もし、チート艦隊が、艦これの世界に転生したら。 作:トマホーク アンゴル
「えっとここどこ?」
ある海で1人の少女が呟いた。
「いや、GPSの反応が無いんだけど。マジでどこ?中国のジャミング?てか先輩達は?あたごさん?ちょうかいさん?ゆうぎり先輩?せとぎりっち?けんりゅうさーん?おうみ先輩?あれ?ロストしてる。うわ、データーリンクが切断されてる!中国め、自分1人ならまだしも、よくも先輩を…‼︎トマホークがあったら全弾叩き込んだものを…‼︎あ、それ艦長が絶対に許可ださないか…」
少女は、仲間を呼んだが、返事をしないばかりか、データーリンクが切断されてるのを艤装についてるディスプレイで見て、歯ぎしりし、落ち込んだ。
「ん?何あれ?」
少女は近くにある岩場に、置いてあった本を手に取った。
「歴史の教科書…。名前は、『雷』さんの物か…。ふーん。深海棲艦って何?艦娘って何?あれ?」
そこで少女は、自分の置かれている立場を知った。
「え?…え⁉︎……あたし女の子になってるうううう⁉︎」
また、歴史が変わろうとしていた。
「暁、あたしの教科書知らない?遠征の時には、予習の為に持って行ったのだけど」
「なによ。教科書を無くしたの?レディじゃないわね。私のを貸してあげる!」
♢ ♢
「それでは!この度、鎮守府に新たな仲間が増えました!」
そう言うのはこの鎮守府の秘書艦、大淀。
そこは提督なのでは?と思うが、提督は、執務室で吐血し倒れていたので、代理として大淀が司会をしている訳だ。
「別に私は食べなくても大丈夫なのですが」
「歓迎してくれとるんじゃからそう言うな」
シーバットといぶきが、話している横で、しなの達が鎮守府の艦娘達と話している。
いぶきに、艦娘が話しかけてきた。
「あの、いぶきさんですか?」
「いかにも。何用じゃ?」
「私は、伊勢型航空戦艦 伊勢です。 あの、いぶきさんの艦載機を見せて欲しいのですが…」
ああ、そう言う事か。
「別に構わんよ。えっと、あったあった。これが妾の艦載機、シーホークじゃ」
いぶきが、シーホークを伊勢に貸すと、目をキラキラさせた。
「これが未来の艦載機…妖精に頼んで私にも付けてもらおっかな…」
そんな事を呟く伊勢を尻目に、みらいを探すと、ステージで歌っていた。
「嗚呼、我が沈めば祖国が沈む。1億特攻先駆けのぉ。黒鉄の城。不沈のわぁがぁなはぁ‼︎…」
そして、ステージの袖で、那珂と名乗った自称アイドルが歯ぎしりをしている。…自称とはいえアイドルがしていい顔じゃ無い。
「…やぁまぁと‼︎舞咲かせぇ飛沫を!ちょおど見頃の桜さながらぁ!せめて散るなら刺し違えよぉ!我は阿修羅の如く‼︎」
ステージには、大量の観客が声を上げてる。
うん、すごい歌唱力だ。
いぶきやシーバットはそう思った。
「少し、良いでしょか?」
「ん、大淀殿か…どうした?」
みらいのライブを見ていると、後ろから大淀が話しかけてきた。
「あの、提督が倒れた理由は知ってますよね?」
「ああ、なんでも妾達の補給に、尋常じゃ無い量の資材が消えたのじゃろ?」
「はい、それで今度、横須賀鎮守府で、1年に1度の大会があるんですよ。それの優勝者には…」
「資材が貰えるから、私達に出ろと?」
シーバットが、大淀の言葉を引き継ぐと、いぶきが言った。
「妾のせいで資材が消えたんじゃから、しっかり優勝して来る。心配せんでええ」
「はい、ありがとうございます」
そこまで話した所でみらいが歌い終わった。
「忘れないで。忘れないで。我は戦艦大和‼︎」
拍手に囲まれ、みらいは幸せそうだった。
♢ ♢
「加賀さん聞きました?」
「ええ、赤城さん。あの人達が鎮守府に接触、こちら側に着いたのでしょう。」
「そうです。会えませんかね?お礼をしっかり言いたいのですが?」
「大丈夫ですよ。恐らく、鎮守府対抗大規模演習に参加しますよ」
「そうですね。それまでしっかり訓練をしなくては」
♢ ♢
「先輩ー。私女の子になって、GPSが使えません。どこにいるんですかー?お願い致しますーでてきて下さいー。空母1隻とか、死亡フラグがビンビン立ってますよー」
今回は少なめでした。すみません。
次は戦闘のフラグ回ですね。