前回はいきなり番外編なんて書いてしまい、ホントすいません...
命「ほんとにいきなりだったな」
いや〜書きたくなっちゃった、テヘ
命「おいおい...」
あ、今回は普通に行きますよ〜
命「当然だな」
それでは、また後書きで〜
第7命・命の過去〜前編〜
「そういえば、命さんは幻想郷の外から来たんですよね?」
「うん、そうだけど。それがどうしたの?咲夜さん?」
「いや、どういった流れでここへ来たのかな、と思いまして」
「ああ、それを話すと長くなるんだけど...時間はあるの?」
「大丈夫です」
「それじゃ、ちょっと...いや、かなり重い内容だけど、聞いてくれる...?」
「もちろんです」
「わかった。今覚えているすべての記憶を語るよ...」
それは、本当に突然の出来事だった。
彼はまだ16にすらなっていなかったが、何かを求めてただただ世界を旅していた。
何を求めているのかも分からず、何をするべきかも分からなかったが、とにかく歩き回った。
静かな森、心地良い風が吹く草原、極寒の吹雪の中、日差しの強い孤島...
ありとあらゆる所を巡り、様々な経験をしたが、いつも何かが満ち足りない感覚だった。
そんな彼はいつも思っている事があった。
「この世界を抜け出したい。自分が何を求めているのかを知りたい。今までに無い経験をしたい。」
そんな事をいつも頭の片隅で考えながら、いつものように歩んでいた彼だったが、その日は、その日だけはいつもと違った。
(あれ?俺はこんな所を歩いてたっけ?そもそもこんな所あったっけ?)
今まで見たことのない景色。無機質で、空は暗く、人の気配もない。
戻っても意味が無いので、とにかく前へ進み続ける。
彼は、初めて人に会える事を願った。ずっと孤独に生きてきた彼が、初めて孤独である事を恐れた。
恐怖を抱きつつ、歩み続けると、川のほとりに人が集まっているのが見えた。
駆け寄って見てみると、川は濁っており、人々の目には生気がない。
(何なんだ?こいつら...)
周りの光景に警戒をしつつ、さらに辺りを見渡すと、船の上に紅い髪をした少女が立って人々と会話していた。
彼女なら問題なさそうだ。
...肩にある鎌を除いて。
とにかく、他に話が出来そうな人はいそうに無かったので、話しかけてみる。
「あの〜、ここは一体どこなんです?」
「ん?ああ、君が暁月命かい?」
「はい、そうですけど...」
「それなら、ちょっとこっち来て、これ乗って?」
船に乗るように言われる。
今は対抗する手段も意味も無いので従う。
船はゆっくりと陸から離れ、水面を滑るように進み出した。
「それで、ここは一体、どこなんでしょう?」
「ああ、ここは死んだ人間が来る所だよ」
「って事は、俺は死んだんですか?」
「いや」
意外な返答に命は驚く。
「お前さんは上の人から呼ばれてる見たいだよ、私には関係ないけどね」
「上の人?」
「うん」
「閻魔大王様だよ」
命さん。あんた旅人だったの?
命「うん、物心ついた時から気ままに流れる生活をしてたよ」
いいなぁ、このご時世、そんな事はほぼ不可能と言ってもいいからね。
命「?そうでも無いよ、何度も盗みにあったし、人身売買に巻き込まれそうになったし、病気の時とか誰も助けてくれないし」
命さん、あんた、相当苦労してきたんやな...
命「そろそろ話が暗くなり過ぎて来てるからおわろう。」
次回もよろしくお願いします!