SAO 想像日記   作:LOGO

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パーティメンバー登場と言いつつ、今回からがメインですみません。

駄文ですが読んで頂けると嬉しいです。


出逢いと冒険

リズは女性プレイヤーと並んで腰を降ろしていた。

 

あれから採掘目的でこの場に来た事も忘れ、久し振りに女の子との会話に花を咲かせていた、まぁ、ガールズトークといった内容からはかけ離れていたけど。

 

「私はリズベット、リズって呼んで!宜しくね!」

「私はリーテン、こちらこそ宜しくね!」

 

仲良くなったリーテンという戦闘クラスの小柄な女の子と初のフレンド登録をして、お互い限界まで採掘し街を目指して歩き出した。

 

「いやー女の子なのにタンク志望って度胸あるよねぇ」

「リズも女の子なのに鍛冶屋さんなんて…色気がな…」

「な!なんだとぉー?」

「わー冗談じょうだん!」

お互い顔を見合わせて笑う、こんなに笑ったのは久しぶりだな…いやSAOでは始めてか、など考えながら

「そーいやリーテンは固定パーティとか、他に仲のいい子とかいるの?」

何気なく発した言葉だったが、気づくとリーテンは(うつむ)いていた。

ごめんと謝ろうと思った時、勢い良く顔を上げたリーテンは言った。

「それがあの人達、女のタンクなんて信用出来ねーとか言ったんだよ!本当頭きちゃってさ!それ以来ソロ道まっしぐらだよ」

拳を握りしめ瞳をメラメラと輝かせながら言うリーテンを見ながら

「私はレベル6までパーティ入ってたけど、それはそれで色々大変だったよ…」

と苦笑いを浮かべるリズであった。

 

その後、男性プレイヤーに対する不満をあれやこれやと言い合ったり、数度の戦闘を終えて街に辿り着いた。

お互いの鉱石をリズがインゴットに加工し、再びフィールドに出て夕方まで狩りをして街に戻った。

 

「ここ結構気に入ってるんだ!」

「こんなとこにレストランなんてあったんだね、さっすがリズ!」

二人は、小さなレストランで食事をしながら他愛もない会話を楽しみ宿屋へ向かった。

ちょうどリーテンの宿の更新時期だったようで、リズと同じ宿屋に移動してお互い「おやすみ」と言って部屋に入る。

 

翌朝から、リーテンのレベル上げを最優先でクエストを進め、鉱石も少しづつ掘りながら戦闘をこなすといったスタイルで、2日目に入った。

 

「リズは右のをお願いっ」

「はいよっ」

早朝からフィールドに出た二人は、すでに3時間ほど狩りをしていた。

草原エリアに出現した青イノシシ、フレンジーボアをってからリーテンに声をかける。

「そろそろ休憩にしよっかー?」

数秒遅れてイノシシに止めを刺したリーテンが振り返りながら

「そうだね!ストレージも…」

その時、加算経験値&ドロップアイテムのウィンドウが開き、同時にファンファーレが鳴り響いた!

「おぉ!おめでとうリーテン!」

「やったー!!ありがとうリズ!」

 

出会ってからの狩りとクエストの報告で、リーテンのレベルがようやく4→6に達し大いに喜び合うと、街に戻るべく足早に移動を開始する。

 

街の小さないつものレストランに足を踏み入れNPCウエイトレスに、リズはこっそり用意しておいたボトルを渡し席に着く、すぐさま飲み物を運んで来たウエイトレスを見送りグラスを手に取る。

シュワシュワと泡立つ琥珀色の飲み物を見てリーテンが、

「何、これ?こんなのこの店にあったっけ?」

「ふっふっふ、お祝いに紅茶や野菜ジュースみたいなのじゃ雰囲気でないでしょ!一番シャンパンっぽいの探して買っておいたの!」

「うわぁーありがとー」

「ささっ、乾杯乾杯!」

グラスを合わせ、おめでとうと言ってから飲み干すと、戦闘で疲れた体に心地よい炭酸の刺激と程よい甘さが染み渡る。

お昼までもう少し時間があったが昼食を取ることにして注文をする。

サラダとスープとパン二つがセットになったメニューを食べ終わり、残っていたシャンパンの様な少し甘い飲み物を再度グラスについでもらってから

「実はプレゼントがあるんだ」

「えっ」

リズはニヤリと笑い、驚きで目を丸くするリーテンを見ながら、素早く実体化させた物を手渡す。

「こ、これ、貰っていいの?」

「あったりまえでしょ!遠慮なく使って!知り合いの職人に頼んで作って貰ったんだ」

「ありがとうリズ!ちょー嬉しい!正直一層二層じゃ、あんまりいい盾売ってないみたいだし、どうしようか悩んでたんだよー」

「これで見た目もタンクらしくなるね!」

「あはは、あとは、ぱっと見 女って分からない様に、顔が隠れる兜でも被らないとかな?」

「えぇー!あー…でもあれかぁ、被ったほうがいいのかもねぇ、間違いなく防御力は上がるだろうし…」

 

SAOでは圧倒的に女性プレイヤーが少なく、戦闘をしているパーティにも殆ど見かけない、

さらにその女性プレイヤーの武器はロングスピアなどの長物が多く、タンクをやっている女性など見たこともなかった。

見た目で性別が分からないようにした方が、何かと便利で都合がいいかもしれない。リーテンの戦いっぷりなら顔を隠せば女性だと見破られる事も少ないだろう。

 

「お返しは何がいいかな?」

盾のプロパティや細部を見てニコニコしていたリーテンが言う。

「お返しなんていいよ、リーテンの分の鉱石も加工してスキル値稼がしてもらったから」

「えぇー、それじゃ吊り合わないよ!うーん、何か考えてみる」

「いいって、これからまた鉱石掘ることもあるだろうしさ」

「うーん、うーん」

 

 

ウィンドウを開いてストレージを確認しているらしいリーテンを見ながら、リズは微笑みシャンパンを飲み干した。




タンク。壁、壁役。戦闘時モンスター全体のヘイトを稼ぎ、攻撃を一身に受けるHP、防御力共に高いビルドのプレイヤー、又は職業をさす総称。
ヘイト。モンスターが誰をターゲットにするかを決める目には見えない隠し設定。与えたダメージや攻撃回数、使用したスキルなどで常時変動しています。
モンスターにターゲットされたプレイヤーは、タゲられた、とかタゲが移ったとか言います。
SAOでは筋力に振ると攻撃力も上がりそうなのでなかなか攻撃力もあるんじゃないかと思います、その分スピードがあまりなさそうなので手数には劣る、といったところでしょうか。

リズの初フレはアスナかとも思いましたが、リーテン達と会話する場面で特に反応が無かったので、まだ出会ってないのかと思い記念すべき第一号はリーテンとなりました。ほとんど彼と行動してますからね。
リーテンはどの様なキャラなのか、まだよくわかりませんが、元々リーテンと出会った頃を想像して作った話しですので、そこは妄想全開ですみません。
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