ポケットモンスターSparking   作:初雪

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【登場人物】
ココナ この物語の主人公。アニオタでお調子者。
ヒカリ ココナを助けたシンオウチャンプだが天然ボケで運が悪い。
ノノカ 道の途中でココナが助けた変な子。妄想癖あり。
ソブ コトブキジムリーダー。スピーディなバトルで相手をひるませる。

【前回までのあらすじ】
ココナはジムに挑戦するが圧倒的な力負けで3タテされてしまう。




第8話 才能

ヒカリ「相手強かったししゃーないよー」

 

ココナ「...。」

 

ヒカリ「調べたらコトブキジムって新人は7~8番目に挑戦しないと歯が立たないらしいし」

 

ココナ「...。」

 

ヒカリ「ココナだって十分強かったし」

 

ココナ「強く... ないよ...」

 

ヒカリ「だってあの戦い方はすご」

 

ココナ「全然すごくないよ! だって3タテだよ! あんなに工夫して全力で戦ったのに... 全く歯が立たないなんて... 強いわけないじゃん!」

 

ヒカリ「でも」

 

ココナ「ヒカリは才能があるもん。だから私のことなんて... わかるわけないじゃん!」

 

ヒカリ「...。」

 

ココナ「...ごめん」

 

ヒカリ「...。」

 

ココナ「ゴメン、ちょっと一人になりたい。」

 

ココナはどこかへ走っていった。

 

ヒカリ「ちょっと待って...!」

 

ヒカリ「ココナ...」

 

 

 

202番道路

 

???「レーダーが反応してるぞ」

 

???「おいおい、反応レベルがマックスの30だぞ。こりゃ相当な獲物があっちにいるぜ」

 

???「まじかよ。あっちはコトブキか...」

 

???「どうするよ?」

 

???「もちろん捕獲だ。場合によってはあの輝く都市を真っ暗にしてやるぜ」

 

???「そうだよな」

 

???「さすがシンオウ。イッシュから来たわざわざ来たかいがあったぜ。...ん?誰かが」

 

ノノカ「誰ですかあなたたち」

 

???「うわっ! びっくりしたガキかよ」

 

???「んだチビ。俺たちは今忙しいんだ。」

 

ノノカ「誰がチビですか⁉ コノヤロー!」ガンッ

 

ノノカは相手の股間を蹴った。

 

???「うっ...」

 

 ▼急所に当たった。効果は抜群だ。

 

???「おいしっかりしろダイロ!」

 

???「返事がない、ただの屍のようだ」

 

???「てめえ...ダイロのダイロになんてことを!」

 

???「ハーバ、やっちまおうぜ」

 

ハーバ「オーケー、ジェイソン。ダイロの<自主規制>の敵だ!」

 

ダイロ「まて、俺が行く。俺の<自主規制>の恨みは自分で晴らす!」

 

ジェンソン「復活はやっ」

 

ノノカ「黙ってたらごちゃごちゃと... 私にチビと言った罪は重いですよ!」

 

ジェイソン「<自主規制>を蹴るほうが重罪だろ!」

 

ノノカ「それぐらいいいじゃないですか!<自主規制>ぐらい」

 

ハーバ「お前... 男の痛みを知らないで...!」

 

ダイロ「クリムガン、やっちまえ!」

 

ノノカ「行け、リオル!」

 

ダイロ「おうおう、珍しいポケモンじゃねぇか、これは高く売れるぞ」

 

ダイロ「クリムガン、ドラゴンクロー!」

 

クリムガン「くりゅーー!」ガリッ

 

リオル「くぉん...!」バタッ

 

ノノカ「リオル⁉」

 

ジェイソン「おらあ!」

 

ジェイソンはネットを投げつけた。

 

ハーバ「ナイスだジェイソン。持って帰って売りさばくぞ。」

 

ノノカ「ちょっと!リオルを離して!」

 

ダイロ「うるせぇ! クリムガン、チビにきりさくだ!」

 

クリムガン「ぐろう!」

 

ノノカ「⁉」

          ザクッ

 

ノノカ「ああ、私は天国でお花さんや蝶々たちと戯れながら日向ぼっこを...」

 

ヒカリ「しないわよ!」

 

ノノカ「ああ、神様だ... 神様がいる... 神様、私天国に行けますか」

 

ヒカリ「だれが神様よ!」

 

ノノカ「えっ⁉ ヒカリさん⁉ 私... 生きてる⁉」

 

目の前には瀕死になったクリムガンと優雅に飛ぶムクホークの姿があった。

 

ヒカリ「悪いけどチャンピオン様が来たからにはもう逃げられないわよ、ポケモンハンターさん。」

 

ダイロ「てめぇ!こうなったら...」

 

ジェイソン「おい、それはやめろ!」

 

ダイロ「うるせぇ!」ドンッ

 

ダイロは麻酔銃をヒカリに打った。

 

ヒカリ「うっ...」バタッ

 

ノノカ「ヒカリさん⁉」

 

ダイロ「麻酔銃だ。死にはせん。だが今から八分の七殺しぐらいにしてやる」

 

ノノカ「それもうほとんど死んでんじゃん!」

 

ダイロ「おめぇも倒れとけ!おらぁ!」ドンッ

 

ノノカ「これが... 麻酔銃...」バタッ

 

ジェイソン「やっちまったからには記憶失うぐらい殴ってやるしかねぇなww」

 

 

 

一方ココナは

 

ジョーイ「元気になりましたよ。では頑張ってください。」

 

ココナ「ありがとうございます」

 

ココナは外へ出て、自動販売機で買った缶コーヒーを開けた。

 

ココナ「やっぱ向いてないのかな... ヒカリに酷いこと言っちゃったし探しに行こう... あれ?なんか変な人がいる... あれ⁉ヒカリが⁉」

 

ココナは走って人影が見えた方へ向かった。

 

ダイロ「ムーランド、かみつけ!」

 

ジェイソン「レパルダス、シャドーボール!」

 

ハーバ「ピジョン、つつく」

 

ヒカリ「ぐはっ... 痛い... でも動けない...」

 

ココナ「ヒカリ! これはどういうこと!」

 

ヒカリ「ココナ... かっこつけて登場したら麻酔銃でうたれちゃった... ははははは」

 

ココナ「笑ってる場合じゃないよ...」

 

ダイロ「お仲間さんか? 悪いがお前もぶっ倒れてもらうよ」

 

ハーバ「待て、こいつさっき反応したポケモン持ってるぞ」

 

ジェイソン「なんだと! じゃあついでに奪ってやるか」

 

ココナはムーンボールを構えた。しかしその瞬間あの時を思い出してしまった。

 

 

 

 

 

 

 

ココナ「くー、行ってきて...」

 

くー「くるぅーん! ...くるぅ?」

 

ココナ「ううん、なんでもない。」

 

ソブ「ジバコイル、交代! いけ、エレキブル」

 

ココナ「くー、ワイルドボルト!」

 

ソブ「受け止めろ!」

 

くー「くるぅーん!」

 

ワイルドボルトが炸裂した。しかし効いていない。

 

エレキブル「ぶるるるるる」

 

ココナ「え、なんで」

 

ソブ「電気エンジン。素早さをあげてくれてありがとう。」

 

ココナ「くー、氷のキバ」

 

ソブ「よけてかわら割り!」

 

エレキブル「ぶるっ、ぶるるるる!」

 

電気エンジンが発動したエレキブルのスピードは少し速くなっている。

 

ソブ「いまだ、地震!」

 

エレキブル「ぐおおおおおお」グラグラグラウラ

 

地震が決まった。効果は抜群だ。

 

くー「くるぅーん...」

 

ココナ「くー!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

ココナ「私... 私...」

 

ジェイソン「おいおいどうしたww びびってやがるww」

 

ハーバ「どうせお前には才能がないんだ。そのポケモンを渡しておとなしく逃げちまえ。」

 

ココナ「才能が... ない...」

 

ハーバ「そうだ、才能がない。」

 

ココナ(才能...)

 

そのとき、ココナの脳内である曲が再生された。

 

 

 

 

  負けないなんて言わないよ

  才能がないなんて言わないよ

  だってそんなこと言ったらおしまいさ

  笑っていくなら

  そのうち強くなるさ

  だから笑おうよ Oh そのままでいいから

 

 

 

 

ココナ「才能... か。 くだらない。」ニヤッ

 

ジェイソン「ああん? レパルダスやっちまえ!」

 

ココナ「行くよくー!」

 

くー「...!? ...くるぅーん!」

 

くーは満面の笑みで鳴いた。ココナにはその声が「わかったよ!」と聞こえた。

 

ココナ「飛べ!」

 

くー「くー!」

 

ジェイソン「何をして」

 

ハーバ「ww」

 

くーは大量の電気を放電しながら空へ飛んだ。それがいつの間にか電流ではなくヒカリになっていた。

 

ダイロ「この光は...!?」

 

くーはレントラーに進化した。

 

ココナ「いっけぇ!ワイルドボルト!」ズドーン!

 

レパルダスは倒れた。

 

ダイロ「才能がないくせに」

 

ココナ「才能? そんな言葉知らないわ。だよね?」

 

くー「ぐるぅーん!」

 

くーは更に光を浴びた。その光は稲妻へとかわる。

 

ダイロ「なんだこれは...」

 

くーは雷をまとう。その雷がだんだん翼の形になった。

 

       

        行くよ!

 

 

ハーバ「ムーランドかみつく」

 

くーはよけた。その時のくーはまるでココナが脳内で操っているかのようだ。

 

くー「ぐるぅーん!」

 

くーの電流があたりをピカッとまき散る。麻酔銃もムーランドも戦闘不能に。

 

ココナ「三人にワイルドボルト!」

 

くー「ぐるぅ!」

 

          バタッ

 

三人は倒れた。それと同時にくーをまとっていた電気は消えた。

 

ココナ「ふぅ...」フラッ

 

ヒカリ「すごい...」

 

ココナ「ヒカリ... ごめんね」

 

ヒカリ「大丈夫! それよりよかった。」

 

ココナ「何が?」

 

ヒカリ「なんでもない」

 

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