この素晴らしい世界にオリジナルライダーを   作:にゃはっふー

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とりあえず、オリ主はこのすばを蹂躙します。


この世界の人達との出会い

 道のど真ん中に、妙なものがいる。

 包帯を巻き、血がにじみ、小柄でかわいらしい少女に擬態した植物だった。

 

「・・・」

 

 上目使いでこちらを見ていて、私を倒すの?という雰囲気を出しているが、気にせずにモンスター図鑑を見る剣。

 安楽死少女と言うモンスターで、その特性を知る。どうやら、庇護欲を突いて、相手を弱らして寄生するモンスターである。

 本を閉じ、空を見て一言、

 

「絶滅させるか」

 

 そして彼はしばらく蹂躙した。

 奏もまた、全てが偽物であり、演技なのでなにも言わず、それを見ている。

 

 

 

 そんなことして、しばらく経つ。そろそろ連絡するか帰るかしないといけないなと思う中、二人して歩いていた。

 ここのところ、妙な神器持ちも、本来の持ち主とも会わない。

 多くはモンスターや山賊であり、まあすぐに倒すため、気にもとめない。

 

「けどな剣。お前、帰りたくないの、調や切歌が考えた技名思い出せないからじゃないよな?」

「・・・教えてください」

「・・・諦めて、二人に謝れよ」

 

 ライダーとシンフォギアの合わせ技のような、剣の技名。切歌、調、そして装者のクリスが名付けたりしたが、お・ぼ・え・だ・せ・な・い。

 これはまずい、非常にまずい。三人ともおもしろがって、楽しんで名前考えていたのでまずい。

 冷や汗が止まらず、現実逃避のために敵を蹂躙する日々。

 助けて欲しい、女神の方のクリスに祈る。

 

 

 

 しばらく歩いていると、山の中で戦闘音が聞こえ出す。

 これを聞けば、二人は何も躊躇いもなく走り出す。

 黒髪の赤い目、少女が多くの魔物に囲まれていた。

 

「ライト・オブ・セイバーッ」

 

 手刀のような光の刃で魔物を切るが、動きが少し悪い。

 見た限り、魔法を主体にした子。近接攻撃の訓練は本格なものしていないなと思う。響を思い出す。始めはシンフォギアの力に振り回されていたと、思い返しながら吹き飛ばす。

 

「えっ・・・」

「大丈夫か、援護させてもらう」

「あ、ありがとうございますっ」

「んじゃ、行くか」

 

 グロンバリャムを取り出す奏は紅い光のように動き、剣は静かに吹き飛ばす。

 その様子に驚きながら、魔法使いなのに近接魔法しか使わない少女も戦う。

 

 

 

「助かりました、私は、その、ゆんゆんと言います・・・」

「俺は剣、剣、白銀」

「私は奏」

 

 恥ずかしそうにゆんゆんと名乗る少女。その様子に少し頬を紅くする。

 

「えっと、そのあっと・・・」

 

 少し戸惑う少女だが、少し間をおいてから、

 

「へん、じゃないですか・・・私の名前」

「別に気にすることはないよ」

 

 異世界だからと思う剣、奏もそう思いながら、その言葉に顔を輝かせる。どうやら名前にコンプレックスを持っていたらしい。

 その後、ゆんゆんも旅路にくわえて、山道を歩く。

 

「そのライバルというか、友達が、私になにも言わないまま帰ってしまいまして、いま大慌てで戻ってたんですが、迷ってしまって・・・」

「俺達は王都方面だな、この山を越えた先に、テレポート使ってくれる場所あるから、そこでお別れだね」

「そうですか・・・」

 

 少し落ち込むゆんゆん。せっかく友達になれたのにとぶつぶつ言っている。

 そんな様子を見ながら、歩いていたら、

 

「ん?」

 

 妙な気配に気づく。茂みに隠れたため、二人も隠れた。

 

「ど、どうしました?」

「・・・あれは」

 

 岩の固まりのようなものが何個か、洞窟から出てくる。

 その様子にゆんゆんは驚く。

 

「モンスターっ!? まさか魔王軍のっ」

「そうなのか?」

「は、はいっ。私の里近くにあったようなんですが、知らないうちに誰かに壊滅されたと言っていましたが、もしかしたら」

「ああそれは関係ない」

「ええっ!?」

 

 奏がジト目でこちらを見る。うん、なんか魔王軍の基地があったから潰した。

 だからこそわかる。それとは関係ないもの達だ。

 その様子を見ながらも、放っておけないかとやれやれと思う。

 

「ゆんゆんは奏の護衛を、あれは俺がやる」

「えっ、待ってくださいっ。相手は岩のモンスターですよっ」

「問題ない」

 

 そう言って駆け出し、まずモンスター達は、

 拳一つで全員粉々に粉砕する。

 その様子にゆんゆんが目を疑い、奏は響と弦十郎を思い出す。

 あれもできるとなると、ほんとどうなんだろうなと思いながら、一撃で倒した。

 

 

 

「これは・・・」

「いえ、魔法使わずに素手ってなんですかっ!?」

 

 ゆんゆんが驚くが、気にさせずに、ダンジョンの奥へと進む。

 その奧へ行けば行くほど、岩のゴーレムがいるのだが、気にせずに破壊して進む。

 奏もまた、突き進む。

 その様子に唖然となるゆんゆん。凄いと言う顔で、あとを追う。

 

 

 

「・・・なにあれ」

「・・・」

 

 とある岩場の影で隠れながら、それを見る。

 女性の石像を一心不乱に彫り続けている異常な男がいた。

 ちなみに、ゆんゆんは顔を真っ赤にして、奏は同じ女性として、少しばかり呆れてゆんゆんの目を覆う。

 剣は男性としてどうリアクションすればいいかわからない。

 男が掘るのは女性像であり、全て布一枚の女性像である。

 しかも、何個か動かしていた。

 

「うっおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ、これじゃだめだだめだッ。動く好きな女の子像っ、これじゃ、世の男性達に納得できないッ。もっとエロくできないのかっ!?」

 

 なにか行き詰まっている男が妙なことを叫んでいる。

 どうもいかがわしいことをしようとしているようであり、女性の石像はよく見ると、この世界の有名人物ばかりだった。

 なにか、関わりたくない気もするのだが、翼とマリアを思い出す。

 彼女たちも、こういった過剰なファンがいると思うと、少し苛々する。

 けどセレナが話したところ、マリアにはお姉さまと呼ばせてくださいという、別種のファンが来たことを教えられた際、セレナにお兄さんになってくださいと真剣に言われたことも思い出す。

 いまは関係ない。

 

「とにかく世の女性代表としてあの男を潰すが、手を貸せ剣」

「お願いします剣さん」

 

 女性二人がやる気のようなので、断れば自分が死ぬと感じ取り頷く。

 もともとこのような男を放置する気もないし、なにより、男がおかしい。

 一心不乱に裸に近い女性の石像を作る異常な男だが、その手には宝玉が気になる。

 

「おいそこの変態」

「なんだっ、仕事場に侵入者だとっ!? エリス教団にここの場所がバレたのかッ!?」

 

 知り合いの名前が出たのでますます放っておけない。エリスのために潰そう。

 

「お前さん、ここでなにしてる」

 

 なにげに二人は関わりたくないのか、出てこないのも気になるか、できればこのまましてて欲しい。

 男は道具を掲げて叫ぶ。

 

「男達の夢ッ、好きな女の子を犯罪に触れずにふれあうための石像を作るためにいる男だッ。石の像ならなにしてもいいからなッ」

「・・・著作権や人権って分かるか?」

「・・・・・・・・・」

 

 顔を背けた。よし潰そう。

 その様子に男が叫ぶ。

 

「お前だって好きな女の子の一人や二人いるだろっ、よからぬ妄想の対象にしたりするだろっ」

「いや、俺は・・・同性愛者じゃない」

「唐突になに言ってるんだ不審者ッ!?」

「変態に言われたくない」

 

 前にクラスメイトに女性の好みに対して、あまりないこと言うとそう言われたから先手をうっただけだ。

 別に、周りに美人美少女が多いが、恋人になる子はいない。

 

 

 

 異世界でいま、数名の女性が不機嫌になった。

 とくにキスまでした子が一番察した。

 告白に近い、いやもう告白を叫んだ二人組は、手に持つものを握りしめた。

 

 

「なんか不安な気配を感じたッ」

 

 そう叫ぶ剣であり、そのとき、なにかが動く。

 石像がいくつか迫るが、すぐに拳を固めて砕く。

 

「ノォォォォォォォォォォォォォォォそれを作るのに何ヶ月作ったとッ!? なめらかな肌を作り、女性特有の」

「お前がいるだけで色々と問題なのか分かった、潰す」

「この野郎っ、イケメンだから余裕かッ。モテない男の気持ちがわからないんだろぉぉぉぉぉぉッ」

「俺だって彼女いない歴と実年齢一緒だッ」

 

 

 

「・・・調、今度剣と連絡ついたらどうするデス?」

「・・・少しね」

 

 

 

「・・・・・・・剣さんの住所はここですね・・・遊びに行っても、迷惑でなければいいんですが。キャロル、ぼくはこういったときどうすればいいんでしょうか?」

 

 

 

「・・・・・なんでこんなに女の子の、しかもお姉さまと呼ばせてとか、尋問してとかいう手紙が・・・私って、そんな風に見られてるの・・・剣・・・」

 

 

 

 冷や汗を流しながら、ゴーレム軍を倒す剣。奏はあれ? なんか方向が違うけど、妙な気配感じて焦ってないかという顔だが、ゆんゆんは違う。

 

「剣さん、顔色が悪いですっ。このままじゃ、危険ですよっ」

「あっ、ああうん・・・平気だと思うけど、うん・・・」

 

 とりあえず全ての石像は破壊した。男は震え上がる。

 

「待てわかったっ、あんたが望む理想の女の子を作るッ、後ろの二人があんな格好やこんな格好ので自分に忠実っ、どやっ」

「死ね」

 

 そう言い、二人の二人が執行者として迫る。止めたらやばいので、辺りを見る。

 別に不振なものはなさそうだが、

 

「仕方ないッ」

「!? 奏さんッ」

「おうっ」

 

 すぐにゆんゆんと共に離れる。男は宝玉を掲げると光り輝く。

 そして洞窟が崩れ出した。

 

 

 

 ある街道でそれを見た。突如山の中から、現れたそれに驚愕した。

 

「め、女神アクアだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

 

 

「これぞっ、私にこの力を授けてくれた女神アクア様で作った彫像っ、巨大アクア像だっ」

「チート者か、お前・・・」

 

 ゆんゆんをお姫様だっこしている剣。ゆんゆんは顔を真っ赤にしているが、落下する落石がまだあるため、奏と共に疾駆する。

 男は巨大アクア像の肩にいて、なにかを叫ぶ。

 

「こうなれば仕方ない、町に出向いてエリス像を手に入れて、全部操って脱がせるしかないッ。行きますぞアクア様っ」

 

 とんでもないことを言うが、あれはでかい。大きさはビル十階以上か、大型ノイズよりもでかい。

 しかもそれで町攻める発言している、こんなんばっかか転生者。

 すでに山を破壊するアクア像は街道も破壊して進む。このままではまずい。

 

「奏さん、ゆんゆんを頼む」

「待ってくちゃさいっ、一人で行くんですかっ」

 

 一度噛んだことに真っ赤になるゆんゆんだが、そのまま奏に渡す。ゆんゆんを守る奏での中では、使える力は限定されるが問題ない。

 

「乱入させてもらう」

「行って来いッ」

 

 

 

 街道、道を破壊してハイになる男。そこに、二つのドラゴンが火を噴く。

 

「な、なんだっ!?」

 

『カブトギア・ハイパークロックアップ』

 

 時間の流れを変えて動き、その手にはカブトの武器、パーフェクトゼクターを取り出す。むろん、ドレイク、サソード、ザビーもいる。

 

『カブト・ザビー・ドレイク・サソードパワー・オールゼクターコンバイン』

 

「マキシマムハイパータイフーン」

 

 片腕を切り落とし、女神アクア像は雄叫びを上げる。それだけで鳥が飛び立つ。

 

「女神様になんてことをっ、この罰当たりめっ。っていうか何者だっ!?」

「ただの乱入者だっ」

 

 パーフェクトゼクターを捨て、今度はウィザードにダイヤルを合わせる。

 

「力を貸してくれドラゴンッ」

 

『ウィザードギア・ドラゴライズ』『リュウキギア・アドベント』

 

 魔法陣からウィザードラゴンを呼び出し、その背に乗り、二頭の龍も従える。

 暗黒龍ドラグブラッカーと烈火龍ドラグランザーが雄叫びを上げた。

 

『ガイムギア・大橙丸・無双セイバー・火縄大橙DJ銃』

 

 ナギナタモードと銃を構えながら、翻弄して戦う。

 女神像は手当たり次第に戦う。女神アクアとか、アクシズ教祖と名乗り、邪教エリスとかわけわからないことをほざくが、またアクシズ教祖がと人々は叫ぶ。

 

 どちらが悪かわからないのかと思う。

 さすがにそろそろ大技を決めるべきかと考えた。

 

「お前の力はこの世界を守るために渡されたはずだッ、なぜ私情に使うッ」

「私はこの世界の男達のために使っているッ。アクア様の教えに従いッ、私はアクア様のお力を使うッ」

「・・・ふざけるな貴様ッ」

 

 全てのドラゴン達がブレスを吐き散らし、ツルギは叫ぶ。

 

「いま貴様は私情にかられているだけの弱者以下の存在だッ、貴様のような奴に力を貸したアクアと言う女神、やはり俺は討伐するしかないようだッ」

 

 もしも出会うことがあるのなら、この手でとどめを刺す。

 そう決意するほど、激昂する。

 

「この世界を救う? 貴様は自分が楽しみたいだけだッ。この世界はお前達の遊び場じゃないッ、必死に誰かが生きている世界だッ」

 

 シンフォギアに手を置き、叫ぶ。

 

「切歌ッ、このバカを切る歌を俺にッ」

 

『イガリマ・ハーツッ』

 

 鎧から鳴り響く、少女の歌。シンセイバーを取り出し、その刀身に緑色の輝きが宿る。それは魂すら両断する、巨大な刃。

 異常に気づき、石が集まり出すが、その様子に叫ぶ。

 

「貴様のその力は、石を操り、人々を守る壁を作ることも、人々が行き来する街道を造る力にもある。貴様はそれを」

「そんな普通なっ、せっかくもらった力なのにっ、普通なことしてどうするんだよっ!!?」

 

 それだけでどれほどの人が助かり、楽になり、希望になる。

 なのに、普通だからしないと言った。

 ならば、魂ごと切るッ。

 

「イガリマ、石像ごと全て切り伏せろッ」

 

 そう言い、ウィザードラゴン達と共に飛翔して、飛び、光が飲み込むような刃となる。巨大を越えた巨大な剣撃。

 緑の光は空を貫く。

 

「セイッハアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」

 

 切歌が得意げに、この技名を決めていた。やはり悪いことしたなと思う。

 

 

 

 敵を倒し終えた。殺してはいないが、宝玉は破壊してしまった。

 あれは役に立つだろう、それにはすまないことをした。

 だが、持つ人間が間違っていた。

 

「・・・ふざけるな」

 

 力を持つと言うことは責任も背負う。

 なのに、いままで出会った転生者やその話は、この世界を楽しんでいた。この世界は遊び場ではない。誰かが生きて、いまを生きている世界だ。

 その世界に新たに根を下ろして、楽しんでいるのならいい。だが違う、彼らは違う。根に下ろさず、他人事なのだ。

 そんなもの達に力を渡す女神に怒りを覚える。ドラゴン達が雄叫びを上げた。

 

 

 

 その後転送魔法を使う店で、ゆんゆんと別れる。

 

「それでは、色々とありがとうございます」

「いやいいよ、これから気を付けてね」

「はい、あ、あの」

 

 ゆんゆんは少し頬を紅くして、少し言いにくそうにちらちらと見る。

 奏は今回の件、あの男を衛兵に突き出している。ちなみに今回の事件、アクシズ教祖がエリス教団に攻撃を仕掛けると言うこと、物を破壊したことと罪状が多い。

 本人もアクア様のためと言っている。奏に厄介ごとを押しつけてしまった。

 

「も、もし今度会うことがあれば、またよろしくお願いします」

「ああ、もう友達だろ。気にするな」

「と、友達ですかっ」

 

 キラキラと瞳を輝かせ、顔を紅くするゆんゆん。

 こうして彼女と別れ、その後転送で王都に出向く。

 そこで何事もなければいいが、

 

「剣、少し怖い顔してるぞ」

「・・・」

 

 少し考え込む。剣はギアを見ながら、

 

「エリスは本当にこの世界を思い、幸せを願っている・・・」

 

 少し涙目で、クリスの姿のエリスを思い出す。

 だが本気でこの世界のことを考えていた。自分達の言葉、転生者達の対応、神器の回収等々、彼女は女神である。出来る限り、自分のみをわきまえて動いている。

 

「そんなエリスの大切な世界を、遊び場にした女神アクア・・・」

 

 力を込める。なにより、この世界には装者で大切なクリスや、翼、響にとって因縁深いもの、ソロモンの杖がある。

 

「もしもそれが世界の害悪としてあるのなら、この手で必ず破壊する」

 

 その瞳は燃えていた。そんな剣に笑いかけながら、

 

「なら行くか、王都で情報集め」

「ああ」

 

 そして二人は歩き出す。

 と、

 

「そう言えば、そろそろみんなに会わないとな」

「・・・色々と不安なのはなぜだろう」

 

 剣は胃を抑えながら、静かに震え上がる。




白銀剣、女神アクアを邪神として見てます。アンチですね、仕方ないのです。
剣は異世界を旅する異物として認識してます、それは悪い物と思ってます。
それでもいる、いる理由はそれでもいいから、助けて欲しいと言う願いを叶えたいから。
仮面ライダーツルギは正義ではない、それでも戦うのが彼で、迷い、戸惑い、考え、答えを出しながら歩くのを止めない。
極みを越えて、奇跡の先に行かなければいけない。約束した子のために。
そんなオリ主、次回はヒロイン達が暗黒面見せます。一度帰還、暗黒面見せる歌姫は誰でしょうね。
他にも異世界に出向きたいですが、時間の都合やネタがない。
それでは、お読みいただきありがとうございます。
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