兄妹の日常   作:妹を愛する者

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初投稿なので緊張しています!


第一話

起きたら部屋の中に女の子がいた

 

「おはよう」

 

それは同じ家に住んでいる女の子。

 

そう『妹』の秋山 千秋だ。

 

「おはよう我がマイシスター!」

 

そして俺の名前は秋山 智。

 

「マイシスターって言うのやめてよ。気持ち悪い」

 

これがいつもの朝のやりとりだ。

 

「気持ち悪いっていうなよ。お兄ちゃん傷つくだろ」

 

「気持ち悪いものは気持ち悪い。毎朝言ってるのにやめないお兄ちゃんが悪いんでしょ?」

 

「いやいやこのくらいいいだろう。器が小さいんじゃないのか。そんな風に育てた覚えないないぞ」

 

「あんたはわたしの親か!」

 

「兄だ!」

 

これはこの街一仲の良い兄妹の物語だ。

 

「お兄ちゃんはやくご飯たべて!時間ないんだから!」

 

「お前の作ったご飯はおいしいからな。しっかり噛んで食べないとな」

 

「もうっ!先いっちゃうよ?」

 

「そう急ぐなよ。転んでスカートの中かわいいパンツが見えちゃうぞ?」

 

「っ!」パチン

 

いたい。ビンタすることないじゃないか。

 

「暴力系妹の誕生だな」

 

「なっ!?」

 

「ごちそうさまでした。さあいこうか」

 

「わたしにへんな変な属性つけないで!」

 

そして家を出た。

 

兄妹でまったく顔は似てない。

 

妹は顔が整っていて頭が良く運動神経もいい。誰にでも優しく気軽に人に接する。それなりにモテているようだ。歳は15歳の高校1年生。

 

対して俺は中肉中背で特に目立つところはなく、頭も運動神経も人並み。特に目立つところのない男。16歳の高校2年生。

 

人に負けないところがあるとすれば妹愛だ。それしかない。

 

「なあ一緒に歩こうぜ?」

 

「やだよ。恥ずかしいもん。」

 

「恥ずかしがりやな妹も最高だな!今日も一日ハッピーだぜ」

 

「わたしがどれだけからかわれてるかお兄ちゃんは知らないからそんなこと言えるんだよ」

 

「でも毎朝俺をおいて先に学校いったりしないよな」

 

「それはお兄ちゃんが学校ずる休みしないように見張ってるの」

 

「ほう」

 

「なによ」

 

「いや、なんでもないよ。」

 

そんなこんな楽しい話をしているうち学校に着いた。

 

「おはよう秋山さん」

 

「おはよう清水くん」

 

「今日も秋山さんはかわいいですね」

 

「いや~。そんなことないよ?」

 

「いえいえ、かわいいですって。なんで彼氏がいないのかわからないくらいですよ」

 

「妹は俺のことを愛してるから彼氏なんていらないんだよ」

 

「お兄ちゃんなんで教室入ってきてるの?」

 

「妹が心配だからに決まってるだろうが。いつ何が起こるかわからないんだから」

 

「さっさと教室行きなよ。予鈴なるよ?」

 

「あと彼氏つくらないのは今はつくる気がないだけだから。お兄ちゃんのことなんてどうでもいい。」

 

「おいおい、妹よ照れなくてもいいんだぜ?」

 

「照れてないから」

 

「おっとあと1分しかないから俺は教室いくが、何かあったらお兄ちゃんを呼ぶんだぞ?」

 

「ぼくがいるので安心してください」

 

「できるわけないだろうが。妹に近づく男は俺が全員ぶっとばすからな」

 

「ぼくはぶっとばされませんよ?」

 

「朝からわたしの近くで喧嘩しないでくれる?」

 

「「けんかじゃない!(じゃありません!)」」

 

「はぁ~」

 

キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン

 

「お、智おはよう。今日もギリギリだな」

 

こいつは前の席の佐々木 信二。

 

「妹が心配でな」

 

「おまえ、どんだけだよ」

 

ガラガラ

 

「ほら、席につけよ。HRはじめるぞ」

 

「信二、昼休みになったら起こしてくれ」

 

「あいよ」

 

というわけで俺は寝ることにした。

 

キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン

 

「昼休みになったぞ。おきろ」

 

「ん?もう昼休み。起こしてくれてさんきゅ」

 

「購買のパン1個でいいぞ」

 

「たけえよ」

 

「妹のところ行ってくるわ」

 

「あいよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「我が妹よ。弁当を一緒に食べよう」

 

「いやだよ。教室の友達と食べればいいでしょ」

 

「そんなつれないこと言うなよ。お兄ちゃん泣いちゃうぞ?」

 

「泣いてもいいけど、ここでは泣かないでよね」

 

「拒否する。」

 

「もうめんどくさいな」

 

「一緒に食べれば問題解決」

 

「はぁ。しょうがないな~」

 

「ぼくも一緒にたべていいですか?」

 

「えっと。お兄ちゃんがいいって言ったら」

 

「断る。」

 

「ど、どうしてですか!」

 

「俺は妹と二人で食事をしたいんだ」

 

「うーん。お兄さんとは敵対したくないのですが」

 

「お兄さんと呼ぶんじゃない。弁当を床におとしてほしいのか?」

 

「そんなことしたらあなたを窓から突き落としますよ?」

 

「はやく弁当たべよ?」

 

「妹との貴重な時間が減るだろうが。さっさと他の女のところにでも行け」

 

「断ります。」

 

「しつこい奴だ」

 

「いいって言うまで、動きませんからね」

 

「喧嘩するなら私違うところいって食べるね?」

 

「ちょっとまて我が妹よ。いますぐこいつぶっとばして喧嘩を終わらすから」

 

「その言葉そのままお兄さんにお返しします」

 

「はぁ~。仲良くできないの?二人とも」

 

「こいつが妹に近づかなければ何も言わずに済むんだがな」

 

「別にいいじゃない。人数多いほうがおいしくなるよ?」

 

「俺は妹と二人で食べたいんだよ!」

 

「もう。ごめんなさい清水くん。また今度誘って?」

 

「ぐはっ。くっ、きょ、今日のところは引き下がりますが明日は一緒に食べさせてもらいますからね!」

 

「そんなの許すわけないだろ。諦めろ」

 

こうして昼の妹争奪戦は俺が勝った。

 

「さあ食べようか」

 

「二人が言い争うから後20分しか昼休みないじゃん」

 

「しょうがないだろ。あいつが食い下がってくるから悪い」

 

「清水くんとなかよくすればいいのに」

 

「千秋に話しかけなければ仲良くしてやらんこともない。お、今日も弁当おいしいな」

 

「それはありがとう」

 

こうして昼休みのひと時を妹と過ごした。




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