もし、チート艦隊が、艦これの世界に転生したら。   作:トマホーク アンゴル

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接触 2

「ほう、お主がビッグ7たる戦艦長門か…。大破なのに恐ろしい迫力じゃな。妾はイージス護衛艦いぶき、よろしく頼む」

「灰色の魔王たる、イージス護衛艦いぶき殿に出会えて光栄だ。戦艦長門だ、こちらこそよろしく頼む」

 

深海棲艦を殲滅し、戻って来た長門がいぶきに自己紹介を終えたところだ。

だか、さすがビッグ7と灰色の魔王といった所か、お互い一切怯まず睨みあっていて、近くで見ている駆逐艦達が怯え、天龍の背中に隠れている。…ちなみに、天龍も内心ビビってるのは内緒だ。

 

「あの…えっと…ふ、二人共、ととととりあえず鎮守府に戻ろうぜ…じゃなくて、戻りましょう。ほら、入渠や、補給をしなきゃ、しなくてはいけませんし…」

「まあ、そうだな。このままではすぐ沈んでしまう」

「確かに、こちらも弾が底を突いておる。…聞いておくが、妾達が行った所で補給させて貰えるのじゃろうか?」

「それは、大丈夫だろう。長官からの指示により、お前達は客人としてもてなす様に言われている。補給ぐらいさせてくれるはずだ」

 

天龍の提案のお陰か、二人は睨み合いを止め、差し当りの会話を始めた。

天龍が胸をなで下ろしていると、いぶきの仲間だろうか?巡洋艦と空母2隻がこちらにやって来た。

 

「艦載機の回収終わったよー。あ、自己紹介がまだだったね、私は原子力空母 しなの。よろしくね」

「私は、輸送艦 しもきた。よろしくお願いします」

「イージス護衛艦 みらいです」

「原子力潜水艦 シーバット、又は、やまと。以後お見知り下さい」

しなの達は、天龍に自己紹介を終えると、いぶき達に話しかけた。

「てかさー。大丈夫だったん?いぶき?」

「大丈夫じゃろう。のう長門?」

「まあな、心配する必要は無い」

 

その脇でみらいが、雷に話しかけてる。

 

「鎮守府までどれぐらいですか?」

「すぐそこよ。みらいさん」

「そう、助かったわ」

 

そして睦月が、先日轟沈したと報告があった如月を見つけ、大泣きしている。

 

「如月ちゃん!生きてたの!良かった……ほんとうに…よかった…」

「ごめんなさいね。心配掛けちゃって」

「まあ、大丈夫か…」

 

天龍はいぶき達を見て呟いた。

 

「そういえば、いぶき達は一体どこから来たんだ?」

 

長門が、いぶき達の艤装を見て質問した。

確かに、いぶきやみらいの艤装は1門の主砲や、対空機銃にしても今まで見た事のない形をして居る。

 

「ああ、妾達は70年後の未来からやって来た」

「なるほど、70年後か…は⁉︎今何て言った?」

「じゃから、70年後の未来じゃよ」

「70年後…信じられん…いやしかし、それならあの艤装や艦載機の事も納得できる。…だか70年後…」

 

長門が何かブツブツ言ってる間に、雷がいぶきに話しかけている。

 

「いぶきさん、冷静過ぎじゃない?普通過去に来たら驚くはずだけど…」

「みらいは、前に過去に飛ばされたらしいからの、別にそこまで驚かんかったわ。妾としもきたは、異世界で竜相手に対空戦闘をした事もあるし、女になってタイムスリップぐらいでは驚かんよ」

 

次元が違う。

天龍はいぶき達を見て、心底そう思った。

 

♢ ♢

 

「大丈夫大丈夫大丈夫。そうだ、大丈夫に決まってるじゃないか。なにせこっちには、あのビッグ7長門が居るんだ。負ける気がしない。…しかし万が一にも誰かが、沈んでしまったら…うわあああああああ‼︎」

 

鎮守府の執務室で提督が叫ぶと、隣から冷静な声が聞こえた。

 

「提督、うるさいです。あと仕事して下さい」

「大淀は心配じゃないのか?」

「さっき、全員無事で帰って来ることを報告しましたよね?」

「そうだけどさ」

「あと、国籍不明艦隊が来ますので、歓迎の準備をお願いします」

「はい?国籍不明艦隊?…ああ、長官からの指示で歓迎しろって奴か、んじゃ行ってくるわ」

 

提督は、大淀に仕事を押し付けると、港へ向かった。

途中鳳翔に出会い、一緒に港に行くことになった。

 

「どんな人達なのでしょうか?」

「あー。報告によると、護衛艦2隻、輸送艦1隻、空母1隻、潜水艦1隻の5隻らしい」

「空母…どの様な子なのでしょうか?」

 

鳳翔は、空母の母と言われるだけあって、自分と同じ空母の事が気になるらしい。

自分は、護衛艦の方が気になるのだが。

 

「お、来た来た。あれが国籍不明艦隊か…。外見は艦娘と一緒だな」

 

沖から長門達や、見た事のない艦娘が現れたのを見て忙しくなりそうだ。そう思った。

♢ ♢

 

時間は少し前までもどる。

「…と、言うわけで、我々艦娘が、深海棲艦を殲滅する為に、日夜出現して居るわけだ」

「なるほど…つまり、第二次世界大戦初期に、深海棲艦が世界の国々を攻撃し、お互いの強力な敵が出来たからとっとと終戦して、深海棲艦と協力をして戦ったが、通常兵器が効かず、絶望している所にお主ら艦娘が現れ、深海棲艦と戦っておるのか…」

「そんなところだ」

 

鎮守府に着くまでまだ時間が有るので、長門がいぶきに、深海棲艦が現れてから現在に至るまでの歴史を教えていた。

しなの達は、もっぱら駆逐艦達と話してる。

 

「しなのさんは随分大きいですね。艦載機はどれぐらい入れてるんですか?」

「んー。全部合わせて75機だよ」

「え?100機ぐらいかと思ったんですけど?」

「いやー操縦技術が進歩してるから、そんなに必要ないんだよね」

 

「みらいさんはその主砲でどうやって戦うんですか?」

「私は、主砲ではなく、ミサイルと呼ばれる誘導兵器を使います。このミサイルは、撃ち墜とされない限り敵艦に当たるし、艦砲より遠くから撃てるので、70年後の艦はみんな装備してますよ」

「凄いですね」

 

「それは、ドラゴ○ボール!しかもまだ連載されてない所!あの、後で読ませてもらえませんか?」

「こんな所でドラ○ンボールのファンに会えるとは。いぶきに頼めば貸してくれますよ。あれ?なんでこの時代にドラゴンボール○が有るのでしょう?」

「ありがとうございます!あとモザイクが仕事してませんよ」

 

「しもきたさんのその艦載機は、どの様なのもなのですか?」

「私のは、アパッチと呼ばれる戦闘ヘリと、シーホークと呼ばれる哨戒ヘリの2種類があります。そして、このヘリは垂直に発艦が可能になりました!これにより、いぶきさんや、みらいさんは、このシーホークを搭載して哨戒が一気に楽に!」

「これなら駆逐艦の電も艦載機の運用が可能になるのです!」

 

と、こんな感じで、仲良くやっている。

これならすぐ馴染むな。

長門がそんなとこを思いながら、しなの達に話しかける。

 

「そろそろ、鎮守府だ。粗相のない様に頼む」

「りょかーい」

 

しなのが返事をし、長門が前を向くと、鎮守府が見えてきた。




ちょっと時間かかりましたがなんとか4日連続投稿出来ました。
しばらく地味な展開が続きそうです。
感想、お待ちしてをります。
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