態も危険であるということだ。
クリスは頭を痛める、正直止められない。たとえ神の力を使えても、自分は幸運の女神だ、武神ではないし、彼らも神器使っても倒されるかどうかわからない。
そして彼はシンフォギアを使う。
『ダウルダブラ・ハーツッ』
翼から糸のようなものが溶岩へと放たれる。そしてそれを引き寄せた。
なにやら杖のようなものだが、ソロモンの杖ではない。
「これは」
「これは支配者の杖だよっ」
クリスは驚き、それを手に取る剣。それだけで少し戦慄するが、話せば分かるだろうと思い、正直に話す。
「それがあれば、凶悪なモンスターを人々の驚異から遠ざけることができるんだ」
「支配者って意味で、それだけじゃないな?」
「うん、そういったモンスター達を操って、魔王軍と対峙するんだ」
「ほう・・・」
そう、この杖は魔王に支配された動物を救い出す杖と説明する。
それを最後まで聞いてくれている。クリスは少しだけ心からほっとするが、
「最後に聞くが、これは転生者に渡すのか?」
「えっ、うん、そうだよ」
『ガングニール・ハーツッ』
そう音が鳴り響き、杖は粉々に粉砕された。
「ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
クリスは絶叫する。やっと変身を解く剣は、巨竜の方を見る。
巨竜は驚いていて、目を見開いていた。
「どうして、これがあれば魔王に操られてる動物が救えるのにッ」
「・・・巨竜、お前、この杖の前任者はどういう奴か知ってるな?」
『・・・』
そして話し出す巨竜の話に、クリスは青ざめた。
杖の持ち主は動物を操り、魔王軍と戦わせたり、雑務を押しつけたりと奴隷のような扱いだった。
人にとっては絶賛だったらしいが、動物、知能無き獣達にとっては危険極まりないない。そして、
『我が息子も奴に操られ、魔王軍と激突して死んだ・・・』
「!!?」
クリスが倒れそうになるのを、奏が支える。
彼女からすれば、魔王を倒すのが第一なのだが、それでも、そんなことのために使う道具ではないからだ。
『我は奴が死に、完璧に力を使えないこの杖の状態を隠すため、この山に訪れる者達を全て倒した・・・とはいえ、魔剣を使う者が現れた際は肝を冷やしたが、同胞とも呼べぬものを倒したと誇っていたからな、それを利用して隠れていた・・・』
「そう、だったの・・・」
「だが安心しろ、お前らを道具に変える杖は俺が破壊した」
『ああ・・・ありがたい、人間の戦士』
それを言われたが、どうでもいいと切り捨てる。
「それでもお前は意味も知らずにここを通る者を殺した。それはお前らを操った者とかわらない、それを忘れるなよ」
『・・・その言葉、けして忘れずに刻もう。確かに、無関係の者も殺した。ここで汝なら殺されても構わない』
「待ってッ」
クリスが止めに入る。その様子に驚くが、クリス、エリスは説明する。
「これは私達の問題です、この竜に罪があるのなら、私達にも罪がありますっ」
「・・・ならお前はどうする?」
「・・・許されるか分かりません、ですが私は・・・」
女神は黙り込み、剣はシンセイバーを腰に下げて去る。
その様子を見ながら、巨竜に頭を下げて、あとを追う。
巨竜は女神からの謝罪を受けて、人は害悪以外は見逃し、平穏に暮らそうと心に決めるのであった。
しばらく歩く中、エリスは口を開く。
「私はここで、神界に戻ります」
「俺達の見張りは良いのか?」
その言葉に、少し振るえたが、
「・・・貴方達は信用できます」
そう女神は前を見て呟く。この世界を愛する神の目を見ながら、静かに頷く。
「じゃあなエリス、また」
「はい、また」
クリスと分かれ、今度の気配を探る。
剣は気配を探る中で、
「奏様、そう言えば装者みんなの決めた技名を教えてくれませんか?」
「・・・・・・・・本人に聞け」
こうしてこの世界の乱入者は、世に放たれた。
冒険者カード、ツルギ・シロガネ。
全てのステータス、オーバースペック、オーバーした分は印をつけて加算されているとは誰も知らない。
はい、剣くんのステータスはオーバーしすぎて星とか+とかついてやっと表示されたということです。誰も気づかない、気づかれない当たり前だ。
ちなみに弦十郎さんと緒川さんから、体術の訓練したり、響ともしてます。もうスペックはあがるあがる。
ドラゴンの火の息吹? 弦十郎さんなら拳の風圧で吹き飛ばすはずです。響もできるよ響も。
ライダーのスペック+、装者達の聖遺物連携技。シュルシャガナを使いました。
桜色の光が放たれて、相手を拘束し、シンセイバーとガングニールピースを合わせたものが回転しながら、丸鋸のように迫る。勢いで八つに分かれて切り刻む。
調「この技は『∞式・』」というあと、剣くんの記憶は無いです。もしかしたら∞式も違うかもしれませんね。
切歌辺り、一緒に考えた技名忘れたらどうなるか。切歌の技? もう記憶にないよ剣くん。アウトだ。
それでは、お読みいただきありがとうございます。