もし、チート艦隊が、艦これの世界に転生したら。   作:トマホーク アンゴル

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歓迎会 上

ある執務室で、1人の男が倒れてた。

執務室の机の上には、1つの資料があった。

そこには、ある艦隊の補給よって消費された資材の量が記載されてる。

 

「何で艦隊の補給で、戦艦数隻分も弾薬が取られるんだ?70年後の日本は、こんなのを日常的に出撃させてたのか…?」

 

男は、意識を失う寸前、最後の力を振り絞りそう呟いた。

 

♢ ♢

 

提督が執務室で倒れる少し前。

 

「まあ!しなのさんの艦載機は今まで見た事の無い種類ですね!あと、しもきたさんのオートジャイロも!空母がたった70年でここまで進化するなんて!」

「いやー。空母の母たる鳳翔さんに言われると、照れるなー」

「いや、私は輸送艦何ですけど…」

 

「みらい殿、やまと殿。貴艦の世界では、戦艦はどの様に進化しているのだ?」

「長門さんですか。別に呼び捨てでも構いませんよ。戦艦はミサイルの発達で重要性が無くなり、消えてしまいました。今は空母や潜水艦が主力です。」

「戦艦が…消えただと…⁉︎」

「え⁉︎ちょ、長門さん⁉︎いきなり倒れてどうしたんですか⁉︎」

 

いぶき達が上陸し、ドックの妖精に補給を頼んだ所だ。

鳳翔や長門がしなの達と談笑?をしている間、いぶきは、執務室で提督と話し合ってる最中だった。

 

「では、いぶきさん。貴方達は、我々と共に深海棲艦の脅威に立ち向かってくれるのですね」

「ええ、深海棲艦によって人類が滅ぶと言うなら、神の盾の名を持つイージス護衛艦、断る理由がありません」

いぶきはいつもの様な言葉使いでは無く敬語で、提督と話していた。

「わかりました。これからよろしくお願いします」

「こちらこそ」

 

来客用のテーブルの上で、2人は握手を交わした。

♢ ♢

 

「お、いぶきが帰って来たよ」

 

鳳翔にファントムのスペックを説明していたしなのは、奥の建物から、いぶきとこの鎮守府の提督が出て来たのを見て、みらい達に言った。

 

「どうだったの司令官?」

「いぶきさん達は仲間になるのかしら?」

 

2人の駆逐艦が、提督に聞くと、提督はニッと笑って答えた。

「ああ、いぶきさん達は、我々と共に深海棲艦と戦ってくれるぞ」

それを聞いた2人は「やったー」とはしゃぎ、いぶき達に自己紹介をする。

 

「雷よかみなりじゃないわ」

「暁よ一人前のレディとして扱ってよね」

「よろしくたのむ。雷、暁。妾の名はいぶき。敵からは、灰色の魔王と呼ばれておる。そして、妾と同じイージス護衛艦の みらい、原子力空母の しなの、輸送艦の しもきた、そして、原子力潜水艦の やまと、シーバットと呼んでも構わんらしい」

 

自己紹介が終わった所で、提督は彼女達に、話しかける。

 

「よし!そうと決まったら歓迎会だな!」

「わかったわ。ほら雷!早く準備するわよ!」

 

暁が雷を連れて、行ってしまった。

 

「ああ、長門達は入渠しとけ。バケツを使っても構わないから、歓迎会までには直しておけよ。」

「了解した。駆逐艦達と…フヒヒヒ」

 

なんか不穏な事を言ったが、気にしないでおく。

 

「おい、いぶき。俺の名は天龍。フフフ怖いか?」

「いや、全然。むしろ勇ましいとか、可愛いとかじゃないか?」

「可愛い言うな!…そうか、勇ましいか、勇ましい…ふふふ」

「天龍、さっさと入渠を済ませるぞ」

 

長門が、天龍を連れて、入渠施設に向ったのを見て、

いぶきに話しかける。

 

「所で、君達の詳細なスペックを記録したいのだが」

「ああ、そういうことか。妾は別に構わんよ」

「そうか。じゃあさっそくで悪いけど、艤装を付けてくれないか?響達に測定を任せるから」

「わかった」

♢ ♢

 

「ふう…やっと終わった」

 

執務室に向かう途中、提督は呟いた。

何せ今まで見た事の無い艦娘を、こちらの味方にする為に説得したのだ。

まあ、あっさり了承してくれたのだが。

りあえず、まずはあの艦隊の補給が終わったから消費量を確認しなくては。

そう思い、大淀が持って来た資料に目を通すと、

 

「え?何これ?」

 

信じられない量の資材が書かれてあった。

鉄やボーキ、燃料は予想どおり。だが、弾薬の量が尋常じゃない量なのだ。

艦娘の弾薬は全て同じ物を原料とし、ドックの妖精が作ってくれる。

何故同じ原料から、主砲の弾薬や魚雷が出来るのかは、妖精の企業秘密により教えてくれないが、『まあしっかり出来てるからいいや』と、思って気にしないったのだか。

その資料には、『トマホーク』や『シースパロー』『死すべきは万物の潜水艦(アスロック・米倉)」なる兵器の補給に使った弾薬の合計の量が書かれている。

そしてその量は、長門型戦艦を5隻造っても、お釣りが貰える量なのだ。

 

「…グハッ‼︎」

 

それを一瞬で考えた提督は、吐血し倒れた。

そして初めに戻る。

 

♢ ♢

 

「うん…さすが未来の船だ」

 

鎮守府沖で響は呟いた。

今、ちょうど全員の測定が終わった所だ。

結果は、いぶき、みらい、しなのは、40ノットを出し、しもきたは35ノット、シーバットは、潜水中は、55ノット(響は、シーバットの機関の駆動音や、タンクの吸水音さえ聞こえず、いぶきに手伝ってもらった)と、化物と呼ばれてもおかしく無い速さだった。

 

「それで次は何をすれば良いのでしょか?」

「そうだね。次は私達と演習をして欲しい」

みらいの問いに響が答えると、しなのが口を挟む。

「え?演習?響ちゃんと鳳翔さんVSあたし達で?」

「そう、だけど実弾は使わずに…鬼ごっこのようなものだよ」

「ほう、鬼ごっことな」

「そうじゃあ私が鬼をするから逃げてね。鳳翔さんは待って」

「わかりました」

 

全員の確認が取れたので響は、いぶき達の機動性を確かめる為に、鬼ごっこを始めた。

 

ちなみ、響は、誰も捕まえる事が出来なかった。




歓迎会は1つの話にまとめたかったんですがね…

あと、お気に入りが見てみたらかなりの数があって小躍りしてました。
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