―回想終了―
「と、いうことなんだ」
僕がバーストリンカーになるに至った経緯を、3人は黙って聞いていてくれた。
「そんなことがあったんですね」
「うん。…それで、キミたちには僕たちと一緒に戦ってほしいんだ。<プリズム・ミラージュ>と」
「なんで私たちなの?」
セイバーさんが尋ねる。
「さっきも言ったけれど僕、というかボマーの仲間はミラージュに奪われてしまった。僕たちは1人でも多くの仲間がほしくて、それで僕はマキから一緒に戦ってくれる仲間を探すように言われてるんだ。僕は直接戦ってみて、ブレイブさんは十分やつらと戦えるほど強いと確信したよ」
「そんな、私なんて……」
「そうそう。なんたってレイは『ハイレベルキラー』の異名を持ってるんだからね!」
「そ、そのあだ名はやめてくださいってば…」
スターさんの茶化しに、ブレイブさんは照れながら否定をする。
しかし、顔は笑っているので、どうやらまんざらでもないようだ。
「というか、今の『レイ』っていうのは……」
「ブレイブのあだ名だよ!真ん中の2文字をとったんだ!」
と、スターさんが答えた。
「どこで誰が聞いてるかわかりませんからね。もちろん、普段はリアルの名前で呼んでますけど、公共の場でBBの話をするときはこんな風にお互いをあだ名で呼んでるんです」
なるほど。
「ちなみに、セイバーのことは『セイ』ちゃん、スターのことは『ファイ』ちゃんって呼んでます。マンティスさんも私のこと『レイ』って呼んでいいですからね」
「あ、ああ、考えておくよ」
「それで話を戻すけど、要するに私たちをアンタたちの戦いに巻き込むつもりってことだよね」
「ちょ、ちょっとセイちゃん、そんな言い方…」
「いや、その通りだよ。僕たちの力だけでは奴らに勝てない……。もちろん、お礼もちゃんとする。だから…頼む」
と言って、僕は頭を下げる。
「…わかったよ。レイ、ファイ、いいよね」
「セイちゃん……。うん、いいですよ」
「セイ……。うんっ!」
「ありがとう。早速で悪いんだけど、3人ともレギオンには入ってる?」
「いえ。私たちは入ってないですけど…」
「それなら、僕たちのレギオンに入ってほしい。もちろん一時的で構わないし、強制もしないからレギオンに入りたくないならそれでも構わない」
「まあ、そこは乗り掛かった舟ってことで、私は入ってもいいけど?」
「私も、別にいいけど」
「私もレギオンに入ってみたいです!」
3人とも、その辺には寛容なようで良かった。
「ありがとう。なら後で手続きをしよう」
「あれ?確かレギオンマスターはボマーさんって方なんじゃ…」
「ああ、今はボマーからレギマス権を委託されてるんだ。自分はやることが多いから、僕がレギマス権を行使できたほうが何かと便利だろうってことで」
「なるほどね」
僕はもうすっかり薄まってしまったアイスコーヒーを飲み干して、ひと息つく。
「じゃあ改めて、僕たちのレギオン<プロトスター・グリッツ>にようこそ!」