もし、チート艦隊が、艦これの世界に転生したら。 作:トマホーク アンゴル
部屋片付けてたら、無くしてたと思った、ゲームカセット(真・世界樹の迷宮)が出て来ましてね…ハイ、エンディングまでやってました…。
すいませんでした…。
あと、部屋に虫の死骸があったんで、徹底的に掃除機かけてました。
「姉さん!」
「なんじゃ?暁」
私は間宮でお茶を飲んでる姉さんに話しかけた。
姉さんは、遠征では半径500キロの敵艦を見つけ、出撃では遥か彼方の敵艦を沈めてしまう。
なんでもイージス護衛艦と呼ばれる、特別な艦娘らしい。
さらに、一人前のレディそのものだ。
サラサラの銀髪。ルビーの様な赤い瞳。更に胸も大きい。
いつも冷静で、戦闘中は一切動揺せず指示を出し、挙げ句の果てには、戦艦の主砲も迎撃している。
しなのさん達といる時や、お酒を飲んだ時は、何時もの姉さんでは無いが、しなのさんが「アレは、ギャップ萌えだよ。普段と違って新鮮でしょう?……痛い!痛い!いぶき!ヘッドロックかけないで!ギブギブギブ‼︎」と言っていた。
そんなことより。
「姉さんの誕生日っていつ?」
そう、姉さん達は今まで誕生日を祝ってもらわなかったらしい。
ならば、みんなでお祝いすればいい。
そう考え、姉さんの所に来たのだ。
「誕生日……進水日なら明後日じゃな。…あの時にはこうなっとるなんて考えもせんかったわ」
「え?…ええええええ⁉︎」
♢ ♢
「と…言う訳よ!」
「帰っていい?」
「ダメよ!」
今いるのは私達の寝室で、そこで、姉さんの誕生日パーティーの会議をしていた。
メンバーは、私、響、雷、電、天龍さん、しなのさん、みらいさん、しもきたさん、シーバットさんだ。
ちなみに、しなのさんが帰ろうとした。
「なぁ…シーバット、しもきた…何作ってんだ?」
「『今日から作る宇宙戦艦!~1年で宇宙戦艦ヤマトを作ろう!~』です。今月は第3号なので対空砲ですね。これは基部です。次は主砲ですから楽しみです」
「ラジコンなのかい?」
「創刊号は、波動エンジンでしたね。シーバットさん」
「ああ…一回自爆して大変でしたね。今となっては、良い思い出です」
「本物なの⁉︎」
何か話してるが…まぁいいや。
それより…。
「みんな!なにかいいアイディアない?」
「それより、いぶきいま何処にいるんだ?バレたらやばくないか?」
「大丈夫です。いぶきさんは、てんまさんと一緒に波動エンジンのワープシステムを制作中なので」
「凄いね、姉さん達…」
「と、言っても、妖精さんが作ってくれますので、彼女達はレポートをまとめてるだけですね」
「妖精の奴ら創造神なのか…?」
「響!みらいさん!天龍さん!無駄話しない!」
私が、バンバン机を叩く。
「とりあえず、姉さんが喜びそうな物ってある?」
「そういえばこの前、いぶきちゃんイヤリングを落としてましたね」
みらいさんが私の質問にこたえる。
「イヤリングなのです?」
「ああ、そういやいぶき凹んでたね~」
「ええ、暁達の前ではそんな素振り見せませんでしたが、夜泣いてましたね」
それに続き、しなのさんとシーバットさんが言う。
イヤリング?なにそれ?
「耳に付ける飾りの事ですよ」
「え?私、声出してた?」
私が聞くと、シーバットさんが頷きながら言った。
「ええ、…そうですね……ポタラと言ったら分かりますか?」
「お!知ってんぞ!ポタラってベジットのアレだろ?」
天龍さんがウンウン頷いてる。
「よし!イヤリングをプレゼントしよう!異論はある?」
私が聞くと、皆んなから「なーし!」と返事が返ってくる。
姉さん!絶対に誕生日成功させるから!
♢ ♢
~その頃~
「イヤリング…イヤリング…ぐす…」
いぶきが涙目で、レポートをまとめてた。
そんないぶきを、てんまが励ます。
「いぶきさん!大丈夫です!見つかります!さぁレポートまとめましょう!」
「お気に入りだったのに…ひっく」
「重症ですね…」
今までの中で、1番凹んでいる。
「そういえば、あのイヤリングどこで買ったんですか?」
確か初めて会った時はつけてなかったはずだ。
そうてんまが考えてると、泣き止んだいぶきから、返事が返ってくる。
「この前みんなで町に行った時…」
「ああ…」
そう言えば、フリーマーケットでいぶきさんが、なにかをニコニコしながら買ってましたね。
そんな事を考えてる間に、いぶきがレポートをまとめ終わる。
「終わった…妖精さんに渡しといて…少し横になってくる…」
そう言っていぶきは、自分の部屋に帰って行った。
「重症ってレベルですか?アレ…」
そうてんまは呟いた。