真が紅魔館に住みついた2、3日後。
彼のこんな一言から事件は始まった...
「なぁ命、お前も一応戦えるんだろ?だったら俺と組手しようぜ、最近休暇の日が暇すぎて辛いんだよ〜」
「戦えなくはないけど...俺じゃ真君の相手にならないよ?」
「なら、やってみよう...ぜっ!」
その一言と共に真は高く飛び上がり、容赦なく命の脳天にかかとを振り下ろした。
「もうやだ…」
命はそう呟きつつ後方にステップしてかかと落としを回避、更に飛んできた掌底を真の下腹部に滑り込むようにして捌き、ガラ空きの腹部に右で一発。
明鈴に武術を教わっていた事もあり、動きは完璧だった。
「痛った!?お前の腹筋鋼かよ!?」
...動きは。
命が右手を押さえて悶絶している所に真が手をのせた。
「今の動きすっげえじゃんか!なぁ、どうやったんだ今のやつ!!」
「痛ってぇ...どうしたらそんなに頑丈な体になるのさ...」
そんなこんなあって数分後。
再び真と命が向かい合っていた。
しかもレミリアの前で。
(おいおい...どうしてこうなった...)
「さぁ、さっさと戦いなさい。そして私を満足させなさい!」
とりあえずどうしてこのような状況になったか。
理由はいたって簡単、2人で実践練習も交えた特訓をしていたらレミリアに、
「面白そうなこと、しているじゃないの?私にも魅せなさい!」
と言われたのだ。
明らかに「みせる」の字が変わってるけどもうこの際無視でいいね?
てなわけで。
先に動いたのは命だった。
「俺から行くぜ、『旋風』!」
空を切った手刀が風の刃を生み出し真を襲う。
真はそれを左手で埃を払うかのように消し去った、と同時に一気に距離を詰め、左ストレートを顔面に放った。
「おっ、手応えあり!」
真は一瞬、勝利を確信した。
しかし、拳の先には白く輝く刃があった。
「メインはこっちなんだから使っていいよな?真。」
「いいだろう、返り討ちにしてやんぜ?命。」
そこからはたった数手で決着がついた。
結果は命の惨敗。
剣を使って火やら冷気やらを直に当てたところで、肝心の刃が通らないからダメージなんて入らない。
そのくせ、真の一撃一撃は重く、避けても受け流しても消耗する一方。
ほとんど勝負になっていなかった。
「命、お前剣捨てて体術で戦った方が強えんじゃねえのか?」
「と思うでしょ?でも体術だと攻撃が全くと言っていいほど通らないんだよねぇ...」
「そうか?命は結構いい体つきだから力の使い方だと思うぞ?」
「そうか...」
「俺が少し教えてやるよ、向こうの森へ行こうか」
「それはありがたい、なら俺も体捌きを教えるよ」
こうして2人の休暇は消費されていくのであった。
まず言いたいこと。
主人公の戦闘手段が剣なのか拳なのかこれもうわかんねぇな?
ってなわけで。
どっちを使うかは気分で変えるということでいいね?
命「やっぱり俺は器用貧乏なのか...」
あと、不定期更新に変えます。
多分月1位のペースで出せるとは思いますが、かなり不安定になると思います、生ぬるい冷たい目で応援頂けるとありがたいです。
ではでは。