もし、チート艦隊が、艦これの世界に転生したら。 作:トマホーク アンゴル
鎮守府対抗大規模演習=横須賀祭
となっています。
「なにアレ⁉︎あれが教科書にあった深海棲艦って奴⁉︎マグロの親分⁉︎今までの刺身によって散って逝った仲間の分をキッチリ返すぜ!ってやつ⁉︎ちょ、死亡フラグ回収早すぎ!」
少女は、深海棲艦のイ級に追いかけ回されていた。
この少女はさっきまで、哨戒もせず、教科書を眺めてただけなので、イ級の奇襲を食らって逃げてるところだった。
「いやいやいや⁉︎あたしはマグロなんざ食べたこと無いよ⁉︎空母1隻に大砲持ってるマグロの大群とか、オーバーキルすぎでしょう⁉︎対艦ミサイルとか飛んでこないよね⁉︎…あ!無人島発見!逃げ込めええええ‼︎」
少女は近くの無人島に逃げ込み、イ級が追って来ないのを確認し、胸を撫で下ろした。
「はぁはぁ。空母 いぶきとあろう者が、マグロの親分ごときに…」
イージス護衛艦いぶきとは、別の世界で生まれた空母いぶきは、イ級がいた海域を眺めながら言った。
「まあ、こっちに来ないなら今のうちに、この世界の事を学ぶか…。あ、さっきのアレ、マグロの親分じゃなくて、イ級って呼ばれる深海棲艦なのか…」
そう言い、空母いぶきは教科書を読み始めた。
「んお…?」
「どうしたの、いぶき?」
「いや、今変な感じがしただけじゃ。戦闘には影響無いじゃろう」
「そう…」
♢ ♢
「おお、ここが横須賀鎮守府か…懐かしいのぉ」
「?来たたことがおありで?」
「1800億円の鉄クズと呼ばれた時にな。あれからずいぶん時間が経ち、しかも別世界の過去なのに変わらん物もあるんじゃな」
「1800億円の鉄クズ…」
いぶきと大淀が、横須賀鎮守府を見て話しているとしなの達が呼んでいる。
「おーい!早くエントリー終わらせて屋台行こうよー」
「わかった、わかった。…ところでみらい達は?」
いぶきは、しもきたや、みらいがいない事に首をかしげた。
「ああ、しもきたは運営委員会。みらいは、あっち」
「あっち…?あ…」
そこには、ステージの上で歌を歌ってるみらいの姿があった。
「鋼鉄ノ城に魅入られた男達!錨を上げぇろぉ!男達の望む平和は来たけど。そこに戦士達のすーがたはなく。君の墓標の上立つ平和なんて、望みはとぉくぅ…」
うん、楽しそうで何よりじゃ。
と言うかあの人数はおかしく無いか?200人ぐらいはいるぞ。
しもきた。お主はどさくさに紛れて何を販売しておるのじゃ?なんじゃその槍?因果必中の槍?今すぐ売るのを止めろ。
あと那珂ちゃん。出番を取られて怒るのはわかるけど、能面の般若みたいな顔になってるぞ。
いぶきがそう考えていると、
「あの…いぶきさんでしょうか?」
声が聞こえた。
「ん?…ああ、お主は」
いぶきはその顔に見覚えがあった。
「はい!五月雨です!あの時は助けて下さってありがとうございます‼︎」
「別に構わんよ。それにお主はあの時に礼を言っていたではないか?」
「いえ!しっかりとお礼をしていませんでした」
「ま、まぁ、わかった。と、お主良いのか?あそこにいる者がお主を待っておるぞ?」
「え?あっ。すいません!それでは」
五月雨がいぶきに頭を下げて去って行った。
「あれあれ~ひょっとして寂しいの~?って痛!」
「たわけ、エントリーするんじゃろ?その後に屋台を回ろう」
「賛成!」
「はぁ…何故原子力空母のお腹が減るのですか?」
「さっきまで腹の虫がうるさかったのだれかなぁ~?」
「ッ!沈めますよ!」
そんなこんなで、エントリーが終わり、しなのが嬉々として屋台を回る。
「おお、焼きそば!アイス!かき氷!この世はパラダイスだぁ」
「誰がパラダイスの代償を支払っとると思っとんじゃ?」
「あ、はい。すいません」
いぶきがしなのを睨むと、素直に謝る。
「あの、私はタコ焼きを…」
「おやおや?原子力潜水艦なのにお腹が…」
「ところで、原子力空母に核魚雷を撃ちこんだらどうなるか気になりませんか?」
「すきますよね!人間だもの」
「何をしとるんじゃ。…みらい達の分も買っておくか。タコ焼き5つ、頼む」
シーバットが、しなのと言い合っている間に、いぶきは、タコ焼きを買いながら呆れてた。
「楽しそうですね」
「ええ、わざわざ話しかけなくて良いでしょう」
「あ!加賀さん!この祭り限定の間宮アイスが売ってますよ!」
「⁉︎今すぐあるだけ買いますよ!」
「あれがイージス護衛艦 いぶき…」
「あの人が…噂ほど怖い方には見えませんね」
「ええ、見た目は、ただの世話好きの少女。灰色の魔王と呼ぶのも、馬鹿馬鹿しいです」
「そうですよね」
「しかし、油断は禁物です。彼女の実力は未知数…。絶対に油断しないように」
「はい!」
「あれが、灰色の魔王」
「どうする?戦ったら確実に負けちゃうよ!」
「大和さんに当たることを祈るしか…」
「はあ…なんか面倒な者に絡まれたのぉ」
「ん?なんか言った?」
「なんでも。ほれ、綿アメを買ってやるぞ」
「やったー‼︎」
「さぁ!次は、『海色』!いきますよ!」
『わあああああああああああああ‼︎』
「那珂ちゃんの出番を…!ライバルに絶対負けないよ!」
♢ ♢
「艦長~私の頭では理解出来ません~。助けて下さい~」
次は戦闘が始まると思います。
いや、始めて見せる!
あと、コメント欄に、『空母いぶき』の名言が書かれていました。
かわぐちさんの名言はいつまで経っても心の中に残りますね。
自分が好きなのは、『沈黙の艦隊』での名言です。
私には『やまと』が呼んでいるように聞こえる…我と共に戦え…と!
皆さんは、どの様な名言が好きですか?
余談ですが、みらいは歌が物凄く上手いです。
余談の余談
あと、アスロックで有名な米倉さんの「やらなきゃ、やられる」も、ネタ的な意味では無く、自衛隊の弱点[専守防衛]の事を指摘してる様に聞こえます。