平塚静亡き後の奉仕部顧問になる大卒新任教師でキャラクターはサクラ大戦、風組の藤井かすみです
坂月彩月ルート
えーっとやはり不味いですよね?彼に対するこの思いは…
出会いから未だ半年にも満たない年下の…ましてや教え子の高校生相手に恋するなんて不味いにも程があるでしょ?
確かに彼は素敵な男性ですから好意を持ってしまうのは仕方ないにしてもせめて彼がこの学校を卒業するまではこの気持ちは隠さないとダメですよね?
私はそう覚悟を決めると
出会いから四ヶ月の彼との出会いを思い出しながら彼へのプレゼントを探している
慣れない教師生活に加えて初めての独り暮し…
仕事覚えるのでいっぱいいっぱいな私は食事を用意することすら忘れることもしばしばあり大抵カップ麺で済ませていたしその時も時間ギリギリにカップ麺を啜っていた
そんな私の食生活を知り呆れた彼が
「そんな生活ダメに決まってるだろ、先生っ!」
そう言った翌日から朝ご飯用のおにぎりとインスタントの味噌汁
お昼ご飯のお弁当をこっそり渡してくれるようになり涙を流しながら美味しいご飯を食べたがそのお弁当が実は彼のお母様が作られたわけじゃなく
彼の手作りだと知りそれまでとは異なる涙を流したのも今では懐かしい思い出になっている
私が知らない行事に戸惑っているといつでも優しく救いの手を差し伸べてくれる…そんな優しい彼に好意を寄せるようになったのはいつからだろうか?
特に依頼が無い時はパソコンのお悩み相談に寄せられている質問に回答しているが…
『まさか私も知っていたあのお悩みサイトで答えている彼が私の目の前に現れ私教え子(実際には八幡の教科担任はしてません)になる日が来ようとは夢にも思ってませんでした』
私の友人にも『彼』のファンは少なくなく正月のあの活躍で顔写真が載った時は皆喜んでその新聞を買ったもので私の総武赴任を皆やっかんだものだ
そんな私が日頃の無理が祟り寝込む嵌めになった連休翌週の週末
職員室の机で突っ伏して熱で唸っていた私を自宅まで運び(当然彼は私のアパートの住所は知らないし私も話せる状態でなかったので)金、土、日の三日間を付きっきりで看病してくれまして…
ええ、惚れました…惚れちゃいましたとも、イケマセンカっ!
私だってこの思いは彼が卒業するまでは封印しますけど好きな気持ちに嘘はないつもりです
まぁ、看病の際は妹さんの比企谷小町さんのにも色々お世話になりましたけどね
以来、お礼もしたいからと夕飯に誘うと彼は必ず溜め息を吐き
「独り暮し初めてなんだから無駄遣いしないの、その気があるなら俺が晩ご飯用意しますから食材の負担は先生にお任せしても良いっすか?」
そう言ってくれて二人で買い物をしていきましたけどよくよく考えると若夫婦っぽくて思い切り照れ臭い事してたことに気付きました
明日の彼の誕生日に何を贈るべきか、それが今の私の最大の問題です
生まじめな性格、料理が苦手