もし、チート艦隊が、艦これの世界に転生したら。 作:トマホーク アンゴル
「しなの!てんま!私達と勝負しなさい!」
「何故に?」
「何故です?」
昼下がりの鎮守府、間宮でおやつを食べてると、別鎮守府の翔鶴がやって来た。
「何故って、アンタに勝つためよ!」
「いぶきさんやみらいさんに落とされるのがオチだと思いますが…」
しもきたの発言に瑞鶴が食ってかかる。
「何言ってんの!護衛艦は無しで、空母対空母の勝負に決まってるじゃない!」
「ゴリ押しですか…確かにそれならチャンスがありますね。私達現代空母の艦載機の搭載数は少ないですから………無理だと思いますが…」
最後を小声で言ったが、聞こえたらしく、瑞鶴は顔を真っ赤にして怒鳴る。
「とにかく今から1時間後に演習室に来なさい‼︎」
瑞鶴は、それだけ言うと、間宮から出て行った。
「……面倒くさいけどドタキャンしたら、もっと面倒くさい事になるな…」
ぼそりとしなのが呟く。
「そういえば、今回は何隻の空母が出るのでしょうか?」
「え?赤城さん、加賀さん、瑞鶴さん、翔鶴さんの4人でしょ?」
てんまの質問にしなのが答えるが、しもきたが首を振る。
「いえ、彼女達が中心になってるだけで、他にもいますよ。4人の他に、蒼龍、飛龍、瑞鳳、あとヒャッハーの人ですね。他にも、胸部装甲の怨みにより、龍驤、大鳳などがいますよ。計10人です。あ、あとヲ級がいました」
「ちょ、そんなにいるの⁉︎てかヒャッハーの人って誰⁉︎胸部装甲の怨みってどうゆう事⁉︎なんでヲ級が出てくるの⁉︎」
「ヒャッハーの人は、隼鷹さんです。あと龍驤さん達は、…その、む、胸の大きさに嫉妬したのだと思います。ヲ級は、今までの出撃で沈んだ仲間への復讐じゃないですか?ちなみにヲ級は、先日鹵獲された子だと思います。しなのさん、貴方出撃の度に全機発艦させてオーバーキルさせてますから。深海の方だと、いぶきちゃん並に有名だそうですよ」
みらいの的確な指摘により項垂れるしなの。
余談だが、龍驤達が最も怨んでいるのはシーバットの胸部装甲だが、駆逐艦を無傷で全滅させる能力を持っているので、自分と同じ空母のしなの、てんまに怒りの矛先が向いたのはどうでもいい話だ。
なんでや!なんで未来の奴らはみんなが胸が大きいんや‼︎ by龍驤
「いぶきは暁達やロリ利根姉妹に勉強教えてるし…」
「て言うか、空母だけですからね……」
「それと、レシプロ機だからって馬鹿にしたらいけませんよ。たった一機の特攻でレーダーなどが使用不能になりましたから……乗っていた方達も…」
みらいが悲しそうに呟く。
そこにさっきまで間宮を手伝ってたシーバットが口を挟む。
「それならいい方法がありますよ」
「本当!」
「ええ。真面目に勉強してくれるのなら、教えてあげますが」
「う…分かった勉強するよ…」
絶望の表情のしなのにシーバットが秘策を伝える。
「それは……」
♢ ♢
その頃
「お姉ちゃん。ここ分からない」
「ああ、そこは前後の数字から何個飛ばして書かれてあるかを見るんじゃよ。大丈夫じゃ筑摩、お主なら出来る」
「うん!」
いぶきは利根達に勉強を教えてた。
「…私が…ヒッグ…お姉ちゃんなのに…ヒッグ…ヒッグ」
筑摩にお姉ちゃんと呼ばれたせいか、利根が泣いてる。
「なんじゃそんな事か、利根は立派な姉じゃよ。筑摩の事をしっかり守っているではないか、しっかり胸を張れ」
「グス…うん!」
「姉さんここは?」
次は響だ。
響が自分の事を姉さんと呼んでくれたのが、いぶきの最近1番嬉しかった事だ。
「それは、かけ算の応用……こうじゃな」
「ありがとう」
いぶきの勉強会はまだまだ続きそうだ。
♢ ♢
「さぁ!しなの!てんま!ここがあんた達の死に場所よ‼︎」
演習室で、しなの達が入った瞬間敵意丸出しの瑞鶴に宣戦布告された。
それに対ししなのは、自信満々だ。
「ふん!こちらには秘策があるからね!フッフッフッあたし達のかちだね」
「アレを秘策と呼べるのでしょうか?」
疑問顔のてんまをよそに説明が開始される。
ちなみに、審判はシーバット、伊8と、みらいの艦載機、海鳥だ。
1.この試合の勝利条件は敵艦を全て轟沈判定にする事。敗亡条件は逆。
2.この試合での乱入は禁止。
3.試合開始1時間後に、演習空間の時間を夜間に設定。それより後の試合は夜戦になる。
4.後は頑張って。
「雑!」
「あ、ルール違反したら核魚雷撃ちますから」
「違反しただけで⁉︎」
「核って何?」
「貴方達を影すら残さず吹き飛ばす悪魔の兵器ですよ」
そうシーバットが言うと、しなの達を光が包んだ。
よし!次回戦闘シーンだ!
空母 いぶきに搭載されてる艦載機の種類が分からない……