ガラガラ
「妹よ帰るぞ」
「あ、うん?隣の人は?」
「あ、あたし西行寺っていうの。よろしくね」
「千秋です。こちらこそよろしくおねがいします」
「お兄ちゃん友達いたんだね」
「失礼だな。ほら帰るぞ」
「二人仲いいね」
「そんなことないですよ?」
「毎日一緒に登校して、下校もするって仲よくないとしないでしょ?」
「妹がどうしても一緒に行きたいっていうから、仕方ないな」
「じゃあ明日から一緒に行かなくていいよね?」
「それは困る」
「あはは」
「二人はいつも家でなにしてるの?」
「俺は今はテスト勉強してる」
「それ以外は?」
「今はテスト勉強だけで手一杯だ」
「そっか。千秋ちゃんは?」
「わたしはリビングでテレビみてます。テスト終わったら多分お兄ちゃんと
話したりしていると思います」
「そうなんだ。じゃあテスト終わったら退屈しないで済むんじゃない?」
「どうしてですか?」
「だって秋山くん面白いじゃん?」
「そうですかね?まあでも退屈しないのは確かですね。西行寺さんはなに
してるんですか?」
「あたし?あたしもテレビみてるくらいかな?だから暇なんだよね~」
「では、お兄ちゃんを貸しましょうか?」
「え?いいの?」
「いいわけないだろ」
「いいですよ?」
「じゃあ借りようかな?」
「おい」
「冗談だよ?そんなこわい顔しないで?」
「ああ。本気にしてしまった。わるいな」
「いいじゃんお兄ちゃん。たまには遊びにいってきたら?」
「ばかやろう。俺はお前と一緒にいたいんだよ」
「じゃあ二人で今度うちくる?」
「わたしもいいんですか?」
「全然いいよ。千秋ちゃんいるともっと楽しいしね」
「俺は千秋と二人でいたいんだが・・・」
「別にいいでしょ。ね?お兄ちゃん一緒にいこ?」
「ぐはっ。なんてかわいくお願いしてくるんだ!そんな頼みかたされたら
断れるわけないじゃないか...」
「ではテストおわったら遊びにいかせてもらいますね」
「うん。おいでおいで」
「西行寺」
「ん?なに?」
「テスト終わったらどっか遊びにいくって言ってただろ?千秋も一緒にいいか?」
「いいよ?」
「え?いやわたしはいいよ」
「せっかくだから一緒にいこうぜ?」
「千秋ちゃんこないの?」
「え?うーん。わたしはやめておきます」
「そっか。残念」
「千秋がいかないなら俺も・・・」
「お兄ちゃんは行きなさい。これはお願いだよ?他の人とも仲良くなったほうがいい」
「俺は千秋だけで充分なんだが」
「わたしだっていつまでお兄ちゃんと一緒にいるかわからないんだよ?」
「だ、だが」
「家帰ってきたら話してあげるから。ね?」
「わかった。絶対だぞ。約束だぞ?」
「わかってるよ。約束ね」
「じゃあこれで正式に秋山くんはきてくれることになったってことでいいのかな?」
「おう。千秋と約束したからな」
「めんどくさい兄ですが仲良くしていただけるとありがたいです」
「いやいや、こちらこそ仲良くしてくれると嬉しいな」
「俺は別に仲良くしてくれなくてもいいが」
「お兄ちゃんはどうしてそういうこというの?わたしは悲しいよ?」
「うー。我が妹そういうのはずるいと思うんだが」
「そんなことないよ」
「あはは。二人といるとほんと退屈しないね。ここ右に曲がるけど二人は?」
「このまままっすぐだ」
「そっか。じゃあここまでだね。じゃあまた明日ね」
「ああ。また明日」
「千秋ちゃんもじゃあね」
「はい。気をつけて帰ってくださいね」
「うん」
「西行寺さんいい人そうだね」
「まあ悪いやつではないと思う」
「仲良くしなよ?」
「うーん。まあ仲悪くはしない」
「まあ今はそれでいっか」
「「ただいま」」
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