もし、チート艦隊が、艦これの世界に転生したら。 作:トマホーク アンゴル
「さてと。艦長、今後の予定はこれで良いんでしょうか?」
空母いぶきは、イヤホンから聞こえる指示に従い、今後の予定を立ててた。
先程、音楽を聞こうとイヤホンを付けたら艦長の声が聞こえ、泣き出してから1時間が過ぎようとしていた。
そこには、発艦訓練から、偵察など今後1週間の予定が書かれていた。
「よし!頑張るぞー!…どうやって発艦させるんだろう?…艦長、質問が…ふえ⁉︎自分で考えろって、分かりませんよ⁉︎艦長?艦長ー!」
♢ ♢
「さて、これからどうする。正直妾達はこのままだと負けるぞ」
「もう駄目だ…おしましだぁ…」
いぶきの一言にしなのが弱音を吐く。
しなのを無視し、みらいが言う。
「駆逐艦や巡洋艦ならどうとでもなります。しかし、戦艦大和を筆頭とする戦艦軍団や、空母、潜水艦もいるので、勝率は絶望的です」
「ニャメロン!勝てるわけが無い!あいつは伝説の超戦艦なんだどー」
「…!あのネタのパロディですか。…そこまで性根が腐っていたとは……消え失せろ!二度とその面見せるな!」
しなのとシーバットの茶番に、いぶきが怒鳴る。
「やかましい!…シーバットは、裏から空母に奇襲しろ。出来れば潜水艦も沈めて欲しい。みらいは、しもきたとしなのの護衛。艦載機の攻撃だけでなく、潜水艦からの魚雷も警戒しろ。しなの達は艦載機を飛ばせ。長門は正面から叩け。妾は長門の護衛をする。異論はあるか?」
「ありません」
「了解です!」
「アパッチの出番ですね!」
「あたしがしなのだ!ちゃあああああああ!」
「異議なし!」
頼もしい仲間に、いぶきは指示を出す。
「生きて帰って来こい!そして、イージスの真髄を見せてやれ‼︎」
『了解‼︎』
ここに、帝国海軍VS海上自衛隊+ビック7の勝負が始まる。
♢ ♢
一方帝国海軍サイド
「何ですか?加賀さん。54対6の勝負の前に翔鶴姉と作戦会議していて何が悪いのでしょうか?」
「あら。戦場で慢心をしている五航戦に、そんな事を言われる筋合いは無いのだけれど?」
後方の、空母が集まってるエリアでは加賀と瑞鶴のケンカが始まっていた。
翔鶴は、オロオロし、蒼龍は苦笑している。
そこに赤城が割って入る。
「翔鶴さん。今は戦闘中です。それに6隻とはいえ、ビック7の長門さんは勿論の事、我々が全力で戦っても勝てるかすら怪しい、巡洋艦や空母、潜水艦もいます。気を引き締めてください」
ちなみにしもきたは、輸送艦ではなく空母として認識されてる。
何時もとは違う一航戦に翔鶴は、首を傾げた。
まるで何かに怯えてるような…?
と、翔鶴の後ろで、潜水艦を警戒していた曙が、赤城に突っかかってくる。
「赤城さん。つまり駆逐艦、しかも対潜装備を付けてる私達が潜水艦を見逃し、あまつさえ魚雷まで撃たせると?」
「いえ、そう言う意味では無く…」
「…潜水艦の装備は魚雷だけじゃありませんよ」
「っ‼︎誰⁉︎」
いきなり無線から聞こえた声に曙が聞くも「右を見なさい」との声で絶句する。
何せ、海面から噴出弾の様な物がで出来て、こちらにに向かっているのだ。
「赤城さん危ない!」
ギリギリで反応した潮が、赤城を突き飛ばし代わりに当たる。
寸前で突き飛ばしたのが幸いし、ハープーンは、赤城を追尾しきれず、潮に当たる。
爆発音に曙達が目を瞑る。
目を開けると、轟沈判定を貰った潮がそこにいた。
「…あら、命中寸前で突き飛ばして、赤城さんの身代わりになりましたか。素晴らしい判断です。今のは、『ハープーン』です。覚えておいて損はありませんよ」
「くっ。対潜戦闘よーい!」
もう右舷にいる敵に何も言えず、曙は、周りの駆逐艦に指示を出した。
♢ ♢
思ったより冷静ですね。
直ぐに指示を出した駆逐艦を見たあと、潜望鏡をしまいながらシーバットはそう思った。
しかし、この時代の対潜戦闘は、ソナーで位置を割り当て爆雷を落とすだけだ。
しかも、ただの潜水艦ならまだしも、ここにいるのは、70年先の未来の世界で、アメリカやロシア相手に戦った 独立国家 『やまと』だ。
ゆえに、シーバットは未来の技術を惜しみなく使う。
まず、自分の潜行音を録音してある魚雷を水平に撃つ。
駆逐艦達はデコイとは知らずに追いかける。
ある程度時間が経ったら、自爆させる。
そして、自爆と同時に、魚雷発射管を7門開ける。
「その程度では、私は滅びませんよ」
魚雷の自爆で動揺してるであろう駆逐艦にそう呟き、シーバットは魚雷を撃つ。
魚雷の命中を確認した所で、ソナーマンから報告が入る。
曰く、卯月を発見!
「魚雷発射管全門開け‼︎ウサギに斉射!我が理想!我が信念を笑った不届き者に地獄を見せろ‼︎」
シーバットは空母そっちのけで、卯月に魚雷を撃った。
後に卯月はこう言ったらしい。
「シーバット様の艦長の理想を馬鹿にしたら、地獄を見ます!」
ぴょんの口癖も忘れて、様付けで。
♢ ♢
「派手にやった様ですね。駆逐艦はほぼ全滅らしいですよ」
みらいは、データーリンクによって得た情報を、しなの達に伝えた。
「よし!空母は、あたしの艦載機が沈める!」
しなのが指を鳴らし、戦闘機が戦場に向かう。
戦闘機のミサイルは全て、対艦ミサイルを載せている。
それと同時に、敵空母から艦載機が二方向に発艦した。
なるほど、こちらといぶきさんの所に向かってますね。
「どうする?戦闘機で迎撃する?」
「いえ、私が前に出て迎撃します」
みらいはしなのにそう言い、迎撃に向かう。
「…ワスプの時を思い出しますね」
みらいは自分を沈めんと迫って来る敵機に、そう呟いた。
「対空戦闘用意‼︎全ての敵航空戦力を、ここで落とします!主砲及びVLSスタンバイ‼︎電子戦用意!ECM起動!」
主砲が艦載機を照準する。
そして、ECMが起動する。
「あら?」
「どうしたんですか?赤城さん」
「艦載機からの連絡が途絶えました」
「それだけではありません。レーダーにノイズ、さらに通信が出来ません」
「主砲!うちーかたー始め!」
ドン!と音が響くと、敵機が火に包まれ、落ちる。
それも約1.5秒で正確無比な砲撃が繰り返される。
しかし、敵はそれに怯む事なく突っ込む。
「 VLS解放!シースパロー発射始め サルボー‼︎」
VLSが開き、そこからシースパローが現れ、敵機に突っ込み、爆発した。
「落ちろ!蚊トンボ‼︎」
だが、相手は一航戦の艦載機、ただでは落ちない。
「しまっ右から!CIWS AAWオート!」
反応が遅れた為主砲が間に合わず、CIWSを使い、落とすが、その隙に敵機が向かって来る。
「このままじゃ…!」
みらいが呟いた。
その瞬間、みらいとは別の方向からミサイルが敵機を捕らえた。
「あれは、アパッチ⁉︎」
「みらいさん、アパッチの事を忘れてませんよね?」
「しもきたさん⁉︎」
「ふっふっふ。輸送艦とはいえ援護ぐらい出来ますよ!死角は任せてください!」
「ありがとうございます!」
「赤城さん…艦載機が全機落とされました」
加賀は謎の電波障害が無くなり、レーダーから艦載機の反応が無い事からそう考えたが、信じられなかった。
それは、瑞鶴とて同じ事、しかもこちらは会敵する前に叩き落とされたのだ。
瑞鶴達は知らないが、いぶきのスタンダードにより落とされたのだ。
そして、赤城達空母に高高度から死神が近づいてる事に気付かない。
♢ ♢
「ちっ!まさかここまで元気な駆逐艦がいるとは、世界は広いもんじゃの!」
いぶきがぼやき、目の前の艦娘に刀を振るう。
実は巡洋艦や戦艦を沈める為に、主砲や、対艦ミサイルは、撃ち尽くした後だった。
今は、長門やシーバットが戦艦の相手をしているから良いが、戦闘不能になったら洒落にならない。
「うふふ。このまんまじゃ、私達が勝つっぽい」
「たわけ、勝つのは妾達じゃ。……一歩音越え、二歩無間、三歩絶刀!無明三段突き‼︎」
いぶきは夕立(改二)と超近距離戦闘をしていた。
夕立が魚雷を投げ、いぶきが9mm拳銃で魚雷を撃ち、ひしゃげて使えなくなった連装砲を投げ、VLSで弾く。
「さぁ!素敵なパーティー始めましょう!」
「タフにも程があるじゃう」
呆れた様に言ったいぶきだが、その間に罠を仕掛ける。
夕立が凄まじいスピードで近づいてくるが、いぶきは動かずそこにいる。
その瞬間、夕立の足元の海面が爆発した。
「ぽ、ぽいいいいいい⁉︎」
轟沈判定を貰った夕立をよそにいぶきは無線に呟く。
「なかなかのタイミングだったぞ、シーバットよ」
「ふふふ、あの程度、朝飯前ですよ」
そこに大音量の声が響く。
『そこまで‼︎今年の優勝は、《イージス艦隊》です‼︎』
「あれ?大和はもう沈んだのですか?」
「ああ、妾がトマホークと対艦ミサイルの攻撃でな」
「えげつないですね」
そんな話をしてると、またいぶき達は光に包まれた。
出来た…。
あと、戦闘シーンが下手です、すいません。
文力(?)が欲しいです。