キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン
「おい、起きろ。放課後だぞ」
「んぁ?。もう放課後か」
「お前そんなに寝てて大丈夫なのか?」
「ん?なにが?」
「何がって。テストに決まってるだろ」
「え?テスト?いつからだよ」
「来週からだよ」
「まじで?」
「まじだ」
「・・・なんで」
「?」
「なんで教えてくれなかったんだよ!?」
「知ってて当然だろ。なに言ってんだ」
くそっ!。これはまずい。非常にまずいぞ
「妹を連れてすぐ帰らねば。帰って妹と話して、お茶して、テレビみて、ご飯たべて、勉強すれば充分間に合うだろう。
大丈夫まだ焦るような時間じゃないはずだ。そう自分に言い聞かせろ」
「いや、妹と帰るのはまあいいが、お茶したりテレビみてないで勉強しろ」
「では予定ができたので俺は帰らせてもらう」
「あぁ。まあ勉強がんばれ」
「一週間ある。問題ない」
「その余裕どのまでもつのやら」
「ふっ。俺を誰だと思っている」
「ちょっとまえまで焦ってただろうが」
「知らんな。ではさらばだ」
妹の教室の前
ガラガラ
「妹よ!帰るぞ!」
「なに?お兄ちゃん。そんなに焦ってどうしたの??」
「テストだ」
「テスト?」
「そう。テストだ」
「まさか知らなくて勉強してなかったとか?」
「・・・」
「そんなことあるわけないよね。いくらお兄ちゃんでも」
「・・・」
「え?嘘でしょ?」
「大丈夫だ。まだ一週間ある」
「大丈夫なわけないでしょ!?ほら。さっさと帰るよ!」
「お、おう」
「じゃあね!岬」
「あ、うん。じゃあね千秋」
「奈波も。また明日ね」
「またあしたー」
「いつもいそがしいねー。秋山兄妹は」
「ふふっ。でも楽しそう」
「それは分かる」
ガラガラ
「もう!お兄ちゃんはなんでこんな大事なこと忘れてたの!!!!」
「しょうがないだろ。かわいい妹のことで頭がいっぱいだったんだから」
「わたしのことなんてどうでもいいから!自分のこと心配しなよ!」
「今はテストのこと二割。妹のこと八割考えてるぞ」
「テストのこと十割考えなさい!」
「そんなこといわれても。まあ一週間あれば赤点回避余裕だから」
「全部70点以上!それ以下の点数とったら一週間口きかないからね」
「え?一週間って長すぎじゃないか?」
「じゃあ二週間にするから」
「おいおい。まじめに二週間くらい勉強してやっと70点ちょいくらいなんだぞ。それを1週間でやれってか」
「お兄ちゃんならできる。わたし知ってるから。お兄ちゃんはすごいって」
「千秋...」
「信じてるよ」
「全教科70点以上だったら、その日一緒に寝てくれ」
「え?いやだよ」
「頼む。そしたら。いける気がするんだ」
「えー。んー。じゃあ全教科100点だったらね」
「一週間だけで100点とれれば苦労しないぜ」
「じゃあ寝てあげないから」
「くっ!おーけーだ。100点だな」
「うん。全教科100点だよ」
「お兄ちゃんの本気みせてやるよ。みせるから、今日一緒に寝て...」
「却下」
orz
「ほらはやく家で勉強しないといけないんだから。そんなところで手ついてないで帰るよ」
「じゃあ手つないで帰って」
「却下。先帰るよ」
「えー。ちょっとくらいいいだろ」
「いいでしょ」
「・・・」
「いいですよね?」
「はぁー。もう。しょうがないな」
「いよっしゃ!!!!!!これでがんばれる!」
「おおげさすぎ。そしてうるさい」
「ごめん」
「「ただいまー」」
「さあ、お兄ちゃんは勉強して。わたしは晩ごはんの用意するから」
「ここからは集中するから話しかけるときは急ぎの時だけにしてくれ」
「はいはい」
「でも、どうしても話し相手がほしくなったら話しかけてもいいからな?」
「はいはい」
「どうしても。どうしてもだぞ?」
「わかったから、はやく勉強しなよ」
「はい...。」
がんばれお兄ちゃん
妹のごはんは今日も非常においしかった。そして風呂にはいり、いざ机に向かうと
俺は眠気に意識をもっていかれてしまった。
誤字、脱字などありましたら教えていただけるとありがたいです!