東方によくある感じに行ってみた   作:蒼牙

2 / 8
プロローグ2 目的と手段と…

自分に振り分けられた部屋を見渡す。

最低限の家具しかない、殺風景な部屋だ。

慧音さんに、とりあえずの暮らし方も教えて貰ってあるので、

料理の仕方が分からなかったりはしないが、

やはり少し不安だ。

 

「どうしようかな…」

 

今ある情報をまとめ、指標を立てる事にする。

 

まず此処は「東方project」の幻想郷だと思われる。

おそらく、異世界漂流。

俺にはまだ喜ぶべきか、悲しむべきかは、判断出来なかった。

 

次に、何故か寝てる間に来てしまったと言うこと。

思い出せない夢が関わっているような気がするが、思い出す事は出来なかった。

 

これが今の自分の置かれている状況。

 

では自分の最終目標を決めようと思う。

情報はまだまだ足りないが、現時点では、解決の目処が立っていないからだ。

 

では帰りたいか?

そうでもない、向かうに居る意味もないからだ。

 

ではこのまま此処で生きるか?

だがそれもしっくりこない。

分からない事が多すぎて、このままでいいのか不安だからだ。

 

ではその謎を追い求めるか?

それがいいだろう。

辛い目にあうかもしれないぞ?

仕方ないだろう、それしかない。

 

目標は決まった、では手段は?

やはり「八雲 紫」彼女に会うのが確実だろう。

 

八雲 紫、幻想郷の管理者。

境界を操ると言う、強大な力を持つ大妖怪であり、

神隠しを行うこともあると言う。

犯人でなくとも、何かしらの情報は持っているだろう。

姿は金髪に道士服をドレスに改造したような服を着ている。

 

しかし彼女は神出鬼没であり、

会う事は非常に難しいであろう事は想像に難くない。

 

ではどうする?

必ず現れる場所に行けばいい。

幸い紅魔郷開始前のようなので、時間はたっぷりある。

まずは、強くならなければならない。

 

すこし、興奮してきた。

 

 

 

 

 

まず、東方と言えば程度の能力だ。

偶に先天的、稀に後天的に得られるという能力で、

大体のキャラは持っている物である。

非常に様々な物があるらしく、魔法を扱えるというものから、時を操る、密と疎を操る何て、一目じゃ分からない物もある。

また、程度と言うだけあって解釈の幅が大きく、

熟練すればする程、特殊な使い方が出来るとか。

 

まだ有ると分かっている訳じゃないが、

やはりどきどきするものだ。

とわいえどんな能力が有るのかは、少し心当たりが有るとはいえ、殆ど分からない為時間が掛かりそうだ。

 

 

 

来てしまってから直ぐからあった感覚、

人の動きを真似出来そうな感覚、

不自然な万能感、

押し殺していたその感覚に従い体を動かす。

 

「せいっ、はあっ!」

 

我ながら中二臭い、これで勘違いだったら恥ずかしかったが、

どうやらそれは免れた用で、

見たことの有る動きから、聴いただけの動き。

果ては想像しただけの動きも出来た。

だがうまい話だけな訳がなく…

 

「ぜえーっ、はぁーっ」

 

凄い勢いで体力を消耗した。

更に理解が浅ければ浅いほど消耗は激しくなるようで、

全然息が整わない。

 

……………死にそう。

 

 

 

何とか息を整え、他にも試してみる。

そして他に分かったのが、

魔法は使えない。

(と言うより、元になる力が無いように感じた。)

身体能力の上昇。

 

そして技術面の向上の加速。

(これがかなり強く。少し拳を振っているだけで、

能力を使わなくてもそこそこ戦えるようになった。)

 

と言うもの。

これはかなりチートなのではないだろうか。

流石に、時を止められたりしたら別だが、

弱い相手なら今でも善戦出来るのではないだろうか。

更に、これは積み重ね式のチートのようで、

恐らく、頑張り続ければ幻想郷一の剣士になれるのではないだろうか。

 

この事実にテンションが上がり、夜余り眠れなかったりした。

 

 

 

こうして俺は戦いの道を歩み始めた…

 

そして、

赤い霧が、

幻想郷を覆った。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。