バトルシーンの描写が難しい…
「私のアビリティは〈
「……驚いたな。まさかそんなアビリティがあるなんて」
「えへへっ!私のアビリティの前では、レベル差も、属性色も関係ありません!」
なかなかに厄介なアビリティを持っていた。さすがメタルカラー、というところか。
でも……
「それでも、経験の差までは埋められないはず!いくよ!」
ステータスが同程度、ということは単純に攻撃を多く当てた方が有利ということだ。
僕は伊達にレベル5になったわけじゃない。経験の差を活かし、ラッシュをかけることにした。
しかし…
「ハァッ!」
僕の下段からの大ぶりの一撃は、あっけなくはじかれた。
そしてそこに隙ができてしまった。
「〈ブレイビングスラッシュ〉!!」
「しまっっ!」
僕は強力な必殺技の一撃をもろに受けることになってしまった。
おかげで僕はふっ飛ばされ、HPゲージが一気に6割も削れてしまう。
「私、こう見えて対戦経験は結構豊富なんですよ。レベルが4なのは、単にレベルを上げていないからです。レベルを上げない方が、相手のステータスが下がりやすいですからね!」
まるで、自分より強いものと戦うことを強いるようなアビリティだ。
「充分だ」
僕は起き上がるとそう言った。
「はい?」
「キミの実力はもう充分わかった。強いよ、キミは」
「えっ?えへへ。そうですか」
「キミなら、あいつらに対抗できるかもしれない」
僕はそうつぶやいた。
「じゃあ、僕もそろそろ本気を出そうかな」
「負けません!」
僕はダッシュでブレイブさんに詰め寄り、さっきよりも強力な一撃を繰り出す。
「くっ」
そして案の定ブレイブさんは、剣でそれをガードする。
どうやら、僕の予想は当たっていたようだ。
ブレイブさんは、自分のアビリティの特性上、相手の通常攻撃は回避するより、ガードすることの方が多い。
そしてそれは正しい。相手の攻撃があまり大きな痛手にならず、攻撃を繰り返す方が有利になるそのアビリティの前では。
でも
「僕の攻撃を剣で止めたのは失敗だよ!ブレイブさん!」
僕はブレイブさんの剣を〈ライフリーパー〉の刃に挟んだまま、必殺技発声をした。
「〈ギロチンカッター〉!」
「えっ!?」
〈ライフリーパー〉の刃が剣を巻き込んで閉じ、バキン!という音と共に剣は折れてしまった。
「なっ!」
折れてしまった剣を携えながら、ブレイブさんは刃の届かない範囲までバックステップで逃げる。
しかし。
「それも失敗だよ!〈インディゴ・ジェノサイドカッター〉!!」
「きゃぁ!」
〈ライフリーパー〉の振りと同時に衝撃波が放たれる。
それはブレイブさんに直撃し、HPを8割強も削る。
これで、ブレイブさんの残りHPは1割もない。
さっきの僕のように倒れているブレイブさんに駆け寄る。
「えへへ。私の負け、ですね」
「キミも強かったよ。僕はあのアビリティの弱点に助けられたようなもんだ」
「そこまでわかってたんですね」
あの〈
それは、
僕はあの時、ブレイブさんの必殺技をまともに受けていた。
同程度のステータスならばもっと大きなダメージを受けてもおかしくなかった。
しかし実際に削られたのは6割程度。
つまり必殺技のダメージに関しては影響の範囲外ということなのだろう。
「さて、」
ここからが本題だ。
「キミに頼みたいことがあるんだ」