IS学園用務員物語   作:ぬー(旧名:菊の花の様に)

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題名は"弟子、ライバル、切磋琢磨"って感じです。

どうぞ、ご覧ください。


第45話

「なによ」

 

「こちらこそ何をしているのかと聞いているのだ」

 

「私は特に用はないけど暇だからここに来たの」

 

「ほう……。

 それで、必死に身の丈に合わない棒なんぞ振り回していたわけか」

 

「なっ、このチビ、言ってくれるじゃないの……」

 

「ふん、私がチビだったらお前もチビだろうが、身の程を弁えたほうがいいのではないか?」

 

「なっ、自分のことを棚に上げやがってこのぉ……」

 

私は現在、私とこの銀髪チビ以外に誰もいない道場で、しょうもない言い合いをしている。

 

「ふん、この前の落とし前、つけてあげてもいいのよ」

 

「ふん、肉弾戦でも私が勝つに決まってる」

 

「待ってなさいその口今すぐ喋れなくしてあげるから」

 

私は昆を構える。

対する銀髪チビは彼の使っているような日本刀を肩に担いで悠々自適としている。

 

「じゃあ、いく「こんにちはー」…………ん?誰だ?」

 

私たちがいざ喧嘩をおっぱじめようという時に、誰かが道場な入ってきたようだ。

 

「あ、箒じゃん」

 

「お、鈴、こんなところにいたのか」

 

道場の扉を開けたそこには箒の姿があった。

 

「あぁ、ボーデヴィッヒもここにいたのか」

 

「箒こそ、ここでなにをやっているのだ?」

 

「いや、この頃体を動かさなかったのでな、ちょっと運動がてらに、と来たわけなのだが」

 

「ちょうどいい、3人でバトルロワイヤル、ということでどうだ?」

 

「あんたどんだけ戦いたいのよ…………」

 

私は銀髪チビの発想に呆れながらも、なんとなしに、

 

「なんであんたはじゃあ来てるのよ」

 

「そりゃ、強敵と書いてトモと呼ぶ、我が永遠のライバルの織斑一夏を倒すべくために、肉体面からでも修行をしようとここに来たのだ」

 

「いや、ほんとあんたのライバルになれてないと思うけど一夏……」

 

なんかこの前のトーナメント戦から、こいつはことある事に一夏をライバル視していて、しかもなんか情報がやけに少年漫画臭くて、一夏は男の子だから楽しんでるけど、やっぱりISの面で行けば一夏の不利は覆らないからなぁ、と思っていると、

 

「いや、一夏はこの夏でかなり訓練をしているらしいぞ。

 きっと鈴は抜かれてしまっているんじゃないか?」

 

私は箒の言葉に唖然として、声を返せないでいる。

 

「しかも、千冬さんから手ほどきを受けているそうだぞ」

 

「や、やばいねそれは…………」

 

「教官が指導とは…………」

 

箒の追加情報に私とラウラは一気に青ざめていく。

ただでさえスポンジみたいに強さを吸収していくのに、それがあの最強…………IS最強の使い手に教えて貰っているとなると…………

 

「それでは、みんなで訓練しようではないか」

 

箒のその一言が原因で、私たちはあんな戦いになろうとは、誰が思ったであろうか…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあルールを説明するぞ」

 

「ってちょっと待ってちょっと待って」

 

私はいきなり箒が私たちを道場の真ん中に、お互いの手が届く範囲で円状に座らせていきなりバックからピコピコハンマーとヘルメットを出したかと思うと、いきなり説明を始めようとした。

 

「ん?なんだ?…………誰だったか「鈴よ」鈴、なにか不満なところがあるのか?」

 

「いや、大アリなんだけど…………まぁ、いいわ、説明聞いてから、いうこと全部いう」

 

おそらく私の予想が間違っていなければ、これは明らかにあのゲームであり、

 

「よしじゃあ説明するぞ。

 このゲームは叩いてかぶってジャンケンポン、というゲームでな」

 

「案の定すぎてツッコミしづらい!」

 

私は1人でツッコミをしてしまったが、箒と銀髪チビは、私を無視して、話を進めていく。

 

「それで、このゲーム、まずじゃんけんをして、勝敗を決める。

 その後に勝利したものは、敗北はしたものに、このピコピコハンマーをつかって頭を叩く。

 負けた側は、このヘルメットを勝利したものより早く頭にかぶって、防御をする」

 

「え?そんな普通の説「なるほど、一瞬の判断力と、俊敏性が必要になってくるのだな…………」え?あ、そうだけど…………」

 

なんか私が変なんじゃないのかと思ってきた…………。

あ、いや、違う、なんかこのふたり、似てるから、私が合わないのか。

私はすぐにピンと来て、ツッコミ役を諦めた。

 

「まぁ、これは負けた人が2人だったら、勝った1人は負けたどちらか一方に攻撃を仕掛け、もし一人だけ負けても、ヘルメットを早く頭さえすれば、2人からでも防いだことにする」

 

そして、と箒はもうひとつ付け加え、

 

「これが大事なルールだ。

 もし、皆が違う手を出して、あいこになったら、防御はなしで、誰でもいいから叩けばいい。

 そして、結果、1番叩かれた者が脱落だ。

 もし全員が1回ずつ叩かれたら、脱落者なし、だ」

 

「ふむ、ここで心理戦の要素も入れてくるのか…………。

 自分に攻撃が向かないように、かつ、一番残って欲しくない相手を潰すように仕向ける…………。

 これは難しいゲームだな」

 

私知らない、これ、そんな難しいゲームじゃないとか。

心の中で現実逃避していると、箒が、

 

「じゃあ、始めようか」

 

と、いきなり言ってきた。

 

「あぁ、うん、いいよ」

 

「私は勝てる気がしないがな…………」

 

私はこんな状態で勝てるのだろうか…………。




書いてて戦闘になりそうだったから、適当にサイコロを使って登場人物を増やそうとしたら箒でした。

多分あと一話で終わります。
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