えっ?
…おなか痛い。
紅魔館の内部は薄暗く、そして外よりは赤が減っていた。
また原作どうり外から見たより内部は広く、このまま動けば迷うことは確実だった。
勿論対策はしてあり方眼紙と筆を用意してある。
因みに方眼紙の入手はほぼ不可能であり、
自分で作るしか無かった。
更に筆記用具も筆ぐらいしかなくとても苦労した、
お陰でなかなか達筆になったが慧音先生にはかなわない。
それにしても広い、取りあえず地下図書館を目指しているが、
一向に見えて来ない。
かなりの数の妖精メイドも倒しているし、何か反応があったとしてもおかしくないのだが…
ようやく図書館らしき所についた…
正直な所もう帰りたくなってきた…
しかし此処まで来たのだ、行ける所まで行きたい。
「どちら様ですか~?」
小悪魔だ。
小悪魔、大妖精と同じく名前と種族名が同じタイプの人(?)である。
この図書館の主の使い魔であり、本の管理をしている。
赤い髪に、悪魔であることを象徴する蝙蝠の羽根が特徴である。
「侵入者の雪斗だ、宜しく。」
「これはどうも御丁寧に……じゃないですよ!侵入者ですか!?パチュリー様に知らせないと…」
「じゃあ俺は行くから。」
「って待って下さいよ!この先には行かせませんから!」
「じゃあ戦うのか?」
「いえ…出来ればパチュリー様に知らせに行きたいのですが…」
「いってらしゃい。」
「やっぱり行かせて…くれるんですか!?」
「だって空飛べないから止められないし。」
「…じゃあ行かせて貰いますね…」
「じゃあまた後で。」
「はい、ではまた後で。」
…先へ進もう。
「貴方が侵入者?」
「ああ、雪斗だ。」
「なら遠慮なく倒すわね。」
「頑張って下さいパチュリー様!」
パチュリー•ノーレッジ、魔女。
動かない大図書館の二つ名を持つ、筋金入りの引きこもりである。
また、埃っぽい場所で過ごしすぎたのか、喘息を患っている。
火+水+木+金+土+日+月を操る程度の能力を持ち、
それぞれの属性のスペルカードとその組み合わせのスペルカードを使う。
非常に多くのスペルカードを持つが、喘息のせいで全力を出せないのが弱点である。
つまり持久戦に弱く、今の俺の戦い方いい感じにあう相手である。
「金符「メタルファティーグ」」
「!」
来た、いきなりスペルカードだ。
さっさとかたずけたいのだろうか?
体調の悪さが原因なら好都合だ。
「何故反撃しないの?」
「俺は空を飛ぶことも、弾幕を打つことも出来ないからな。」
「ならさっさと消えなさい。」
「悪いがかわすのは得意でね。」
美鈴より強いが、あくまでノーマルの中ではの話である。
特に危ないところもなく、かわしきる。
「ならこれはどう?水符「プリンセスウンディネ」!」
俺が一切反撃せずスペルカードをクリアした事に顔をしかめつつ、
パチュリーは2枚目のスペルカードを放つ。
青い弾幕を、かわして、かわして。
ひたすら途切れるのを待つ。
集中力は途切れない、ずっと夢見ていた光景が、そこにあるから。
やっぱり綺麗だな…
心から思う。
彼女達の使うスペルカードは、どれも綺麗で。
使えない事がとても悔やまれる。
「スペルカードブレイク、だ。」
パチュリーの顔が驚愕に染まる。
かすりもせずに、ここまでやられるとは思っていなかったのだろう。
「金&水符「マーキュリーポイズン」!」
焦りのまま放たれる弾幕。
その中を悠々とかわしている自分はどの様に見えているのだろう?
「何故?どうして当たらないの?」
思わず出たと思われる言葉。
「何故だろうな?」
プレッシャーをかけていく。
失敗を狙って。
三度目のスペルカードブレイク。
そして。
「木&火符!「フォレスト、っ!ごほっごほっ」
待っていた瞬間。
「パチュリー様!?」
高度を下げるパチュリーに剣を突きつける。
「負けを認めて、安静にした方がいい。」
「げほっ、ごほっ!」
パチュリーからスペルカードの光が消える。
俺の勝ちだ、後味は悪いが。
剣を納めて、小悪魔の手伝いをする。
「何故手伝ってくれるのですか?」
「霧を消して欲しいだけで、恨みは無いからだ。」
と言うか東方ファンなのだから、当然である、言えないが。
「迷惑かけたわね。」
何とか落ち着いた用で安心した。
「それで改めて聞くけど、霧を消して欲しいのよね?」
咳き込みながらも聞いていたようだ。
「そのとうり、人里に迷惑がかかっているから、止めてくれないか?」
「そうゆう訳にもいかないの。」
「何故?」
「こちらにも理由が有ると言う事よ。」
「成る程…」
どうやら原作では語られていない理由があるようだ。
「もう少しすれば、博霊の巫女に退治されてこの騒動も終わると思うから、
それまで待っててくれないかしら?」
「了解した。」
まあ分かっていた事だが。
こうして俺の紅霧異変は終わった。
騒動自体は終わっていないが、納得のいく回答も貰った為、
大義名分が無くなったのである。
自分の腕を有る程度確認出来たわけだしな。
後は重要なキャラクターと知り合っておきたいが、
これは異変解決後に行われると言う宴会に出れば済む話だろう。
「じゃあ、俺は帰るよ。」
「ええ、さようなら。」
「さようなら!」
パチュリーと小悪魔に見送られ、図書館から出る。
「はあ…」
そして帰り道の長さにため息をついた。
パチュリーのスペカ、本当に多いですね…
どのスペカ使わせるか悩みました。
後ここが分からない、ここが意味不明等有りましたら、
感想に書いて下さい。
見つけ次第返信します。