冒険者タドコロ   作:じるすしもん

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人間ディルド(乱歩)

 拒むことしか知らない古代遺跡キモティ=ダロの番人ドラゴンタナカ、だがそんな彼にはある言い伝えがあった。

 

「その言い伝えってのは何だゾ!?」

「……さあ、ホモって事くらいしか」

「ぼく達のカマ掘って許しちくり〜〜」

「そんな事されたらおケツ壊れちゃうゾ!」

「いいよ来いよ!」

 

 ドラゴンに攻撃してくる気配は無い、こちらの様子を伺っているようだ。エナは思考を巡らせた。

 

「石碑にあった文面、『命を欲するのなら突く〜〜』ってのは何の事かしら……?」

「『突く』と言えばガン掘りの事じゃないすかね(名推理)?」

「そうだよ」

「じゃけん俺のビッグソードで奴を満足させましょうね〜〜、イクイク」

 

 タドコロがパンツを下ろしながら龍に歩み寄る。

 

「暴れんなよ……暴れんなよ……」

 

――だが

 

「オォン!?」

 

 ドラゴンの巨大な左足がタドコロを踏み潰した。遺跡全体が揺れる。

 

「アーイキソ」

 

 足の下からタドコロが這いずり出てきた、体の厚さが減っている。まるでペーパーみたいだぁ。

 

「あんな巨大生物を満足させるのなんて極太ディルドでも無理だゾ。ポッチャマ・・・」

「うー☆うー☆」

 

 その時、薄目を開けたタドコロが手を挙げた。

 

「まずうちさぁ、提案(アイデア)あんだけど……聞いてかない?」

「いいゾ〜」

「なになに?」

「ほんとぉ」

「俺ならアイツを満足させれる。はっきりわかんだね」

「それはさっき拒絶されたわよ」

「確かに……俺のイチモツでは不可能だ、でも俺(・)自(・)身(・)なら……」

「……?」

 

――なんという事だ!

 

 この男は『龍のケツの穴にずっぽりはまってしまおう!』と言っているのだ。

 野郎のケツの中に頭から突っ込み、体をうねらせウナギの如く暴れてやろう!、と。

 まさに男の夢! タドコロ羨ましいぞ!

 

「ぼくもしゅる〜〜」

「おっ、待てい。ちゃんと3本加え入れろ〜〜」

「…私はやらないわよ」

 

 ホモなら一度は憧れる行為だ。みんなだってそうだろう?

 

「Нет…やっぱり…自分一人で行くのが一番いいですよね」

「そうだよ(便乗)」

 

 議論は瞬時に決した。ミウラ、ビデ、エナはタドコロを抱えドラゴンへと向かう。

 

「よし! じゃあぶち込んでやるぜ!(ゾ)」

 

 龍は何もして来ない、とうとう肛門の前まで来た。

 しかし懸念材料は存在する。

 タドコロは精々身長170㎝、対してドラゴンは20mを超えよう大巨漢なのだから。

 ホントに満足させられるのか?

 

「オッスお願いしま〜す♪」

 

 鍛え上げられた焦げ茶色の肉体がドラゴンのアナルにヌヌっと入ってゆく。ドラゴンは、「ああロクでもない!」と深く叫んだ。3人は驚いて距離を取る。

 

「?、なんて言ったのかゾ?」

「『足りない』って言っているわ」

「やっぱりぼくたちも入るユ〜」

「………」

 

 エナは泣きそうな顔になっている。男なら、背負わにゃいかん時はどない辛くても背負わにゃいかんぞ。

 一方タドコロは初めての世界に興奮を隠せないでいた。(臭いけど)

 

「シュー……」

 

 野獣の眼光、いったい彼はどうするつもりなのか?

 

「で……出ますよ」

 

 一寸体が光輝いた、魔法だ。みるみる体が肥大化してゆく。

 カメデカの魔法だ! ドラゴンの反応が変わる。

 

   「あぁ…はああぁぁ!Ahhhhh!Uhhh!ヴォースゲー!」

 

「ホラ、見ろよ見ろよ」

 

 肛門から伸びている足が巨大化していく。

 

「カメデカだにゅ」

「……さすが! タドコロ君!」

 

 ケツのなかでリズミカルに動くタドコロ

 

「ホラホラホラホラ」

 

 腰をクネクネさせている、体幹の強さが成せる業だ

 

「ンーッ!気持ちいいかードラゴン?」

 

   「嗚呼!もっと突いてくれオルルァ!」

 

「……! 背中に乗れって言ってるわ」

 

 エナが龍の背へかけ上る

 

「ビデ早くしろ〜」

「ぼくもしゅる〜〜」

 

   「ウェアッ!」

 

 全員が登り終えるとドラゴンが翼を広げ飛び立った。タドコロはまだくねくねしている。

 

「すごい!? 空を飛んでるわ!」

「いいゾ〜コレ」

「うー☆うー☆」

 

 岩壁を昇り青空が大きくなる、見下(みお)ろすと模型みたいな遺跡が微光を発している。

 キモティ=ダロ遺跡、空からの景色はまた一段と感慨深いものがあった。

 

「あっ、ミウラネコ」

「ネコ〜!! ありがとうだゾ〜」

 

 ミウラネコがこちらに手を振っている。興奮なのか別れの悲しさなのかミウラの声が裏返っている。

 とうとう壁を抜けた。

 少し気だるい太陽が4人を包んだ。

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